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2025-11-05 06:58

日本のアニメの産業市場は、海外市場が日本市場を規模でも大幅超え #1087

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すでに日本のアニメの産業市場は、海外市場が日本市場を規模でも大幅に上回っているらしい|徳力基彦(tokuriki)
https://note.com/tokuriki/n/n757044adfbec
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サマリー

日本のアニメ産業の市場規模は、2024年に海外市場が2兆1,700億円、国内市場が1兆6,700億円に達することが示され、海外市場が日本市場を大幅に上回る状況が続いています。特に、ファンの増加によりアニメ映画の興行収入が海外で急増しており、今後のアニメ業界に大きな影響を与えると考えられています。

アニメ産業市場の現状
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、日本のアニメ産業の市場規模の、昨年のデータが10月末に発表されまして、ちょっと面白かったのでご紹介したいと思います。
ノートに記事をまとめたんですけども、記事のタトルはそのままですね、既に日本のアニメ産業市場は、海外市場が日本市場規模でも大幅に上回っているらしいということで、
元ネタはオタク総研さんの記事なんですけど、一般社団法人日本動画協会というところが、アニメ産業レポートというのを、レポートとしては有料版、2万円とかする有料市場調査みたいですけども、
それの市場規模の速報値だけ公開したということで、いろんなメディアで取り上げられていました。結論から言うと、2024年のアニメ産業市場は海外が2兆1,700億円、国内が1兆6,700億円ということで、合計3兆8,000億円。
すごいですよね。海外の方が日本を5,000億円近く上回るという状態になっています。実は海外市場の方が日本市場を上回ったのは2020年ですね。コロナ禍のタイミングだったからなのかな。
1回上回ったんですけど、その後もう1回日本市場の方が上回りという、全体上がっているのがすごいですよね。2023年にもう1回海外市場の方が上回って、2024年に大幅増っていう。
これね、だから1回海外市場を2005年ぐらいに膨らんでから、1回頭打ちになって下がってるんですよね。だからこの辺何で下がったのかよくわかんないんですけど、その後また浮上っていう。これ多分この浮上の傾向はクランチロールとネットフリックスの大手なんだろうと思われますけれども、完全に今海外市場は右肩上がりですね。国内も実は右肩上がり、緩やかに上がり続けてるんですけれども、
海外市場のこの急増っぷりたるやっていう話ですね。ただちょっと気をつけないといけないのは、これは講義のアニメ市場ということになってまして、海外のユーザーがアニメに支払った金額を想定で計算しているものだそうです。
いわゆる製作会社の売り上げっていう意味での市場はアニメ業界市場となっていて、競技のアニメ市場、アニメ産業市場っていうのが産業としてのアニメ市場でユーザーが払っているお金。
アニメ業界市場っていうのがアニメ会社の売り上げっていうことで、これは日本が3,400億円で海外1,100億円なので3倍近くある。だからアニメを製作するっていう意味でのアニメ業界市場は日本を中心に、当然アニメっていうのはアニメーションじゃなくてアニメですからね。
日本のアニメなんで日本のアニメを作っているのは国内が中心で3倍、海外は3分の1なんですけど、実際にその国のユーザーが支払っている金額はもう急増中っていうのは多分これはちょっと細かい定義が速報のリシリースには書いてなかったんですけど、おそらくクランチロールとかそういうアニメ周辺に落としたお金、ひょっとしたらグッズとかも入ってるのかもしれないですね。
だから要は海外に日本のアニメファン以上に海外にもファンがいる状態になったっていうのはもう明確だって話ですね。
これでさらにすごいのが、今年のアニメの大ヒット入ってないんですよね。チェンソーマンとか鬼滅の刃が今海外で大ヒット、歴史的興行収入を叩き出してるんですけれども、その金額は入ってないんですよね。
2025年ですからね、このチェンソーマンとか鬼滅の刃のヒットは。
これはオックスオフィス王城っていう、興行収入の金額を全部出してくれているサイトがあるんですけれども、これによると今鬼滅の刃はワールドワイガーとか6億7千万ドルとかかな。
ちょっと桁が怪しいですけど、6億7千万ドル。
そのうちの日本の売り上げは2億4千万ドルなんですよね。今だから400億近くになっていると思いますけれども、円でいうと。
だから2億4千万ドルなので当然半分以下なんですよね。3億ドルにしろ届いてない。だからもう海外の方がはるかに売り上げがあるっていう。
これ実はチェンソーマンも同じでして、チェンソーマンもワールドワイドは1億3千9百万ドルまで今来ているんですけれども、
日本はまだ100億円超えるかどうかみたいな感じですかね。4千6百万ドル。
なので3分の1くらいになるかな。もうちょっとありますけどね。
もう完全にチェンソーマンにしても鬼滅の刃にしてもアニメの映画の売り上げが海外の方がでかいっていうフェーズに日本アニメは入っているっていう。
そのベースは多分このファンが海外の方がお金を払うようになっているっていうことから来てるんだと思いますけれども、
これは本当にすごいことだと思いますね。
ジェミニのディープリサーチにアニメ市場の推移について聞いてみたレポート記事の簡易限定のところにも公開してますので、
興味がある人はそちらも見ていただければと思いますけれども、
このアニメ市場の市場規模自体が2000年代前半は1兆円で結構頭打ちになってるんですよね。
これがこの2014年あたりから多分サブスク配信の影響もあって海外のファンがぐっと増えて、
もう今当時の3倍になろうかっていう3兆8千億円。
しかもこれまだこの鬼滅の刃チェンソーマンの代表が入ってないっていう。
これは間違いなく本当にアニメが日本を代表する産業になろうとしている瞬間に我々は立ち会っているということで、
一人で勝手に興奮しておりますけれども。
こちらのチャンネルでは、日本のエンタメの明るい未来を応援すべく、
エンタメのSNS活用や推し活動の進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております。
他にもこんな話してますような方がおられましたら、ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
今日はありがとうございます。
06:58

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