1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2022-03-12 13:17

521. 金がレアな理由を宇宙視点で考える

宇宙で「ゴールド」を作る現象がなかなかないからこそ、金は希少なのです!

その現象を解説します!


ソース

https://www.nro.nao.ac.jp/news/2022/0310-murase.html


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
早速今日の本題を紹介します。今日の本題は、宇宙空間でどのように金、ゴールドが作られるのか、というお話をしていきたいと思っております。
地球上では重要なというか、非常に高価な金属として扱われる金なんですけど、この金というのも、そもそも他のいろんな物質というのも、宇宙空間のいろんな現象を経て、それがたまたま地球の中に
集積されたものについて、私たちは価値を見出しているというような状況なので、こういった身の回りの物質っていうのをより俯瞰的に見るというか、過去に戻って見てみると、じゃあどうやって宇宙空間でできたのか、っていうようなところに行き着くんですね。
そんな中で金を作る、金を生成すると言われている現象、これをキロノバと呼ぶんですけど、このキロノバという現象について今回はちょっとご紹介していければなというふうに思っております。
で、なんでこうやって現象についてのお話をしていくのかっていうと、これって例えば今回はあんまり話さないですけど、重力波って呼ばれるようなノーベル賞を取った研究だったり、アインシュタインが関わっているやつですね。ああいうのだったりとか、宇宙空間全体での星の一生だったり、リンネ転生みたいな、生まれ変わりみたいな、そういったところにも繋がってくるってところで、なんかいろいろ調べてて、そういえば
キロノバの話ってあんまりしてなかったなと思ったので、今回はここをピックアップしてお話しできればなと思っております。なので今日は結構天文職の強い回になっているかと思うのでよろしくお願い致します。
はい、ということでですね、毎日恒例の近況報告をさせていただこうかなと思うんですけど、僕最近今年に入ってからは割とというか基本的にずっと出勤の体制で仕事をしてるんですね。
メインの仕事がデータサイエンスっていう仕事なんですけど、そのデータのセキュリティの観点とか、使っているお客さんのデータとかを触るものですので、
家でできない作業っていうのもセキュリティ面的には存在するというところで出勤をしなきゃいけないという状況になってて、片道今1時間半、2時間弱ぐらいかかってるんですかね。
で、別にコロナだからといって空いてるわけではないというような電車がそんな状況でやっております。
で、往復の間何してるのかっていうと、その間で例えば
そらえって呼ばれる宇宙ポータルサイトの記事書いてみたりとか、一緒にコラボさせていただいているので記事書いてみたり、他の仕事の調査してみたりとかなんですけど、
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たまにそんなのも全然やる気出ないみたいな時があって、その時はネットフリックスとか見るわけですよ。
で、昨日から見始めたネットフリックスのトークサバイバーっていうお笑いのコメディ番組があるんですけど、これがすごい面白くて、
大学生の時とかよく電車でお笑いの動画見て笑い絶えるみたいなぐらいずっとお笑いの動画見てたんですよ。
なので、なんか久しぶりにこうやってゆっくり全部見るなぁと思ってシリーズ通してと思ったら、もう前半からすげー面白すぎて、
マスクしてなかったらすごい演出者ぐらいの感じで笑ってしまうような、そんなのにハマってしまいました。
で、もう1日2日かけて全部見てしまうぐらいの感じになってるんで、もしお笑い好きな人いたらお勧めですというところで、なんかこれからは
もうちょっと最近そういった出勤も相まってカツカツの生活をしているような感じがあるので、時間的に。
なので、なんかそういったところを改善しながら、週1本ぐらいは映画見たいなーってすごい思っているのを慣らしっていう感じですかね。
はい、まあそんな感じで、なんか僕もガツガツに仕事ばっかりを入れまくってっていうところはだんだん体的に限界きそうなので、
そういった調整をかけ始めているというような感じです。っていうまったく完全な余談でしたけど、本題に入っていきたいと思います。
今日の本題は宇宙空間でどのように金ゴールドができるのかっていうような、少し身の回りの物質と宇宙空間を絡めた、
そんなお話をしていきたいと思っております。でですね、
そもそも地球上で気象価値の高いと呼ばれている物質ですね。 例えば金もそうだしプラチナとか、そういったところってなぜ気象価値が高いのか
っていうようなお話になってくるんですけど、これって簡単に言えば取れる上限があって、そしてなおかつ少ないからっていうところが結構重要になってくると思うんですね。
じゃあなぜ少ないのかって考えたことどうですか?皆さんありますか? ちょっと今日鼻声なんですけどね、すいません。
なぜ少ないのかっていうところを考えたときに、これ宇宙規模で見たときには単純にその物質を作る宇宙空間での減少が少なすぎるというような、そういうお話なんですよ。
具体的に比較してみると、例えば皆さん、水素。 水素ってありますよね。周期表とかで見たときにも水平リーベーってなるような水素。
あの水素がやばい、足りなくなるかもしれないって思ったことありますか? 多分ないと思うんですよ。水素とかヘリウムとかね。
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で、私たちの身の回りにある酸素とかそういうところもそうですよね。 じゃあなんでそういうふうに思うのか。じゃあそれらがどういう状況で作られているのか。
あと鉄ぐらいまでも含めた方がいいですね。 宇宙空間では結構鉄っていうところがキーになるので、鉄ぐらいまでって鉄足りないって。
まあそれは若干の希少価値はありますけど、 鉄自体も結構豊富にある物質っていう印象がなんとなくあるんだと思います。
そんな中でじゃあ宇宙空間でこれらがどうやってできてくるのかっていうと、 水素とかそういうのっていうのはそもそも宇宙空間ができたタイミングでこう
宇宙にばら撒かれているような物質。つまりなんかこう初期ボーナスじゃないですけど。 そういったふうにスタートの地点から存在している宇宙空間の中にものすごくたくさんあるっていうのが
水素なわけですよ。で、なので水素にはまずそこまでの私たちは希少性だったりっていうのを感じない。
で、じゃあもうちょい重い星、結局ポッドキャストの何度か話してますけど宇宙空間でどうやってものが新しく作られていくのかっていうと、
元は全部水素なんですよ。水素のところからじゃあどうやってできていくのかっていうと、これ
星の中とかで核融合って呼ばれるのを起こして、まあ融合っていう言葉ぐらいですから、 まあ1さす1は2にするみたいな、そういう性質で水素と水素を合体させてヘリウム。
で、水素とかヘリウムヘリウムで合体させてどんどん重いのを作っていく。 そして酸素だったり鉄だったりっていうのを星の中で作ることができるっていうのが
物質の特徴なんですね。 星の今言ってる星っていうのは太陽みたいに自分で輝いている星です。
なので太陽とかもそういった
水素の核融合によって輝いている、まあ核施設みたいなものはわけですよ。 まあそんな感じで太陽の中身もどんどんどんどんものを作っていく中で最終的に
星の重力っていうところで作られるのの一種の限界値みたいなのが鉄なんですよね。 なので
じゃあ星ってどうやってできるのかっていうと単純に宇宙空間にある塵とか それこそ水素のガスとか
それがくっついて一つの星を形成していく。 そして核融合を起こしていってるってことなので、それが一番宇宙空間で起こりやすいと。
じゃあその後です。その後の重いもの、例えば 携帯とかの電池に使われている
シリコンとか。 まあシリコンっていろんなところに使われてますよね。半導体とか。そういったところではどういうのを
どういうところから作られるのかっていうと、 星が最後死ぬ時に起こる爆発現象。その爆発現象の中にそういったシリコンとかっていうのが
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見つかっていたりするんですよ。ってことはこの爆発を起こし得る星でしか作られない っていうふうに考えた時に
宇宙空間にたくさんある星の中ですべてが爆発を起こすわけではないんですよね。 例えば爆発を起こすってなると多太陽の8倍ぐらい重くないと
できないとかっていうところで、じゃあちっちゃい星っていうのはそこまで作れないわけじゃないですか。爆発も起こさないから。
っていうところで まずそうやって普通の酸素とか鉄とかとのレア度っていうのが差が出てくるんですよね。
じゃあ今日の本題である金っていうのはどうやってできるのかっていうと 中性子星と呼ばれるものがポイントになってきます。
中性子星っていうのは何かっていうと、これも地の通り 元素とかを作っている中性子だけであるような非常に特殊な星であると。
どういうふうにできるのかっていうと、太陽みたいな星の太陽よりも8倍以上重い星。さっき言った爆発を起こすような星で
なおかつブラックホールになり得ない。 なのでさらに10何倍とか
太陽の10何倍以上になると爆発を起こした後ブラックホールになるんですけど ブラックホールに
言い方は悪いけど成り損ねたみたいな。そんな星なわけですね。 そういった中性子星って呼ばれるもの。
でこれものすごく密度が高くて重力も強くて 太陽と重さは同じぐらいの星なのに爆発した後ですね
周りの自分の殻を吹き飛ばしてもなおかつ 太陽ぐらいの重さが残っていて、その姿その大きさっていうのがなんとギューッと縮め
られて直径がだいたい10キロとかっていうような 東京住んでる人で言うとこの山手線の中にスポット収まるような
そのぐらいもう本当に一つのなんか街ぐらいの大きさってことですよ そこに太陽がギューッと縮められたみたいな天体なんですね
でそういった天体があって でそれらがたまたま近くにいて連星って呼ばれるこう連なってる星になって
それらが合体した時にその衝撃によって金ができるというふうに考えられてるんですよ っていうところでなんかこう今馴染みのない星がさらに2つ登場して
それらがぶつかってその衝撃で金ができるって なんかかなりの確率っぽくないですか
で宇宙空間ではまあそれだけレアな確率でできるものが金だったりっていうふうに 考えられていて
なのでこうそれらがたまたま地球の中に含まれるような状況になったときにどうしても 存在量の比として金の希少性が上がってくるというところなんですね
でこれって中性子星って呼ばれる星が合体した時のこの爆発現象みたいな っていうところの名前をキロノバって呼んでいて冒頭で話したみたいに
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このキロノバっていうのは ちょっと前に有名になった重力波天文学っていうところで重力波を発生させるときに
一種発生する爆発現象というか中性子星が合体するときの現象のことをキロノバと呼ぶので
このキロノバっていうワードそして中性子星っていうワードをセットで覚えておいて 皆さんにはそこにセットで重力波だったり
金ゴールドプラチナっていうところの生成のお話も少し覚えておいていただけたらなという ふうに思っております
ということで今回はちょっと知識的なお話になりましたが 宇宙空間でどうやって金が生成されるのかっていうお話をさせていただきました
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今日はちょっと花粉症気味で鼻が詰まっているかなと思いますがご了承ください それではまた明日お会いしましょうさようなら
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