1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 499. ウチュウジンを観測する..
2022-02-17 13:10

499. ウチュウジンを観測する世界初の実験成功

地球の周りに漂うチリとかデブリって、

今後の宇宙開発や太陽系の歴史理解には欠かせない情報なんです。

ただ、なかなかわかってなかったから千葉工業大学がガツっとやってくれたんです。


500回放送まであと1エピソード。。。ドキドキ。。。


ソース

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000042635.html

http://www.perc.it-chiba.ac.jp/projects/nano-satellite2


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、早速今日の本題を紹介します。今日の本題は、世界で初めての方式を採用した宇宙人、宇宙人って生命じゃないですね。
宇宙の塵を探査する軌道上の実験に成功したという、千葉工業大学の実績についてご紹介していきたいと思っております。
今回紹介するのは、今日が2月17日ですが、2月15日に公開された非常に新しい研究成果になっていて、簡単に言えば最近流行りの小型の人工衛星、
もちろん千葉工業大学はそこをずっと先進的に取り組んできたわけなんですけど、その小型の衛星によって宇宙の地球周り、軌道上にある宇宙空間の塵、
こういったものを研究しようとするところの取り組みに成功し始めているというようなお話ですね。この塵っていうのが何なのかっていうのは本編で詳しくお話ししますが、
簡単に言えば私たちがいる地球だったりとか、そもそも太陽だったりとかっていうところがどうやってできたのかっていうお話は、これまでのポッドキャストで散々お話ししていますが、
簡単に言えばそういった宇宙空間の塵だったりとかガスだったりとか、そういったところが原因となってというか、それが元になってできているというふうに考えられているんですね。
で、そういった塵だったりガスだったりっていうところが今どれぐらいあるのかっていうような宇宙空間の何て言うでしょうね、輪廻転生みたいじゃないですけど、繰り返し使われている塵っていうのが、
じゃあ今宇宙空間でどれぐらい存在しているのか、そんなところをしっかりと把握していきましょうという研究になっておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
はい、ということで冒頭しゃべりすぎてしまいましたが、緊急報告に入っていこうかなと思うんですが、
2月16日ですね、普通に最近は僕会社に出勤していますっていう、ちょっとデータのセキュリティー上行かなきゃいけないので行ってるっていうお話だったと思うんですけど、
2月16日の帰りですね、電車が人身事故で止まってしまっていて、外でだいぶ時間を過ごさなきゃいけないっていうような、そんな状況になってしまったということなんですね。
結構早めに帰ろうと思ってたんで結構ショックではあったんですけど、その代わりはもうがっつり仕事して帰ろうと思って、手伝わせてもらってるワイスペースっていう宇宙ベンチャーの会社の仕事をしてたりとか、
あとは昨日コラボさせてもらったソラエとの関連の記事書いてたりとか、っていうようなことを新橋あたりで行ってたんですよね。
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そうしたらその時に、いつも使わせてもらってるシェアオフィス行ったら、そこで結構いろんな新しい出会いじゃないですけど、
あって、そこでまた宇宙関係の取り組みってこういう会社もやってるんだなっていうところも知ったりとかで、なかなか面白い経験ができたというところで、
若干デックされてたって言ったら変ですけど、電車全然動かないから帰れないじゃんと思っていたんですが、そこからどうせ家帰っても仕事するんだしと思って、
その作業をシェアオフィスに持って行ったところ、いろいろと面白いタイミングで人に会えたなっていうところで、なかなか面白い1日でしたという感じでしたね。
このタイミングで知り得たことというか、宇宙関連の取り組みをいろんな会社がやってるんだなっていうところを知れたっていうところについては、
またこの宇宙話の中で1日トピック扱って宇宙関連の取り組み紹介していこうかなと思ったりしてるので、宇宙ビジネス関連に興味ある方は是非登録してお待ちいただければと思います。
こんな感じで天文学と宇宙ビジネスというところを半々だったりとか、ちょっと天文学を目立ったりとかっていうところでやっていくので、興味がある方は是非これからも聞いていただけたらと思います。
ということで早速本題に入っていこうかなと思いますが、今日の本題は千葉工業大学が成功させた宇宙空間の塵の量を観測するアスタリスクという計画を紹介させていただきたいと思っております。
今回紹介するのは2022年2月15日に発表された研究になっていて、千葉工業大学そして地球探査研究センターの地球探査研究センターというところが進めている宇宙空間の塵を観測する衛星アスタリスクというものの取り組みについてですね。
これはJAXAの技術実証プログラムみたいなのにも選ばれている非常に注目度の高い研究結果になっていたりします。
冒頭にもお話しした通り、この人工衛星は宇宙空間の塵を観測するっていうところを目的にしているんですね。
この塵が何で重要なのかっていうところ、これ宇宙空間の塵だけじゃなくて今回重要になってくるのはスペースデブリと呼ばれる宇宙空間のゴミですね。
部屋の中では塵だったりゴミだったりっていうのは結構同じようなものだとして扱われる可能性があるかもしれないんですけど
ここでは明確にちょっと違うものだというふうに判断してお話し聞いていただければと思います。
宇宙空間の塵っていうのは例えば太陽系がそもそもできる時、星ができる時とかっていうのは塵だったりガスだったりっていうのが宇宙空間にたくさんあるので
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それらが集積してきて集まって一つの塊を作るっていうところで星が完成して太陽みたいなのができて
その周りに残っていたさらに塵とかガスとか、そして中心にできた太陽の重力とかの影響をもろもろを受けて惑星だったりとかができていく
っていうような宇宙空間の時間の流れですね
っていうところで形成されてくるのがこの惑星系だったりするわけなんですよ
それに加えて小惑星だったり彗星だったりっていうところでまたさらに固まったものが何かにぶつかったりして
あとは太陽の力によって王を引いて飛んでるのが彗星だと思うんですけど
そういったものからまた宇宙空間に放出されてっていうような感じで
塵っていうのはたくさん使い回されてるっていうような状況があり
宇宙空間にとっては非常に重要な要素の一つとして考えられていたりします
そんな宇宙人、宇宙空間の塵
塵って人って書くと思うんですけど
宇宙人って呼んだりするので
日本語だと完全にエイリアンの宇宙人を想像してしまうかもしれませんが
これは音声の特性上仕方ないと思っていただければと思います
この宇宙空間の塵っていうところを研究することによって
今後ですね太陽系をどうやって作ってきたのかっていうプロセスだったりっていうのの
研究がどんどん進んでいくというふうに考えられていたりします
そんな感じで宇宙空間の塵をどのぐらいあるのか
今回の場合でいうと地球の空間の周りに
どれぐらいのその塵っていうのが残っているのかっていうのを研究しようとして
どういうふうに研究するかっていうと
まず今回使うのは小型の人工衛星
写真を見る限りだと10cm×10cm×10cmっていう
一番小さい単位の人工衛星のユニットがあるんですけど
それが5縦に3つ並んだみたいな筒状の形をした
そんな人工衛星を千葉工業大学は打ち上げたと
これ3Uの小型衛星って言ったりするんですけど
これを打ち上げましたと
そこからアンテナみたいな幕みたいなのを展開させていって
大きな面積を作って軌道上に放出されたというところなんですね
軌道上に放出されたその軌道っていうのが
だいたい570kmっていう地球周回軌道になるんですけど
数字で言うと国際宇宙ステーションより少し高いところだったかなというふうに思います
それで地球の周りをぐるぐるぐるぐる回るような軌道に入ってるわけなんですが
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その軌道上でさっき言った幕というかアンテナみたいなのを
その30cm×10cm×10cmの筒からギュイーンと展開させて
そうするともともとそんだけ小さかった人工衛星の大きさには
多少は依存するもののそれを凌駕するというか
それよりも大きな面積のアンテナっていうのを展開することができるんですね
この展開したものを軌道上でぐるぐる回すことによって
そこのアンテナに細かい塵とかがぶつかるんですよ
これによってどれぐらいぶつかったかっていうところを元にして
地球周回上 周回軌道上の塵の量っていうのを観測してあげているというような状況になっていたりします
このアンテナにぶつかった粒子センサーっていうのは
単純に塵がぶつかったら そのぶつかったことによってできた衝突の衝撃みたいなのを
電子回路で読み取っていくっていうような感じで
もしじゃあ効率的に塵とかを観測したいってなったら
今後それを巨大化させていくだったりとかっていうような
発展をさせられる非常に面白い研究だなというふうに思っていたりします
で 今回実証実験に世界で初めて成功したこのダストセンサーって呼ばれる
アンテナみたいな部分 これによって地球周回軌道上の
0.1マイクロメートルから1マイクロメートル程度の大きさの塵っていうところを
観測することに成功したというふうな形になっていて
今後ですね 長期的に運用していくことによって
軌道上にどのぐらいの量の粒子があって
これ 次 たくさんデータが取れていけば
その粒子たちがどういう方向から飛んできているのか
そしてどのぐらいの運動量 力を持っていたりするのか
っていうところを観測していく 非常に面白い研究に発展していきそうなので
今後ですね また続報が出てきたら
いろいろ紹介していきたいなというふうに思っていたりします
でですね 冒頭に話したみたいに
今回は0.1マイクロから1マイクロぐらいの
非常に小さい粒のお話をしたんですけど
スペースデブリっていうものも 今回すごい重要になってきて
例えばマイクロスペースデブリって 言われるような非常に小さい
ここの大きさで言うと 数百ミクロンぐらいっていうところなので
今回の研究よりも少し大きいものにはなるんですけど
そういったものが宇宙空間に漂っている
そういった塊が 塵じゃなくて塊ですね
それが例えば人工衛星にぶつかる っていうふうになったときに
考えると宇宙域に対して非常に大きな被害をもたらし得ると
いうふうになっていたりするんですよ
で この軌道上にこういった塵とか 微小なスペースデブリとかっていうのが
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あった場合はですね やっぱり今後の宇宙利用に
非常に影響を与え得るというふうに考えていて
この今回宇宙の塵の性質だったりとか 分布っていうのを調査することができればですね
そこをさらに微小スペースデブリっていう 10倍とか100倍ぐらい大きいものに対しても
知見をどんどん発展させていけるっていう意味でも
非常に重要な研究結果になっているなと思っております
ということですね 今後の千葉工業大学の アスタリスク計画っていうところについては
注目していけたらなと思っております
ということで 今回は世界初の宇宙人センサー
いや あれじゃないですよ エイリアンじゃないですよ
宇宙人センサーの実証実験に 成功したお話をさせていただきました
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それでは また明日お会いしましょう さようなら
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