モンスター銀河の概要
星を猛烈なスピードで作るモンスター銀河。 宇宙の初期に存在した、そんなモンスター銀河の新しい姿が見えてきた。そんなお話をしていきたいと思います。
今回は国立天文台名古屋大学の研究チームが参加した、 ジェームスウェップ宇宙望遠鏡、そしておととい紹介した電波望遠鏡ですね。
アルマ望遠鏡2つを使って、 宇宙の果てにある超ハイスピードで星を生成するモンスター銀河に関するお話ししていきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。 改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
はい、で、今日がエピソードが1690だと思っていたら1691みたいです。 どういうことかっていうと、これコメント頂いたんですけど、いつもコメントとか
いろんなね情報をくれる リスナーネームトレッキーのカズさんからですね
1685話が2つ入ってるから今日の配信は1690ではと昨日のコメントでいただいてて
うわぁマジだってなったって感じです。なので今日のエピソードは1690ではなく1691というような感じになりますね。
ぜひぜひ楽しんで聞いていただけたら嬉しいです。 コメントみんなからのもお待ちしております。それでは行きましょう。
今回お話しするのは、星を猛烈な勢いで作るモンスター銀河、 この新しい姿が見えてきた、そんなお話をしていきたいと思います。
今回紹介するこのモンスター銀河っていうのは本当に宇宙協会で使われている言葉です。 ここで作った造語とかではなくて本当にモンスター銀河って言われてるんですね。
でこれモンスター銀河って何かっていうと、 僕たちって天の川銀河っていう銀河の中にいるんですよね。
でその銀河ってそもそも星とかが何億とかって集まっていて、 よく一般的に中心に超巨大なブラックホールとかがあって、その重力に捕まっているような形で
円盤みたいなのを作っていたりとか棒状の形をしていたりとか。 とにかく星の材料になるようなガスとか塵とか集めて星もたくさんあって、
っていうような 村というか街というかみたいな感じで広がっているのが銀河なんですよね。
そしてその銀河っていうのは その星の材料をたくさん重力によって集めていることによって
一箇所にその銀河の中に材料がたくさんある状態になるから、 星がたくさんできやすいっていうそんな性質があるんですよ。
銀河っていうのは星の生成工場とかっていうふうにも言われるようなぐらいの存在であると。
そんな中で僕たちが住んでいる天の川銀河も星作ってるんだけど、 その100倍以上の効率で爆発的に星を作っている
銀河っていうのが存在する。これがモンスター銀河と呼ばれる星の定義みたいなものですね。
ただこれっていうのは今から100億年以上前の初期の宇宙には結構多く存在していた。
けど今の宇宙にはいろんな高規模の星の形成を作っている銀河はいるんですが、 まあまれなんですよねそういったモンスター銀河みたいなところっていうのは。
でしかもまあなんか同様にものすごい勢いで星を作ってる 銀河っていうのも
なんか銀河同士が衝突したりとか合体したりとかして、なんかこう一つだけの一つの銀河では 成立させられないような
そんな状況を外的な要因で作り出してモンスター銀河化しているみたいな モンスター化した銀河って感じなんですよね。
生まれながらのモンスターではなく外から作られたモンスターみたいな そんな銀河があるんですよ。
でモンスター銀河の研究っていうのはまあその存在の面白さも含めて結構やりたいな っていう風になっていたんですが
何にせよやっぱ いっぱいあったのって100億年前なんで100億光年以上先の星を見なきゃいけないとね
いうような感じで非常に遠くである 遠方であるその上でなおかつ星の形成が活発ってことは
塵とかガスとかに囲われまくってるんですよ。そいつらの割合がたくさん多いと だから銀河の中っていうのを
詳しく見ようとするとなんかこう目で見える光とかでは観測すること自体がなかなか 難しいというので結構いろんな制約があったんですよね
でそんな中であのこの番組でもちょくちょく紹介している ジェームスウェップ宇宙望遠鏡っていうのは
赤外線の光を使ってそういった塵とかで隠されている天体の中を覗くことができる ようになったんですよね
最新の技術ででしかも宇宙でできた初めての星を見ようとしているわけだから なんていうんだろうなこう遠くまで見るための視力もあってなおかつ
透視その透けて見える能力っていうのもあると これだと
いうような形になってジェームスウェップによってこのモンスター銀河っていうののあの 詳細な観測っていうのが行われてきました
棒渦巻き銀河の特性
でモンスター銀河どんな形しているのかっていうのを見ていくと まあここ結構あの円盤を作っているような
一般的な僕たちが知っているような銀河の形が多かったりするなぁというのがわかって きて
あれみたいなそうなるとなんか普通の僕たちが知っている銀河なのになんでモンスター 銀河は爆発的に星を作ることができるのかっていうまた新しい謎が生まれてきた
ここまでが背景ですね でじゃあそうやって姿形がわかったものに対してその細かい姿
っていうよりもえっと別の角度からその角度の構造を分解してみようというような 感じで111億年前の宇宙で見つかった
棒渦巻き銀河と呼ばれる構造を持つボンスター銀河に注目しました 棒渦巻き銀河っていうのは何かっていうと
まず銀河の中心に魔法師みたいながあってすごい明るく輝いている領域がありますと そこからいきなり円盤みたいな形になるんじゃなくて
棒みたいな棒状の縦なんか長方形というか長い構造のまず ガスとかチリとか星とかが密集した領域っていうのが棒状に外に伸びていって
その外側で渦巻きを巻くようないわゆる僕たちが知る一般的な 渦巻きの銀河ですね天の川銀河みたいな
ああいったものを作り出している棒渦巻き銀河っていうのがあるんですよ イメージはなんかはい僕自分が銀河になったつもりで両手広げてください
両手広げたらその両手を広げたその手の長さ分というのが棒構造の部分ですね でその先に例えばなんかタオルとかそういうのを持った状態で長めのタオルとかね
それを持って手を横に伸ばしながらぐるぐるぐるぐる回ってみてください 絶対に外でやんないくださいねそうするとその回っている時のそのタオルが
なんかなびいて こうちょっと遅れてやってきますよね
なびいてこうギューって円を描くような感じでこの部分が渦巻き構造って感じです まあそんな形をしている棒渦巻き構造を持つモンスター銀河なんですけど
面白いのが このモンスターモンスター銀河のなこの棒構造の中には
銀河全体のガスの約50%ぐらいの非常に高密度な棒状の銀河っていうのが作られていると 一般的なこの棒構造棒の構造の部分っていうのはガス全体の質量に占める割合が10%
モンスター銀河の構造
以下っていう真ん中ポソポソ回りギチギチみたいな感じなんですけど 今回観測の対象にしたものっていうのが真ん中にものすごい量のガスがね普段だったら
10%もないところに50%ぐらいぶわーって集まっていると つまりこのモンスター銀河の中では現在の銀河とは桁違いに質量が大きい星と
ガスからなる 棒構造が円盤をぐるぐると書き回しているような状態を作っていると
でしかもこれがその構造さらにでかいですよ 銀河の中心から半径2万光年の範囲で吹き荒れる
ガスの流れっていうのを生み出しているみたいなそんな構造を作ってるんですね でその一部のガスが銀河の中心に落ちるような形になってその乱されてっていう
昨日のエピソードでも話したようななんか食事のシーンと一緒で銀河っていうのはもう 星ができた時と一緒でその周りに回っている円盤とか渦巻きの構造っていうのは
回転している遠心力で外側に振り出さす振り切らす振り 飛ばされそうになりながら真ん中の中心のブラックホールとか
星とかそういうのの重力で引っ張られて釣り合ってるみたいな状態 ただそれを乱すような力っていうのが入るとその速度っていうのが落ちて
回転のスピードとかが落ちて重力に引っ張られて真ん中に落ちていくみたいなそんな構造 っていうのが出来上がりやすくて今回のモンスター銀河っていうのはまさにそれで
あのガスとかがどんどん真ん中に落ちてきてそこで密度が高くなって猛烈なスピードで 星形成を作っているというような状態ですね
まあこんなこの某構造を起点にしたガスの供給っていうのが爆発的に発生して 爆発的な星形成が作られる
こういったあの直接的な観測結果っていうのを得たのは初めてで モンスター銀河がなぜモンスターなのかっていうところをの状況を明らかにする
そこを紐解く一つの鍵みたいなのを僕たちに与えてくれたっていう意味で今回の研究 かなり面白いなぁと思いましたね
研究の意義
これも あのおととい話した電波望遠鏡を使った研究だったりもするので
ぜひこう過去の傾向とかそういったところを 過去のエピソードとかをね聞いてもらいながら今回のやつを楽しんでもらえたらちょっと
嬉しいなと思っておりますのでよろしくお願い致します そんな感じで今回は爆裂な勢いで星を作っていくモンスター銀河に関するお話をさせて
いただきましたぜひぜひ楽しんで聞いてくれてたら嬉しいですね なんか変だなことは日本語変にちょっと頭使わないで喋ってる証拠ですね
はいということで明日も一層やった明日のエピソードも楽しみにしておいてください 疲れてるんだろうなはいアフタートークで
はいいかがでしたでしょうか 皆さんからいろいろねお便りとかいただきながら楽しくやっておりますがどうしてもなんか
最近はもうなんかパツパツしてますね多分本を書きながら ポッドキャストをやってでメインの方の仕事でも最近ちょっとねあのいろいろ好きなことを
バーってやっていてとかっていうので あの
いっぱいいっぱいなんですねちょっと最近頭の中パツパツしている感じがするんで こうどんどん余裕を持って進んでいけたらいいかなと思ってるんですがなんかそういう
ゆっくり あの過ごすヒントみたいなこうやって私はゆっくり過ごしてませんみたいなところとか
そういったところを教えてくれたら嬉しいです僕は休憩するのが極端に下手なので
なんとも言えないですねはいということでアドバイスをお待ちしております 今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローフォローボタンの
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