多国籍料理の夕食
大阪万博へ行こう、おじさんおばさん沈道中、夕食家宅、世界の珍しい食べ物
夕暮れも迫り、万博会場を一日うろうろした一堂はすっかりお腹が空いていました。 夕食をどこで食べるか相談しながら、世界の料理が集まるレストランエリアへと向かいます。
そこには各国のパビリオンが趣向を凝らした様々なグルメブースが立ち並んでいました。 いやー、腹減ったなぁ
どれもこれもいい匂いしとるわ。 マリさん、これ見てください。ふむすっていうひよこ豆のペーストとケバブの盛り合わせだって。
日本ではなかなか食べられないですよね。 あら、マリさん、私そういうのよりやっぱりお米が食べたいわ。
あそこのアジアのブース、海鮮丼があるみたいよ。 ねえみんな、あのブース有名シェフが手掛ける特別コースがあるみたいよ。
万博限定のシャンパンも楽しめるんですって。 うん、どうせ観光地価格で高いんだろ。
味だって大したことないだろうに。 コバエモン、そういうこと言うたらあかん。 せっかくやからみんなで珍しいもん食べようや。
私は地中海料理のブースに興味がありますから、 ワインに合いそうなものが多そうですから。
各自の好みが分かれ、どうするか悩んでいたところ、 トミーがせっかくやからいろいろ食べ比べようと提案します。
結局いくつかのお店からそれぞれが食べたいものを買ってきて、 みんなでシェアすることになりました。
パトラさんはイタリアのトリフソースのパスタを食べながら、 おいしい。さすが有名シェフね。濃厚なソースがたまらないわ。
みっちゃんはアジアの海鮮丼を食べて、 あらパトラさんこっちの海鮮丼もおいしいわよ。
新鮮な魚がたっぷりで日本の味って感じでホッとするわ。 マリさんは中東のケバブとフムスを食べて、
ケンタウリさんこのフムス初めて食べましたけどとってもおいしいです。 お肉との相性も抜群ですね。
ケンタウリさんはスペインの生ハムとチーズをワインとともに味わいながら、 そうですねマリさん。
この生ハムもワインによく合います。 一口で世界旅行が楽しめているようですね。
いやーどれもこれもおいしいなぁ。 みんなでこうやっていろいろ食べられるのが最高やわ。
コバエモンさんは最初は不満そうだったがこっそりとフムスを食べてみる。 悪くないなぁ。
なんやコバエモンもちゃんと食べてるやん。おいしいやろ? 別に。みんな
今日はほんまにありがとうな。 最高の晩泊やったわ。本当に楽しかったですね。
トミーさんまたみんなで旅行に行きましょう。 晩泊の余景を眺めながらそれぞれの思いが詰まった料理を囲んだ一行。
旅の思い出とともに彼らの絆もまた深まったようです。 大阪晩泊へ行こう。おじさんおばさん鎮堂中。
大屋根リングの夜景
大屋根リング編。 登場人物。
トミー 大阪弁を話す大阪のおじさん。
今回の漢字を務める。 ケンタウリ。
知的で冷静な酒飲みの和歌山に住むおじさん。 コバエモン。
九州に住む少し傲慢なおじさん。 ミッちゃん。
東海地方に住むわがままなおばちゃん。 マリ。
四国在住の優しい奥様。 世界の料理に興味がある。
パトラ。 関東地方在住のセレブな奥様。
世界のブランドファッションに興味がある。 日中の熱気も冷め、夜の帳が降りた晩泊会場。
一行は大屋根リング上を歩いていました。 色とりどりのライトアップが始まり、昼間とは違った幻想的な雰囲気に包まれています。
すごいなこのリング。昼間とはまた違った雰囲気や。 建築としても見事なものですね。
木材をふんだんに使っていながら、このスケール感、設計者の思想が伝わってきます。 こんなのお金かけただけでしょ。
どうせ維持費が大変なんだから。 あら、コバエモンさんってロマンがないのね。
せっかくの晩泊なんだから、もっと楽しまないと損よ。 そうですよコバエモンさん。
この光、まるで穴間川みたいで綺麗じゃないですか。 ねえパトラさん、このリングってどこのブランドがデザインしたんやろう。
すごく洗練されているわ。 ブランドではないけれど、デザインのクアリティは高いわね。
確か日本人の建築家の設計だったように思うわ。 一行は大屋根リングの端まで進み、眼下に広がる命の海を見どろします。
すると音楽とともに水上ショーが始まりました。 色鮮やかな光を放つ噴水が踊り、レーザー光線が夜空を切り裂きます。
うわー綺麗やなぁ。 水の力と光の演出が融合した見事なショーですね。
日本の技術力の高さを感じます。 さらに空に目をやると無数のドローンが飛び交い
幻想的な光のショーを繰り広げていました。 水上ショーとドローンショーが完璧なタイミングで連動し、一つの壮大なスペクタクルを作り上げています。
ね、あっちも見て。空に光が見えるわ。 すごい。まるで空に絵を描いているみたいだわ。
ドローンってこんなことができるのね。 オチの近所ではまだ見たことないわ。
なんだか未来に来たみたいだね。 こんなの金さえ出せば誰にでもできるだろうに。
ドローンショーが最高潮に達した瞬間、突如として夜空に大輪の花が咲きました。 色とりどりの花火が万博の夜空を彩り、会場全体が歓声に包まれます。
花火や大阪の夜空に花が咲いたで。 まさか花火まで見られるとは、最高の締めくくりですね。
綺麗ね。本当に綺麗だわ。 あら、マリさんたら泣くほど感動したの。でもわかるわ。
この花火本当に素敵なもの。 こんなのちょっちゅう見てるわ。
あら、コバエモンさん強がらないで。 ほら、あなたも感動してる顔してるわよ。
最高やな。みんなと来られて。 そうね、ドミーさん。企画してくれてありがとう。
また来ようね。 それも良いですね。
次回はもう少しお酒も飲んでゆっくりと回りたいものです。 まあ悪くはないな。
次もお前らが感じはやれよ。 あら、みんなと来る万博も悪くないわね。
花火が終わり、夜空が静かになりました。 それぞれの心の中に万博での特別な思い出を胸に、一向は大屋根リングを後にしました。
お土産探し
大阪万博移行お土産編 大屋根リングから見事な夜景とショーを楽しんだ一向は、万博の閉場時間が迫る中、お土産探しにやってきました。
しかし広いお土産売り場は人でごった返しており、それぞれが思い思いの品を探し始めます。
いやーすごい人やな。お土産もどれにしたらいいか迷うわ。
マリさんが世界の料理コーナーのブースを揺りさして。 トミーさんこれ見てください。
各国パビリオンの料理を監修したシェフのお菓子が並んでますよ。 フランス館のパティシエが作ったマカロンだって、どれも美味しそう。
あらマリさん、私そういうのよりやっぱり定番のものがいいわ。
ほらこの太陽の塔の顔の形をしたクッキーとか懐かしい感じがしていいじゃない。 バトラさんがショーケースの中のきらびやかなアクセサリーを見つけて。
ねえこのペンダント万博のロゴがデザインされてて素敵じゃない? 日本の職人さんが手作りした限定品なんだって。
記念に買っていこうかしら。 ふーんどうせ後でゴミになるんだから買わなくていいだろう。
トミー、そういうこと言ったらあかん。 思い出や思い出。
私は万博の建築やデザインに関する書籍を探してみようかと。 良い資料になりそうですから。
それぞれの好みに合わせてお土産選びがヒートアップしていきます。 パトラはブランドとコラボした万博限定のスカーフを手に取り、
みっちゃんは定番のキャラクターグッズをカゴに入れ、 マリは各国の珍めずり調味料を見つけて目を輝かせます。
ねえみっちゃんこのスカーフフランスのシニサブランドとコラボしたんだって。 シルク100%で肌触りも最高よ。
あらパトラさん、私やっぱりこっちの万博公式キャラクター ミャクミャクのぬいぐるみの方がいいわ。
この表情なんとも言えないわよね。 ケンタウリさんこの紅茶アフリカの国のものですごく珍しいみたいですよ。
普段は見かけないものですしお酒好きのケンタウリさんには合わないかもしれませんけど。 ケンタウリさんが紅茶のパッケージを見て
いやありがとうございますマリさん。 お土産話のネタになりますし妻が喜びそうです。
トミーがレジに並ぶ人の列を見て。 うわレジめっちゃ並んでるやん。お土産買うのも一苦労やなぁ。
だからいらないって言っただろう。時間の無駄だ。 トミーがコバエモンの肩をポンと叩いて。
まあそういうなや。これも万博の思い出やんか。
長出りに並んでようやくお土産を買い終えた一行。 レジを出るとコバエモンもこっそりと何か小さな袋を持っているのが見えます。
あらコバエモンさん何も買わないって言ってたのに何か買ったんじゃない? コバエモンさんが少し顔を赤くして。
うるさい。 なんやコバエモンもちゃんと買ったんや。中身見せてや。
コバエモンさんが袋を隠すようにして。 別に大したもんじゃない。
孫が脈々のキャラクターが好きだって言ってたからついなぁ。 あらコバエモンさんって意外と優しいのね。
お孫さんきっと喜びますよ。 トミーさんがみんなの顔を見渡し満面の笑みで。
みんなほんまに今日はありがとうな。最高の晩泊やったわ。 本当に楽しかったですね。
トミーさんまたみんなで旅行に行きましょう。 それぞれの思いが詰まったお土産を手に一行は晩泊会場を後にしました。
今日一日たくさんの思い出とともに彼らの絆もまた深まったようです。