1. 田中健士郎の働き方ラジオ
  2. リモートワークだからこそ一次..
2020-08-15 19:46

リモートワークだからこそ一次情報を取りにいこう


リモートでは、情報がテキストや人づてになることが多くなります。そこで起きる弊害と、一次情報を取りに行く方法について話します。
00:05
はい、では今日も録音を始めたいと思います。 8月も中盤ということで
もう梅雨も明けてですね、毎日本当に暑いですよね。 僕も都内に1回だけ先週は
出たんですけども、本当に暑かったですね。 東京は40度近くある日も
あるということで、もうめちゃくちゃ暑い。 僕の住んでいる寿司はですね、だいたい5度ぐらい
東京よりも低いみたいですね。やっぱりこのヒートアイランドの違いなのかわかんないですけど、海の近くだから
結構わからないですけど、だいたい30度から高くても33度ぐらいっていうところで、結構まだ
リモートワークできている日はですね、まだ過ごしやすいのかなと。 そもそも一外に出ないっていうのもありますけどね。
そんな感じで過ごしていますけれども、今週はですね、 夏休み、世の中お盆だったりもしたので、私も1日お休みいただきました。
原っぱ大学というですね、 子どもと親が一緒に参加して、ドロンコになったりとか海に行ったりとか
昆虫を取ったりとかできるような場というかコミュニティがありまして、 僕はそこに入っているんですけれども、今週はその1日
そのコミュニティに参加してですね、実際海に行って子どもと一緒に、 まだ2歳なんですけど、2歳の子どもと一緒にカンヌに乗ったりとかですね
カニ捕りをしたりとかっていうのを遊んできました。 ツイッターにカンヌに乗っている
子どもは寝ちゃってるんですけどね、気持ちよくて写真をアップしたので、ぜひ見ていただければと思います。
ということで、今日はどんな話をしようかということで、 先週ツイートした中で僕の中で一番気づきが大きかったものとして、こちらですね
一時情報の大切さという話をさせていただきました。 これもリモートワークネタですね、リモートワークネタ
僕がリモートワークの話をするときは、大体リモートワークでぶつかった課題ですね、 難しさみたいなところをどう乗り越えていったのかという話が割と多くなっているかなと思います。
リモートになるとですね、 出社して仕事している時には想定できなかったような問題がですね、たくさん出てくると。
それに直面したからリモートは良くないっていうのは、なかなかこの時代も通用しにくいかなと思っていまして、
やはりどうやったらそのリモートでも課題を乗り越えられるのかっていうのをしっかりと考えていく。
03:01
それを自分のノウハウにしていくっていうのはすごく大事なのかなと思って、 よりその意識をするためにもですね、毎回ツイートをしたりとか
そういったことをやっています。 実際ツイート、どんな文面を書いたかというのを先に読んじゃいます、今日は。
こんな感じですね。 リモートでは情報がテキストや人づてになることが多い。
でも重要な局面こそ、自分の目と耳から情報を得たいという感覚は忘れないようにしたい。
二次情報では人を動かすことは難しいし、自分も変化しにくい。 自分でユーザーに会いに行く。
社長に時間を作ってもらう。 動こうというようなツイートです。
まず一時情報ということで、前提としてですね、リモートワークで働いていくと、 一時情報というものが基本的に得にくくなるかなというふうに思っています。
ツイートにも書いているんですけれども、やはりほとんどの情報はチャットとかテキストベースになりますよね。
テキストで情報を得る。さらにその情報自体も直接何か意思決定をした人、あるいはユーザーさんから直接何かを聞くというよりも、人づてで聞くことが増えていくんじゃないかなと思います。
やっぱりコミュニケーションする相手とかもですね、減るんじゃないかなと思います。
皆さん結構同じメンバーと話している。 そのメンバーから聞いたことっていうのを情報として得ることはあると思うんですけれども、
じゃあ実際、会社の社長から直接聞いたりとかユーザーさんから直接聞いたりということがあるかというと、意外とそこが減ってしまうんじゃないかなというのをすごく感じています。
その一時情報が得にくくなるというところですね。何が悪いのかというところですと、これも書いているんですけれども、やはり人を動かすことができなくなったりとか、自分自身が変化しにくいというところがあるのかなと。
人を動かすのは難しいというのは、まず人づてで聞いていることなので、自分の言葉で話せないというところが僕は一番大きいのかなというふうに思っています。
僕の個人的な体験談で言うと、僕がクラウドワークスという会社でクラウドワーカー、いわゆるフリーランスの方の支援というのをもう5年ぐらいやってきているんですけれども、去年まで、コロナの前までは実際に地方のワーカーさんに会いに行って、
その地方のワーカーさんに直接セミナーをやったりとか、実際に一対一で対面をして支援をしたりとか、お話を聞いたりとか、どういうところでつまずいているのかとか、何に不安を感じているのかとか、こういうことを教えれば前に進めるんだということを結構感じながら仕事をしていたんですね。
それがですね、やはりコロナになってなかなか出張も難しいという中で、直接ユーザーさんに対応する機会が減ってしまったんですね。
06:07
自分自身そんなにそこに危機感というのは感じていなくて、テキストでチャットで支援は引き続きしていますし、そういったオンラインセミナーとかの機会もいただいているというふうに思っていたんですけれども、今、実際に直接ワーカーさんのオンライン支援というのを今たくさんやっているんですけれども、
なんかですね、こう昔のように自分の言葉としてワーカーさんを応援するような言葉が出にくくなってきたなという感覚をすごく持っていました。
周りのメンバー、うちのチームのメンバーを見ると結構変わらずというか、いい感じですごく役に立つ情報を堂々と自分の言葉で伝えているというところを目の当たりにして、逆に僕できてないなというような焦りというかを感じていたところがありました。
それはやっぱりなんでかなって考えると、やはり直接ワーカーさんの言葉をもらっていなかったな、自分がインプットできてなかったなというのをすごく思って感じたところではあります。
実際ですね、うちのチームでワーカーさんのインタビューというのはずっと続けていまして、そのインタビューの内容を今よく流行りのというか、ノートで記事にして発信したり、僕もその記事を全部読むようにしていたりとかしていて、やはりテクニックとかそういう意味ではいろんな情報を得ているんですけれども、
いざじゃあワーカーさんに支援しようという時に、その記事で読んだ言葉を自分の言葉として話すのがちょっと難しいのかなというふうに感じていました。
なぜ他のメンバーができたかというと、他のメンバーは自分自身がこのコロナの期間、副業でフリーランスとして自分で受注したりしてたんですね。やはり自分の体験があったからこそ自分の言葉でワーカーさん支援できているというところがあったのかなと、そこに差があったんだなと、ある意味は反省も含めて感じたところがありました。
あるいは他のところだと、やはり自分が腹落ちしにくいとか変化しにくいというような文脈もあるのかなと思っています。
やはり例えば社内で組織変更がありますとか、新しいルールができますという時に、一応直続の上司からその情報は得るんですけれども、やはりその情報だけではどういうプロセスでその意思決定が行われているのかとか、誰がそれを意思決定したのかとか、
そういった背景にある情報というのがなかなか入ってきにくいというところがあったりもします。やっぱりそこで自分の中で腹落ちできないので、その決定を次の自分の一本につなげることができにくいとか、
09:16
ある意味いい変化だったりすることもあるんですけれども、それを自分の中にちゃんと咀嚼して、自分の変化にもつなげることがしにくいということが起こったりするのかなと思っています。
では、そんな二次情報がどうしても増えてしまうようなリモートワークにおいて、どうやって一次情報を得ていくのかというところを最後お話をしたいと思います。
まず一つはですね、やはり自分で体験するというところかなと思っています。先ほどワーカーさんの話をしましたけれども、実際自分がフリーランスになって仕事をしてみると、自分の体験で行うというのがやっぱり一番ベストかなと。
僕もですね、最近ですと、例えば副業を自分で実際やってみて、その体験をですね、最近はいろいろな企業様向けにセミナーでお話をさせていただいたりとかすると、やはり結構説得力があると言ってくださったりとか、
それによって、今まで副業というのはハードルが高く感じていたんですけれども、田中さんの話を聞いて自分でもできる気がしましたとか、そういった言葉を言ってくださったり。やっぱりそう言ってもらえるのって自分が体験しているからで、だからこそ人を動かしたりとか、人を説得したりできるのかなと思っています。
かといってですね、全て自分で体験するというのはベストですけれども、なかなか難しいという中で、やはりもう一つは人と話すというところですね。コロナでなかなか人と直接会うのは難しいとしたら、なるべくウェブ会議などで目と自分の耳を使ってですね、情報を得るということを意識するというのは意外と忘れがちなのかなと思っています。
で、それもなかなか難しい場合ってなります。僕のチームですと、例えば先ほどユーザーのインタビューをやっているという話をしたんですけれども、ユーザーインタビューにチームメンバー全員で、例えば5、6人でですね、インタビューをみんなで受けて同じ時間確保をしてというのは生産性的にもあまり良くないですし、ユーザーさんにとってもちょっと不快というかプレッシャーがあると思うので、
インタビュアーは引き続き1人でやっているんですけれども、今週からやり始めたのがユーザーの声を聞く会というのをやり始めました。それは実際にインタビューの録音というか、音声をですね、みんなでそれぞれ聞いて、その聞いた感想をみんなで投稿し合うというようなことをやっています。
12:01
これは何がいいかというと、もともとインタビューをして、それをまとめた記事をみんなで見るというのをやっていたんですけれども、そこから少し一時情報に近い、実際のインタビューの声を聞くというところをすることによって、やはりテキストで見た情報よりも声で聞いた情報の方が自分ごと、自分の体験に近い、自分の言葉として話せるんじゃないかなと。
これができるようになると、ワーカーさんを支援するときに、先ほど言ったような自分の体験に近いような形で支援ができる。そうすると相手も納得しやすいし、その方も変化してくれるんじゃないかなというところで、必ずしも全部自分が体験するって難しいと思うので、
最低限、目あるいは耳でその情報を得るという意味で一時情報に近づくというようなことはすごく重要なんじゃないかなって。チーム内でも結構実際その声を聞く会をやってみて、やっぱり声を聞くと自分の中の記憶にも残るし、次誰かに支援するときにその方のエピソードを想起しやすくなるという声が実際ありました。
やっぱりそういったところでテキストで読むというところと、その情報の鮮度が変わってくるのかな、より新鮮な情報を得ることによって自分の言葉で話せるようになるというのは一つすごくいい方法なんじゃないかなと思いましたので、今日話しさせていただきました。
もう一つですね、やっぱりその一時情報をどう得るかというところで言うと、もう一つエピソードをお話しすると、先ほど会社の意思決定の話をしたと思います。これは結構会社組織の話だったりすると思うんですけれども、何か大きな例えば組織変更とかがあったときに、直続の上司からこうなったよ、こうなるよというふうに聞くっていうのはありますし、
情報としてはもらえるんですけれども、それを実際僕もその大きな変更があるというときにチームメンバーにそれをまた伝えないといけないんですよね。
そのチームメンバーがその情報を聞いて、次の自分はこういうふうに仕事の意味を自分の中で設定してこういうことを頑張っていきたいというふうに次のアクションとか一方につなげたいわけですよね。
ただやっぱり実際その意思決定をしたのが、例えば社長だったりすると、その社長が意思決定をした情報というのを解像度高く得るというのは意外と難しいのかなというふうに思っています。
なので、なるべく毎回やるというわけではないんですけども、これは重要なタイミングだなと、チームメンバーにもしっかり理解してほしいということであれば、例えば社長に15分でもいいので話す時間をいただくとか、
15:07
あるいは取締役人に少し対話の時間をもらうとか、なるべくその意思決定をした方々の情報を取りに行く。そこで何を取りに行くかというと、もちろんどんなプロセスで決まったんですかというのを聞くんですけれども、やっぱりその意思決定の裏にはロジックというものがあるのかなと思っています。
このロジックという話もですね、最近副業のリボーンで結構羽渕さんから教えてもらったんですけれども、何か人が物事を決めたりとか、あるいは何かを主張するときに、その裏にその人の価値観だったりとか、あるいは歴史とか、その人の長年の経験とか、あるいはその人の周りにこういう言葉を言う人がいたとか、いろいろな情報があって、
ある中で初めてその結果この意思決定がされている。ここまで理解するとロジックが理解できていることになるんですね。しっかりとそのロジックに乗せて自分が説明をできると、初めて他のチームメンバーの心も動かすことができるということがあるのかなと。
やはり情報の鮮度というところもそうなんですけれども、解像度を上げていくというところですね。これは重要なタイミングだから、なるべく解像度の高い情報を得たいという中でいうと、やはりその一時情報ですね。
ここでいう一時情報というのは、その意思決定をした人だったりとか、その人が持っている価値観とか経験とか、今まさに考えていることとか、今大事に思っていること、そういったところまでしっかりと理解していくことによって情報の解像度が上がり、そこで得た情報を人に伝えることで、初めて周りを動かすことができるというのは、
すごく私も感じています。社内の話でいうと、ワーカーエクスペリエンスチームというところに所属をしていて、ワーカーがどれぐらい困っているのかとか、これに対してはすごく喜んでいるという情報とかをなるべく直接自分で聞きに行って、
その背景も含めて社内に伝えていくと、確かにそれだけ困っているユーザーがいるのであれば何とかしようということで、意識が一つになったりするんですね。そこのロジックも含めてしっかりと理解してもらうというのをやるというのがすごく重要なのかなというところになるかなと思います。
ちょっとまとめますと、リモートワークにおいては一時情報は基本的に得にくいと。テキストや人手になることが多い。そうなってくるとなかなか自分の言葉で話せない。よって自分を変えるとか、あるいは人を動かすということが難しい。
18:14
そんな中でなるべく自分の体験に近い形で鮮度の高い情報を得る。それこそ一時情報になるんですけれども、自分が実際体験する、それが難しければ人から話を聞く、あるいは人の音声データを聞くだけでもテキストよりは鮮度が高いというふうに思っていますというところですね。
さらにそのロジックまで、例えば意思決定があったとしたらそのロジックまで理解しに行くというところで、その意思決定をした人の価値観とか経験とか、その人の周りにいる人がどういうふうに言っているのかというところを含めて、しっかりとロジックを理解しに行くということをすると、より解像度の高い一時情報が得られると。
こういったことをすることによって、しっかりとリモートワークにおいても鮮度が高く解像度の高い情報を得ることができて、それが自分の変化につながったりとか、あるいは人を動かすというか協力をしてもらったりとかですね、何か一緒に頑張ってもらったりというところにつながっていくのかなというふうに思っています。
今日はちょっと長めになりましたけれども、一時情報の大切さという話をさせていただきました。
まだ暑い日が続きますが、また来週録音したいと思います。ありがとうございました。
19:46

コメント

スクロール