イタリア館の楽しみ
大阪万博へ行こう。おじさん、おばさん、鎮銅中。パビリオン編、イタリア、フランス編。
登場人物、tomy、大阪弁を話す大阪のおじさん。ケンタウリ、知的で冷静な酒飲みの和歌山に住むおじさん。
コバエモン、九州に住む少し傲慢なおじさん。みっちゃん、東海地方に住むわがままなおばちゃん。
マリ、四国在住の優しい奥様。世界の料理に興味がある。パトラ、関東地方在住のセレブな奥様。
世界のブランドファッションに興味がある。2025年春、人々が心待ちにした大阪関西万博がついに開幕しました。
世界中の文化や未来の技術が集まるこの場所へ、遠く離れた友人たちと訪れた6人の中年男女がいました。
イタリア館前、万博会場の一角、カラフルなデザインのイタリア館の前に、トミー、ケンタウリ、コバエモン、みっちゃん、マリ、パトラの6人が集まっている。
よっしゃ、着いたで。ここがイタリア館や。テーマは命とつながる芸術、アート・オブ・リビング・ウィズ・ライフやって。みんな、着いてきてや。
ケンタウリ、そんなに急いだかって、時間はたっぷりあるんやから、落ち着きなはれ。
まあ、どうせどこも一緒だい。しかしトミーは万博に来る前から張り切りすぎとったけん、感じとしては合格転売。
ねえ、ここ入る前にさ、なんか甘いもん食べたいんだけど、お腹すいちゃった。
みっちゃん、もうちょっとだけ我慢しようね。きっとお腹にもおいしいものがあるけん。
あらみっちゃんたら、あなたのために万博に来たわけじゃないのよ。計画通りに動いてちょうだい。
まあまあ、パトラもみっちゃんも、せっかくやねんから仲良くせって。ほな、みんなで中に入ろうか。
6人はイタリア館へと入っていく。イタリア館の内部、未来的なデザインの展示や、歴史的な美術品、食文化を紹介するコーナーが並んでいる。
展示は美と科学をテーマに、レオナルド・ダ・ヴィンチの鉱石を現代の技術で再現したゾーンや、イタリア各地の伝統的な食文化を体験できるエリアが設けられている。
イタリア館、テーマ、ラールテリ・ジェネラ・ラビータ、芸術が生命を再生する建築、建築家のマリオ・クチネラ氏が設計、劇場、アーケード、広場、イタリア庭園のろ、ルネッサンスの理想都市を現代に定色したデザイン、展示内容、イタリアが世界に誇る美、創造性、文化、技術を紹介。
具体的には、宇宙、インフラ、都市計画、ライフサイエンス、ホームオートメーション、ロボティックスなどの先進技術と、古典、現代アート、ファルネーゼのアトラスやキリストの復活などが展示されます。
特徴、万博市場をはじめて教皇庁、ザ・ホーリー・シーがイタリア館内に迎え入れられます。
イタリア館の中は、歴史と未来が融合した見事な空間でした。
参加者たちはそれぞれ、思い思いに展示を楽しんでいます。
コバエモンがVRでラビンチの作品を体験する展示を見て、
ふーん、この技術は面白か。しかし、我が九州の技術にはまだ及ばんばい。
なんかにケンタウリさんがワインの試飲コーナーを見つける。
おお、こーりゃエモン見つけたわ。イタリアの各地方のワインとチーズのペアリングが楽しめるコーナーやと。
せっかくなんで、いっぱい行っとこうか。
トミー、まだ昼間やで。
パトラさんが最新のファッション展示を見て。
あら、このデザイン素敵ね。ミラノコレクションで発表されたものかしら。今度のパーティーに良さそうだわ。
ミッちゃんがジェラートを食べながら。
うーん、やっぱりイタリアはジェラートだよね。
このシチリア山のピスタチオ、最高。幸せ。
ミッちゃん良かったね。とても美味しそう。
みんなそれぞれ楽しんでるみたいで良かったわ。これやったら漢字として一安心やで。
フランス館の魅力
イタリア館を出た6人、次にフランス館へと向かっている。
さあ、次はフランス館や。テーマは新しいフランス、創造の時代やて。
ねえ、もう歩き疲れた。ちょっと休憩したい。
仕方なかね。お前はほんと手のかかるな。
そうやってすぐ弱音を吐くからいつまでも成長しないのよ。
まあまあ、ミッちゃん。フランス館の中はきっとオシャレのカフェがあるけん。そこまで頑張ろうね。
そのカフェで飲む一杯のためにあとちょっとだけ頑張るか。
フランス館の内部、シックで洗練された空間が広がる。
展示は環境に配慮した未来の都市をテーマに、最先端のサステナブルテクノロジーやAIを活用したアート作品が並んでいる。
エッフェル塔を模した巨大なオブジェクトも飾られている。
フランス館では、食とアートとそして未来のライフスタイルが美しく配話していました。
フランス館 テーマ 愛の三家
建築 劇場をモチーフにしたデザインで、カーテンのようなファサードやピンクゴールドの螺旋階段が印象的です。
屋上には庭園があり、サステナブルな建築でもあります。
シックで美しいファサード。
展示内容は、フランスの伝統と創造性が融合したサボワフェールを称える展示。
ルイ・ビトン、リオル、セリーヌによる夢中体験型展示や、現代美術家の作品が楽しめます。
特徴 パビリオンの中央には奇跡の庭園があり、プロバンス地方から運ばれた樹齢千年のオリーブの木がシンボルとなっています。
シャンパンを楽しめるビストロもあります。
6人はカフェスペースで休憩している。
パトラが優雅に紅茶を飲みながら、やはり洗練されたものは心が満たされるわ。
このマカロンも完璧な美しさだわ。
まあ、悪うなかね。
わしが知っとるフランスパンの方がうまいったい。
みんなで講演して集まれて本当に嬉しいね。
せやろ。
このみんなでワイワイする時間が万博の最高の思い出やで。
うん、トミー、ありがとう。
万博、楽しいね。
トミー、えー企画や。
今夜はうまい酒で乾杯しようか。
夕暮れ時、万博会場をバックに6人が笑顔で歩いている個性豊かな6人のおじさんとおばさん。
日本人の万博の思い出
それぞれの思いを胸に万博という特別な一日を過ごしました。
この鎮動中はこれからもきっと続いていくことでしょう。
一度。
大阪万博へ行こう。
おじさんおばさん鎮動中 イギリス・サウジアラビア編
登場人物
トミー大阪弁を話す大阪のおじさん
ケンタウリ知的で冷静な酒飲みの和歌山に住むおじさん
コバエモン九州に住む少し傲慢なおじさん
みっちゃん東海地方に住むわがままなおばちゃん
マリ四国在住の優しい奥様
世界の料理に興味がある
パトラ関東地方在住のセレブな奥様
世界のブランドファッションに興味がある
シーン1大阪万博会場イギリス館前
アメリカ間でのドタバタを経て一行が次に向かったのは
ヨーロッパ間が並ぶエリア
その中でも一際目を引く斬新なデザインのパビリオン
イギリス館にたどり着きました
万博のテーマである
命輝く未来社会のデザインに対し
どのような答えを見せてくれるのでしょうか
おおこれがイギリス館か
なんやこのデザイン
まるで空中に浮いとるみたいやないか
おおおしゃれイギリスって感じ
ここにエリザベス女王とかいるかな
みっちゃん何を言っているの
もう女王陛下はお亡くなりになっているわ
ちゃんとニュースを見なさい
このデザインは持続可能な未来を表現しとるらしいで
さすがやな
ふんデザインが奇抜なだけやろう
中身が止まらっとらんかったら意味なかまい
あらでもイギリスのお菓子って美味しいのよね
ショートブレッドとかスコーンとか
中でお茶ができるかしら
マリはほんま食いしん坊やな
しゃあないイギリス館を楽しんだらお茶でも付き合うたるわ
シーン2イギリス館の内部
イギリス館の内部はまるで美術館のよう
環境問題や生命科学をテーマにした
芸術的な展示が続きます
イギリス館テーマはカムビルドザフューチャー
建築は偉大なことは小さな始まりから生まれる
という考えを反映した積み木のような立方体のモジュール構造が特徴です
イギリス館の体験
日本館と同じように万博終了後の再利用を想定した
持続可能なデザインとなっています
展示は英国の文化伝統革新をめぐる旅を体験できます
インタラクティブな没入型展示で
英国の歴史や技術の進化を体感できる構成です
パビリオンの内部のレストランでは
フィッシュ&チップスやアフタニューンティ
チキン・ティッカ・マサラ・カレーなど
イギリスの食文化も楽しめます
また大阪湾を一望できるテラスバーでは
英国産のスパークリングワインなども味わえます
素晴らしいわ
命輝く未来社会のデザイン
この地球と私たち自身の未来について考えさせられるわね
AIと人間の共存について
こんなに美しく表現しとるんか
感銘を受けたわ
せやな
ワイもなんかすごい感号したわ
なんかこの光の演出見てたら
ワイも生命の誕生に立ち会ったような気がしてきたね
お前はいつも大げさばい
ちゃんと理解しとるのかい
ねえもうそろそろ飽きてきたんだけど
なんかもっと楽しいものはないの
あらこの展示
イギリスの伝統的なレシピを紹介しているわ
ローストビーフの作り方だって
これも未来の食卓につながるのね
イギリス館の展示を経て
一行は隣接するカフェで休憩することに
マリの提案でイギリス風のスコーンとお茶を頼みます
おいしいわ
サウジアラビア館の探訪
本場のスコーンってこんなにふわふわなのね
ねえこの後ってどこに行くの
私もうお腹いっぱいになっちゃったから
歩きたくないわ
次に行くところはもう決まっとるばい
ファトラが行きたがっとるサウジアラビアの艦隊
よくわかっているわね
コバエも砂漠の国が最先端の技術で
どんな未来を描くのか
私とっても興味があるのよ
そうか中東の文化も体験できるんやな
楽しみやな
えお前さっき中身が伴っとらんかったら
意味なかとか言うとったやないか
ファトラにこびとるんちゃうか
うるさか
私はただファトラの知的好奇心を刺激したいだけだ
以降は暑い日差しの中
まるで砂漠の宮殿のような佇まいの
サウジアラビア艦に到着しました
幻想的な音楽とエコクチあふれるデザインに
みんなの期待が高まります
素晴らしいわ
このデザインまさに現代の魔法のランプだわ
うわ暑そうやな
中も砂漠やったりせんかな
このデザインはサウジアラビアの伝統的な文化と
未来のテクノロジーの融合は表現しとるわ
もう暑くて倒れそう
誰か日傘貸してよ
大丈夫みっちゃん
中には涼しい休憩所があるんじゃないかしら
入口にVR体験コーナーがあるみたいで
未来の都市ネオムを体験できるらしいで
サウジアラビア館の内部はまるで別世界
VRゴーグルを装着した一行は
未来の都市ネオムを体験します
サウジアラビア館
テーマは独自の遺産伝統価値観を紹介します
建築は日本館に次ぐ大きさを誇る最大級のパビリオン
軽やかな石材を用いたデザインで
文化と革新を表現しています
展示はサウジアラビアの歴史文化
未来ビジョンを体験できる没入型展示が中心です
伝統音楽や舞踊のパフォーマンスが行われたり
700を超える多彩なイベントが予定されています
音楽的なレストランやギフトショップも併設されており
訪れるたびに新たな発見があるでしょう
なんじゃこりゃ
街の中を空飛ぶタクシーが走り回ってるで
大阪にも欲しいわこれ
これが未来
サウジアラビアは石油を頼らない持続可能な社会を
本気で作ろうとしているのね
我が社もいずれはこんな未来都市を作ってみたいもんだ
ねえこの後ってどこに行くの
もうどこでもいいから早く涼しいところに行きたいわ
あらあそこでラクダのミルクを売ってるわ
どんな味がするかしら
ラクダのミルク
ほんまか
ちょっとみんなラクダのミルク飲みに行くで
トミーたちは一目散にラクダのミルクコーナーへ
パトラとコバエモンも呆れながらもついていく
エンディング
新たな出会いと発見とそして笑いの絶えない沈浪中
イギリス間で未来について真剣に考え
サウジアラビア間で夢の都市を体験
彼らの旅はまた一歩進みました
次回はどのパビリオンでどんな騒動が
巻き起こるのでしょうか
うわラクダのミルクってちょっとしょっぱいんやな
もう早く次に行こうよ
もう私は疲れたわ
いや今日も楽しかったな
大阪万博へ行こう
おじさんおばさん沈道中
次回もお楽しみに
