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2024-11-29 14:34

YOASOBIはJ-POPの定義を新しく更新するアーティストかも #817

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YOASOBIは、世界から見たJ-POPの定義を新しく更新するアーティストかもしれないという話|徳力基彦(tokuriki)
https://note.com/tokuriki/n/nc97dd6ef2504
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サマリー

YOASOBIの東京ドームライブが行われ、J-POPの新たな定義について話されています。音楽のタイアップの影響やアニメとの関係が現代のJ-POPにおいて重要な要素とされており、YOASOBIの独自のスタイルが注目されています。YOASOBIは物語を基に音楽を制作することで、J-POPの新たな世界観を創造しています。彼らのスタイルは、中世の詩人のような位置づけを持ち、アニメやドラマ主題歌とのコラボレーションが日本特有の文化として評価されています。

YOASOBI東京ドームライブの感想
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、先日ありがたいことにYOASOBIの東京ドームライブに 関係者席でご招待いただきまして、
その時の感想を含め、ちょっとノートにまとめてみましたので、ご紹介したいと思います。
記事のタイトルは、YOASOBIは世界から見たJ-POPの定義を新しく更新するアーティストかもしれない っていうタイトルにしてみたんですけど、
奇遇なことというのはあるもので、実はその ライブにご招待いただいた日のお昼に
未来音楽会議、音楽未来会議、ちょっと順番間違えちゃった。 音楽未来会議っていう、タイトル通り音楽の未来について議論するトークイベント。
音楽ジャーナリストの柴田さんと、音楽プロデューサーの山口さんとがやっていて、 今回4回目の最後だったんですけど、ちょっと3回目も申し込んでたの参加できず、
4回目だけ参加してきたんですけど、ちょうどここでもYOASOBIの話が出てたんですよね。 確か柴田さんが言ってたんだと思うんですけど、
いわゆるK-POPっていうものを聞いて、 K-POPっていう単語を聞いて、世界の人が想起する、K-POP的な音楽っていうと、
多分がっつり揃ったダンス&ボーカルみたいな。 レベルの高いダンスとボーカルが揃っている、多分アイドルグループみたいなものを想起するんじゃないか。
BTSをヒットにですね。 じゃあJ-POPっていう単語を聞いたときに、その世界の人たちが想起するものは何かっていうので、
柴田さんがおっしゃってて面白いなと思ったのは、 実はアニメだろうのコンテンツとタイアップしてIP化する音楽っていうのが、
実はJ-POP的なものなんじゃないかっていうお話をされてたんですよね。 当然、非常に昔前のJ-POPではなくて、直近のJ-POPってことだと思うんですけど、
象徴的な話として例に出していたのが、 米津玄師さんとかバウンディーさんとかは、
アルバム、米津玄師さんかな特に、米津玄師さんとかはアルバム20曲あったら10曲ぐらい何かしらのタイアップになってきてるらしいですよね。
だから昔のアーティストっていうのは、どちらかというと自分の恋愛とか経験だとかを歌詞を越して歌にするって、シンガーソングライターとかですね。
っていうイメージだったのが、実はJ-POPのアーティスト、特に有名どころはどんどんタイアップが増えてきてる関係で、
実は自分の中から生まれた曲よりもタイアップ起点の曲が増えてきていると。
このタイアップっていうのも、昔はアニメとタイアップしても、別にたまたま音楽が主題歌として使われているだけで、
その音楽自体はアニメを全然テーマにしていないことが多かったと。
それこそスラムダンクの歌なんとか、ゴーグルマックさんとかバスケットを知らずに書いてたみたいな話もあったりしましたけれども、
それぐらいの位置づけだったのが、最近は当然米津さんにしても、アーティストの方々はタイアップの中身を学んで、それに合わせて曲を書くっていう。
それこそラストマイルドのガラクタなんかも、もう一回作り直したみたいな話がありましたね。
実際そのグローバルで知られている曲っていうのは、やっぱりそのアニメきっかけ。
グローバルでヒットしたアーティストっていうのは、やっぱり何かしらのタイプからヒットしているケースが多いみたいな話があって、
で、その実は代表が夜遊びなんじゃない、話があったんですよね。
ライブでのパフォーマンスと演出
夜遊びは小説をもとに音楽を作るっていう、もともとソニーさんの物語.comの企画として期間限定で始まったグループがこんなに人気になっちゃったっていう順番で、
アイドルに大授与されるように、そのIPがあるところに曲を作ってるんですよね。
なるほどなぁと思って今回、夜遊び超現実のライブを拝見してたんですけれども、
面白いなぁと思ったのは、やっぱりその夜遊びの曲って、当然夜遊びが作っているから夜遊びらしい曲ではあるんですけど、
確かに全部タイアップによって生み出されてるんで、曲の世界観が全部違うんですよね。
もともとのコンテンツが全然違うものだから。
なので、今回の夜遊び超現実のライブでも超現実っていう名のことをし、
それこそLEDディスプレイを背景に使って、いわゆるこのマンダロリアンとかの撮り方ですね。
なんだっけ、バーチャルプロダクション。
背景の画像にその前の人を映り込ませることによって、そのドラマのセット代わりに撮影をする手法でライブのセットが展開されていくんですよね。
面白いなぁと思ったのは、ちょっと何の歌だったか忘れましたけど、
右側に高層ビル群があって、左側に自販機とベンチがあるセットになってたんですよね、最初。
で、ビル群の方にイクラさんが入っていくと、イクラさんがその巨大なウルトラマン状態になって、
その背景に映っている怪獣と一緒にビルの中に立っているみたいな、
もう本当、特撮的な感じですよね。
セットの中で歌を歌うシーンがあるかと思えば、今度は左側に来ると、
自販機とベンチがあって、海沿いの駅で何かありますよね、こういう海のところにある駅みたいな。
そこで、怪獣さんとイクラさんがセイチューンしているみたいな感じのセットになるんですよね。
海の綺麗な背景でみたいな。
で、この海の背景が一転して夜空になったかと思うと、今度はイクラさんがその自販機の上に階段で上がっていって、
自販機の横に腰掛けるみたいな。
こんな西洋飲料水のコマーシャルありそうみたいな感じになるんですよね。
そうすることによって、ガラッと同じ壇上でパフォーマンスをしているんだけれども、曲ごとの表情を変えるみたいな。
あと面白いなと思ったのは、いわゆるペンライト。
K-POPの場合はアーティストごとにペンライトが違うんで、ファンに買ってもらうイメージですけど、
ヨハサミの超現実ではフリフラっていうペンライト的な腕につけるライトを配っているんですよね。
これが席指定で色が変わるようになっていて、ファンが全員つけている前提なんですよね。
なんでその三原色とかは、青、緑、赤っていうその三原色の色にステージだけじゃなくて、観客席も変わるっていう。
この曲ごとの曲調に合わせて、本当にこのセットだけではなくて観客席も含めて雰囲気をガラッと変えるっていうのを、
ヨハサミやらなくちゃいけないんですよね。本当に曲によって世界観が全然違う。
そこを確かに柴田さんが言っているこの、パイアップ、IPをベースにしたグループならでは、なんだろうなぁみたいなのはすごい思いましたね。
今回東京ドームのライブ、僕が参加させていただいたのは最終日だったんですけど、
この日も同じようなMCをされていたのかもしれないですけど、
いくらさんのMCがめちゃめちゃ印象的で、
ヨハサミって本来は期間限定プロジェクトで始まったから、多分2人もずっとやるつもりで最初始めてないんですよね。
で、いくらさんが結構、多分本音なんだろうなっていう、
やっぱりヨハサミの初期の頃の忙しさがすごくて、やっぱりちょっといくら、ヨハサミとしてのこの忙しさで、自分の中でもいろいろ葛藤があったみたいな。
で、最終的にいくらとして生きていく覚悟を決めましたっていう話をされて、
その後がハンコールっていう曲でも、いくらさんだけにピンスポットが当たって、会場真っ暗になるっていう、
めちゃめちゃ印象的なシーンでしたけど、
まあでも本当、1回いくたりらさんとしてのソロ活動みたいなのを再開されたりもしてましたけど、
想像を超える勢いでヨハサミが大きくなってしまって、多分自分のこのいくたりらといくらという存在のバランスの取り方みたいなのが難しくなったっていうのを多分MCで踊ろうされてたんだと思うんですよね。
今回、スタジアムでもその5年間をガーッと遡っていく動画が流れて、すごいエモかったんですけど、
で、最終的に彩瀬さんの最初の頃、曲を作っていた部屋を再現したセットにいくつくみたいな感じの演出がありましたけども、
YOASOBIの音楽制作
これは本当なんか、マス時代のシンガーソングライターとか歌手っていうのはどちらかと言うと自分を歌うっていうイメージだったのが、
ヨハサミはもうそのお題としての小説を元に曲を作るって、彩瀬さんがそれが素晴らしく上手いっていうのはあるんだと思うんですけど、
それによって世界観を大きく変えて、曲ごとに全然違う曲を歌うっていう。
これってなんかその、なんでしょう、銀融詩人というか、昔の歌手っていうか、音楽家ってそういうことですよね。
わからないですけど、神話を歌うとか歌い継ぐとか。
なんかこう、歌手との位置づけとか役割みたいなものが、
マス時代はどちらかと言うと自分のことを歌うアーティストっていうのが増えてきたのが、もう1回その中世の銀融詩人的な位置づけにこのJ-POPのアーティストは戻ってるっていうか、変わってるっていうかみたいに考えると、
柴田さんが言うようにこのJ-POPの位置づけみたいなのは、実はすごいユニークなのかもしれないなぁみたいな、ちょっと勝手に思っちゃいましたね。
当然、J-POPでも自分のことを歌っている人はたくさんいるんで、そのJ-POP自体が全部そうあるべきだって話はないんですけど、
海外からするとやっぱりヒットしてる曲っていうのが何かしらのコンテンツにもついているものが多いので、
そういうJ-POPは世界観、そもそも海外であんまりこういうタイアップとかコラボってこんなに激しくされないんですよね。
アニメの主題歌とかドラマの主題歌にアーティストが曲を提供して、しかもそのドラマとかアニメの世界観に合わせた曲を作るみたいな、これは日本ならではなんだみたいな話を聞いて、
なるほどなぁと思ったりしました。
ライブの体験
ちなみに全然関係ないんですけど、今回、やっぱね、本当にアーティスト単独のライブのファンの熱量ってすげえなっていうのを改めて感じる回でしたね。
僕が関係者席から見てるから余計だったと思うんですけど、
ニュージーズの東京ドームライブも参加させていただいて、それは自分でチケット買って参加したんですけど、
ニュージーズの東京ドームライブの時にも、YOASOBIがコラボアーティストとして来てくれたんで、アイドルやったんですよね、東京ドームで。
で、なんならやっぱニュージーズの楽曲って韓国語なんで、日本人みんなが歌うシーンでなかなか難しいんですけど、
アイドルの時はやっぱりニュージーズのライブなんだけど、アイドルの瞬間が一番盛り上がったんじゃないかぐらい、みんなでおいおいって駆け声やって盛り上がってたのをよく覚えてるんですけど、
それが今回、YOASOBIのガチなファンが5万人入ってる状態でアイドルやったんで、すごかったです。
もうその3回席だったかな、僕が見てるのも。もう下の2つをみんなもう地鳴りのように、おいおいってやってるのが。
もうね、東京ドーム全員がこうやって声出すとこんなことになるんだっていう、
あやせさんもアイドルの歌が終わった後に、こんなおいを聞ける日が来ると思わなかったって感動されてましたからね、やっぱり。
本当ファンの人たちがガチで、
ライブって本当に観客と一緒に作るとこういうことなんだなって、すみません。
ライブ今年から急にいき始めたおじさんなんで、すみません。ライブの基本が全くわかってなくて申し訳ないですけど、
すげーなと思います。関係者席で今回見させていただいてるんですけど、あれはやっぱね、ちゃんとファンの方々と一緒にみんなで乗ってやりたかったなっていう。
やっぱり関係者席の方って結構引いて見てる方が多いんで、
僕もスマホで一生懸命写真を撮りながら参加してましたけど。
すごいですね、やっぱライブ本物はこれなんだなって。
本物って、XGのライブとかも僕もファンとして参加させていただいたんで、すごい楽しく参加しましたけど、
東京ドームで5万人ファンが同じ曲で掛け声をやるとこういう状態になるんだって。
これがまた海外のライブとかだと、海外の人って全曲全部歌ってるらしいですからね。
日本人ってやっぱりアーティストの曲を聞きに行くんで、基本的には黙っていて、掛け声がオッケーな時だけ歌う感じですけど、
今回夜遊びの歌も、それこそハートビートとかうんじょうとかはみんなで歌おうよって感じなんですよね。
僕も歌わさせていただきましたけど、めちゃめちゃ気持ちいいですよね、そのみんなでドームの5万人が歌う感じ。
いやーちょっとね、ライブこれは中毒になるなっていうのを改めて感じましたけど、はいすいません。
本題はJ-POPというものが世界に入れられていく過程に、ちょっとJ-POPとしての見え方っていうのを考えると面白いのかなという話でした。
こちらのチャンネルでは、日本のエンタメの明るい未来を応援すべく、エンタメのSNS活用や推し活動の進化について紹介していきたいなと思っています。
他にもこんな面白い話してますよって方がおられましたら、ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
ありがとうございます。
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