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2022-07-18 12:27

649. ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡に期待される成果は地球探査!?

綺麗な銀河の画像を披露してくれたジェームズウェッブ宇宙望遠鏡。

このJames Webb Space Telescope (JWST)に期待される活躍の一つに「系外惑星の大気調査」があります。

今回はそんなお話。


ソース

https://exoplanets.nasa.gov/news/1706/discovery-alert-two-new-rocky-planets-in-the-solar-neighborhood/


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今回は、今話題のジェームズウェッブ宇宙望遠鏡が、一体今後どういった成果を残し得るのか、
っていうようなお話を、最新の研究をベースにお話ししていきたいと思います。
特に今回注目するのは、私たちが住むような地球ですね。
この地球みたいな惑星っていうのが、実は太陽系以外でもいくつか見つかり始めていて、
それの大気の研究、空気ですね。大気の研究っていうところに、ジェームズウェッブ使われるんじゃないか。
先日、様々な成果、そしてとても綺麗な宇宙の銀河の画像を出してくれましたが、今後の成果も非常に期待というところで、今回はそちらのお話をしていきたいと思います。
3、2、1
イグネーション
ヒップ
スペース
スマブラックホール
ジャパンチャート
佐々木亮の宇宙話
2022年7月18日始まりました。佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、最新の宇宙トピックを天文学で博士号を取得した専門家の亮が毎日お届けしております。
ということで本日のエピソードで647?
648?
649ですね。お届けしていきたいと思っておりますが、早速今日の本題に行きたいと思います。今日の本題はジェームスウェップ宇宙望遠鏡の活躍が期待される境外惑星の研究というところのお話をしていきたいと思います。
先日とても綺麗な銀河の画像、そして遠くの宇宙にある惑星から水を発見したなんていうところのお話を
ジェームスウェップ宇宙望遠鏡の成果としてお話しさせていただいたと思うんですね。そんな中でじゃあ
今後どういう成果をジェームスウェップは残し得るのかっていうようなお話だったりっていうのをまた最新の研究と絡めてお話ししていきたいと思っております。
で、今回紹介するのは惑星の研究です。つまり私たちが住むような地球ですね。地球のようなある恒星の周りをぐるぐる回っている惑星に対しての研究です。
これまでに宇宙話の中でも何度かお話ししてきましたが、太陽系以外の惑星、境外惑星と呼ばれるものですね。
英語で言うとエグゾプラネットです。この星たちを見つけていこうという動きは最近結構活発に進んでいて
それこそ僕が博士論文を取るってなった時とかにちょうど打ち上がったテスと呼ばれる望遠鏡があるんですけど、このテスって呼ばれる宇宙望遠鏡
これも宇宙望遠鏡なので、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡みたいに宇宙空間に飛んでいる天文施設みたいな大きい望遠鏡が人工衛星として打ち上がっているんですね。
このテスと呼ばれる人工衛星は一体どんなことをするのかっていうとものすごく目がいいんですよ。
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ものすごく目が良くて、それのおかげで例えば遠くの星、遠くの太陽みたいな星っていうのを見た時にそれの前を通過する小さな惑星まで見つけることができると
これをトランジット法と呼ぶんですが、そのトランジット法っていうのを用いて、つまり遠くの星の前を横切る、その星の周りをぐるぐると惑星が多分回っていたとして、その時に太陽みたいな星の前を惑星が通過する時に一瞬暗くなる
本当にちょっと人間の目じゃ絶対わからないみたいな、それぐらいの変化っていうのを見つけていくことで太陽系以外の惑星、エグゾプラレットをどんどん見つけていくっていう成果を残している点で望遠鏡があるんですね。
で、それですでに過去に4,000個以上の太陽系外惑星っていうのが見つかっている状況です。確か4,400とか超えていたんじゃないかなと思うんですね。
そんな中で、その手数が見つけてきた太陽系外惑星の中で、今回また新たに2つ地球に似た星っていうのが見つかりました。
で、今回紹介するのはだいたい30光年ぐらい離れたところにある、32光年ですね。
32光年離れたところにある、恒星の周りを回っている2つの系外惑星です。こちらHD260655と呼ばれるような天体になっていて、この天体最近見つかったっていうところのポイントがあるだけではなくて、今後のジェームスウェップ宇宙望遠鏡の観測対象としても注目されています。
なぜそこまで4,000個以上見つかっている中で、今回新しく見つかったこの天体に注目が集まっているのかっていうと、これ理由はいくつかあるんですが、まず一つはやっぱり地球に似ているっていうところですね。
先日、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡の結果として発表された、遠くの惑星の大気に水があるというか、雲ができてるんじゃないかみたいな話が出ていたと思うんですよ。
で、その出ていた成果に対して、すごく世界中で話題にはなったものの、あの星っていうのは太陽系の中にあるような星とはちょっとにつかない星なんですね。
ガスジャイアントと呼ばれる星で、木星とかそういうのに近いっていうところにはなってるんですけど、やっぱ私たちが知りたいのってもっと太陽系っぽい星だし、もっと地球っぽい星っていうところがあるんですよね。
で、特に地球っぽい星っていうのは岩石惑星っていうふうに言われていて、他の太陽系の中で見ても、それこそ木星とかそういった外側の星みたいにガスでできているような天体ではなくて、岩石でできているような天体っていうところに注目していきたい。
そんな中で今回見つかった、テスによって見つかった太陽系外の惑星32光年先にある星は、なんとそういうふうに岩石でできているというところ。
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で、そこにプラスして大きさも地球に近い、重さも比較的地球に近い。で、太陽、中心の星の周りをぐるぐる回るスピードっていうのも、ここは若干地球に比べると速かったりするかなっていうところはあるんですけど、そういった星の状況が似ているっていうところからですね、今回は注目度を集めていると。
じゃあジェームスウェップ宇宙弁望遠鏡、どうやってそういった大気っていうのを調査していくのかっていうお話になってくるんですが、これはそのトランジット法って呼ばれるものを応用したものになります。
どういうことかっていうと、その惑星の大気を見たい場合って、その大気を直接観測するか、大気の奥から飛んできた光を見て、その大気を越えてきたってことは、
こういった光の減り方をしてるんじゃないかっていうような推測を立てる方法の2つなんですね。
で、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡だったり、テスって呼ばれる境外惑星を探査する望遠鏡だったりっていうのは、このどっちかというと光射、つまりその大気を抜けてきた光っていうのを見るみたいなところに適しているわけです。
まあ状況をなんとなくイメージしていただければわかるかなと思うんですが、その中心にある太陽みたいな星、その周りを惑星が回ってるっていうところで、惑星が前を通過すると単純にこう岩石でできている場合は、基本的にはその中心の星の光っていうのは岩石が隠しますよね。
ただその横、なんかなんて言うんでしょうね、太陽でいうところの縁の、あの大気日食とかで見えるような縁の部分っていうんですかね、とかああいう感じで
真ん中の星を惑星が隠したタイミングで外側から漏れてくる光みたいなところ、あれは結局その惑星の大気を通過してきた星の光になってるわけです。
つまりその光っていうのを見てあげることで、その大気の中に一体どういう物質が含まれているのか、それこそ水が含まれているのかだったりとか、そういったところまで言及できるのがこの
ジェームスウェップ宇宙望遠鏡の特徴になってるんですね。それだけ単純に隠した、中心の星の光を隠した、隠してないっていうところだけが重要なのがテストなのに対して
ジェームスウェップ宇宙望遠鏡は隠したタイミングで外側から漏れてくる小さなこの光の束みたいなのを見ていく
そんなところに適していて、それによって惑星の大気っていうのをどんどん解明していけると期待されているので、今後ですね
テスが見つけたものをジェームスウェップ宇宙望遠鏡が大気まで細かく見ていく
なんていうところの相互作用みたいなところで、どんどんどんどん太陽系以外の惑星引いては地球の歴史みたいなところが
肝解かれていくんじゃないかなと期待されております。ということで今回はジェームスウェップ宇宙望遠鏡に期待される地球のような星
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太陽系外惑星の探査、そんなお話をさせていただきました。ということで今回のこの本題は以上とさせていただこうかなと思うんですが
緊急報告として本日7月28日ですが7月19日火曜日から3日間アジア最大級の
宇宙ビジネスカンファレンススペース帯同と呼ばれるものが開催されます。でこれはこのポッドキャストにもゲストに来ていただいた
森さんですね。僕がヒロってずっと呼んでいた彼がCXOアドバイザーっていう立場で入っていて
本当に世界中からキーパーソン、宇宙産業のキーパーソンが来るっていうところのカンファレンスになってるんですけど
あのカンファレンスにですね、一回お話させていただいたかなと思うんですがメディアパートナーとして選出していただきました
これはもう本当にですね、光栄中の光栄というような感じでぜひ皆さんにもこう
画像だけでも見ていただきたいなって思うぐらいすごいんですよ。僕がライターやらせていただいている空畑だったりあとは定期的に
コラボさせていただいているソラヤさんもそうですね。とか空畑さん、ソラヤさんがいる中で
あとはそれこそフォーブスがいたり、あとはワイヤードとか他にもたくさんこう宇宙関連のメディアっていうのが取り上げられている中で宇宙話もピックアップしていただいたというような状況になっています
なのでですね、そこにメディアパートナーとして参加させていただけるっていうところなので過去に出ていただいたゲストも登壇する予定なんですけど
それ以上にいろんな方に会ってみてですね宇宙話知ってもらってなんなら出てもらってみたいなところまでをこのメディアパートナーに選出していただいたからこそ
広げていける部分っていうところをどんどんどんどん出していければなというふうに思っております
なのでこれまで以上に最先端で活躍されている宇宙研究の方だったりとかあとはビジネスの最前線の方っていうところ
あとはもうであれば政府の方とかにも出ていただきたいなというふうに思っているのでちょっとそのあたりの活動には期待していただければと思います
これからどんどんですねこういった感じで大きいカンファレンスとかじゃないけど僕がメディアっていう立場でいろんなところでPRしたいとか
PRの要因になってくれみたいなところで大きい団体とかとタイアップできるような機会っていうのがまた作れれば嬉しいなというふうに思っているのでこのあたりは僕頑張って仕掛けていきますので成果として出てきたら皆さんお祭りのように騒ぎ立てていただければと思っております
はいということで明日から宇宙ビジネスカンファレンススペースタイドに会場参加している時もあればオンラインの時もあれば
ところでいろいろお話聞いてきますので現地レポートだったりっていうところは楽しみにしておいてください
12:03
ということで今回のお話は以上とさせていただきます今回の話も面白いなぁと思ったらお手元の Spotify アプリでフォローそしてフォローボタンの横にあるレビューよろしくお願い致します
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それではまた明日お会いしましょうさようなら
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