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2025-08-27 11:38

EP1-163 憧れという呪縛

「自分自身を表現したい。でもどうしたら良いかわからない」

こういうことを生徒さんから聞く事がよくあります。

合ってますか?

これで良いですか?

何かコツはありませんか?

あんな風になりたいなっていう憧れって素敵だと思うし、そこに近づこう!と研究するって私もよくやります。でもそれ以上に自分はどうしたいのか、自分の内側にどんな声が、どんな音が響いているのか、それを汲み取ってあげることが大事だなぁって感じます。私にとってそれは難しいけど。それは短時間で結果が出たりする事じゃないけど。でもそこを大切にしたら違う世界が見えてくると思うのです。

そんな事を今日は話してみました。



#がん

#アートはケア

#再発

#生活習慣

#ピアニスト

#弾き語り

#即興ピアノ

#自分探し

サマリー

憧れは素晴らしい感情ですが、時にはそれを手放して自分を見つけることが重要であると語られています。このエピソードでは、自分の音を探求することと、そのプロセスでの気づきが共有されています。

憧れと自己認識
おはようございます、Makikoです。お元気ですか?
あの、なんかね、今日は、私も含めて、あの、
憧れるっていうこととか、自分の音を、
まあ、私は音だし、みんなは、誰、どうなのかな、自分の人生とか、
自分が一生懸命やっていることだと思うんだけど、に関してなんだけど、
なんだろう、憧れるっていうのは素敵なことだと思うけど、
憧れをやめるっていうことも素敵だと思うんだよね。自分を見つける方が、
よっぽど難しくて大事だと思うんだよね。
音で言えば、私は本当に音でしか、
なんか自分の経験として伝えられないんだけど、
私がブラジルに行く前っていうのは、
本当にブラジル人と演奏したいみたいな。
で、自分はまだまだで、
あの、
自信がなくて、憧れで行ったんだよね。
で、最初は本当に勇気もなくて、2年間ぐらい、
ずっと家で練習してて、
で、
まあ、
これではいけんと、ある日私は外に出かけて行ったんだけど、
で、そこから、
私は自分の体験として、
自分を出した時に、
ものすごく評価された。
上手く弾くとかそういうことではなくて、
上手ですとか、
まあ、それはそれで仕事も入ってくるし、
まあそれなりにできるんだけど、
私が求められてたっていうよりは、
私が出会わなければいけなかったのは自分だったんだよね。
私がどうしたいのか、私は、
私の音は何なんだっていうことを、
見せること。
そこが大事だったんだなって。
でもそれは、今でも一体それは何なんでしょうっていう、
分からないままで、多分分からないままで行くんだと思うんだけど、
それは、
先を心配するっていうことよりも、
今自分から出てくる音を、
正直に、
表現していくっていうことだと思うし、
自分の中に響く音を嘘つかずに、
聴いてあげる、自分自身で。
ジャッジもしないで。
ジャッジしちゃうよね、なんかこんなのしか出てこないの?みたいな。
あの人みたいになれないの?とかさ。
あんな風に弾けたらな?とかさ。
それはそれで、
あの、
練習すればいいし、
また、
自分の理想に近づけるように自分でやればいいことで、
今それがないなら別に仕方ないもんね。
ただ、
何が自分の内側で響いているのかっていうことを、
自分で組み込んであげられることが、
一番大事なんじゃないかなって思うのね。
で、
確かにすごい有名な人たちと会ったりとか、
した時には盛り上がったし、
テレビで見てるレジェンドとなんか食事しちゃいましたみたいな。
で、SNSに載っけて、
きゃーすごいって言われて、
で終わるわけよね。だからなんだっていう話なんだよね。
私は私で、その有名人は有名人で何にも関係ないわけよね。
でも、まあそういうことにちょっと心をウキウキした時期もあったけどね。
音を探求する旅
で、そういうことにウキウキしている人たちを
見たりするけどね。
自分がもうすごく素晴らしいんだっていうことに気づいているんだろうけどね。
欲しいなっていつまでも憧れて、
誰かに認めてもらうことに
注意を向けるのではなくて、
と私は、ねえ生徒さん教えてても思うのね。
どうしたらいいか、何が合ってるか、
そういうことをずっと
教わってきた私たち、そういうやり方でずっと評価されてきた私たちだから、
ついついそうやっていつも思ってしまうっていうのはよくわかるし、私もそうだし。
でも、
何が正解かっていうのは、
何を自分が本当にやりたいのかっていうことを
自分でわかって、
自分で感じて、自分と対話して、
じゃあそこに向かうにはどうしたらいいかっていうことを自分で自分のためにやってあげることなんだよね。
で、そのまず一歩っていうのは本当に私は何したいのってところだと思うし、
じゃあ音に関してみたら、
どんな音が今私の中で鳴ってんだろうって聞いてあげること、
聞くとね聞こえてくるんだよ、本当に。
聞くって言葉は今まで本当にしてなかったと思うのね。
私は初めてその経験をしたときには、こんな世界があったんだっていうか、
私はいつも外ばっかりに耳を向けていたけれども、
自分の中に響いてくる音っていうのがあるじゃないっていうことに
気づいた瞬間があって、それはすごく宝物見つけたみたいな感じがしたのね。
何か人に伝えるときに何私は言いたいんだろうって言って、
考える心に手を当てて、
自分に聞いてみるときと同じで、
音楽家だったら、今私は何の音が聞きたいんだろうって、
どう思われるかっていうことではなくて、
その外側ではなくて内側にっていうこと、
それがまず一歩で、
それで何かここに違う音入れたいなとか、
この人どうしてるんだろうとか、
それでまた研究したり、
知識というか耳の音の訓練をしたり、
して自分でもそういう素敵だなと思った音を作れるようになったら、
またそれはそれで素敵だと思うし、
自分がしたいんだったらね。
だから短期間で、
こうしなさい、ああしなさい、これが正しいからこれやりなさいって、
そう言ってやると、
確かに短期間で何かできたような気がするかもしれないけど、
人ってそれで満足するようにはできてないと思うから、
また何か足りないなって思うと思うので、
それ何が足りないかなっていうのは、
私は一体どうしたいんだろうっていうそこだと思うんだよね。
だから突き詰めたい人っていうのはやっぱりそこにいつかぶち当たる。
その時にちょっと一歩、本当に止まって、
ゆっくり自分と会話してあげて、
そうか私はこうしたいのか、
こういう音が弾きたいのかとか、
でまたゆっくり、
ゆっくりゆっくり作っていく感じなんじゃないかなって私は自分の音を
こう聞きながらね、
立ち止まらないんだけど、焦らない。
自分を大切に愛してあげるっていうことの積み重ねになっていくんじゃないかなとか、
なーなんて思いながら弾きます。
これは終わりがないことだから、ずっと続いていくことだから、
ゆっくり今を奏でるっていう感じなんじゃないですかね。
そんなことで今日は終わりにしたいと思います。
ありがとうございます。またねー。バイバイ。
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