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今回は、史上初めて見つかった太陽系以外の惑星の中心の星、
この星が実はものすごくレアな星だったんじゃないか、
そんなお話をしていきたいと思っております。
最近はですね、ジェームス・ウェップ宇宙望遠鏡の活躍により、
太陽系以外の惑星の理解がどんどん深まっていくことが期待されている中で、
じゃあ、過去見つかった星たちもどんどん理解が深まっていく。
そうすると、じゃあ真ん中の星って一体どんなものだったのか、
地球にとっての太陽は特別なのかどうか、そんなお話がどんどん深まっていくと思いますので、
今回はこちらについて紹介していきたいと思います。
【佐々木亮の宇宙話】
2022年7月19日、始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、
天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが650を迎えるというところで、
ちょっと前にですね、650を超えたみたいなところで話をしましたが、
あれはミスだったというようなところは置いておいて、
今回で記念すべき650回目の放送を迎えております。
ということで、じゃあ早速今日の本題に行きたいと思います。
今日の本題は、私たちのような太陽系にある惑星以外というところで、
境外惑星というのが注目されていますが、
その境外惑星についての研究を紹介していきたいと思います。
なおですね、今回のお話は大人気宇宙ポータルサイト、ソラエとのコラボ企画になっております。
概要欄に記事のリンクを貼っておきますので、
記事で見ていただいても、音声で見ていただいても、
両方で楽しむことができるようになっているので、
ぜひそちらも覗いてみてください。
はい、ということで、じゃあ早速今日のお話に行きたいと思いますが、
今日のお話ですね、実はこのコラボ企画にものすごく適してるなと思っているようなお話です。
というのも、私たちは太陽を中心とした太陽系と呼ばれる、
普通の一般的な恒星の周りを回っている惑星に住んでいるわけなんですね。
ただ今回ピックアップするのは、中心の星が普通の恒星とはちょっと違う、
パルサーと呼ばれる天体なんです。
このパルサーっていうのは、ポッドキャストでも何度か紹介してきたとは思うんですが、
宇宙空間でいうところの灯台みたいな役割、ライトハウスですね。
ライトハウスでいいんだっけ、灯台って。
はい、灯台です。
あの、例えば港まで行くと、定期的に光を遠くまで飛ばす、あのブオン、ブオンっていうのがあると思うんですけど、
あれみたいな形で宇宙空間に存在しているものをパルサーと呼ぶんですが、
そんな星が中心にあるというような、そんなちょっと不思議な太陽系以外の惑星のお話をしていこうと思うんですね。
このパルサーっていうのが若干ややこしいなっていつも思いながら、どうやって説明しようかなと思っているところで、
今回のコラボ企画で文字でも楽しむことができれば、少しずつこのパルサーっていう天体についても皆さんに理解してもらえるんじゃないかなと思って、
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このトピックをコラボとして選ばせていただいております。
でですね、じゃあ早速本題行くわけなんですけど、そもそも今太陽系以外の惑星のお話がどんどんどんどん加熱している中で、
じゃあ一体惑星ってどれぐらい見つかってるのか?
昨日も同じような話をさせていただいたんですが、だいたい今4,000個以上見つかってるっていうところに行ったと思いますが、
最近はもうどんどんその発見の数っていうのが増えていってて、なんと5,000個以上になっているというのが最新の数字だそうです。
で、その中でじゃあ一番最初に見つかった太陽系以外の惑星って一体どんな星だったのかっていうと、
今からちょうど30年前、1992年に見つかった2,000光年先にある星、しかもこれがパルサーと呼ばれる今回重要な星と言われている天体の周りで見つかったんですね。
で、ここで見つかった惑星があったからこそ、あれこれって太陽系以外でも惑星って見つかるんだみたいなところがスタート地点になり、
そこから今何とも5,000個以上見つかっているっていうような状況です。
ただですね、ポッドキャストでお話ししてきた太陽系以外の惑星を見つけていくっていう方法なんですけど、
これぜひ昨日のポッドキャスト649話も聞いていただいた上でお話、理解していただきたいんですが、
このある太陽みたいな星があった時に、太陽系以外の惑星をどうやって見つけるかっていうと、
ものすごく目のいい望遠鏡を使って、その太陽みたいな星の前を何も光っていない惑星が通過する時の、
本当にちょっとした光の減光、光が弱まるタイミングで見つかるっていうトランジット法と呼ばれるものを用いて、
観測をずっと行ってきたっていう背景があるんですね。これが最近の主流になっていて、
大体最近、太陽系外惑星が見つかった、エグゾプラネットが見つかったっていう話が来た時は、
大体その手法を使ってるんですが、今回はちょっと違うんですよ。
パルサーと呼ばれる天体は、さっき言ったみたいに港にある灯台、光を飛ばすあの灯台の役割を示しているという風に言われているような天体なので、
例えば、すごくざっくりとした見積もりで言うと、1秒に1回こっちをピラッピラッと光を照らすような、
そんな星が例えばパルサーとしてあった時に、いつも1秒ごとにどんどんどんどんその光っていうのを飛ばしてくるのに、
あるタイミングでちょっとだけそのパルスのタイミングがずれる、つまり光を照らすタイミングが0.1秒とかずれる、
みたいなそういう現象が起きてしまうんですね。
これが何でかっていうと、近くに、近くというかその天体の周りに太陽系外惑星、
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惑星がその周りにぐるぐる回っていると、その惑星の重力の影響によって、
パルサーのタイミングが灯台が1秒ごとっていうのじゃなくて、
例えば0.9秒になったりしてしまったりするというようなところがあり、
そのパルサーのタイミングのずれを見るというところでパルサータイミング法と呼ばれてるんですね。
このパルサータイミング法っていうものを用いて、30年前に初めて太陽系以外の惑星が見つかったわけなんですけど、
最近はトランジット法って呼ばれるものが主流になってきて、
じゃあそもそもパルサーと呼ばれる天体の周りに太陽系以外の惑星が見つかるのかっていうところですね。
ここが非常に重要なポイントになってくるっていうのが、最近の研究で行われていた部分になりました。
しかもですね、その30年前に見つかったものっていうのは、
だいたい地球の4倍ぐらいの重さの惑星だったりするわけですよ。
っていうところで、10倍とか50倍とかそういった数字ではなく、
結構比較的地球に近そうな、そんな惑星だったというところで、
じゃあ同じような惑星が一体宇宙空間でどれぐらいあるのかっていうところを調査していこうっていうふうにやったときに、
ある研究チームがですね、800個のパルサー、宇宙空間にある800個のパルサーを対象に、
質量がだいたい地球の100倍までの間、
そして光点周期と呼ばれる、私たちが太陽の周りをぐるっと回るのが1年間ですよね、光点っていうのは。
で、それの周期っていうのが20日から17日っていう間で回っている天体っていうのを調査してあげた結果ですね。
なんと800個を見に行ったときに、
地球程度の質量がある境外惑星は少なくとも2つっていうところだけしか見つからなかったということなんですね。
で、これ全体でざくっと計算し直していくと、
なんと、今まで知っているパルサーと呼ばれる全体のうち、
そういった惑星が見つかるのってわずか0.5%しかも未満、
0.5%未満っていうところの情報が今回の研究によって明らかになったんですね。
つまり、私たちの今、本当に5000個とか見つけている太陽系以外の惑星っていうのの発見に役立った30年前の発見っていうのは、
実は宇宙空間の中ではものすごくレアで、
そのパルサー法で見つかったことによって、今の太陽系以外の惑星の探査、
そして、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡が、
例えばあの星に水があるぞっていうような話をどんどんしていくことができたりだとか、
そういった意味で発展していってるっていうところで、
何か偶然のところからスタートしたような、そんな研究結果だったにも関わらず、
今のこの宇宙研究の現状を支えている面白い発見だったなっていうところが、
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今回の研究で明らかになったんですね。
つまり、30年前に発見されたパルサー周りの太陽系以外の惑星っていうのは、
非常に珍しいものだったというところで、
これからの研究でもっと宇宙空間全体での議論っていうのに発展させていって、
それが果たして本当に珍しいのかどうかみたいなところを詰めていくっていう、
そんな発展があるみたいなので、これからもぜひですね、
そういった研究内容出てきたらポッドキャストでも紹介していきたいと思います。
ということで、じゃあ本日は以上とさせていただきたいと思います。
でですね、毎日恒例の緊急報告もさせていただいているわけなんですが、
7月19日、本日から宇宙話がメディアパートナーとして選出していただいているスペースタイドがスタートしております。
このスペースタイドは宇宙産業のカンファレンスとしてはアジア最大級となっていて、
その話っていうのをいろいろ2週間前とかのゲスト会で森さん披露に来ていただいて、
いろいろ運営側からお話いただいているっていうような状況になっていたりします。
僕も明日、明後日ですね、7月20、7月21日は現場に行こうと会場で参加するっていうような予定になってますので、
もし宇宙話聞いてる方で現場で見かけた方はですね、
お声掛けいただけたら嬉しいなというふうに思っております。
そんな感じでですね、最近はいろいろ大きいところと組ませていただいてやらせていただいているわけなんですね。
今回の宇宙ポータルサイト、ソラエとのコラボ企画もそうなんですが、
ソラエもメディアパートナーとして選出されているというような状況になっているみたいなので、
会場でまたそんな担当者の方とお会いできたら面白いななんていうふうに思っていたりします。
このイベントを通してね、ポッドキャストをさらに大きく、
宇宙業界の人にもっと知ってもらって、これからどんどん横展開していけたらいいなというふうに思っているので、
会場でちょっと営業活動というか、お声掛けいろいろできるように頑張っていきたいと思います。
そんなSpaceTideのCXアドバイザーをやっているヒロのゲスト回、第3回目をですね、
明日公開していきたいと思っておりますので、明日の公開ぜひ楽しみにしておいてください。
ということで、じゃあ本日は以上とさせていただきます。
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