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理系とーくラボラジオ部 『とくおのおと』
みなさん、こんにちは。お正月はクリキントンで過ごしました、チョウです。
ここからは、理系とーくラボラジオ部 『とくおのおと』、通称『とくおと』の『シャープ8』をお届けします。
このラジオは、オンラインコミュニティ、理系とーくラボに所属する研究員たちが、
ワクワクするような科学トピックや、砂漠を楽しんでいる人のお話をお届けする番組です。
今回もこちらの部員で配信していきます。
新成人の方、成人おめでとうございます。
かずねです。
おめでとうございまーす。
はい、今日は2人です。
はい、頑張っていきましょう。
頑張っていきましょう。
さて、これ、今日今撮ってるシャープ8が、配信されるのは予定では1月中旬なんですけど、
そうするともう新年も明けてだいぶ経つことになっちゃうんですが、
今更ですが、かずねさん、2023年なんか、こういうことやりたいっていう目標ありますか?
そうですね、やっぱり1年の平和が元旦にありということで、
2023年の目標を考えたんですよ。
これ、頑張りたいなっていうのが、僕もともと大学とかサークルでバンドをしてたんですよ。
おっしゃってましたね。
はい、ドラムやってたんですけど、
ちょっとそれをちゃんともう一回やろうかなと思いまして、
バンド活動を。
っていうのも、日本で今は密かに流行っているウォッチ・ザ・ロックっていうアニメがありまして、
そうですね、ありますね。
これにですね、影響を受けまして、
おもれーなってなって、改めてね、なんかバンドやりたいなと思って。
感化されたんですね。
そう、感化され、もう策略通り感化されまして。
なんか思えば、10年ぐらい前にK-ONって流行ったじゃないですか、アニメで。
流行りましたね。
あの時もすごいバンドブームが起きましたよね。
起きましたね。
僕ちょうどあの頃に大学入った世代なんですけど、
新入生の半分ぐらい見てましたね。
僕見てなくて、
あ、そうなんですね。
で、なんでK-ONもこんなに多いの?と思ったら、
みんなアニメ見て、興味持ったって言ってて、
なんかすごいびっくりしたし、なんか流行に乗り遅れてる感を感じましたね。
いや、僕もリアルタイムで見てなくて、
全部Amazonプライムで一気見したんですけども、
いいですね。
このタイミングで全部一気見してよかったなって、
乗り遅れずに見れてよかったなって、やっぱり思いましたね。
しかもやる気も出てくるというね。
そうそうそうそう、ちょうど正月の暇な時に見てたんで、
はいはい。
これは頑張らなと思ってね。
じゃあ元旦に経営があるということで、元旦にスタジオ行ったりとかあったんですか?なんか。
いや、それはしてないですね。
してないんかい。
いや、そうだから、バンドメンバーもいないんですよ。
03:00
なるほど。
だから僕が一人でコソコソ、それこそぼってちゃんのように、
ドラム練習するしかないっていうので、
バンドメンバーから集めないといけないんですよね。
まずはドラムヒーローとしてで配信するとかでもいい。
そうそう。
YouTubeで配信しないといけないなっていう。
で、なんか僕らも3人ともバンドが好きで楽器ができるということで、
なんかリモートでもいいから組めたらいいですよね、そういうの。
なんかできるみたいな、やってる人もいますよね、そういうの。
いますよね。
本源、自分たちで作って。
なんで、なんか今年の目標として少なくてもこのラジオのエンディングとオープニング、
曲を自分たちで作るというのも一つ、
ラジオ部としての目標として掲げてみてもいいかもしれないですね。
確かに、それはありだな。
サウンドトラック作りますか?
ね。
なんか歌とか入れなくてもいいから。
インストで。
インストで。
そんな、めちゃくちゃハードル高いわけじゃないんじゃないかなって思うんですけどね。
打ち込みで今、結構何でもできますからね。
ね。なんかそれこそ、僕も今最近楽器を買おうと思ってて、
ちょっと悩んでるんですよね、いろいろ。
何買おうかなって。
まだ悩んでる段階なんですね。
そうなんですよ。日本にいた頃はギター持ってたんで、
弾いてたんですけど、さすがに持ってこれなくて、アメリカに。
さてどうしたものかと思った時に、
僕ずっとベースかキーボードが欲しくて、
ほうほうほうほう。
どっちか買おうかなって思ってて、
まだちょっと悩み中です、今。
なるほど。
まあでもなんか僕がベースだったら、
ホリーさんギター弾けるらしいんで、
なんかバランスいいですよね。
3ピースバンド組めますね。
ね、3ピースインストバンドから始めたいですね。
じゃあジングル作るところから始めましょうか、この番組の。
それをまず一つの目標にしましょうか。
ちょさんの2023年の目標は何ですか?
そうですね、僕アメリカ来てから、
まあ想像するかもしれないんですけど、
アメリカって生魚あんま食べれるやつ売ってないんですよね。
なんかそんなイメージあります?
なんか寿司パック売ってるんですけど、スーパーで。
なんかサーモンとマグロしかないんですよね。
あーなるほどね。
僕カツオのたたきが食べたいです、今。
カツオのたたきなかなかなさそうですね。
いやー日本にいた頃、
2週に1回は絶対食べるぐらい好きだったんですけど、
めっちゃ好きっすね。
ちょっとないんで、
ちょっと一時的克服した時に、
ちょっと飽きるぐらいカツオのたたきを食べたいなっていう風に、
思ってるっていう小さな目標なんですけどね。
いや小さなところから始めていきましょう。
まあやっぱ食って大事だなってやっぱり改めて思いましたね。
うん、確かに。
アメリカ来るとやっぱりそうやって、
日本食ってそんなに簡単に手に入るわけじゃないんで、
高いですしね。
いやそうですよね。
そもそもカツオ売ってないし、
06:01
カツオのたたきのその藁みたいなのも絶対売ってなさそうですもんね。
ないですね。しかも藁焼きとか、
リフォームでいても僕自分でできないですからね。
あんな職人技。
まあなんかそうやって言ってると、
なんで藁で焼くんだろうとか思ったりしますけどね。
ああ、確かにね。
考えたことなかったですね。
普通にフライパンで焼いたら美味しくないのかなとか、
思っちゃいますよね。
でも確かに藁の方が香ばしいし、
何が違うんだろうって今ふと思いましたね。
それを深めに日本に帰ってきた時、
爆食いするっていうのもいいかもしれないですね。
そうですね、確かに。
今の話ね、この後控えてるそういう予定されてますけど、
そういう話題の回が、それにちょっと転用できそうですね。
確かに。皆さんお楽しみに。
よろしくお願いします。
はい、というわけで今回も、
毎年12月中旬に科学史サイエンスが選ぶ、
2022 Breakthrough of the Yearという、
その年にインパクトを与えた科学的なイベントに関して、
解説された記事について、残していた3つの話題について紹介していきます。
これがラスト。
これがラスト、ラスト回ですね。
ラスト回ですね。
まあちょっとね、前2回はすごい重かったんで。
今回は今回で、別の意味で重いと言えば重いし、なんか壮大な。
これは楽しみだ。
なんか映画を見てるような気分に僕は原稿を作ってなりましたね。
あら、それはちょっと期待できますね。
というわけで聞いてください。
なんかバードみたいになっちゃいましたね。
引っ張られてますね。
引っ張られてる。
それでは記事を紹介していきましょう。
今回紹介する準大将の7つ目は、
小惑星の変更という話題になります。
小惑星。
小惑星。
で、なんかたまにニュースとかで、
なんか新しい惑星が発見されたとか、
まあそれこそ1回目でやったジェームス・ウィープンの話なんですけど、
なんか宇宙をやっぱりクリアに見ることによって、
なんか知られてなかった星が見えたりしてるって話をちょこっとしましたけど、
そういう科学的な番組とか見てるときに、
何十年か後にこの小惑星がこのままの軌道で動くと、
地球に衝突するみたいな話って聞いたことありませんか?
いやーなんかね、それありますよね。
ね。
地球滅亡するみたいな。
そうそう。
何年かに1回一周期ぐらいでやりますよね、そういうテレビ。
ね。
なんかサイズはそんなに大きくないけど、
この速度で地球にぶつかると、
これぐらいの範囲で被害が出るみたいな。
なんかシミュレーションとかもされてて、
怖いなって思ったりするんですけどね、そういう番組見てると。
確かに。
じゃあそれって、僕たちはただ見てるだけしかできないのかっていう、
09:01
もう映画みたいな話ですよね。
確かにね、人類が最後存亡をかけて頑張るみたいな、
そういう展開になっちゃうのかなって思いますよね。
宇宙から被害物に対して人類は立ち向かえるのかみたいな。
そうそうそう。
アルマゲドンみたいな感じで。
そうそう。
で、今回この7つ目の話題っていうのが、
そのデモンストレーションに関する話題になります。
ほう。
記事を読んでいきましょう。
お願いします。
何千年、何百万年もの間、ディモロフォスという名の小さな月、
月っていうのは比喩で言ってるんですけど、小惑星ですね、
は地球から何百万キロも離れた大きな小惑星の周りを何度も回っていました。
2022年9月26日、NASAは宇宙船でこの小惑星に衝突し、
その軌道を永遠に変え、
いつか人類を救うかもしれない模擬実験を実証しました。
もう少し詳しい話が載っていて、
この作戦の名前をダブルアステロイドリダイレクションテスト、
DARTと言うんですけど、
そうやって名付けられたNASAの惑星防衛実験探査機衛星、
冷蔵庫ぐらいの大きさらしいんですけど、
へー。
そういう人工的な衛星をディモロフォスという幅160メートルの小惑星に対して、
秒速6キロメートルで衝突させて、
その軌道を変化させることに成功しました。
おー。
つまりこのダブルアステロイドリダイレクションテスト、
DARTという作戦というものが、
実際に小惑星の軌道に影響を与えることに成功したということですね。
なるほど。これがだから地球に衝突して、
人類が滅亡する未来を救ったと。
そうそう。でもこの惑星自体が別に危惧されてたわけでは実際はなくて、
あ、そうなんですね。
あくまで人類が作った、そういう人工衛星的なものをぶつけて、
本当に惑星の軌道を変えるぐらいのパワーを出力できるかっていう。
あー、なるほどなるほど。
そういう意味のデモンストレーションですね。
なるほどなるほど。
本当に人類の力でそんな強大なものを変えることができるのかっていうのを
テストして実際できたという。
おーすごい。
衝突させて、そこから2週間後、
科学者たちは観測結果をまとめ、
12時間近くかかっていたディモルフォスの軌道が
32分短縮されたことを確認しました。
これはNASAが目標としていた26倍以上の変化でした。
この衝突は1回限りのものでしたが、
科学者たちは将来の惑星変更ミッションの設計に使用する
運動量モデルのための重要なデータを得ることができました。
うーん、なるほどね。
全然人類の出力できる力で変えることに成功したということでした。
12:01
すごいわ。
ちょっと怖いことも書いてて、
しかしこれまでのところ、天文学者は
大都市を破壊するのに十分な大きさで
脅威となるような一般的な地球近傍小惑星の
約2万5千個のうち40%しか検出できていない。
って書いてます。
すごいな、40%か。
だから1万個ぐらいしか
分かってない。
この2万5千個という数字をどこまで信用できるかも分からないですけど
でもその中の多分40%ぐらいしかできてないんだから
もっとあるかもしれない。
なるほど。
これを検出するためには
ジェームスウィーブとはまた別に
地球近傍天体探査機というものが必要らしいんですけど
これはジェームスウィーブよろしく石外線型の
石外線をきれいに検出できる宇宙望遠鏡の
一つみたいなんですけど
2000年代から計画されていますが
未だに打ち上げはできていなくて
で、ウィキペディアを読んだところ
先月2022年12月現在
打ち上げは早くても2028年になると見積もられています。
早くても2028年か。
はい、5年後です。
5年後。
早くて。
早くて。
なんで今回人類の力で
その小惑星の軌道に影響を与えることができる
ということまで分かったんですけど
実際じゃあどれだけ
ターゲットとすべきものがあるかっていうのが
まだ私たちは完全には把握できていないっていう
ひょっとしたら明日ぶつかるやつがいるかもしれませんし
ちょっと怖い話ですよね。
そう考えるとねちょっと怖いですよね。
ね。
まあですけど準備ができれば
人類の準備ができさえすれば
戦えるだろうという
そういう希望を持てるような話題でした。
なるほど。
これは確かに夢がある話ですね。
本当なんか映画ですよね。
確かにSFな
アルマゲドンな感じでね。
全然エアロ・スミス流してくれていいぐらいの話なんですけどね。
ここでホリーさん。
すみませんおはようございます。
おはようございます。
おはようございます。
元気?
いや完全に寝てました。
これ収録中です。
いいじゃないなんか途中でさ
フラッと来たっていうのも
はい。七草貝を食べ忘れて
正月感覚が抜けないホリーです。
そんな宇宙の話を今してきたんですけど
次は時間をまた遡った
何て言うんでしょうね。
雄大な時を感じるような
そんなまたスケールの話を
残り2題はしていきます。
ということで準対称8つ目は
ヨーロッパ人の遺伝子から検出された
コクシビョウの遺産です。
コクシビョウ。
コクシビョウってご存知ですかお二人とも。
15:02
ペストですよね。
そうですね。
でもそれぐらいしか知らないですね。
あんまり
その辺
あんまり
僕もねコクシビョウと言われた時
何だろうって初め思ったんですけど
和田さんおっしゃってくださったように
ペストのことですね。
ペストといえば
昔流行ったってイメージがあると思うんですけど
具体的にどうだったかっていう話をしていきましょうね。
ペストという感染症は
ペスト菌という菌による
感染症のことで
肌が黒くなる特徴的な症状から
コクシビョウブラックです
なんか言われたりして
恐れられていたそうです。
人類の歴史上
ペストってまだ今でも
残っている感染症なんですけど
最も猛威を振るった時期っていうのがあって
それが14世紀のヨーロッパです。
これすごくてですね
当時のヨーロッパの
人口の3分の1から2分の1
推定7500万から
2億人の人がペストによって
亡くなられた。
恐ろしいですよね。
今のコロナは匹敵するぐらいの勢いですね。
感染者数的にも多分
匹敵するでしょうし
ひょっとしたらコロナの方が
感染者数自体は多いのかもしれないですけど
でも死亡数っていうのが
明らかに段違いですよね。
段違いですねこれは。
でも
その中でも生き残った人ってやっぱりいるわけですよね。
うん。
そうやって
生き残った人は
亡くなってしまった人と
何が違ったんだろうっていうのが
長年疑問だったそうです。
ただ単に感染を回避したとか
そういう話ではなくて
感染しても生き延びた人って
やっぱりいるみたいで
こういう壊滅的な大流行には
強力な自然の選択
自然淘汰ですね
が働き
効果的な免疫防御を持つ人々が
有利になるはずだと考えられました。
うん。
しかし人間の免疫遺伝子は
新しい病原体に反応して
頻繁に変化するため
これまでこのペストの痕跡を検出することは
不可能でした。
もちろんペスト以降にも
6世紀、7世紀前の話なんで
もちろん伝染病っていろいろ流行ってますし
そんな中で
どんな遺伝子がペストだけに
特化して反応したっていうのを検出するのは
やっぱり現代人を調べても
さすがにわからんという
とこだったみたいですね。
そんな中
2022年、研究者らは
古代のDNAを研究するための
ツールを活用し
ペストの時代に行き
亡くなった人々の免疫遺伝子の違いを調べ
その大きな差異を
確認しました。
具体的には研究チームは
ロンドンとデンマークで
ホクシ病の発生前、発生時
18:00
発生後に埋葬された
500人以上の人々の骨から採取した
当時のDNAを分析しました。
その結果
生き残った人々は
ペスト菌に対する免疫反応を高める
遺伝子変異を持つ可能性が
非常に高いことが
10月にネイチャー氏に報告されました。
そうやって違いが
遺伝子レベルであったみたいですね。
これはやり方がすごいですね。
人々の骨から
お墓を掘り起こして
調査したということですよね。
すごいな。
宗教的にそういうの許されるんだ
ってちょっと思いますよね。
土層ならではというか
仮想文化だと
こういうの無理ですもんね。
ね。
さすがに焼いた骨から
採れる気しないですよね。
しないですね。
有機物だからちゃんと燃えちゃいそうですもんね。
具体的にこの遺伝子の変化って
何だったのかっていうことも
述べられています。
ロンドンで発生した酷種病の後
245の遺伝子変異の
頻度が上昇または
低下したという驚くべき
結果が出た。特に目立ったのが
ERAP2と名付けられている
遺伝子である。
この遺伝子は小胞体
アミノペプチダーゼ2と呼ばれる
タンパク質を高度しています。
遺伝子って
タンパク質を高度しているものなので
設計図になっているようなものなので
この設計図で
高度されているタンパク質は
どういう働きをするかというと
免疫細胞が
脅威となる菌やウイルスを認識し
それと戦うのを
助けることが分かっています。
もう少し専門的な話を
しますと
細胞の中の小胞体という器官に
貯蔵されるタンパク質で
MHCクラス1
分子への抗原定値における
抗原ペプチドの最終
レーシングコースになっていることが
明らかになっています。
だからこんな異物が入ってきたよって
免疫の人に
免疫の細胞に
教えるときに
使う
そういうタンパクみたいですね。
研究チームは
この遺伝暗号が1文字しか
違わないERAP2の変異体を
2つ発見しました。
2つのうち1つはフルサイズ
全長のタンパク質を
生成し、もう1つは
フルサイズじゃなくて
もう少し短い短縮型の
サイズのタンパク質を生成するものでした。
フルサイズのタンパク質を
コードする変異体を
2コピー受け継いだ人は
もう一方の短くなる変異体を
2コピー受け継いだ人に比べて
テストから生き延びる可能性が
2倍高かったのです。
さらに現代のイギリス人
25人の免疫細胞を
実験室で培養したところ
フルサイズのARAP2の
遺伝子を持つ細胞は
ペスト菌にさらされると
サイトカインと呼ばれる免疫系のタンパク質を
より多く生産することが
判明しました。
21:00
ということで、この遺伝子
ERAP2というものの
長いやつと
短いやつを作る
そういう違いがあるということが
分かったのですけど
そのうち短いやつを作っている人よりも
長いやつを作っている人の方が
免疫反応をうまく引き起こして
戦うことができたということみたいですね。
なるほど。
国死病が
発生した後の100年に
この保護的な遺伝子変異が
ヨーロッパで急速に広まったことは
ヒトゲノムに対する自然淘汰の
最も大きな例です。
ERAP2の
このフルサイズを
コードする変異体というものは
本日でもイギリス人の45%に
見つかっています。
おそらくペストが19世紀初頭まで
ヨーロッパとアジアで
流行したためであろうというふうに
述べられています。
だったらこの遺伝子みんな持ってたら
人類つよつよなんじゃないか
という意見もあると思うんですけど
この中
つよつよに反応するフルサイズの
変異を持っている人というのは
どうやら現代だと
クローン病だったり
関節リウマチなどの
自己免疫疾患の発症リスクも高くしてしまう
やはり免疫に対して
過敏になってしまう
そういう側面もあるにはあるみたいです。
なるほど、これは
スケールの大きい話ですね。
別の角度で。
宇宙の話とはまた違った話で。
人類もちゃんと進化して
いろんな感染症とか
と戦ってきたんだぞということですね。
そうですね。
しかもこの
タンパク質やってる人とかだと
結構ある話かもしれないんですけど
サイズが明らかに変わるって
劇的な変化
なんですよね。
タンパク質で見てみると
それは機能も変わるだろうということで
おそらくこの遺伝子が
本当に一文字
遺伝子が違うだけで
全然違うと
免疫応答性を示したんだろうということが
容易に推察できますね。
なるほどな。
これ一個なんか意外だったのが
フルサイズの方が
生き延びた
っていうところがちょっと意外でしたね。
っていうのも
サイトカインって出過ぎると
すごい体がしんどいんですよ。
サイトカインストームって
言われてる反応があって
コロナの初めの方でも
よく聞きましたよね。
結局体が
病原体に対して過敏に反応しすぎると
どんどんどんどん熱が出て
しんどくなる。
死に至る
みたいなところもあったりするんで
ある程度その
免疫に寛容な方が
生き延びる確率が高かったりするんですよね。
相手にも
よるかもしれないですね。
今回
ベスト菌ですもんね。
だから菌に対して
ある程度その迅速に
対応できて
24:00
ある種ワクチンみたいな形で
対応できた人たちが
生き延びたんだな
っていうのが面白いなと思いました。
やっぱり菌とウイルスの
体内での振る舞いも
だいぶ違うでしょうしね。
そういう意味で
このベスト菌に対しては
ある程度免疫が
動きやすかった方が
対応が良かったのかもしれないですね。
でも一方で
自己免疫疾患とかの
発病リスクが高いっていうのも
納得というか
過敏になっちゃう分
自分を攻撃しちゃう可能性も
上がるんだなっていうので
なるほどなと思いました。
進化って一方的に
良いわけじゃないんだなって。
ただですね。
いろいろ思うことがある。
味わい深い話でしたね。
味わい深いですね。
最後もこういう遺伝子関係の話です。
最後のトピックは
200万年前のDNAから
古代の生態系を復元した
という話題です。
またこれも
これでスケールの大きい話です。
そうですね。ちょっとSFも絡んできそうな
そうですね。
今回もSF回
ということで。
全然フィクションじゃないんですけどね。
ファクトの方なんですけどね。
サイエンスファクトの方です。
最近まで
遺伝子を構成する
DNAを保存できる期間は
約100万年で
それよりもずっと古いと
劣化が激しすぎて
現代の技術では読み取れないと考えられていました。
しかし2022年
科学者たちは
北極圏の砂漠の凍土から
少なくても200万年前の
小さなDNA断片を抽出し
それを解析することに成功し
かつて考えられていたよりも
さらに時間を巻き戻したのである。
オシャレな書き方ですね。
ちょっとなんか
向こうの
サイエンス雑誌っぽい言い回しですね。
そうですね。
そのまま訳してしまったんですけど。
この研究は
環境DNA
略して
EDNAと呼ばれているみたいなんですけど
このEDNAが
失われた世界を再構築する
力を持つことを示すもので
グリーンランド北部の
先端で
温暖な気候の時代に栄えた
現存するどのような森林とも異なる
海岸林を再現するものです。
フィオルドの
河口に堆積した
厚い堆積物から採取された
有機物を多く含む
41個のDNA断片から
ポプラやツヤなどの
針葉樹
クロガンやカブトガニ
トナカイやレミング
マストドンなどの哺乳類が生い茂る
森が発見されました。
DNAを読んで何のDNAか
というのがわかったということですかね。
この中でも特に
マンモスとは違う種類である
マストドンという
27:01
この絶滅したゾウの菌原種が
これほど北に生息していたとは
誰も予想外にしなかった。
こうやって長年
DNAを保存することができたのは
永久凍土という
自然の表象だけでなく
石英や粘土の粒
特にスメクタイトという粘土の鉱物であり
その表面がDNAを結合して
保護したのです。
研究チームは
何年もかけてこの鉱物から
DNA断片を採取し
ハイスループットなどの配列決定で
解読する技術を磨き上げました。
この発見は
化石が少ない他の大井戸の
北極圏でもいいDNAを
抽出できる可能性を示しています。
しかし
古生物学者が時間を遡れば
遡るほど一部の種
特にゲノムが
現代の種とほとんど類似していない
あまりの系統の種類を
特定することは難しくなるだろう。
古代の堆積物から採取した
いいDNAを分析すれば
現在よりも気温の高い
極北の地で
老植物が繁栄するために
必要な遺伝的適用が
明らかになるかもしれない。
さらに興味深いことに
古代のゲノムから新規の遺伝子配列を取り出し
ゲノム編集法を用いて
現代の生物に
縫い付けることもできるかもしれない。
古代の遺伝子を
復活させるというのは
多くの科学者を不快にさせるに違いない。
しかし推進派は
迫りくる気候危機のために
思い切った介入が必要だと主張しているからである。
今、記事を全部
読んでいましたけど
まとめると、今まで取れていたよりも
ずっと昔
200万年前までのものだったら
今の技術でも解析できることが
わかったということが
一つの大きなトピックですね。
まさに
ジュラシックパークですよね。
本当に。
今までは化石は見つかっているけど
遺伝情報はよく分かっていなかった
生物も
これからはそういうアプローチができるかもしれない。
例えば生物間の
関連性とかが、見た目とかだけでは
なくて、もう少し
遺伝情報的な議論もできることになる
かもしれないし
どういう遺伝情報を持っていたやつが
絶滅してしまったのかとか
昔の生物はどういう遺伝情報を持っていて
今の生物に
どういうものが失われてしまったのかとか
そういうことが分かるかもしれないですね。
このDNAの保存期間が
約100万年
っていうのは結構
前から言われていて
ジュラシックパークって
これジュラシックパークの
話になるんですけど
恐竜の血を吸った歯がいて
その歯が
琥珀の中に
閉じ込められて
その琥珀から
恐竜の血液を採取して
その血液の中の
DNAから
DNAを
トカゲとかカエルとかに組み合わせて
30:01
恐竜を再現するっていう
話なんですけど
DNAってそもそも100万年で
崩れちゃうから
再現できませんみたいな
冷水かけるような話があったんですけど
実際これ
200万年前のDNAで
これだけ分かるってなったら
結構夢がありますよね
しかも
琥珀だから保存状態が
多分良かったと思うんですけど
北極圏にある
東土とかでも
条件によっては取れるよってことが分かったっていうのが
分かったのが大きいかもしれないですね
保存状態によっては
今まで100万年って言われてたものが
もうちょっと昔の時代の
DNAまでは遡れたりするかも
っていうのが今回
分かって熱いですね
ちょっと僕まだ調べきれてないのが
地球って
45億年前にビッグバウンで
生まれてって話じゃないですか
この100万年
遡れる期間が長くなったことが
どれぐらいと生物的に
どこまで遡れることになったのかな
っていうのがちょっとそこが今
調べきれてなくて
恐竜の時代までいけるのか
またまた氷河期ぐらい
氷河期後の
話なのかってところが
ちょっと今一つまだ僕が
タイムスケール分かってない
100万年ビビタルものな
気がしますけどね
やっぱり200万年前の発見で
マストドンとか
当時の
北極圏のフィオールドとかにいた
カブトガニとかトナカイとか
やっぱりその哺乳類系が
統括を成している
ぐらいの時代ですよね
恐竜ってなるとやっぱり
億単位ぐらい前の
話だと思うんで
そうですね
億単位っぽいですね
恐竜が多様化してた時代
っていうのが大体2億年ぐらい前の
ジュラ紀とかその辺ですよね
だと思うと
さすがにジュラシックパークを
今できるかと言われたらできない
そこまではできない
マンモスパークはできそうな
感じなのかな
ですかね
今回の記事では触れられてないですけど
マンモスの遺伝子とか確か取れてるんですよね
なんかね
永久統頓の中からマンモスのミイラ
見つかってみたいな話は
ちょくちょく耳にしますよね
だからマンモスぐらいとか
今回みたいな
マストドンみたいな
生物ぐらい前だったらいけるのかも
しれないですね
やっぱりもうジュラシックパーク
しっかりそうなんですけど
昔の生物再生させるとえらいことになる
っていうのはずっと定石ですよね
ジュラシックパークから
SFをなぞってる感じが
ありますよね
でも実際多分
技術的に一から動物を作ることは
できないけど
ちょっと触れられてましたけど
ゲノム編集技術という技術があって
それを使うことで
ジュラシックパークじゃないですか
33:02
ゾウに入れることができるか
わかんないですけど
いろいろ大変そうだし
でも多分技術的には
入れるかもしれないですね
やろうと思えば
ちょっと見てみたい気もしますね
多分一回に入れる
遺伝子の数ってそんなに
多くないような気がするんですよね
って思うと何世代も重ねないと
実際例えばマンモスを復元するとか
マストドンを復元するとか
っていうことはできないような気もします
そうですね
あと舌と手という
そうですね
すごいいろんなところから
パッシングされそうな
それはロマンかもしれないけど
そんな言い方したら
すごい冷ややかなんですけど
それでみたいにちょっと思っちゃう部分も
あるかもしれないですね
もちろん考古学的とか
動物学的に面白いのはわかるんですけど
面白いで終わってしまわないのかなっていう風に
なんか思ったりもする
ちょっと難しい問題ですけどねこれは
やっぱりいろんな議論が
あるみたいですね
推進派は思い切った介入が必要だって
主張してる部分もわかりますし
あとさっきみたいな
調査みたいな意見もわかりますので
見てる分には面白そうなんですけどね
そうそうそう
現実的に考えてしまうのは
良くない部分もありますけどね
夢がない
でもなんか動物園にいたら
多分テンション上がるんですけどね
確かに
それは間違いないですね
マストトンやーってなりそうですけど
サイエンス日本のやつやーって
ということで今回3台
スケールの大きい話を
最後にお送りしてきましたけど
お二人ともいかがでした?
いやーなんか
今回の2022年の科学ニュース
っていうので
初めて触れさせてもらったんですけど
こんなに
スケールのでかいことがもうわかってるんだ
ってことにすごいびっくりしましたね
しかもそのスケールも
多様で
宇宙規模の話から
こういう時を遡る規模の
話だったり
はたはたでっかい微生物が
見つかってくるとか
あとなんかウイルスのことが
わかったとか
なんか本当にマクロミクロ
イランの時間のスケールっていうので
なんかすごい
シンプルに科学っていろんな分野に
携わってるんだなっていうのがわかりましたね
ねー確かに確かに
今回ちょっと化け学とか工学的な
ところはあんまりなかったんですけど
ちょっと分野の偏りがあったのにも
関わらず
なんか壮大さを感じる
36:00
10代でしたよね
いい10代でしたね
堀井さんどうでした?
なんか本当に
SFなんかなっていうような感じの
テーマが多くて
あーマジかーって
思いながら
10代全部聞いてました
はいはい
SFって言ってもフィクションじゃないですもんね
ファクトですもんね
ファクト
発表された部分で
スケールが
でかいってことは
調べてる途中段階のことってもっと
ビッグスケールだったり
いろんなことだと思うと
そこも気になるなって
思います
来年もっとすごい
10個が
出てくるんじゃないかって
思うんで
来年やっても面白いんじゃないかなって
思いました
10期は12ヶ月あったら
10代を超えるような
沢山の話題が見つかってくると思うんで
なんかそうやってニュースとか見てて
うわこれすげーってやつが出てきたら
その都度ここで
紹介していきたいですね
ラマのラジオ館でね
伝えていきたいですね
そんなわけで
エアロスミスが僕の頭では流れてますけども
プリムローズではなくて
いつもの
というわけでリケートクラブラジオ部
本日はここまでです
この番組では
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次回シャープQでは
リケートクラブ限定公開ではない
初めてのゲスト回をお送りします
あわせていろいろなことをやっていこうと思いますので
今後ともラジオ部の活動に
ぜひともお付き合いください
それではここまでお聞きくださりありがとうございました
ありがとうございました
ご視聴ありがとうございました