1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2022-06-07 14:36

608. はやぶさ2の結果、フライングか!?

世界中が待ち望んでいる小惑星探査機「はやぶさ2」。

新聞にも取り上げられワーー!となっているのですが、肝心の論文が見当たらない。

どこにソースがあるのか。フライング!?

話したいけどソースがないのがソワソワ。

※あくまでも「フライング」の可能性と、実際にJAXA側からの発表がないことに懸念がある指摘であって批判ではありません


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今回は、予期せぬタイミングで 研究成果が発表されてしまったのではないか、
っていうタイトルで、はやぶさ2が持ち帰ってきた サンプルリターンについてのお話、
こちらをしていきたいと思っております。
で、こちらですね、宇宙話を聞いてくださっている リスナーの皆様は、もしかしたらもうこちら、
ニュースで見かけた方、いるんじゃないでしょうか。
はやぶさ2と呼ばれる小惑星探査機が、 リュウグーから持ち帰ってきたサンプルですね。
こちら、2020年に持ち帰ってきて、このポッドキャストでも お話させていただいていたと思うんですが、
こちらについて、研究成果がとうとう出てきた、 というようなニュースが、朝日新聞にドドンと一面で出たんですよね。
多分一面です。
で、それがですね、なんかどうも、 どう見てもこれ論文を参照してないよなっていうような、
そしてそこからいろんなメディアが報道するんですけど、
すべてなんか研究者と関係者への取材によって、 みたいなところで、論文が元になってない。
そしていろいろ探しても、JAXAからの発表だったりとか、
5月の末に更新されているハヤブサ2のツイッターでも、 全然結果が公表されてないというような状況で、
なぜか研究結果だけ一人歩きしている。
そんなお話をですね、ちょっと、まあ研究成果、 発表されている部分も交えてお話ししていきたいと思っておりますので、
ぜひ最後までお付き合いください。
【佐々木亮】佐々木亮の宇宙話。
【佐々木】2022年6月7日始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、 最新の宇宙トピックスをお届けしております。
ということでですね、本日でエピソードが500… 違うか、608話を迎えるというところになっております。
でですね、まあ今日はなかなかセンセーショナルな出来事を お話ししようと思っているわけなんですが、
毎日このポッドキャストでも紹介するぐらい、 世界中にはたくさんの論文が出ているというような状況になっている中でですね、
このポッドキャストにも遊びに来てくださった 舐方浩介研究員、国立天文台で働いている研究員ですね。
彼も今日無事論文が受理されましたというようなところを ご報告していて、
多分ですけど今年で3本目になる論文なのかなっていうところで、
僕の大学院の、まあ大学は違ったんですけど、 いわゆる同期みたいな形で、
結構いろんな研究一緒にやったり 一緒に論文書いたりとかしてて、
ただ僕も結構いろいろ精力的に活動していたつもりではあったんですけど、
もう彼はもう圧倒的な成果をその当時から残していて、 今も第一線で活躍しているというような、
まあそんな、いわゆるお友達の研究者がですね、 論文を受理されたというところで非常に喜ばしい研究成果が 出てきたなというところなんですよ。
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で、まあこの研究紹介したいなと思ったんですけど、 どうせだったらやっぱ本人から紹介してもらった方が、
国立天文台の研究にね、生でこう紹介してもらう、 そんな豪華な会があってもいいんじゃないかなと思ったので、
声かけてみたところ、今週末ぐらいに収録できそうってところだったんで、
来週の頭にそんななめかたくんの論文の内容ですね、 最新の研究結果本人に紹介してもらおうとしております。
で、どんな研究なのかっていうと、 太陽って私たち姿がダーンって見えるじゃないですか。
ああいう天体って宇宙空間に他にないんですよね。
特に光星って呼ばれる自ら輝いてる星については、 基本的には夜空見上げて点で見えるみたいな状況で、
全てが点にしか見えないと。
ただし、太陽は形がしっかり見えるっていうところで、 そういう劣化とした差があるんですよね。
で、そこを深く追求できるのが 太陽の特徴ではあったんですけど、
逆に太陽を引きで見て、他の星同様を、 太陽をただの点として捉えてみようみたいな研究手法っていうのも取られていて、
言ってしまえば、太陽が身近な天体ではなくて、 遠くにあるある一つの天体として考えたらどうなんだろう、
みたいな、そういう研究の仕方ですね。
そういった概念も含めで、ちょっといろいろ 面白い見方をしてる研究、どんどん進めているようなので、
その辺り、またしっかりとお話ですね。
やっぱ本人の声を聞くのが一番いいかなと思うので、 そちらについて紹介してもらおうと思ってます。
なので、来週あたりには国立天文台の研究員 舐方くんを招待してのゲスト会というところをお届けしていきますので、
そちらぜひ楽しみにしていてください。
やっぱりね、自分が研究やってたバックグラウンドを なるべく活かしていきたいなというところで、
実は研究やってた時に知り合った人何人かから、
ポッドキャストなんか頑張ってるね、 みたいな話とかしてもらってるぐらい、
一応ちゃんと研究者の人にも認知してもらってる というような状況になってますので、
こちらですね、皆さんにはなるべく安心して ポッドキャストを聞いていただいて、
内容の制度っていうのは一定担保されてますよ っていうお話をしておきたいなと思ったので、
こんなお話をしてみました。
でですね、本題に入っていこうと 思ってるわけなんですけど、
なんでこんな前置きをしたのかっていうと、
今日の話は本当にこんな大々的に こんなミスというかが起こるのかなっていうところのお話なので、
ちょっと論文の話だったりっていうのをしてみました。
今日は、予期せぬタイミングで研究成果が 発表されてしまった
ハヤブサ2についてのお話をしていきたいと思っております。
で、こちらですね、冒頭にも話しましたが、
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この宇宙話聞いてる方、結構いわゆる 宇宙リテラシーっていうのが高い方たちだったりとか、
科学への興味っていうのが強い、 そんな方が多いんじゃないかなと思っております。
そんな中で、今日皆さん多分ツイッターとか いろんなメディアで取り上げられてるであろう、
ハヤブサ2の持って帰ってきたサンプル、
こちらの中身が解析が終了して、 その結果が発表されたというようなお話が出ております。
朝日新聞の一面だと思われるページが ドドドンと出ているわけなんですけど、
これですね、これ宇宙話で聞きたい みたいな声とかもツイッターでいただいたんですけど、
まず大前提としてですね、これ多分 このタイミングで出ちゃいけない研究結果だったっぽいっていうところが
まことしやかにささやかれております。
具体的にはどういうことなのかっていうと、 論文っていうのはどういうステップで出すのかっていうと、
基本的にどの論文サイトもそうなんですけど、 大元は雑誌ですと。
例えば、権威のある雑誌っていうのが 天文学だったらいくつかあるんですね。
大きく分けて、大体3つぐらいのところに 出しますみたいなっていうのがあって、
そういうところにどういう風に出すステップが あるのかっていうと、
基本的にはまず論文の雑誌に、その論文の雑誌の形に合った 原稿っていうのを提出するんですね。
それを提出すると、その雑誌が抱えている研究者、 関連の研究者の方々がその内容を精査して、
ここって本当に合ってるんですか? みたいなレビューっていうのを行うんですね。
レビューっていうのを行って、じゃあそれを超えた 変なところは突き返されて、それをまた修正して返して、
っていうのを繰り返して、精度の高い論文を作って 雑誌として発表する。これが一連の流れになってます。
大体の研究者だったりとか、世の中の風習的には この受理されたっていうタイミングで一般公開して、
この論文出ます、みたいなところを お話をするんですよね。
ただ、一部ではインパクトの強い研究だったりとか っていうのは研究期間の中で、例えば
プレスリリースのタイミングを合わせる だったりとか、論文雑誌の方と歩幅、標則とかを合わせて
このタイミングでこの研究結果を公開させましょう、 なんていうところの多分歩幅を合わせるタイミングが
そういったところで、きっと今回の研究内容っていうのは 論文雑誌としても一定、大丈夫だろうっていう状況になって
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言ってしまえば、ハヤブザ2の研究成果って 結構世界中が待ち望んでいた部分もあったので
そうしたら、例えば世界同時公開していこう なんていうようなところでスケジュールを合わせていた可能性が
非常に高いというところが見え隠れしているのが 今回の発表なんですよね
なぜそう思われるのかっていうと、まず JAXA からの公式見解が今回全く出ていないと
朝日新聞の記事の内容だと JAXA への取材の結果だったりとか
○○が期待されている、○○が出そうである みたいな不確定な要素をいい感じに表現したみたいな
記事の内容になっているっていうところがまず一つ で、僕さっき言ったみたいに
参考にしている論文、世界中にたくさん出ているので そういった論文参考にしてポッドキャスト話してますよ
って言ってると思うんですけど、そういった該当の論文が 現状を見当たらないというような状況がある
そして朝日新聞以外のメディアが取り上げていなかったところで 朝日新聞が公開したところから
皮切りになぜか各社がさみだれ式にバンバン出していった というような状況が見られているというのが
今回のこのハヤブ殺痛の研究結果の部分になっています
ただですね、これはもちろん朝日新聞の中で使われている表現が ただこういうふうに断言していないっていうだけで
しかも僕が今探している中で 論文が見つかっていないっていうだけの可能性も十分にあります
ただですね、世の中で騒がれている 単純にこの結果すごいなっていうふうに
指摘されているのとの裏に隠れつつ
これなんかタイミングおかしそうだし 表現も変じゃないみたいなところが結構言われているので
今回の発表もしかしたら ちょっと要注意かもというようなところです
あと僕もちょっと色々調べてみたんですけど
例えばハヤブ殺痛って結構広報活動にも力を入れていて
ツイッターのアカウントとかも ちゃんと5月の末とかにも更新してるんですよね
今回みたいな研究結果が出てるんであれば
そういったツイッターで拡散されるっていうところは 一部あり得るだろうなというふうに思ってはいるんですけど
そういった形跡も一切見られないというところで
もしかしたらちょっとそういった論文雑誌 内緒は世界中の共同研究者
そして研究所のプレスリリースに対して
若干フライングしてしまったんじゃないかなっていうような匂いが 今出ているというような状況になってます
ただですね そういったバランスが崩れた瞬間に
各社バーってオンラインでもオフラインでも オフラインはどうか分かんないですけど
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オンラインでバンバンってニュース出て
いろんな研究やられてる方とかも
ようやく出てきたかみたいな感じで騒いでいる部分もあったりするので
まあですね この内容は一定信じ込める内容なんじゃないかなというようなところです
ただなんかそういった感じでこの発表の経緯に対して
こういった懸念がたくさん出てるのっていうのは 結構面白いなと思ったので
ちょっとなんか早草2に関する研究内容っていうところを
説明させていただく前に こういった懸念ありますよっていうところと
やっぱちょっと公式的に発表されたものがない
そして内容が確認できる論文っていうのが
全然参考文献として出てこないっていうところがあるんで
そういった情報が揃い始めたら
この宇宙話でも取り上げさせていただこうかなというふうに思っております
きっとこの絵出ちゃったら 明日 明後日とかには出るんじゃないかなとかって
思ったりしてますが 一体どうなるんでしょうか
ただですね 書かれてる内容はめちゃめちゃワクワクします
最近 ちょっと前に隕石の中にアミノ酸があって
実は地球上にあるアミノ酸っていうのは
私たちの体を支えてる材料の一つですね
っていうのは宇宙から飛んできてたんじゃないかなんていうところの
資産まで出てきてるんで こういったところはめっちゃワクワクして
話したいところであるので 今後ちょっと情報が整理できたら
お話ししていきたいなというふうに思っております
なのでリクエストいただいた方 複数もいらっしゃいましたが
そういった状況になっておりますので しばしお待ちいただけたら嬉しいです
ということで 今回は早草2の研究結果が
意図しないタイミングで出てしまったんじゃないか
そんなお話をしてまいりました
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今回のお話はあくまで情報が足りなくて
もしかしたらプレスリリースとして出た部分
新聞に載っている部分っていうのが
フライング気味だったんじゃないかっていうような 可能性のお話です
特になんか批判してるというところではないので
ご了承ください
それではまた明日お会いしましょう さようなら
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