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始まりました、佐々木亮の宇宙話。
普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けするこちらのポッドキャスト。
今日はですね、太陽の活動が惑星の大気をどんどん剥ぎ取っているっていう新しい研究が出ていたので、今回そちらを紹介していきたいと思います。
これ、あんまり想像していなかった現象なんですけど、太陽って表面で爆発を起こしたりだとか、そもそも光を思いっきり発しているので、その光を受けて周りにある惑星の空気っていうのもそれの影響を受けると。
強い光がくればくるほど、その光によって押し出されて、空気とかがどっかに飛んでいっちゃうみたいな現象も、よく考えれば結構あり得るなと思いまして。
今回は、真剣に研究者の方がその数値、太陽とかそういう光勢が発する光で、惑星の大気がどれぐらい剥ぎ取られるのかっていうのを計算した研究を紹介したいので、最後までぜひ聞いていてください。
毎日の活動報告というところになりますが、今日も白紙を取得するための白紙審査論文のディスカッションというんですかね、その論文の議論の部分をどう詰めていくかみたいなのを指導教授の先生と相談させていただいて、色々やりました。
土日を返上して作業をした分の計算はですね、結構議論を進める上では割と役に立ったのかなと思う一方で、結果には直結しなかった計算ではあったので、またちょっと位置からというか考えていかなければいけないというので、
かなりこう、何だろうな、研究結果を出すっていうところとディスカッション、研究結果をどう解釈するかみたいなところでの狭間で今ずっとくすぶっている状態なので、どうにか早くここを脱出したいなと思っているところでございます。
なので皆さん、応援よろしくお願いいたします。
そんなこう、結構頭が煮詰まってきている中で、ポッドキャストで話すことによって結構頭がすっきりしたりっていう部分もあるので、はい、生き抜きになっております。ありがとうございます。
では早速、今日の問題に参りましょうか。
今日は、太陽の活動が惑星の空気を剥ぎ取っているっていうような話ですね。冒頭で結構ちょこちょこ紹介させてはいただいたんですけど、今回注目するのは太陽に似た太陽型星と呼ばれる星ですね。
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こちらのポッドキャストでも何度か紹介している通り、そういう太陽に似た星の周りで、惑星が見つかるっていうのが最近結構増えてきているんですよ。
なので、その惑星が持っている大気っていうのが、しっかりと生存できるような環境なのかどうか、言ってしまえばそこに宇宙人いるのかみたいな話にもつながる研究が至る所でやられているわけなんですね。
今回は、太陽っぽい星の周りに惑星があるんだったら、そこの大気ってちゃんと残っているの?みたいな空気がちゃんとあるのかっていう研究ですね。
早速なんですが、太陽に活動周期と呼ばれるものがあるのを皆さんご存知でしょうか。
ここのポッドキャストを聞いてくださっている方だと、何回か紹介させていただいたと思うんですけど、太陽っていうのは11年ごとにすごく活発な時期とそうでない時期っていうのを繰り返すんですね。
なので、いわゆる11年周期と呼ばれるものが太陽には存在すると。
活動周期が高い時っていうのは黒点と呼ばれる太陽表面のホクロみたいなのがすごく増えて、そこから放射される放射線の量も増えると。
一方で活動的じゃない時っていうのは、わりとのぺっとした表面が見える状態ですね。
そうすると、その時の紫外線の量がかなり変わってくるんですよ。
もしかしたら、太陽活動によって日焼けの仕方も変わるのかもしれませんね。
今回対象になった太陽型星と呼ばれるものの、太陽に似てる星が発する紫外線の量と、その周りを回っている惑星っていうのをそれぞれ調査してあげました。
その期間なんと10年ですね。
10年間のその星と惑星の変化っていうのをそれぞれ計算して観測してあげたと。
この星は太陽と同じくらいだと考えると11年ぐらい見てる。
11年ぐらいの周期があってもいいので、そうすると10年ぐらい見ればおおむね十分な期間でしょうというところが考えられます。
今回10年間この星を観測してあげた結果、まずはその星が活動周期を見せておりますと。
10年間の間で明るい時期と暗い時期がそれぞれ存在していて、さっき言ったみたいに明るい時期、紫外線で明るい時期っていうのは光をすごく強く発しているので紫外線を。
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なので大気を剥ぎ取りやすい。一方で静音気っていうのは剥ぎ取りにくいというところで、剥ぎ取りやすい活動気にはなんと近くの惑星の大気を
一、十、百、千、万、十万、百万、六百五十万キログラムを剥ぎ取っていたらしいんですね。
一年間で六百五十万キログラムですよ。わけわかんない量ですよね。
で、その静かな時期、活発でない時期っていうのは280万キログラムを吹き飛ばしていると。こんなに惑星の空気って吹っ飛ばして大丈夫なの?みたいな。
思うじゃないですか。いや、本当に思いました。それは。だって今まで聞いたことない桁数じゃないですか。
600万キログラムですよ。わけわかんないなと思ったんですけど、これ例えば地球の大気どれぐらいなんだろうと思ったら、この剥ぎ取られている量の50億倍、数十億倍から100億倍ぐらいの量の大気があるみたいです。
つまり、太陽が1年、近くにある星が剥ぎ取る空気の量なんていうのは100億分の1ぐらいの量だけだったんですね。
惑星の大気全体で見ると。そんなぐらいだったら大丈夫そうだなっていうのが今回の研究のオチですね。
なんで今回の太陽みたいな星が近くの惑星の空気を剥ぎ取っているっていう研究を紹介しましたが、実際はその惑星が持っている大気の100億分の1ぐらいしか吹き飛ばしていないというような惑星の大気の量ってすごいねっていうお話をさせていただきました。
今回の話も是非面白かったなと思ったら是非お手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
毎回ツイッターで感想、質問募集しているので、今回今日はそちらの感想を紹介していきたいと思います。
ツイッターネーム、かたこちゃんさん。
ポッドキャストで新たに番組を開拓。宇宙話聞き始めたよ。毎日少しずつなので聞きやすいです。私は耳で聞いた方が理解しやすいのでありがたい。
非常に嬉しいコメントをいただきました。
そうですね。探した時に見つかるようなチャンネルになってたんだなっていう嬉しさがまず一つあって。
ポッドキャストって結構チャンネルがたくさんある中で、宇宙だったり科学っていうところで見つかったのかなと思うと少し嬉しいというところで。
あとはやっぱりこうながら聞きとかしながらで、あとは毎日あんまりボリュームを出さないようにして配信しているので、
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是非日常の中にかたこちゃんさんに宇宙を感じていただける時間が増えればいいかなと思っております。
続いてですね、ツイッターネームにちこさんから、
継承がドクターめちゃめちゃかっこいい。先日の配信の最初で言ったやつですね。継承が変わると白紙家庭を取得すると。
今更白紙家庭は難しいので勝手に業者を応援しよう。
前回の配信の感想で言うと、私はインスタグラムを見てるしポッドキャストも聞いてるから聞きにくいことはなかったです。
むしろ疑問にすぐ答えてもらえることが嬉しかったです。
そうですね、2回か3回前ぐらいにインスタライブと一緒にこちら配信させていただいたんですけど、
その感想がいつも聞いている方からして違和感がないと言ってくださったのは非常に心が心配が少しなくなったなっていう感じですね。
インスタグラムとかで私生活の部分だったりとかっていうのも見せていったりしているので、
そういう人たちにもこのポッドキャストやってるっていうところを伝えたいというところでやってみたんですが、
また今度もやってみようかなと思いますね。
そうするとリアルタイムで質問とかも受けられるので、リアルなラジオに近いのかなって思ったりもしております。
もう一つ紹介させていただきます。
Twitterネームカラフルさん。
専門分野を深めながら新しい分野に挑戦したり得意なことも仕事にする。
研究者の方の新しい働き方はとても魅力的でした。
リモートワークに慣れているのはこれからの時代自己PRの一つになりますね。
興味深いお話でした。ということでありがとうございます。
先日この研究者がどういうふうに仕事に向き合っていくのか、
もっと広い視野でやっていくのもいいんじゃないかなっていう話をさせていただいて、
これが結構魅力的だと言ってくれたのは非常に嬉しかったです。
確かにそうですね、自己PRの一つになるのがこのリモートワークに慣れているというところは、
確かに慣れていない人よりは絶対に慣れている人の方がいいし、
やったことある個数っていうのが大いに越したことはないというところで、
皆さんももし私全然リモートワーク抵抗ないですっていう方は、
そういうのも一つ就職活動とか転職の時の武器になるのかなと思うので、
この意見非常に面白いですね。ありがとうございました。
ということでこんな感じで毎日コメントいただいて非常に嬉しく思っております。
皆さんの感想や質問もぜひまたツイッターでお寄せください。
ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになりますので、
そちらでつぶやいていただけると速攻エゴサをしに行きます。
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で、ツイッターで絡ませていただきます。
では今日はこの辺で失礼したいと思います。さよなら。