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2023-12-01 18:48

S01E02 // 海外移住、夫婦どっちのキャリアを優先するか?

越境家族 - 国境を超えて暮らす家族のドキュメンタリー


海外で暮らす ”家族” を主人公に「将来どの国に住むのか?」答えを探していく番組

経験者が通った究極の選択肢と我が家の実体験を通して、キャリア選択から子育て、介護から資産運用まで、家族で向き合う海外移住のリアルをお伝えします。


▶︎▶︎ リリース情報

初回エピソード: 2023年11月1日(水)AM

シーズン1 全10話 2週間に1話ずつ 配信予定


▶︎▶︎ Hosted by

Rina Arai / 新井 里菜(Podcast Director)

⁠⁠https://twitter.com/RinaAraiLevia⁠⁠

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▶︎▶︎ Designed by

Koyomi Matsushima / 松嶋 こよみ(Graphic Designer)

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越境家族、国境を越えて暮らす家族のドキュメンタリー。
この番組は、海外で暮らす家族を主人公に、将来どの国に住むのか、
経験者が通った究極の選択肢と我が家の実体験を通して、この問いの答えを探していきます。
前回のエピソードでは、私が夫に、これから住むとしたらどの国を選ぶか質問してみました。
分からない。そんな簡単じゃない。そう、簡単には答えが出ない質問です。
自分たちだけの問題じゃないし、好みの問題でもない。
5歳の娘がいる我が家は、もちろん学校選びだって考えなきゃいけないし、実家の両親だって気になる年齢。
家族で向き合う海外移住には、単身移住とまた違った変数が出てきます。
例えばキャリア。夫も私も自分の仕事が好き。
ただ別の場所に、別の国に住めば、私のキャリアはどうなるのか、夫のキャリアはどうなるのか。
これが今日の一強家族が向き合う一つの難問。
どっちのキャリアを優先するか。
どの業界か、どの会社か、どの職種か。
これらは自分の将来を決める重要な選択肢。
さらに今ではどの国で働くか。そんな選択肢も実は身近になっています。
今や海外で暮らす日本人はおよそ130万人。
30年前と比べて2倍以上に増えました。
自分が子供の頃はまだ珍しかった海外移住。
広島の田舎で育った私の周りには、帰国子女という同級生ができたのも14歳の時が初めてでした。
その子はお父さんの仕事の都合でドイツに数年暮らしていた女の子。
1クラス30人の中でたった1人。
英語の発音も良くてなんとなく雰囲気も軽やかで、帰国子女というのが憧れに思えたのもこの時でした。
当時は子供目線で見ていた海外移住。
今、大人目線で思い返してみると、
お父さんの仕事で海外に住んでいたということは、きっと駐在だったんだろうな。
会社から打診が来た時、家族会議したんだろうか。
お母さんって仕事を辞めたのか。そんなことが気になります。
アズマ・カナと申します。ベトナムの放置民に越してきて1年半ほどになります。
現在、旦那さんと6歳の息子さんとベトナムで3人暮らしをされているアズマ・カナさん。
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海外に住んでいる理由はパートナーの海外赴任。
そう、昔出会ったクラスメイトの家族と同じ境遇です。
もともと海外でのキャリアを積みたいと言われていた旦那さん。
会社から事例をもらった時もすぐ行きますと返事をされたそうです。
アズマさんもそんな旦那さんの意思は分かっていて、
海外に住むのも人生経験としてやってみたいとご自身で思われていた。
ただ、実際に現実となった時の反応はちょっと違ったと言います。
あの時のお母さんの気持ち。
家族に海外赴任の事例が来た時、どんな思いだったのか。
アズマさんに聞いてみました。
一方、私はちょうど29歳30歳ぐらいで仕事が楽しかった時期だったので、
キャリアを選ぶか夫、家族との生活を選ぶかというところで、
ちょっと迷っているから考えさせてほしいと。
結婚して結構すぐのタイミングだったんですよね。
いつかはそういったタイミングが来るっていうのは、
結婚する当時から知っていたつもりではあったんですけど、
いざ来たかという感じで、
自分のいろんなものを変えなくてはいけないということに、
アレルギーではないんですけど、やっぱり抵抗感がありましたね。
キャリアを選ぶか、家族を選ぶか。
人事広報としてフルタイムで働いていた彼女。
すぐに会社に相談したと言います。
当時の旦那さんの赴任先はオーストラリア。
相談した上司も偶然、海外赴任の経験があり、
こうした事情にはすごく理解のある方だったそうです。
ただ事例が出たのが当時2014年、今から10年前のこと。
今でこそ場所を問わずに働けるリモートという選択肢は
簡単に思いつくものの、当時はそうでなかったと言います。
同じ仕事を別の場所から続けることはできない。
キャリアを選ぶか、家族を選ぶか。
夫は同じ会社でどんどん経験値を積んでいく。
一方で自分のこれまでの経験値はどこに行ってしまうのか。
悩んでいる東さんに会社が提示してくれたある選択肢が
大きな後押しになったと言います。
もし日本に戻ってくるようだったら、
また戻ってくればいいよと言ってもらったというのが後押しになって、
それが本当に決断の決め手になったという形でした。
戻る場所がある。そこからまたキャリアを再開できる。
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結局、旦那さんから6ヶ月遅れてオーストラリアに合流した東さん。
職場にはまた戻ってきますと言って一旦退職。
3年後、本帰国した時には実際同じ会社に戻られたそうです。
もし家族に海外婦人の事例が来たら、
もし自分に海外婦人の事例が来たら、
どうしますか?
専業主婦といえば、まずどっちの感じを思い浮かべるでしょうか。
男の方か、女の方か。
結婚して専業主婦になった。家族の転勤に伴って仕事を辞めた。
そんなシチュエーションを想像してみても、
どちらかといえば、夫が仕事を続けて妻が退職するというイメージが浮かびやすいかもしれません。
海外婦人も同じ。夫の仕事で海外に。
昔出会ったあの同級生のお母さんも、
同じように聞かれたら答えていたんじゃないかと思います。
逆に妻の仕事で海外に。そんな人と出会いました。
鈴木陽平さん、35歳。西アフリカにあるセネガルに2年住んでいる彼のご家族。
キャリアを選ぶか、家族を選ぶか。選択肢は夫にもやってきます。
元々、結婚する前から妻がアフリカに関わる仕事をずっとしていて、
結婚前も妻は約5年近くアフリカで暮らしていて、
遠距離恋愛みたいな形でした。
結婚して子供が生まれるに伴って、私が働いて、
妻が専業主婦を4年間ぐらいしていたんですけど、
子育てが一旦落ち着くタイミングで復職したいという話はずっと聞いていて、
どこかのタイミングではアフリカに行こうという話は元々していたんですね。
それがもうちょっと3、4年後とかそのぐらいのスパンの話かなと思っていたら、
その専職に入社して1年ぐらいのタイミングで復職してアフリカに行くという話になってしまって。
早かったですね。
そうですよね。なのでちょっと志半端みたいなところはあったんですけど、
元々いいポストがあればアフリカに行こうという話をしていたので、
そこで私は会社を辞めて家族でアフリカに移住しました。
それは事前にお話し合いをご夫婦の中でされてたっておっしゃってましたけど、
どんな話し合いされたんですか。
そうですね。アフリカのポストはいろいろあるんですけど、
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その中でも治安の良さだったりとか、
医療アクセスとか、
そういう小さい子ども育てるにあたっての条件が良い国っていうのは結構限られてくることもあって、
そういう良いポストがあったら応募したいなという話は元々していて、
そこに応募して結果的に受かったということもあって、
僕としては結構早かったんですけど、
妻と僕の間である程度決まってた話でもあったので、
そこはすんなり二人で決めた感じですね。
本当はもうちょっと日本にいたかったなとか、
自分のキャリアはどうしようとか、
そういった葛藤とかって鈴木さんの中であったりされたんですか。
全く葛藤がなかったわけではないですけど、
当時勤めていた会社では、
ちょっと責任あるポジションとかも任せていただいてたりもしましたし、
ただ、自分がアフリカで暮らすとかっていうことは全く想定していなかったし、
面白い話でもあるなと思ったので、
アフリカに移るということ自体はポジティブに捉えていましたね。
タイミングは予想外だった。
けど、もともとお互い話し合っていたこと、
それに沿って決断したという鈴木さんご家族。
ご本人のキャリア遍歴を伺ってみると、
もともとは雑誌の編集者。
そこからウェブメディアに移って、
最後は教育系といろいろ転職もされてきたそうです。
日本で最後に勤めていた会社には、
入社面接の時に、
いつか家族でアフリカに行く可能性がありますと伝えていたそう。
会社としても事前に分かっていた、
いつかやってくる海外行き。
実際、奥さんのポジションが決まった時も、
鈴木さんはリモートで仕事を続ける話になっていたそうです。
当時2021年、新型コロナウイルスが蔓延するパンデミックの時でした。
リモートも当たり前。
これなら、そのままキャリアも家族もどっちも選べるはず。
が、海外で仕事をする時のハードルが立ちはだかります。
それが、ビザ。
当時、パンデミックで多くの国に入国制限がかかっていた。
セネガルも同じでした。
仕事ができるビザが取得できず、
鈴木さんは退職することに。
結果、専業主婦になったといいます。
元々2年間という人気付きで来ていたセネガル。
日本から遠い国、何かと不便じゃないかと思ったものの、
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数ヶ月たった頃には、
現地の暮らし心地の良さをどんどん実感されていったそうです。
そこに来て、ちょうど奥さんのポジションももう2年延長できることに。
生活も心地いい、奥さんのキャリアも詰める。
ただ、もう2年専業主婦をするのか、鈴木さんは考えました。
その結果、海外生活長くなるならこのタイミングで、と、
最近リモートで仕事を始められたそうです。
ただ、全職に戻ったというわけではなく、
別にやりたいことが明確に決まっていたという彼。
今回お話を伺ったのも、
日本のとあるNGO団体に働き始めて1ヶ月目というタイミングでした。
移住当時は難しかったリモートでの仕事。
今回は、仕事探しも面接もそして実際の仕事もすべてリモートで、
自分のやりたいことをつかんだという彼。
キャリアを選ぶか、家族を選ぶか、
鈴木県にとっての選択肢もそうシンプルではなかった。
日本では旦那さんがキャリアを優先。
セネガルでは奥さんがキャリアを優先。
それぞれの場所でお互いが専業主婦になり、お互いがキャリアを選ぶ。
目指し方はそれぞれ違う。
ただ、そこになくてはならない要素、譲れない要素は何か。
そこが分かれば、キャリアと家族を天秤にかける、
そんな絶対的な二択じゃなくてもいいのかもしれません。
じゃあ我が家は今、どっちのキャリアを優先しているのか。
夫は小学校の英語教師、
これまで15年香港で教えてきた一つのキャリアを積み上げてきたタイプ。
一方の私は今フリーランス。
その前は小売から教育メーカーと転職もしてきたタイプです。
もともとキャリアチェンジをしたいと思って日本を出たわけなので、
コロコロ変わるのも当たり前。
まあ自分で選んだといえばそうなります。
じゃあフリーランスになった理由。
結婚と出産がきっかけと、これまでシンプルに自己紹介をしてきました。
ただ詳しく言うと、結婚したから会社員を辞めたのでもなく、
子育てに向けてフリーランスになったのでもありません。
実を言うと、転職をしようと思って退職した後に妊娠がわかった。
で、妊娠した状態では転職活動は難しいから、
そのままフリーランスになったというのがことの起こった順番でした。
私も最後に会社員として勤めた会社は好きでした。
香港の現地企業で、私が唯一の日本人。
社内通訳をしたり、日系企業との架け橋になったり、
香港に来る前まさに描いていたキャリアでした。
が、それが一点。
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勤めていた会社が買収され、その後経営方針がどんどん変わり、
日本人がいる意味がない事業に変わっていきました。
自分がいる意味がない。
次第にやりがいを失っていきました。
この時、自分がメインで進めていたプロジェクトも急遽中止となり、
取引先にも、ごめんなさい。もう一緒に仕事ができません。
電話で言ったのを覚えています。
そんなことがあって、次の仕事を決める前に退職届を出しました。
この時から、私しかできない仕事というのが、
自分のキャリアにとってなくてはならない要素に加わった気がします。
では、夫のキャリアになくてはならない要素は何か。
教師である夫にとっては、物理的な場所、学校が必要です。
特に演劇を専門とする彼にとっては、
同じ空間でリアルに指導するということが、
一番彼の能力が発揮されるし、それも学校が求めている。
一方の私の場合、場所というのはあまり関係ない。
この番組だって、ベトナムからセネガルまで、
世界中に香港からインタビューできる時代だし、
それを作品にして、また世界中に発信できる。
逆にあの時感じた、私にしかできない仕事かどうかというのは、
自分でコンテンツを作っている今、仕事の中心にある要素な気がしています。
そう、我が家にとって、どっちのキャリアを優先するか。
この質問の答えは、案外どっちも優先できているのかもしれない。
私は場所を問わずできる仕事。
夫は良い場所があって、そこで力が発揮される仕事。
では、我が家の最大の問い、将来どの国に住むのか。
これにキャリアという面で私たちが状況をつけるとしたら、
場所は夫優先で決めよう。
ただ、お互いのキャリアは続けていこう。
それが今の我が家の答えかもしれません。
もちろん、これからもっと譲れない要素が増えてくるかもしれないし、
逆に譲れる要素も出てくるかもしれない。
ただ、それにお互いが納得できた時、
我が家の将来どこの国に住むのか、
この答えがもっと具体的になる。
それがわかった気がします。
越境家族、国境を越えて暮らす家族のドキュメンタリー。
次回のエピソードでは、
家族の中でも若いメンバー、子供について考えます。
海外で子供の教育どうするか。
現地校と日本人学校どっちを選ぶか。
国境を越えて暮らす家族の生の声、ぜひ次回もお聞きください。
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この番組、越境家族では感想やコメントをお待ちしております。
ハッシュタグ、越境家族と漢字でSNSに投稿いただけると嬉しいです。
また、この番組ではリスナーさんからの声を募集しています。
現在海外在住の方、これから海外以上考えられている方など、
概要欄にあるフォームから質問や経験談などぜひお便りでお寄せください。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
この番組のサムネイルデザインは松島こよみ、
そして企画・編集・ナレーションはあらえりながお送りしました。
それでは次回の越境家族、お楽しみに。
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