無意識の期待について
まてぃ
こんにちは。この TFC チャンネルは、エグゼクティブコーチ 根本 Deacon 雅子とMCのマティがお届けします。
根本Deacon雅子
根本さん、こんにちは。今日もよろしくお願いします。
こんにちは。今日もよろしくお願いいたします。
本日は、「自分にも他人にも無意識に期待がある」をテーマにお届けします。
まてぃ
はい、今日はタイトルに無意識という言葉が入っているんですけれども、これはどういった内容になりますでしょうか。ぜひお話をお願いします。
根本Deacon雅子
はい、無意識に期待があるというテーマで、そしてタイトルに無意識という言葉があるという、今マティさんからのご指摘がありましたけれども、
そもそも期待というものを皆さんご自分自身がどれぐらい持っているか、ご存知でしょうか。
期待なんて特にしてませんっていう思いを持っている方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
実はご自分の中で知らない間に期待というものを持っている可能性もありますよね。
この知らない間に持ってしまっている期待というのが、無意識の期待とも言えます。
じゃあそれが何なのかと言った場合に、人とお話をしている時ですとか、それが家族だったり仕事仲間だったり上司だったり部下だったり、
あるいはご自分自身が何かプロジェクトに、プロジェクトだったり仕事そのものに従事している時に、
これはこういう風になったらいいな。
あるいはこうだったらこういう返信が来るべきだよね。こういう回答になるのが普通だよね。
ここまで来たらこうだよね。
というのは、すべてご自分の中にある期待という可能性がありますよね。
つまり、期待というのをコミュニケーションする相手先方に対して持ったり、あるいは自分自身に対して期待を持ったり、
世の中に対して期待を持ったり、
世の中に対してというのはこういうふうに動くもんだろうというふうに期待をしてしまう。
そのような期待があると、想定通りにいかないことが起きてしまうと、
よもやこんな回答が来るんだ。あるいはよもやこんなことが起きるんだ。
そうすると、ご自分自身の中での思考が止まるというような現象にもなってしまいますよね。
思考が止まるだけではなくて、
そのご自分自身が無意識に持っている期待で、がっかり感だとか喜びだとか、
悲しみ、落ち込みというようなことも起きてくるのではないでしょうか。
そしてご自分の中で、こうやって期待通りに起きてこないといったことによって、想定以外だといったことによって、
自分自身の中で焦りというものも起きてしまうかもしれません。
でもそれは全てご自分自身の期待というものが、源でありそうだというところですよね。
どうでしょう皆さん、ご自分の中でも何か期待っていうのがありそうですか。
まてぃ
質問してもいいですか。
根本Deacon雅子
どうぞ。
まてぃ
この期待は前回、確信とは何かっていう話をしているんですけれども、確信とはちょっと違うんでしょうか。
根本Deacon雅子
確信は自分の中で、ある意味こうなんだというふうに、自分の中での自信といったものにもつながりますよね。
確信というのは、自分はこういう方向で行くんだ。
あるいはこの自分が選択した道は正しかった。
根本Deacon雅子
自分に安心感を与えてくれます。
逆に期待は自分に不安感を与えてしまいますよね。
期待とがっかり感
根本Deacon雅子
つまり期待通りに行っていないことで、自分自身が不安になっちゃう。
こんなはずじゃなかった。
なんでこういうことが起きちゃうんだろう。
ですからある意味、真逆とも言えるかもしれません。
まてぃ
なるほど。全然違いますね。
根本Deacon雅子
一瞬ね、マティさんから今ご質問があったように、一見似てるようで、しかしながら質は全く異なるということですよね。
まてぃ
これは期待に対してはどんなふうに付き合うのがいいんでしょうか。
多分今無意識の期待っていうお話をしていましたので、無意識ってことは自分で意識して、よし期待するぞみたいに思って期待してるわけじゃないってことですよね。
根本Deacon雅子
もうおっしゃる通りです。知らない間に自分が持ってしまっている期待なわけですよね。
ここまで来たらこうなるんじゃないかな。
普通ここでこういう返信になるよね。
よむやこんなことが起きるなんて。
その期待があったんだっていうことは、自分のがっかり感があることによってわかることが多いです。
できるだけがっかり感を持ちたくないと思われる方、たくさんいらっしゃるかと思います。
ただしこの無意識の期待を認識するために、まずご自分の中でそういうがっかり感だとか、もやもや感、あるいはあれっていうようなその感覚が起きてきたときに、自分の中にどんな期待があったんだろうかという観察をしていただくと非常にいいかもしれません。
まてぃ
その自分の中にある期待に気がつくと、どんなふうにすればいいっていうのは変ですよね。
根本Deacon雅子
なんて言ったらいいんでしょう。期待があるって認識するだけでいいんでしょうか。
期待があるというふうに認識ができたら、その期待によって自分自身ががっかりしちゃったりだとか、もやもやしちゃったりっていうその原因がこの期待なんだっていうのが見えてくると、
ある意味バカバカしくもなりますよね。
自分をがっかりさせている原因が、なんと自分が作っている自分が持っていた期待なんだ。
つまり自作自演なんだといったところが見えてきます。
まてぃ
自作自演ってちょっと笑っちゃいますよね。
根本Deacon雅子
大笑いですよ。ですから、でも本人は大真面目に自作自演しているんです。
しかも大真面目に自作自演しているっていうことに気づいていないんです。
ですから、まず今日の問いはといってね、今日の問いに行ってしまいますけどもよろしいでしょうか。
まてぃ
もちろんです。そろそろかなと思ってました。
根本Deacon雅子
今日の問いは、ご自分自身ががっかり感があったり、あれという感覚、もやもや感があった時に、どんな期待があったのかなという問いをご自分にしてみてください。
この問いをご自分に重ねることによって、ご自分の期待の傾向、ご自分の思考の癖といったものも見えてきます。
ぜひこちらの問いに取り組んでいただきたいと思います。面白い発見がたくさんに気づきが起きるかと思います。
はい、ありがとうございます。
まてぃ
ご質問やご要望、リクエスト等がありましたら、スタンドFMのコメント欄かレター、ツイッターのハッシュタグ、TFCチャンネルか私金本さんのツイッター宛にお送りいただければと思います。
本日もありがとうございました。
ありがとうございました。