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始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、チェリーさんの提供でお送りしております。チェリーさんどうもありがとうございます。
こちらのスポンサー枠については、オンラインショップ天文屋で販売しております。
こちらですね、毎回ポッドキャストの冒頭で、この提供枠っていうのを読み上げさせていただくことになってるんですけど、
こちらですね、ポッドキャストっていうのが、今現状国内でマネタイズするポイントっていうのがないと。
そういうところに注目すると、そこがうまく回ってる業界っていうのは、自然と人も集まってきたりするし、
そうすると、どんどんポッドキャストの枠も増えて、皆さんが、いろんな人が聞きに来てくれるなんていう状況できると思うんですね。
なので、そういうのの可能性を見せていきたいっていうところで、このスポンサー枠っていうのを作ってます。
なので、自分の生活どうのこうのっていうところではなくですね、ポッドキャスト全体をうまく回していきたいなという思いを込めて、
こちらで売り上げた金額っていうのは、全額ポッドキャストのために使う。
マイクとか機材を揃えたり、あとはインタビューとかをして、自分がより良質なポッドキャストを届けていくというために使おうと思ってますので、
興味をお持ちの方は、天文やベースで検索して、ぜひ応援していただけると嬉しいです。
ということで、今日はですね、ちょっと宇宙のお話からそれて、奨学金っていうところのお話をしていきたいと思います。
こちらですね、実は過去にも一度話したことが、なんとなく話したことがあると思うんですけど、
4月の頭っていうタイミングで、大学院への進学を悩んだり、あとは大学院で奨学金を借りようかな、なんていうふうに悩んでる人もいると思うんですね。
あとですね、そういうシステムをうまく使うと、実は大学院うまくいくんだよというお話っていうところを、一人でも多くの方に届けたいという思いで、今回はその話をさせていただきたいと思います。
ぜひですね、自分、奨学金とかあんま関与しないなっていう方でもですね、ニュースとかでも結構、奨学金返済どうのこうのっていうお話多分よく出るんですね。
なので、そういうところのニュースに照らし合わせてお話を進めて、楽しんでいただけるような内容にしたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということでですね、毎日恒例の近況報告、活動報告をさせていただきたいんですけど、今日は昨日の音声でも話した通り、プログラミング研修みたいなのの補佐をやってまいりましたと。
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今までPythonとかをちょっとですけど触ってきていて、ある程度SNSの運用とかで動かせるようなものをいくつか作ってきてたので、補佐は十分できたかなと。
今回は対象者が全くプログラミングを触ったことがない人にプログラミングでいろいろできることっていうのを教えてあげるっていうようなものだったんですけど、
自分もプログラミング挫折した経験が大学の1年生とか2年生であって、それもやっぱり結局パソコンの設定すらうまくできないというようなところで挫折するところを何とか今回の研修でそこを超えさせていって、
その後の成果物を残すっていうところまでの補助ができて、自分が挫折したときのことをすごい思い出したというか、
やっぱりプログラミングって最初の障壁がえげつなく高くて困るので、そういう環境を提供できていたらというか、その壁を越えるお手伝いができてたと思えば、いい日中日を過ごせたなってすごい思いますね。
で、それの縁でなんですけど、5月の頭、日程が決まったらまた紹介するんですけど、私自身が代表の講師となってプログラミングの研修っていうのをやったりっていうところも入っていく予定になっているので、
そうやってどんどん自分でもプログラミング、今までやってきたことっていうのを披露できる場を作っていければなと思ってますので、もし興味ある方はまた告知とか楽しみにしておいていただければ嬉しいかなと思います。
ということで、そんな感じで今日はいろんなことを教えてきましたっていうのと、今後のまたレクチャーの機会を得ましたっていうところで本題に入っていきましょうか。
今日の本題は、私自称日本一奨学金をうまく使っていた学生だと自負しているので、奨学金をハックする方法っていうところでお話ししていきたいと思います。
こちらですね、正直ちょっといつもよりは5分ぐらい長くなるかなっていうところなので、ごゆっくり聞いていただければと思います。
このタイトルにある通り、日本一奨学金をうまく使う学生であったと。
どれぐらいかっていうと、総額750万円とかを返済なしの給付っていう形で奨学金でもらっていたっていうような状況ですね。
結局はこれ大学院の学費とかそういうところに基本消えているので手元に残っているわけではないんですが、そんなふうに使えていたと。
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大学院、修士から博士まででこれぐらいはもらってたかなと。
それに返済が一切必要なくなっているっていうところですね。
今回話したいのは別にそれがすごいだろうっていうお話じゃなくて、これをどういう意識を持って取っていったのかっていうようなお話ですね。
これなのでこの後奨学金を借りようと思ってる人とか、あとは自分のお子さんが奨学金を取るってなってるとか、
あとは世の中を最近騒がせてる奨学金が返せる返せないみたいな、そんなお話にも通じるものかなと思うので、
そんなところで奨学金をより意欲的に取るための心構えと、こうやったらハックできるんじゃないのっていう術を皆さんにお伝えできればと思ってます。
私がもらった奨学金でやっぱり一番大きいのは、日本学生支援機構って呼ばれるところの奨学金ですね。
昔は日本育英会とか言ってたところだと思うんですけど、そういうのと。
あとは大学からの給付奨学金であったりとか、あとは国のだったりとかっていうのがあったりしました。
そんな中で、こういった日本学生支援機構の奨学金っていうのは基本的には対余と呼ばれる貸す形になるんですね。
利子あり、利子なしとかそういうところがあるんですけど、基本的には借金っていうような扱いになるわけじゃないですか。
貸していただけるっていうことなので。
ただ、自分的にはこれの借金っていう考え方自体を改めて考え直してみるっていうのが一番いいかと思うんですよね。
どういうことかっていうと、簡単に言えばこれを給与だと捉えて、最良労働制で働いている一人の社会人として学生の皆さんを捉えればいいんじゃないかなと。
結構自分はそれぐらいの気買いでやっていたんですね。
っていうのも、このお金っていうのは最終的には返さなきゃいけなくなるわけなんですけど借りていれば。
最終最後のゴールに返済免除っていうものが必ずあると。大学院の場合はですね。
なのでそうすると、このもらっている奨学金っていうのはある程度の成果を残す。
ある程度というかもうしっかりとした成果を残して、誰が見ても文句なしの、これはもうしっかりとした研究をしてきましたねと。
しっかりとした学生生活を送ってきましたねっていうのが分かると、卒業のタイミングで、
あなた返還免除の対象者になりましたということで、奨学金の返済免除を受けることができるんですよ。
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つまり研究っていうところでしっかりと成果を残した。
それがもう誰の目から見ても明らかに成果を残せたっていうことになれば、奨学金を返さなくて済むと。
これはつまりその成果に対して奨学金というシステムから給料が支払われた。
これが裁量労働制と結構似てるなというよりも、成果物に対してお金が払われる。
それが経費として前金みたいな感じで与えられていたっていうような状態ですね。
なので学生はそういうお金を稼げないんだから、そんなところからさらに借金までさせて削除だみたいなことはあると思うんですけど、
もちろんそういう目線もわかります。
ただ見方を変えればそうではなくて、お金をいただいている状態で、
なんで誰の目から見ても最強の最高の研究結果っていうのを残すことができないのかっていうような視点に立てばですね、
もうそこを目指して研究する。
つまり大学内で同じ奨学金を借りている人、誰よりも成果を残すっていうところで、そこをうまくカバーしていくような研究の取り組み方をする給料だと思って、
これを物事の見方を変えてですね、取り組むっていうのが一つ奨学金に対する落としどころ、考え方の落としどころというか心構えとしては非常にいいと。
じゃあどうやってそういうのを取るんだよと。
これ結局なんですけど、論文を書くとかいろいろあります。
ただ奨学金の免除とかっていうのはあくまで大学単位で決まるんですね。
なので大小関係なくですね、各コミュニティ、自分が所属している団体で1位を取るっていうところが非常に重要だと。
これ結構自分の座右の銘みたいな感じにしてる部分が多くて、とにかく大小関係なくどのコミュニティでも1位を取るっていう気概で、正直結構過ごしてることが多いと。
もう本当に、狂ったようにやってるっていうのが正しい表現かと思うんですけど、
結局は奨学金が免除になるかどうかっていうところは相対的な評価で決まるんですね。
相対的な評価っていうのは、さっき言ったみたいな大学の中で、大学院の話をしているので、
その大学院の中で他の人に比べてどれだけ卓越した成果を残せているかっていうところがかなり重要になってくると。
奨学金を貸してる中で、確実にこの人が一番すごいと言われるような研究成果を残していることができれば、これはもちろん返済免除に値するというふうになるんですね。
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そこでもし全体で1位になるためには、修士課程であれば大学卒業後から2年間、博士課程であればその後さらに3年間っていうところで、
じゃあまず2年間で最終的にトップを取るためには、その間で例えば1月に1回何をするとか、半年に1回は必ず学会に出るであるとか、
っていうような業績を残す。それを戦略的にしっかり残していく。
っていうところで、誰の目から見ても、こいつは本当に2年間ないしは3年間ずっと研究に打ち込んできたんだっていうような明らかな成果を残す。
そうすることで、一番すごいやつだっていう評価を受けれることになるんですね。
実際にそうやって自分は日々を過ごしていて、大学に入る前も1位を取るっていうような癖じゃないですけど、意識の変革みたいなのがあって、
SNSとか見てくださった方はわかるかと思うんですけど、受験勉強する前に偏差値36を取っていたんですよ。
しかも今理系ですけど、数学とかです。本当に何もわかんなかったんですよね。
高校に入ったときの最初に買ったノート、板書用とかですね。
それを最初はちゃんと取るんで、その後から大体8割くらい空欄の状態で、たぶんそのまま卒業してる高校3年生を迎えてるんじゃないかなっていうような感じでした。
なのでこの偏差値36取ったっていうのはほぼゼロ点で、マジで何もわからないっていうようなところからスタートしたんですけど、
そこから、でもやっぱ大学って行きたいよなと思って、本当に死ぬ気で勉強して。
別に時間とかの問題じゃないと思うんですけど、馬鹿だからやべえなと思って必死こいて1日中4,5時間とか勉強してみたいなのをやってて、
それで予備校行ってたんですけど、それで数学とかは校舎1位になったりとか。
で、高校の時も理系科目は高校3年の時は全部1位になったりとかで、もう勉強しかしないみたいなことをしてました。
あそこまでしてなかったのがいけないんですけど、そこで掴んだんですね。
1位になればいいのかと。になってるんで。
で、最終的にそれの癖がついて、どっかでも必ず1位を取り続けるっていうのをやっていたので、
修士課程もどんどん研究成果を残しまくって、返済免除になるのプラスで主席で卒業するみたいなことになっていました。
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で、本当に大学院の時も他のことはほぼ一切捨てて、研究だけに打ち込むみたいな感じでやってましたね。
なので、これぐらいやって選ばれないんだったらしょうがないぐらいの勢いで、やっぱり物事一つのことに取り組みまくるという感じでやっていくのが個人的にはコツなんだろうなと。
だってシンプルに、賢い人は短い時間でいいんですけど、やりまくるしかないんじゃないかなと。時間をかけて。
人の3分の1しか吸収できないんだったら3倍やるよみたいなそういう話で、自分はその気概で高校の最後の年から、
この間、博士を取得するまで、基本的にはそのスタンスでずっとやってきてきました。それでうまくいっているので、個人的にはとにかく、
吸収できない、効率的に吸収できない分は時間で補って、どうにか成果を圧倒的に残し続けるっていうところを大事にしていけばいいんじゃないかなと。
あとはずっと不安症でいるっていうのも意外と大事かもしれないですね。
やっぱり一つの研究だけやっていると、そこで残せる研究成果って個人的には結構限界あると思っていて、
なので複数、パラレルに展開していくっていうのもやっぱり大事なんですよね。
例えば自分がこの就職から博士の間にやってた研究で言うと、データ解析と衛星の運用みたいなのをずっとやっていたのに加えて、
人工衛星の部品の開発をやったりとか、望遠鏡の開発をしたりとかっていうところにいろんなところにアンテナ張って、
とにかくいろんな仕事が回ってきそうだったら手を挙げて仕事を取りに行くっていうようなことをやってました。
そうすると常に研究自体が3つとか4つとか走っている状態になるんですけど、
そいつらが均等に進んでいくことによって、コンスタントに例えば学会に出るだとか、何かしらの成果物を残すとかっていうような形を実現できるんですね。
そうなると他の人よりも単純に3倍とは言わないですけど、2倍とかの研究成果が出せるっていうところで、
不安症になって一つのことやっててもダメだ、じゃあもう1個だ、もう2個だみたいな感じで進めていくっていうのも非常に重要だと思います。
あとはスキルがないと結局は卒業した後の仕事がないんじゃないかってぐらい、そう思うぐらい自分は不安症だったので、
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そのためにAIのプログラミングの講座みたいなのを受講して、それを実際に研究に取り入れたり、
あとは外で業務委託の仕事をもらったりとかっていうようなところを展開して、
もう必死でしたね。その場で生きるのも必死だし、その後結局何が広がってるわけじゃないっていうような、
何の保証もないっていうイメージを持ちながらずっとやっていたので、そこもかなり不安症でよかったなと思う部分なので、
奨学金を給与と考えると、その結果全部返済免除に出させるためには圧倒的な成果を残すと。
圧倒的な成果を残すためには不安症になりながら、もう何が何でもいろんなものに取り組んで何にでも手を挙げて、
使えるだけの時間を全て使うというようなことをやれば、それなりの成果っていうのを返せるんじゃないかなと。
個人的には結局そうやってやっていくと、気づいたら人から何でもできるじゃんみたいな。
なんでそんなこともやってんのみたいなぐらい大風呂敷を広げられる人間になっていたりとかで、
最近はそこで無理矢理頑張った、死ぬ気で頑張った内容っていうのが生きてきてるんじゃないかなって実感することは多いです。
そういう心構えでやってくださいっていうお話で、結局は大学院で研究に取り組むと、
そこまでいったときにある程度の同級生は仕事してるわけですよ。
その仕事と同列で考えると、まず大学院研究を。
その研究を考える上で、さらにどうやったらもっと自分が時間をかけてきたもので成果をもらって、
成果を残していけるのかっていうところを考えながらやっていければいいんじゃないかなと思います。
その気概で取り組めるのであれば、自分は奨学金を借りるべきだと。
もしそうじゃないんだったら、後で返せばいいやって思うタイプか、
それが嫌であれば借りない。ないしは進学っていうところはなかなか実現するべきではないんじゃないかなっていうようなところで考えてます。
なのでそういう心構えを持てるかどうか。
本当に全ての時間とかっていうところを研究に打ち込めるのかどうかっていうところを一旦考えてみるのがいいのかなというところで、
今回の話は以上にしたいと思います。
とにかく確実に日本国内を見ても奨学金っていうのをわりわり使いこなしてきたタイプだと思うので、
こんな感じでやっていけば確実に成果を残せると思います。
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なので皆さんも大学院生活を楽しみながら研究を進められるいいきっかけとして奨学金を利用できればいいんじゃないかなと思っているところでございます。
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