視聴率の真逆の記録
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、NHKの大河ドラマ、「べらぼう」の視聴率とか視聴数のリリースが出まして、
結構ね、真逆の反応がSNS上で、この記事の方向が逆だったので話題になっていて、ちょっとモヤモヤしたので、
Yahoo!ニュースに記事をまとめてみたのでご紹介したいと思います。
記事のタイトルは、歴代最多記録と最低記録を更新した、「べらぼうが示すNHK大河ドラマの課題と可能性」というタイトルにしてみました。
これ、先週かな、放送が終わったんですけれども、最終回終わったタイミングでは、
ワースト2、歴代ワースト2というのが話題になったんですよね。期間平均視聴率は9.5%で、去年の光る君への10.7%を1.2ポイントしか下回っちゃったっていう。
出店が8.2%だったんで、そのワースト更新は抜かれてるんですけど、ワースト2なんですよね。
で、実は初回の視聴率は12.6%で、初回の歴代最低記録更新ですよ。
だから、どっちかというとその後は、べらぼうはいかになんで失敗したのかみたいな解説記事がネット上でいっぱい出てて、いろんな理由が並べられてるんですけど、
今週NHKが、NHKプラスで配信した大河ドラマの中では歴代最多視聴率を、視聴数を記録しましたというリリースを出したんですよね。
そしたら今度はやっぱりべらぼうを見てた人たちが、やっぱり見てて面白かったもんねって言ってシェアするっていう。
実は同じドラマが最低記録と最多記録の両方を持っているっていう、ちょっとややこしい状態になったんですよね。
視聴率と視聴形態の変化
ここが結構、大河の課題が明確に出てるところだなと思ったので、ちょっとそのポイントをまとめてみました。
まず視聴率が最低記録になったのは、当然後付けで理由をつけようと思ったらいくらでもつけられるんですよね。
私もそういう記事をたくさん書いてますから、当然理由は想像するしかなくって、人間の心の中の話ですからね。
いろんな理由を並べている人たちがいましたけれども、僕はやっぱり大河の視聴率が最低を更新してしまうのは、単純に地上波離れ、テレビ離れが進んでるからだと思ってます。
フワーライゾーさんのHUTっていうテレビの総世帯視聴率ですね。テレビがついてる率みたいな感じだと思いますけど、
のグラフを僕は毎回チェックさせていただいてるんですけど、まあつるべ落としなんですよね。1997年の段階ではゴールデンタイムは71%の人がテレビをつけてたんですよね。
テレビをつけてたら地上波を見てたんですよね。これが2020年上期、コロナ禍で62.8%つけた後、ガーンと一気に下がるんですよね。
50%割り込んで、そこ落ちしたかなと思われたら、また今年の上期で47.2%とコンと落ちるっていう。
やっぱり配信に、コロナ禍で日本人も慣れちゃった結果、リアルタイムで見るっていう人が減っている。
今TVerがありますからね。何も時間通りにテレビの前に座って待つ必要はない。後から追っかけて見ればいいじゃないっていう。
リアルタイム視聴は下がってるんですよね。なので実はタイガーラムの平均視聴率をこの5年ぐらいを並べると、綺麗に毎年1%ずつぐらい下がってるんですよね。
これは当然その面白い、めちゃめちゃ面白いタイガーをやれば上がったでしょって議論はあるんですけど、
環境要因を考えると、全体が下がってるんだから、その年にあったタイガードラマ、テレビの象徴的なドラマが下がっていくのはある意味不可抗力だと思うんですよね。
だからこれをもとに、今年のタイガーが面白かったか面白くなかったかって議論すること自体は、僕は正直あんまり意味がないと思ってるんですよね。
実際に見た人たちは、過去最高だったって言ってる人たちがたくさんいて、当然年間通じて見続けてるは面白いから見てるんであって、見続けた人はそれっていうのはある意味当たり前ではあるんですけども、
実はいろんなランキングで1位になってるんですよね。当然年間通じてっていうのはあるからですけど、ノートでもドラマ部門のエンタメランキング、星記事ランキングみたいに出してるんですけど、1位は当然ベラボーがいるっていうふうにホットスポットとかですけどね。
実は十分話題にはなってるんですよね。視聴率だけで過去最低だから、それだけを見ていかに悪かったかみたいなのを書くことに、僕は正直あんまり意味がないなと思っちゃいました。
ただ、じゃあNHKプラスの歴代最多視聴数だからベラボーが過去最高かっていうと、これはちょっとNHKさんの大本営発表に乗っかりすぎだなと思ってですね。
よく見ると平均視聴ユニークブラウザ数って38.6万なんですね。光る君絵が37.9万だったんで、実は7センチしか違うんですよ。
視聴率が1.2%落ちてることを考えたら7センチしか増えてないのは逆に言うと増え足りないんじゃないかなっていう。
減少数考えたらね、今回NHKは視聴数を出してくれてて、NHK総合とBSの2つの合計で、期間平均の視聴数は1491万人っていう、1500万人近いんですよね。
そこにNHKプラスが7センチ増えたからって正直誤差の範囲ですよね。全体の0.1%すらないっていう。
そう考えると、減ってるのは事実だと思いますね。光る君絵が検討しただって見る見方もあるかもしれないですけど。
だからやっぱり1個の数値だけで良かった悪かったって評価するのは、やっぱり本当に難しい時代になったなっていう話だと思いますね。
視聴者数の新たな評価指標
視聴率はたまたまね、前のチャンネル見てたからそのままついてるみたいなものも含まれちゃって。
個人的に面白いなと思うのは、今回そのNHKが発表したこの視聴者数っていう数字で発表することの大事さですね。
今回もやっぱりユニークブラウザー数だけを発表されると、まあ38万そんなもんなのかなと思っちゃうんですけど、
全体の視聴数ちゃんとこのNHK総合で1262万人、BSは321万人みたいなの出してもらえると、
いかにユニークブラウザーが逆に少ないかっていうのが見えてくるんですよね。
面白いのはやっぱBSで321万人もいるんだっていうね。
平均視聴率は当然NHK総合の方で測ってるはずなので、その10%は切っちゃってるんですけど、
でもBSで321万人が、これがその光る君への時から増えてるのか減ってるのかちょっとわかんないですけど、
この辺の数字をちゃんとNHKが過去から全部並べてくれると、もっと分析はいろいろできると思うんですよね。
やっぱり日本はなぜかテレビは視聴率っていう、1億人全員が見てる設定での率なんてね、
普通の効果測定の数字で機能を出さないはずなんですけど、なぜか人数ではなくて率でずっと語ってますよね。
それが日本でテレビコマーシャルが強かった理由の一つでもあると僕は思ってますけれども、
やっぱりもうこれだけ配信が普及してることを考えたら、視聴者数でちゃんと人数を出して他のものと比べやすくするっていうのがまず一つ。
それによってやっぱりその傾向とかを比較することによって、人気不人気っていうのが確認できるようになっていくと思うんですよね。
象徴的なのは実はそのサイレント。
2022年の大ヒットドラマとして皆さんも知ってる方多いと思うんですけども、
実はこのサイレントは視聴率良くなかったんですよ。
実は10%1回も超えてないんですよね。だから従来の
ヒットドラマの評価指標である視聴率だと、実はヒットドラマと呼ばれなかったリスクがあるんですよ。
でも
ちょうどそのコロナ禍を過ぎてTバーが普及してたのもあり、Tバーで1話平均が
600万近い数字を叩き出して
過去最高、多分今もまだ破られてないんじゃないかな、を叩き出したんで
サイレントすごいねってなったんですよね。だからやっぱり600万視聴っていうその実数値が
視聴率と市場の分析
出ることによって最新シフトが進んでるっていうのも分かったし
サイレントの若者の間での人気も可視化されたっていう。
やっぱりこうやってその
ちゃんと実数が分かる数字でこの前後比較をしていくことがこれからは大事になるのかなと
思うんですよね。
そう考えるとやっぱりNHKプレスの38.6万っていうのは
少なすぎますよね。
サイレントが2022年に600万叩き出したのに
2025年の今で
38万っていかにNHKプレス登録するのがめんどくさいかっていうのが
可視化されちゃってる気がするんですよね。
しかも今回NHK1に切り替わったんでNHK1の数は
その整合性取れないから出しませんって言って出してないんですよ。
またこのNHK1で数字が全部ゼロクリアされてこれからの
数値開始になっちゃうんでここはちょっと残念ですね。
本来僕はベラボーはUNEXTの
NHKオンデマンドのやつで見てたりするんで
本当は多分そういう番組が全部見られた数字を足してあげないと
番組のその
価値って見えないと思うんですよね。
冷静に振り返ると例えばその戦神が世界で今話題になってますけどもネットリンクスの
これも週刊1位をイエゴードラマシリーズで取って話題になったんですけど
その時の視聴数って実は720万なんですよね。当然
ネットリンクスは1話じゃなくてそのシーズン6はまるまる見てる人とかもいるんで
710万でもこの密度が違うと思うんですけど
でも
そう考えるとベラボーの1500万近くってすごくないですかって話なんですよ。
年間通じてずっとあの時間帯でその1500万近くの人が
番組をちゃんと見ているっていうのは
すごいことだと思うんですよね。その人たちが実はネットリンクスでベラボーを見れば
その
戦神と並んでこの世界の1位になることは全然あり得るって。当然ね有料と無料なんで
意味は全然違いますけれども
それぐらい実はベラボーにはポテンシャルがあるっていうのは人数で
並べてみると改めて見えてくると思うんですよね。なんか10%
切ったから人気がないとかっていうのとは全然違う文脈で
実はその
僕はずっと言ってますけど将軍が日本語7割で
エミー賞とかゴールデン・グローブ賞とかを
海外で取れたことを考えると実はその今
日本語のドラマの海外で見てくれる人のボリュームが増えているんで
実は海外の可能性広がってるはずなんですよね。だから
やっぱりタイ語はどうしてもこのNHKなんでNHKの枠の中地上派の放送と
NHKプラスとかNHK1の独自のプラットフォームでしか見れないんですけど
これを例えばTVerにも出すとか
ちゃんとUNEXOとかの数字も出すとかなんならNETFLIXとか海外プラットフォームにも
配信してちゃんとそのお金をね稼いであの
受信料の足しにするとかっていうのをもっとアグレッシブにやったら
実はもっとね
やっぱNHKすごいな、タイがすごいなってなる可能性は
全然あると思うんですよね。今回苦しくもベラボーはその日本のエンタメの始まりを描いた
ストーリーだと私は思ってますけども、これあのNHKの多分
100周年を意識して日本のエンタメっていうものに対して改めて
振り返ろうというのがこのベラボーでありあと
なんでしたっけ?ジパングでしたっけ?
NHKでその日本のエンタメのあの特集を
まあ番組を
漫画とかアニメとか世界にいかに刺さってるかみたいなボカロンみたいなのもやってましたけど
っていう流れだと思うんですよね。だからここはやっぱりね
NHKどうしてもあの
地上派の
他社さんとか新聞協会とかに足を引っ張られて、日本の活動はあの競争を
円滑にするように
どっちかというとNHKに全力を出させない方向にベクトルが働いちゃうんですけど
それだったらNHKのコンテンツをもっと本気で海外に出して、その日本は少子化で視聴率も減っている分
海外で取り返すみたいな捉えをしてもいいんじゃないかなみたいなちょっと
改めて思ったりしている次第です
海外市場への展開
はい、こんなところで私は言ったとも届くとは思いませんけれども
こちらのチャンネルでは日本のエンタメの明るい未来を応援するべく
エンタメのSNS活用や押し勝つの進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております
他にもこんな話知っていません方がおられましたらぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです
今日はありがとうございます