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はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、オリンピックが始まって、いわゆるオリンピックの番組の視聴率みたいなものの記事が結構出てきてるんですけど、
今回ですね、ビデオリサーチさんが視聴人数のデータをかなり丁寧に出し始めているので、ちょっと興味深かったのでご紹介したいと思います。
ノートには、オリンピックの視聴人数から考える、テレビとネットを合算する時代という記事で書いてありましたけれども、元ネタはビデオリサーチさんのプレスリリースで、
パリオリンピック開会式の視聴人数は、推計4146.5万人という、生中継ハイライトのいずれかをリアルタイムで視聴した人ですね。
開会式の生中継をリアルタイムで視聴した人は1,808万人というデータです。
深夜から早朝でしたからね、それでもこんなにいるんだっていう、累計ずっとやってたんで、夜のところだけ見た人とか多分朝だけ見た人も到達人数でしたね。
ずっと1,808万人が見てたわけじゃないと思うんですけど、そういう数字が発表されています。
ちなみに東京五輪の時にもこの数字が発表されていて、東京五輪の開会式からリアルタイム視聴が7,325人なんですよね。
やっぱり日本人の半分以上は見てたって。
で、興味深いのは視聴率は今までも多分細かく発表されてたと思うんですけど、視聴人数のデータもかなり番組ごとに、
でもこれは重いやつだけなのかな、深夜のマニアックな枠はあんまりなさそうですけど、視聴人数が出されています。
ビデオリサーチというのが元々テレビの視聴率のデータを独占していた調査会社さんなんですけど、
最近はいろんな視聴率会社みたいなのが出てきた関係で、たぶんビデオリサーチさんもいろいろ新しいことを始めなきゃということで始められているんだと思いますね。
言えば視聴率って、今個人視聴率があるんで、個人視聴率ってだいたい、どうなんだろうな、個人視聴率を人口にかければ視聴人数なのかなって思うんですけど、
案外そうでもないみたいなのが結構面白いところですかね。
今までは世帯の視聴率だったんで、要は分かんないですよね。世帯10%って言われても何人なの。
でもそれぐらい視聴率っていうものが本当に広告業界においてはもう基準値として使われていて、視聴人数よりも視聴率で言った方が早いって、それ多いには少ないねみたいな業界では使われていた数字なんですよね。
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でもそれによって何が起こっていたかというとテレビが特別であるっていう、視聴率で語っている限りも視聴率でしか比較できないっていう状態だったんですけど、今回やっぱり視聴人数が出てきたことによって、いよいよテレビは特別ではないっていう他のものとの比較がしやすくなるっていう効果が、単純に今までも計算すれば大体できたんですけど、そういう効果があると思います。
ちなみに開会式以外で今同時視聴人数が最も多かったのはバレーボールの日本アルゼンチン戦みたいですね。これ9時からだったからなのかな。
これだからどっか総合からeテレにチャンネルが移るパターンですかね。eテレで1374万人っていうピークの数字があるんですね。
これがあると、例えばスノーマンが紅白歌合戦の裏でYouTubeのライブ配信でライブを中継をして133万人という日本記録更新をしてましたけども、こういう数字と比較できるんですよね。
バレーボールの日本アルゼンチン戦はこのスノーマンの10倍見られてたんだなっていう人数で言うとですね。
YouTubeライブの日本記録って言ってもテレビの視聴率に比べるとさすがにまだ俺ほど大きいわけではない。
深夜番組とかで考えるともう超えちゃってるんです。スノーマンの影響力はYouTubeで133万人同時で見せるって凄まじい。
たまたまチャンネル回すんじゃなくて、リンククリックしてこない、検索したりクリックしてこないといけないんでめちゃめちゃ多いんですけど、
ただやっぱりインパクトとしては人数の桁が違うんだなっていうのがわかるって感じですね。
Netflixの映画のシティーハンターが3ヶ月で1650万ビューっていう数字を出してましたけれども、
これは結構1650万人映画館に動員したと思ったら大きいよねみたいな感じで結構報道されてましたけれども、
逆に金曜ロードショーとかで放映されたものの数字と比べると91日で1650万ですからね。
1日で視聴率何パーとか取っちゃうことを考えるとやっぱ金曜ロードショーすごいよねみたいな。
比較がしやすくなるんですよね。正しくテレビの影響力がわかるって。
なんかテレビ誰も見てないみたいな、そんなことないよねって。
当然ね、若い人はネットが多くてテレビは高齢者が多いっていうのがポイントになると思いますけれども、
今後やっぱりこの人数で語ることが負け業界、広報業界で増えていくんじゃないかなっていう。
何と言っても今、僕もかなりTVerでオリンピック見てますけれども、
実はこのビデオリサーチの数字にはTVerの数字入ってないんですね。
これはある意味だからテレビだけでの数字なんで、本来はこれにTVerとかNHKプラスとかのデジタル側の数を足して初めて、
オリンピックのコンテンツとしてのインパクトが出せるはずなので、
みたいな、多分そのテレビとデジタル合算数値みたいなのがこれからいよいよ注目されるようになるのかなみたいな。
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ドラマなんかもそのサイレントがTVerの視聴数更新したみたいなのありましたけど、
TVerで視聴数が多いところって意外に視聴率良くなかったりするんですよね。
昭和と例は何だっけ、不適切にもほどがあるでしたっけ。
あれも視聴率ランキングだと実はドラマのトップ10とか入ってなかったんですよね、確か。
でもTVerではめっちゃ見られてるみたいな。
そうすると音楽もオリコンとビルボードで1位が全然違うんで、どっちが影響力が高いのかよくわかんないみたいになりがちですけど、
少なくとも番組の到達人数に関しては視聴率ってよくわかんない視聴数じゃなくて、だんだん人数で比較できる。
それによって多分影響力がある意味セキュララになってくるメリット・デメリットもあると思うんですけど、
いよいよ日本のテレビだけ別格みたいな雰囲気とかがちょっと変わってくるのかなと思ったのでご紹介でした。
こちらのチャンネルでは日本の円溜めの未来を密かに応援したいなと思っていますので、
他にもこんな話してますよって方がおられましたらぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
では、ありがとうございます。