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はい、皆さんこんにちは。
2024年6月16日、日曜日、ツカサです。
この放送は、ベンチャー企業の管理職、ツカサが、日々の仕事や生活の中での、学びや気づきをシェアする番組です。
皆さん、おはようございます。
えー、こんにちは。
今日は、日曜日ですね。
なんかすごい、今週は暑い日が続いていましたけれども、どうですか?
皆さん、今日という日曜日、最高の日曜日、送れていますか?
えー、今日はね、日曜日なんだけど、先日、路上アーティストのヨエルさんのインスタグラムを見て思ったこと。
そのことを、シェアしたいなって思うんですね。
何だったかなっていうと、この方はですね、毎日路上でライブパフォーマンスをされている方で、雨の日も風の日も、暑い日もですね、外で路上ライブをやってらっしゃるんですね。
で、その時の様子を、インスタグラムの動画にアップして、心境をシェアしてらっしゃいました。
それでね、この毎日続けるっていうことが、いかに大変なのかっていうことを、ちょっと僕もですね、思い出したので、
その自分の体験とその時の学びをね、ちょっとシェアしたいんですよね。
僕は2003年からベアレン醸造所っていうクラフトビールの会社に転職して、創業の年だったんですけど、その頃からずっとですね、いろんなことをやっています。
営業がメインですけども、ビールを販売して、このブランドの拡大にいろんなものを捧げてきました。
その中で、大きな成功というかね、成功体験の一つだな、それが毎週土曜日の路上市なんです。
森岡っていうね、岩手県の森岡市のところでは、毎週土曜日、夜市っていうね、路上市が開かれるんですね。
これは4月から11月までの毎週土曜日で、全部で35回あるんですけれども、基本的に天気に左右されずに開催されます。
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在目町っていう町の通りを午後3時10分から夕方の6時半まで交通規制をかけて、400メートルぐらいの路上にですね、100店舗ぐらいのマーケットができるんですね。
マーケットというかマルシェですよね。路上市ができるんです。
2003年のベアレン創業当時は、本当にね、野菜とか漬物とか農産物を中心に御座を敷いてね、販売する方が非常に多かったんですよね。
そんな中、ベアレンビールは本当にね、売る場所がなくて出店させてもらったっていうような、そんな思い出があります。
そうですね、確か秋から出店しましたね。
そして2003年の秋からビールを販売し始めるんですが、全く売れないんですね。全く売れないです。もう本当に売れない。
売れないっていうのはこういうものかってぐらい売れなかったです。
なぜならね、当時そういう野菜とか海産物とかそういう物販ですよね。持って帰るものを普通売っているのに、お酒売るの?っていう感じだったんですよね。
しかも持ち帰りじゃなくて生ビールを僕らは売ろうとしてたんです。
持ち帰りも売ってましたよ。だけどその昔の、その当時の路上市は値引きをして売らないと売るのが普通っていう感じだったんですね。
つまり、生産者が販売しているものですから、スーパーとかに下ろせないような、そういうちょっとした弾きというかね、規格外のものが安く新鮮な状態で手に入れるような、
そういう場でもあったわけです。だからアウトレット品って言ったらいいのかな。そういうものばかりでしたね。
で、僕らはビールのアウトレット品ってほぼないから、正規値段で売るんだけど値引きというかね、値下げをものすごい請求というかされました。
お客様から。でもね、絶対にそれはしないって決めてたんですね。で、まあ、頑張って売ろうとするんだけども、立ち去っていくっていうようなことを何度も経験しました。
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この話はね、本当に語り尽くせないほどのストーリーがあるんで、ちょっとまた後の話にしようと思うんだけど、今日はヨエルさんの話から僕の経験につながる話なんですけどね。
2004年から僕はこの路上市、与一への出店を任されます。
当然ね、人数いないから、創業のメンバーが5人ですから、その中の最年少の僕がそこに出て行ってビール売るわけですね。
1人だけです。1人で生ビールやビンビールはもちろんなんだけど、テント、テーブル、椅子、全部をワゴンに積んで持って行って準備して売って、全部片付けて帰ってくる、ワンオペでやってましたね。
それを10年くらい続けたのかな、毎週土曜日。だから僕はこの10年間、土曜日休んだことはなかったですね。娘が生まれた時も休みませんでしたね。休めなかったっていう方が正しいかな。
それでね、僕は本当に土曜日休みたかったんですよね。いつでも土曜日は僕は休みはなくて、日曜日だけの休みではあったんだけれども、日曜日もね、やっぱりイベントとかあるから休めなかったりもして、土日の休みっていうのにすごく憧れていました。
でもこの路上市は、雨でも風でも必ず開催するっていう、そういうルールで出展させてもらってるんで、雨天決行なんですよね。
そんな中、僕はずっと雨でも風でも一人でワンオペでやってたので、そのうちお客様が僕のことを信用してくれて、というか顔を覚えてくれてね、結構来てくれるようになったんですよね。
それでね、3、4年ぐらいしてからかな、ある日この与一っていうマーケット自体が休みになるっていう事態になりました。台風直撃の日だったんです。
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岩手県まで台風が勢力を衰えずにまっすぐ直撃するっていうことは、とっても珍しいことだったんですけれども、後にも先にもというか、僕が経験した中ではこの一回しかないんですけどね、それがありました。
僕は本当にね、申し訳ないんですけれども、心の底から嬉しかったです。土日休めるって思ってね。
でも会社には出勤したんだけどね。
なんかすごくゆっくりとした土曜日の仕事を違和感を持ちながら、会社で事務所で仕事をしたのを本当によく覚えているんですけど、
この台風の翌週の土曜日、僕が与一に出店した時に驚くべき事実を知るんです。
というのは、台風の日、与一っていうね、市が中止になって、100店舗前の出店者が全員その日はお店を出してない。
そんな日にね、ある一人の常連さんが、司くんだったら、与一が中止だったとしても来てるんじゃないかって思って、俺行ったんだよねって僕に言ってきたんです。
本当かって、マジだったのか、マジでそんな人がいるんだって、すごいびっくりしたのを覚えてます。
とんでもない日だったんです、その日は。
でも、僕はそれまでの間、雨でも風でも雪でも、とにかく一人で必ず出店しに行ってビールを出して、売れても売れなくても行ってたわけです。
強風の日なんかはテントが飛ばされそうになって、周りのお客さんにテントを文字通り支えてくれてね、そうやって何年も出店させてもらってて、
あの台風の日、僕はその人、僕のことを信じて来てくれたその人をね、僕は信じてなかったっていうか、そんなことがありました。
この時僕が思ったのは、僕たちはヨイチっていうルールの中で出店しているっていう風に思っていたんだけど、
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でも大事なのは誰のために出店しているのかっていうことを本当に忘れちゃいけないなって思ったんですよね。
誰も僕のことを責めることはしませんでした。会社もお客様も。
そのヨイチに来てくださった、台風の日に来てくださった方も僕のことを別に責めるわけでもなかったです。
でも僕は、僕を信じて来てくれた人を信じれなかったっていうその一点においてとっても後悔してるんですね。
ヨイチが中止だったとしても、僕は行っておけばよかったなって本当に思ってます。
だから、その日以降ですね、ヨイチが中止になるか中止にならないかっていうような際どい悪天候の時も僕は迷わず行ってましたし、
それで中止になるか中止にならないかでハラハラしている他の出店者の方々を見て、
出店は誰のためにやってるの?っていうことを問いたくなる、そんな気持ちになりました。
つまりですね、毎週毎週出店をするとか、毎日何かをするっていうことに思いを置いていくとですね、
それが目的になってしまって、とっても大切なことを見失うこともあるんだなっていうことを体験として感じた出来事だったんですね。
そういうことは皆さんの間でもあるんじゃないのかなって思うんです。
ヨエルさんの話に話を戻すんですが、彼はインスタグラムの中で嵐の中のライブパフォーマンスを収録して配信してたんですけれども、
その中にね、誰がこんな時に歌を歌っているんだろう、他にいるんだろうかみたいな、そんな心の声がテロップで流れるんですけれども、
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その途中でお客さんの声が聞こえたんですよね。ヨエル頑張れ!みたいな。これはちょっと僕はびっくりしたんですよね。
嵐の日に来るか来ないか分かんないっていう状況の中で、このライブパフォーマーの人は路上に出て行ってる。
そして、そこにお客さんが行ってるっていう時点でね、とてつもない信頼関係ができてるなって思ったんですよね。
もうすでにね、そこに信頼関係ができてるなって思ったんです。
そうなったら勝ったも同然っていう感じだと思うんですよね。決して揺らぐことのない信頼関係なんじゃないのかなって僕は思います。
だからね、今日のシェアっていうのは、誰か一人のためにでもなるのであれば、その一人を信じてやったほうがいいって思います。
きれいごとって言えばきれいごとなんですよね。今だったらね、時代としては限られたリソースの中でいかに効率的に集客するかということが正解なんでしょうけれども、
だけど、効率的な集客ももともとは一人のためにどれだけ思いを込めて何かを届けるのかっていうところが大切なのかなと思います。
一つの積み重ね、一つの大切さ、一人のお客さん、一回の出会い、そういったものを大切にしていく、その積み重ねが大きな集客や大きな影響力につながっていく。
そんなふうに思いますので、ぜひね、日曜日、皆さんちょっとリラックスしてビールでも飲む、そんな日だと思うんですけれども、一つ一つの積み重ねっていうこと、一つの大切さっていうことを振り返ってね、何かの、この話が何かの参考になったらいいなというふうに思います。
僕の経験談からの話、シェアでした。
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それでは、今日は日曜日、もう午後になりましたけれども、残りの時間をね、大切に使っていただきたいなと思います。
父の日だよね。お父さんがいる人もいない人も、関係が難しくなっている人もそうでない人も、お父さんらしくない人もお父さんらしい人も世の中にはいると思うけれども、
でもね、大切な人に感謝を伝える、そういうタイミングはね、恥ずかしがらずに、後悔することなくできるときにやったほうがいいなというふうに思いますので、ぜひ皆さんもそんな一日にしてはどうかなと思っています。
はい、それでは長くなりました。やってしまったな。みんなの時間を20分も取っちゃったよ。
えー、日曜日だからね。1.5倍速ぐらいで聞いて、皆さんの貴重な時間を奪ってないことを祈っています。
それでは、また明日。さよなら、バイバイ。