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2024-05-12 12:42

「井上尚弥」がトレンド世界1位も獲得。ネット配信の未来 #668

「井上尚弥」がトレンド世界1位も獲得。スポーツ中継もネット配信が主役になるのか。(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/02596f19929b583303fd0b3c1275bebc0b050f86
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はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、井上尚弥選手の世界タイトルマッチがすごかったので、ちょっと勢いでヤフーニュースに記事を書いてみました。
タイトルは、「井上尚弥がトレンド世界1位も獲得。スポーツ中継もネット配信が主力になるのか?」っていう記事にしてみたんですけど、
皆さんご覧になってますかね?格闘技好きな人と、僕の周辺の人とクラスは違うのかっていう気もするんですけど、
僕のフェイスブック知り合いの間ではすごい盛り上がったんですけどね。知り合いのマーケティング責任者の方だと、なんか砂かぶり石で観覧してたらしくて、
人の写真より近いんじゃねえかぐらいの写真をフェイスブックにアップされてましたけど、すごい試合でしたね。
初段を裏ってあわやと思ったらその後も全く危なげない完璧な試合でしたけど、
今回テレビ中継じゃないんですよね。井上尚弥選手の試合はそもそもテレビ中継をそもそも最近はあんまりしてなくて、
レミノとかアマゾンプライムが中心だったんですけど、今回はアマゾンプライムビデオが中継ということで、
KOシーンがアマゾンプライムビデオの国内での史上最大ピーク視聴数を記録したそうです。
このダウンシーンね、相手の健康を思わず気遣ってしまうレベルのもんどり打つダウンシーンでしたね。
それはここがピークですよねって話なんですけど、国内での最高っていうのはアマゾンプライムの生中継はそんなに数は多くないんですけど、
なんといってもWBCをアマゾンプライムビデオが中継したんですよね。過去の最高記録はWBCワールドベースボールクラシックの日本米国戦だったということで、
今回井上尚弥選手の試合がWBC越えだみたいに報道しているメディアもありました。
とはいえWBCは地上波で放送もありつつ、アマゾンプライムビデオでも見られるっていう感じだったので、
今回はね、アマゾンプライム独占ですからね、それはまあ超えますよねっていう話なんですけど、
すごい記録なんです。これね、本当は視聴人数出してほしいんですけど、出さないっていうことは多分まだ数百万人台なんだろうなっていう。
アメバのワールドカップの時の1日の視聴人数が1000万人だったんですよね。
これもすごい記録なんですけど、地上波でいうと普通にやれば視聴率10%とか取れたら数千万人が見てることに一応計算上はなっちゃうんで、
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それに比べるとやっぱりネット配信はまだ数千万、1000万は超えてないと思うんですね、数百万人。
数百万人も十分すごいんですけどね。
さらに井上直也選手の場合には井上直也っていう名前がXのトレンド1位になるのは当然世界1位になってます。
日本でね、1位になると世界1位取れやすい、特にこの夜の時間帯は、海外は時間帯が朝だったりするので取れやすいってのはあるんですけど、
世界1位になってますっていう。他にもボクシングとかモンスターとか関連キーワードがトレンド入りまくってますよね。
ロバート山本さんが試合してた関係でロバート山本っていうのがトレンド入りしてたらしいですけど、
実は井上直也選手の試合で世界トレンド1位になるのは多分これは通常運行なんだと思いますね。
記事を確認したら2022年6月のドネア戦、2023年12月のタパレス戦でも世界トレンド1位が井上直也って記事が書かれてたんで、
でもなってたけど書いてない日とかもあると思うんですよ。今回も意外にメディアが世界トレンド1位の記事を書いてなかったって。
多分こうやって書く人がいないと記録に残らないっていうレベルで、
多分やっぱり日本の夕方に試合の中継があると、ボクシングのように短時間でみんながワッと投稿するものはトレンド世界1位が取れやすいっていう構造ではあるんですよね。
でもやっぱりすごいなと思うのは、井上直也選手の世界トレンド1位って地上派じゃないにも関わらずトレンド1位取れてるってことだと思うんですよね。
普通はやっぱり夕方、いわゆるゴールデンタイムの時間帯っていうのはXのトレンドだったらほとんど多分テレビ番組のキーワードが占めるのが一般的だと思うんですけど、
最近やっぱり徐々にこういうネット中継系のやつでもトレンド1位が取れるようになってきてるっていうのがポイントだと思うんですよね。
最近だと象徴的なのは2Bのトゥーヒーローズのライブが最終日、Amazonプライムビデオでの世界配信もあったので、
世界トレンド1位を結構2時間以上撮ってたと思うんですけど、これもAmazonプライムビデオですからね。
Amazonプライムビデオの生中継は世界トレンド1位を取れるぐらいの人数が同時視聴してるんだろうなっていう感じですね。
だから今回もそれぐらい見てたんじゃないかなって。
当然テレビの方が数百万人数千万人が見る可能性があるんですけど、
多分デジタルネット配信の場合にはSNS利用率が多分視聴者が高いんだと思うので、
SNS投稿者っつって言った方がいいのかな。
だから多分視聴人数は地上波の10分の1とかでも十分世界一を取れちゃうってことなのかなと思います。
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ここでやっぱり個人的に興味深いのは、
ネットで数百万人同時視聴は現実的じゃないって10年ぐらい前は言われてたんですよね。
それは技術の進歩で可能になりますよねって話なんですけど、
それこそジョインTVっていう日本テレビさんが主催したイベントにニコニコのカワンゴさんが登壇されて、
数万人数十万人はネットがやるけど、数百万人数千万人はネットではペーしないんで、
テレビ局の皆さんよろしくお願いしますみたいな話をされてましたけど、
いよいよ数百万人はネットのエリアになってきちゃったんですよね。
実際には数千万人もやろうと思えばできるっていうのは海外では証明されてますんで、
これね、生中継っていうのはテレビの最後の取り入れだと言われてたんですよね、技術的に。
これがネット配信に取られちゃうっていうのはテレビからすると結構大きな問題なんじゃないか。
もう一個逆の問題もあるんですよね。
スポーツ中継の防衛権が後頭しちゃって逆に地上波は手を出せないっていう。
前回のワールドカップがテレ安いNHK連合みたいなのでは落札できない金額だったので、
サイバーエージェントの無地田さんがお金を出して救世主扱いされるっていうケースがありましたけれども、
やっぱり地上波のテレビだと広告収入しかないんで、
やっぱり上限が決まっちゃうんですよね。
テレビドラマの制作費も1話あたり3000万みたいなのがありますけど、
それ以上出そうと思うと、美版みたいに1億円出しちゃうと赤字になっちゃう。
そんなすごいコンテンツでも別に広告の賃倍とか3倍とか出してくれないんでっていうのが、
特に日本では視聴率そんな倍3倍にならないですからね。
アメリカだと多分スーパーボールとか特別な時には多分単価上げても広告の質ついてくるんですけど、
日本はついてこないですよね。
一方でネット配信の方が実は儲かるんじゃないか議論があってですね、
結局藤田さんもワールドカップアベマでやったのは、
このアベマの会員数を増やせると考えれば安いって判断したって話だったんですね。
さらに同じ年、あれ2022年ですか、
2022年にはナスカー天心選手とタケル選手の一戦が、
フジテレビが地上波の中継を下りた結果、
アベマがペーパービューを導入してペーパービューで売った結果、
50万件以上の申し込みがあって、27億稼いじゃったっていうケースがあるんですよね。
これで地上波だと無理なんですよね。
だから27億埋める興行なんだけれども地上波で流してしまうと、
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広告収入でどれくらい得られるかわからないですけど、
実は工業主からすると、
有料契約のサービスと組んだ方が金がもらえちゃうっていう話だと思うんですね。
今回Amazonプライムビデオと大橋事務の契約で、
大橋事務側は10億以上報酬を得たっていう報道もありますので、
結局その入力配信サービスの方が、
要はユーザー獲得をできる可能性を考えると、
1ユーザー獲得あたりのコストってね、
下手したらプロモーション失敗すると平気で数万円とかかっちゃうんで、
それ考えると実はコアなファンがいるコンテンツを獲得できると、
そのファンがごそっと動いてきてくれる可能性があるんで、
お金出せちゃったりするんですよね。
これは結構地上版とってきつい戦いだと思います。
一方で、もうどちらでもネット配信側のバトルになってるっていうのは、
この井上直選手の象徴で、
実は井上直選手は所属している大橋事務が、
ドコモが運営するレミノとスポンサー契約を締結してるんで、
本来大橋事務の試合ってレミノ独占なのかなと思ってたんですけど、
今回はなんか世界的にも注目度の高い試合だからなのか、
大橋事務側がプライムビデオとやることを決めましたっていう発表されてるんですよね。
これちょっとどうなってるのかわからないですね。
プライムビデオの放送の試合だったんですけど、
今回リングはドコモのロゴが並べまくっていて、
一見レミノで中継してるのかなと思いきやプライムビデオって、
プライムビデオのプライムボクシングというものに
ドコモ側がスポンサーとして存在感を示そうとしたって話だと思うんですけど、
当然今回プライムビデオ最高記録叩き出してますからね。
これ次もまたやりたいなって言って大橋事務にオファーすると思うんで、
レミノ側からするとまたこのプライムビデオとの掛け金の釣り上げ合戦に参加しなくちゃいけないパターンになると。
そうなるとやっぱり地上波もついていけないみたいな話になっちゃうと思うんですけど、
そうなると今度は多分配信サービス側が多分地上波と組むことによって、
工業主にとっても認知が広がるメリットがあるとかっていうパッケージにしていくとかっていう方に
地上波活路を見出すとか、アベマナやるパターンみたいな感じですね。
になるのか、日本でもスポーツ集計は有料チャンネルじゃ見れないっていうのが普通になるのかっていうのが
結構大きな運起点に立ってる気がしますね。
自分が契約しているサービスで集計してくれる分には、ただに近い間隔で見れるからいいんですけど、
見れないやつだとお金払わなくちゃいけないんで、ちょっとこれだけ配信サービスがいっぱいあると、
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それはそれで厄介ですし、やっぱり無料で見れないと子どもが見れないっていう、
真田須川天神選手も地上波の放送にすごいこだわってましたけど、
その辺りが日本で今後どうなっていくのかもすごい運起点になる試合だったのじゃないかなと
勝手に思ったのでご紹介です。
こちらのチャンネルでは日本のエンタメを密かにオンラインしたいなと思っていますので、
他にもこんな話してますよって方がおられましたら、ぜひコメントやDMで教えていただいてください。
ありがとうございます。
12:42

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