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朝のコーヒー、夜のビール、ときどき武術。こんにちは、Takeです。
今日も楽しく話をしていきます。
カンゼイの影響
今日は、自動車業界で話題になっている、カンゼイの話をしてみようと思います。
アメリカ向けの話ですね。
私が昔住んでいた国ということもありまして、
10年ほど前ですけれども、若干土地感はありますので、お話ししてみようと思います。
アメリカで実際今、トヨタで言えば、車が230万台毎年売れております。
ということは、1台300万円で売れたとしたら、6兆円から7兆円ぐらいの売り上げになるはずです。
今回、日本からの車は25%の関税をかけますよ、という話をしています。
ただ、日本から輸入している車の台数はおそらく50万台ぐらいだと思います。
半分以上の車はアメリカ国内で作っていて、残りはカナダやメキシコで作っているはずです。
なので、25%ぐらいの影響を受けるというのが、実際は4分の1から5分の1ぐらいの売り上げに対して25%の関税がかかるということで、
7兆円だとしたら、1.5兆円から2兆円ぐらいのものに対して25%かかるよということで、
おそらくトヨタとしては、そんなに払えないことがない金額なんだろうなと思っています。
プレスリリースで見ると、噂レベルかもしれませんが、
トヨタも販売価格に転嫁しないで、内部で吸収するという話をしています。
私はこの話を聞いた時に、関税自体かかったら価格は上げた方がいいんじゃないかなと思っていたので、
トヨタがもし車の価格を上げないとすると、ちょっとまずいことが起きるんじゃないかなと思っています。
どういうことかというと、フォードやGMも海外での生産比率が結構あります。
もちろんフォードは大部分国内で作っているというイメージですけれども、
海外で作った分を国内で作っている分の価格に転嫁して、少し高くなることが予想されるんですね。
そうすると、車種別でやるかわからないですけどね。
そうすると、フォードの車は仮に高くなります。
なんだけど、トヨタは値段を上げませんとなっちゃったら、トヨタの車ばっかり売れませんか?
というのが心配です。
もしそうなってしまうと、一番恐れていた状態ですよ。
またトヨタだけが標的にされるみたいなことがなりかねないですよね。
2011年、2012年か。
校長会にトヨタの社長が呼ばれて、濡れ絹だったアクセルとブレーキ踏み間違えたのを、
車が勝手に加速していくみたいなことを、濡れ絹を着せられて攻め立てられ続けた状態がまた起きるんじゃないかとかね。
あとは80年代ぐらいの貿易摩擦時代ですね。
80年代か。
あの頃のように目の変わった気にされることになりかねないので、
あくまで一番になっちゃいけないと思うんですね。
なのである程度価格は上げながら、他の会社の車よりも売れないように、
ちょっと売れ行きを抑えるぐらいのことをした方がいいと思っています。
特にね、石油が今高いので、
それでアメ車よりも日本車の方が、
日本車の燃費の良さがやっぱり格段にいいので、
フォードGMの車よりもリーズナブルな感じがしてしまいますよね。
なのでより売れやすい環境になっていますので、
ある程度関税分は価格に転嫁する問題がない程度ですね。
トランプから値段上げやがってって言われるのもまた面白くないので、
情勢を見て売れ行きがあまり上がりすぎないようなバランスをとって、
北米市場に居残り続けるのがいいんだと思います。
部品調達の現状
あとですね、まずいなと思うのが、
車の組み立てはアメリカ国内で結構やってるんですよね。
フォードもGMもやってるはずです。
トヨタもやってますよ。
日産はあんまり分かりません。やってますけども。
なんだけれども、メキシコで部品を作ってる割合は結構な数あるはずです。
TRWとかもメキシコに大きい工場あったと思いますし、
私が知ってる中でもメキシコには電装とかもあるし、
結構メガサプライヤーあったと思いますよ。
なのでメキシコから部品をアメリカ国内へ運んでいって、
アメリカ国内で組み立てるみたいなことは結構あるはずです。
どれくらいの割合かはもはや分かりませんね。
多分ね、調べることできないと思います。普通の人では。
なので分かりませんけれども、かなりの量あるはずです。
アメリカの政府がそこまで把握してるか、
多分、関税とかで把握してるんでしょうけれども、
分かりませんけれども、もしそこにも25%の関税がかかるとすると、
結構なことになるような気がします。
私が勤めている会社もメキシコには大きめの工場がありますので、
部品をアメリカ国内に持ち込む時に25%の関税がかかるとなれば、
結構つらいことになるでしょうね。
メキシコでの工場を縮小せざるを得ないという風になるような気がします。
人件費が圧倒的にメキシコの方が安いので、
そっちでやった方がいいにはいいんですが、
25%の関税と物流費がかかるとなれば、
アメリカ国内で生産も悪くはないかなという気もします。
ただ、個人的にはアメリカ国内で働いてましたが、
アメリカ国内のコーチは高いのもありますが、
彼らが特別優秀なことでもないので、
エンジニアの数も限られますし、
そうすると管理する方としては、
メキシコの方が下手したらやりやすいかもしれないなと思っています。
メキシコで働いたことがないので比較ができませんが、
今回アメリカでの関税政策というのが、
25%ということで話が進んでいますので、
しばらく様子を見たいと思います。
最初に1回関税をかけてしまって、そこから軽減するような
措置を取りながら交渉していくスタイルのような気はしていますので、
その辺もウォッチしていきます。
自動車業界を大きく揺るがすようなタリフ、
関税というのがつい先週発動されましたので、
それについての話題を喋ってみました。
少なくとも私が住んでいる中部地方は、
大きくトヨタに依存しているところがありますので、
結構重要なポイントだと思っています。
今日はここまでです。
明日は丹波の方へ遠征に行きますので、
今日夜は色々やらないで済むように早めに撮って、
早く寝たいと思います。
では、今日も残りの週末ですね。
頑張りましょう。
バイチャップ!