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2025-12-16 16:22

「和製外資」のDAZNは日本のスポーツ中継文化の救世主になるか? #1120

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サッカーW杯の全試合配信。「和製外資」のDAZNは日本のスポーツ中継文化の救世主になるか?(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/28b66058a0557999520b77efe22f999f31150b8c
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サマリー

DAZNはサッカーワールドカップの全試合を配信し、日本のスポーツ中継文化に新たな価値を提供し続けています。特にDAZNは日本のJリーグを支え、和製外資としての地位を確立しつつあり、サッカーファンの注目を集めています。また、DAZNは無料会員登録を通じて日本のスポーツ中継文化の活性化を目指しており、特にFIFAクラブワールドカップの全試合を無料で配信し、日本代表の試合を誰もが楽しめるよう工夫しています。

ワールドカップ中継の新体制
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、サッカーワールドカップのいろいろ予選の組み合わせとかも決まったりしてるんですけども、
ちょっと個人的に注目しているのが、今回のワールドカップのその配信とテレビの中継の体制ですね。
その辺が結構見えてきたので、Yahoo!ニュースにまとめてみたのでご紹介したいと思います。
記事のタイトルは、「サッカーワールドカップの全試合配信 和製外資のDAZNは日本のスポーツ中継文化の救世主になるか?」というちょっとつり気味のタイトルにしてみました。
これはサッカーワールドカップの中継のコストって、もう毎大会毎大会上がってきてるんですよね。
前回カタール大会が、実はその地上派がそれまでジャパンなんとかっていう地上派連盟みたいなのを組んで入札に参加していたのが、
ついにいくつかの地上派の民放が離脱したんですよね。あまりに高くなった。200億円だったかな。
で、これはどうなるんだと思われてた時に、テレビ朝日さんがアベマに声をかけて、
藤田さんが当時馬娘でめちゃめちゃ儲かってたからだと思うんですけど、一肌脱いだ結果、アベマが全試合を無料配信するっていうね。
しかもツイッターで当時、ゴブル動画とかもシェアできましたからね。
日本のサッカーワールドカップの無料文化を維持してくれた盾役者として、栽培所の藤田アベマが手を挙げてくれて、
当時田島会長が心から感謝っていう、わざわざ会見でアベマなざしで感謝してるぐらい、歴史的な大会だったんですよね。
実際アベマさんはそれで、本田圭介解説とかで話題になって株を上げて、今に至るんですけれども、
この時200億円でテレビ局付いていけなかったのに、今回350億円になってるらしいんですよね。
DAZNの影響と役割
でもテレビの知事長は今回参加できたんですよね。
今回の立て付けは、ナゾーンが配信に入って、テレビ局はNHK、テレビ朝日、フジテレビ、知事長派3局。
ちょっと具体的な金額の負担の分配に関しては、見た感じ報道はされてないんですよね。
前回大会も結構報道によって金額ブレブレで、アベマが200億出したみたいな記事が、
実は結構事実のようにシェアされてるんですけど、でも前回大会全部で200億だったらしいんで、アベマが200億ありえないと思う。
一部の報道ではNHKが一番出して、テレビ朝日とアベマがその次だったっていうのもあって、
僕は分析記事で、アベマは90億から100億ぐらいだったんじゃないかという記事を書いたんですけれども、
いずれにしてもテレ朝とフジテレビは収入が基本的に広告収入しかないわけですよね、テレビ広告の収入。
で、いかにその放映権量が200億から350億に上がったからって、広告主は所詮一試合とか普通の番組のスポンサー像でしかないんで、
毎日広告料金払ってくれることはありえないと思うんですよね。ただでも200億のときについていけなかったんで。
なんでテレ朝とフジテレビが数十億以上出せるのかって、NHKはそんなに出せるんじゃないかと思ってるんですけど、
NHKはまだ国民的イベントだからと言って頑張って出してる可能性はあるんですけど、
それにしても今回350億のかなりの金額をダゾーンが負担してる可能性が高いんじゃないかなと思うんですよね。
でも今のところアベマさんは田島会長に感謝されたんですけど、ダゾーンさんは感謝されてないんですよ。
その中でちょっとよくわかんないです。
350億に増えたんだけれども、その金額の負担をどう負担しているのかわかんなくて、
結構NHKとテレ朝、フジの地上波放送の試合の数はこれまでとそんなに変わってないんですよね。
今回は枠が増えたので試合数が60段試合から100試合以上に増えてるんですけど、
フジテレビは日本代表選以外のやつを担当してたかな、そういうちょっと違いはあるんですけど、
言うても結構ダゾーンがメインで出してるように見えるんですよね、外から見てる限りは。
っていうかダゾーンじゃなくて出せない金額になってるんじゃないかなっていう。
ただ面白いのは、僕は結構今回アベマが引いたらダゾーンが全部、
DAZNの戦略と未来
そのNetflixと同じようにサッカーワールドカップをもうダゾーン独占にして、
地上波ではやらないとかってあり得るかなと思ってたんですけど、今回地上波と組んでやる形になったんですよね。
しかもダゾーンは日本選は無料でやるって言ってたんですよ。
これはすごいなと思って、明らかにNetflixを意識してるんじゃないかなっていうのが実は発言にも見えてるんですよね。
ちょうどNetflixがWBCを独占配信するっていうのが、日本では非常に不評価ってですね。
ニュースが発表された後、読売新聞は聞いてなかったみたいな愚痴みたいな発言をしてましたし、
日本の野球機構も、これは問題だからNetflix側に要望を出すみたいな、結構批判的な報道が多数されてるんですよね。
なんなら大谷翔平とか辞退した方がいいみたいな、結構過激派の人がXで激しく一論を展開されたりしましたけれども、
これね、本当に野球ファンなのかどうか議論があるんですよね。野球ファンは実はもう、
そもそもプロ野球自体有料で見てるんで、別にWBC有料になっても別にそんなに怒る人少ないんじゃないかって議論があって、
実は怒ってるのは無料でしか野球を見ない人なんじゃないかって議論があるんですよね。
その意味で実は大谷翔平選手も、そういうNetflix属性にはなったもののWBCは出ますと。
このワールドシリーズだと、正直僕、辞退してもいいんじゃないかなと思ってましたけど、出ると宣言されていて、
もうその大谷翔平選手の記者向けのこれはビデオ会見になるかな、ビデオ電話会見ですかね。
その様子が実はNetflixのYouTubeにもアップされてるんですよね。もうNetflixさんは準備万端っていう。
ただやっぱり未だにNetflixがWBCを独占でクローズドでやると、日本の野球文化、子供たちが見れないじゃないかみたいな。
Netflixぐらい親が契約してやるよって話なんですけど、結構ね、やっぱり日本は無料でこういう国民的スポーツは見れるのが普通っていう文化があるので、
そこをNetflixが横から入ってきて野球文化を殺すみたいなのを言ってる方がいるっていう。
ただ今回ダゾーンの廃止に関しては、そういうネガティブもポジティブも実はあんまりないんですよね。
当然日本戦無料にしてるからネガティブは出にくいってのあるんですけど、実は日本戦以外は多分ダゾーンの契約必要になるはずなんですよね。
だから104試合ありますからね。地上波でやらない試合がたくさんあるんで、サッカーファンからするとブラジル戦とか予選の試合みたいなやつで、
そういうのもダゾーンの契約が必要っていう。でもサッカーファンはね、結局海外のサッカーとか有料当たり前ですから、
多分そんなにダゾーンがやってくれるんだったらダゾーン契約すればいいかなっていう方が多いのかなっていう感じですね。
で、その辺の、なるほどダゾーンさんかなり日本の世論を意識してるなっていうのが、
実は今回のワールドカップの全社配信権を獲得した時のダゾーンのプレスリリースに、
笹本さんのCEOの方のですね、コメントがすごい印象的なフレーズがあるんですよね。それが記事タイトルに入れた和製外資っていうタイトルですね。
笹本さんのコメントが、この度、ダゾーンジャパンとしてFIFAワールドカップ26の全試合を日本では唯一ライブ配信できることとなり、大変嬉しく思います。
ダゾーンが日本でサービスを開始してから来年で10年を迎え、ようやく和製外資としての立場を確立できつつあるのではないかと考えています。
あえて自分で和製外資って言ったんですよね。当然ダゾーンは外資なんですけど、実は結構日本の試合を重視して、
設立直後からJリーグですね、ダゾーンバネーと呼ばれました。2016年から実は日本のJリーグを支えてきた。
最初は結構Jリーグファンも戸惑ってましたけど、なんといってもダゾーンバネーがJリーグの各チームに優勝賞金とかもかなり大きくなった結果、
日本のチームの強化も進むようなあり、外国人選手もすごい有名な人がそれこそ神戸とかに呼べるようになったって、これはダゾーンのおかげなんですよね。
ダゾーンがやっぱり配信でJリーグと二人三脚で投資をするっていう選択をしたことによって、実は日本のJリーグ文化も、
選手はどんどん海外に逃げちゃうんだけれども、ちゃんと日本のJリーグもそれなりの地位を確立できたので、実はダゾーンのおかげである。
これはサッカー協会の人たちも思ってるから、今回もワールドカップの中継ダゾーンと一緒にやるって感じになったんじゃないかなと思ってますけど、
面白いのはダゾーンは毎年値上げをして、かなりダゾーン会員の方からも批判はかかってるんですけど、
実はモデルがフリーミアムにシフトしてるんですよね。もともとは有料会員契約しないと何も見れないっていうのがダゾーンメインだったと思うんですけど、
実は今結構無料コンテンツ増えてきてるんですよね。
象徴的なのは、サッカーワールドカップの最終予選を前回大会からかな、ダゾーンが特選でやるようになって、予選がダゾーン契約者しか見れなくなっちゃって、
ダゾーンの無料配信戦略
日本代表の最終予選を国民が見れないような問題だ、みたいな、結構ダゾーン叩かれてた時期があるんですけど、
実は今大会は前回大会からかな、一部最終予選とかの試合を無料で視聴できるようになってるんですよね。
ダゾーンは実は無料で会員登録できる仕組みになっていて、それこそヤベッチFCのダゾーン版とか、無料で会員登録すれば見れるコンテンツっていうのは実はすごい増えてるんですよね、ハイライトとか。
実は無料で会員登録してもらってから予算を分かってもらって契約してもらうって、いわゆるフリーミアムですね。
従来のサブスクだと無料使用期間みたいな形を取るか、もうNetflixとか多分無料使用期間もないですよね。
そのもう契約してください、契約しないと見れませんっていうふうにやることが多いんですけれども、
ダゾーンは実はこの日本の文化に合わせてちょっと無料を組み合わせてきてるんですよね。
今回直前で面白いのは、FIFAクラブワールドカップをダゾーンは実は全試合無料配信してたんですよね。
これグループでやってたみたいですけれども、
ダゾーングループ全体でですね、ダゾーンジャパンが日本やっていて海外もあるんですけれども、
意味が分かんないですよね。有料サブスクなのに無料で配信っていう。
なんでこれができたかっていうと、実は各ローカル局へのサブライセンス権とか、
アーカイブの配信とか、FIFAプラスのアーカイブも全部ダゾーンのプロットフォーム統合するってかなりでかい契約をやったそうです。
10億ドルなんて1500億円なんですよね。
今回の350億とか小さく見えるぐらいのでかい契約をFIFAクラブワールドカップでダゾーンはあくまでFIFA全体とやっててですね、
この辺が多分今回のダゾーンが入って、日本代表選含めて日本向けの市長が350億で地上波という市長に組まれた背景にあるんじゃないかなっていう。
ひょっとしたらちょっと分かんないですけどね、報道はそう報道されてなくて電通が1回買ってるんですけど、
ダゾーンがこの辺のサブライセンスとかアーカイブを組み合わせた形で結構大きい金額を負担することによって350億を出せたんじゃないかなってちょっと僕の勝手な想像です。
日本のスポーツ中継文化の未来
しかもダゾーンは実はゴールシーンを共有するところに広告を入れたりとか、
直近では電通デジタルとダゾーンオープンマーケティングエンジンっていうのを確立してスポーツの広告協賛効果の分析を可能にしますみたいなリリースも出していて、
実は広告も力を入れたんですよね。だから無料会員登録があるので当然無料で登録した人も実は有料でも広告を出してて会員から批判を受けたりするんですけど、
広告事業も組み合わせることによって、実はハイブリッド型になったんですよね。
ネットミックスも広告プランとかありますけど、無料ユーザーへの広告事業っていうのもあるし、SNSで支援される広告事業もあるので、
実は広告の収益も結構増えてきてるんじゃないかなって、このポートフォリオによっておそらくこのワールドカップの試合を、
日本戦を無料でやるっていう、本来日本戦を見たい人が多いからそれを会員獲得の要にしたいっていう形で、
ネットミックスみたいに全部会員登録しないと見れませんっていうふうにしたくなるところなんですけど、
やっぱりそれをネットミックスがやって、日本のメディアとプロ野球とかにめちゃめちゃ叩かれたのをダゾーンさんも見てるから、
今回はもう日本戦をあえて無料でやるっていう選択をしたのかなと思われますね。
そもそもは別にWBCの前回大会は地上波の放送があったんで、Amazonプライムビデオが配信をやってたんですけど、
プライムビデオは当然会員にならないと見れなかったですよね。今回も地上波の放送があることを考えたら、
ダゾーンは別に配信は全部有料にしちゃってもよかったんですけど、それをあえて無料にしたのは多分そのSNSのシェアの広告メニューとか、
いろんなものを組み合わせることによって、オートフォリオとしてちゃんとプラスにできるっていうふうに判断してんじゃないかなっていう気がしますね。
アベマさんは前回大会の時のお金は赤字確保で、あくまで知名度とブランディングと会員獲得につなげるっていうのでやっていて、
その年は赤字を出してたんですよね。でも今回のダゾーンは結構事業としても賞賛あるんじゃないかなっていう気がちょっとしますね。
実はこの記事を書いたらフェイスブックにダゾーンの方がコメントしてくれたんで、いつかその裏話聞けるといいなと勝手に思ってるんですけども、
いずれにしても、今回ダゾーンがこの無料で、中継でも無料で見れるっていう日本のスポーツをお祭り、世界大会は日本は国民的にお祭りとして盛り上がるのであるっていうのを、
和製外資のダゾーンが維持しようとしてくれてるっていうのはすごい良いことだなと思ったのでちょっとご紹介です。
なんといっても日本代表が活躍してくれないことは話にならないので、まずはちゃんと予選通過してトーナメントに行けることを楽しみに、
相手がなかなか厳しいリーグになりそうですけども楽しみにしたいと思います。
はい、ということでこちらのチャンネルは日本のエンタメの明るい未来を応援するエンタメのSNS活用や推し活の進化を感じるニュースを紹介していきたいなと思っております。
他にもこんな話してますよって方がおられましたら、ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
じゃあおねがいします。
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