再現性の重要性
日々考察-ヒビコウラジオ第239回の放送を始めていきます。
今回のテーマが、仕事は再現性が全てというお話ですね。
再現性っていう言葉、なんとなくイメージできますでしょうか。
再現性が高い・低いっていうような言い方、使い方をします。
再現性が高いとなると、もう一度同じことを再現できると、そういうことですね。
再現性が低いってことは、二度と同じことができないようなものだということですね。
私は、仕事っていうものは、再現性が全てと言っても過言じゃないなと、そのように思っています。
やっぱり、一度うまくいったやり方がですね、二回目は通用しないっていうふうになると、めちゃめちゃつらいですよね。
仕事はもうずーっと成功し続けないといけない。もちろん失敗もあるんですけど、失敗が必ず次の成功につながるっていう、
そういうことをね、ずーっと続けていくのが仕事だと思います。
なので、一回一回ゼロからやり方とか仕組みを作らなきゃいけないっていうのは、めちゃめちゃ大変じゃないですか。
一回、物事がうまくいって、で、二回目にまた、さてこの仕事はどうやってやろうかって、
ゼロから考え直さなきゃいけないとなると、なかなかね、次うまくいくのはいつのことなんだって、そんなふうにね、思ってしまいます。
この再現性をですね、少しでも高めるために、特に会社のお仕事でやっているということがたくさんあります。
要は、会社でいろいろとやることがあると思うんですけど、これって何のためにあるのって思ったときに、仕事でうまくいったことの再現性を高めるための行動ですよと、
そういうふうな説明ができるようなことが、会社で勤めている人には実はね、たくさんあるんですよね。
会社のルールとタスク管理
その中で、今回は3つに絞って説明をいたしますね。
まず1つ目が会社のルール、そして2つ目がタスク管理、さらに3つ目、振り返りですね。
1つずつ説明していきます。
まず会社のルールなんですけど、ルールを決めて全員がそれに従ってくださいと、強制的にね、いろいろなやり方を決められるということですけど、
これはね、簡単に言うと誰でも同じ仕事ができるようにするっていう、そういうことを目的としてルールは決められてますね。
要は、誰がやっても似たような成果が出せるようにっていう、そのために定めてるんですよね。
ルールと似たようなことでマニュアルっていうのも同じような考え方です。
ルールなんかは守っていれば大失敗しないようになってるんですよ。
その理由もね、いろいろあるんですけど、過去にとんでもない問題が起こってしまったからこういうやり方はダメですみたいな感じでね、ルールを決めていくということですよね。
ですから、そういうルールをしっかり守っていれば、その大きな失敗っていうのは防ぐことができて、大体成功あるいは真ん中ぐらいかなみたいな感じで、ちょっとずつね、結果が似通った結果になってくるんですよね。
そういうことで、結果に再現性を持たせるという意味で、こういう会社のルールっていうのは決まっています。
2つ目、タスク管理ってことなんですけど、タスク管理しろって言われますよね。サラリーマンだったら絶対言われることだと思います。
タスク管理っていうのは、時間の使い方を決めなさいということですね。そのためにサラリーマンはいろいろなスケジュールを書いていったりとかするわけですよね。
大昔から手帳にスケジュールを書き込んでいく、カレンダー付きの、大体手帳ってカレンダーが書かれてますよね。そこに予定を書き込んでいくとか、もっと細かい1日の中のタイムスケジュールみたいな、そういうのを書き込んでいきますよね。
最近だと、スマホがそういう役割をしてくれたりとか、会社のパソコンの中にもそういう予定がしっかり記録されているということだと思います。
タスク管理っていうのも、簡単に言うと予定に振り回されないようにするためなんですよね。仕事の進め方に再現性を持たせるということですね。
タスクを管理していくと、ちょっと難しい話かもしれないんですけど、行動がパターン化できるんですよね。
午前中にこういうジャンルの動きをしなければいけない日は、その日の午後はこういうふうなことをするみたいな、ちょっと例えが難しいんだけど、だんだんですね、行動がパターン化されてきて、似たような進め方ができるようになるんですよね。
これ、私の尊敬している大先輩、部門のナンバー3の上司がそういう感じですね。びっちりタスクを完璧に管理しているんですよ。
もう自分が忘れないようにですね、そのスケジュール表に細かく記入していって、そのスケジュール表をもとに行動を逆算するっていうかな、逆算ではないな、そのスケジュール表をもとに組み立てるということですね。
ですから、私が尊敬している上司は、行動がパターンが決まっていて、全然予定に振り回されないんですよね。
ちょっとトラブルがあったり、お客様から大支給の仕事の依頼が来たり、そういうことはあります。
ですけれども、基本的にはですね、タスク管理を完璧にしているので、毎日同じような動きをして、毎日決まった時間に退勤しているんですよね。
残業もそんなに多くないです。
というか、残業はかなり少ない方かな、もしかしたら。
1週間単位くらいで、毎週同じパターンで動いている感じがします。
ですから、タスク管理を突き詰めることでですね、行動がある程度パターン化されていくので、
要はね、うまくいった仕事の進め方を再現できるわけです。
仕事の振り返り
予定に振り回されてしまっては、今週は残業が多かった、今週は暇だ、みたいなことになりかねません。
私がそうです、本当に。
特に広島に転勤で戻ってきて、最初の3ヶ月は予定に振り回されっぱなしでした。
ものすごく残業の多い日が何回も続いて、その仕事が、そういう詰まっている仕事が済んだら、
さて次は何をしようってなったりしてました。
ちょっと話が長くなってしまいましたね。
タスク管理をすることで、予定の進め方に再現性を持たせるということですね。
はい、そして仕事の振り返り、実はこれが一番大事じゃないかなって思っています。
振り返りっていうと、一番わかりやすいのは日報あるいは週報。
1日とか1週間の動きを文章にまとめて、社内の上司だったり仲間に報告をすると。
そういうことですね。私の会社では日報を書きます。
教育機関中の新人さんには、それとは別で1週間の週報っていうのも書く義務があります。
これをすることによって、簡単に言うと良かった点悪かった点を洗い出すことができます。
やっぱりね、作業に振り回されないっていうか、出来事に振り回されないために振り返りっていうのはめちゃめちゃ大事です。
今回はうまくいったなんでだろうって、そう考えたときに、これが要因だってパッと振り返ることができる。
パッと言葉に出すことができる。そういうことがね、とっても大事です。
うまくいった理由って探すのが難しい面もありますけど、悪かった点、悪かった理由、うまくいかなかった理由っていうのは結構重要ですね。
悪い出来事はやっぱり理由があります。必ず原因があります。
ですから、その理由とか原因をしっかり究明して、同じ行動を取らない、同じ状況を作らないようにする。
再現性を高める振り返り
こうすることで、一回起こしてしまった事故は二度と起こさないようにする。
こういうことをね、繰り返していきます。そうすると、結果が下振れしなくなるっていう感じですよね。
最初のルールの話と似たような感じで、大事故を防いでいって、ちょっとずつそういうマイナスを減らしていくことによって、結果がゼロあるいはプラスっていう風に、マイナスをとにかく作らないっていうことで、結果が安定してきます。
で、あの、振り返りをずっと繰り返していくことで、また同じような出来事が起きた時にですね、対応しやすくなるんですよ。
一回その、自分の頭の中を整理しておくことで、こういう風な状況でこのような対処を取りましたと。それが失敗あるいは成功でしたと。
そこまで自分の中にね、知識として入り込んでしまえば、次に似たようなケースに遭遇した時にですね、
あー、前回いつかのこれと似てるから、同じようなやり方をやってみようとか、あるいは前回これで失敗したから、今回もその同じパターンだから、同じやり方はやめておこうみたいな感じですね。
だから、そういう風な判断ができるような、そういう知識をつけるために、しっかり振り返りをしてですね、一つ一つの行動に良かった悪かったっていうのを自分の中で、なんていうんですかね、まとめるような感じですよね。
振り返りをして、その良いやり方っていうのがたくさんたくさん出てくるようになると、良い結果を出すっていうことに再現性が出てきます。
ですから、会社の中で人事効果っていう、いわゆる評価面談みたいなのがあります。
この時に必ず振り返りをしてみてください。おそらく半年に1回くらい振り返りをやると思います。
私の会社はね、2ヶ月に1回振り返り面談がありますけど、出来の悪い上司、出来の悪い管理職はこの振り返り面談をやりません。
忙しさにかまけてやらないんですよ。だから部下が成長しなくて、その人が持っている部署部門がなかなか上向いていかない、成長していかないってことなんですよね。
ですから、緊急性の高い仕事ばっかりをやってしまって、振り返り面談はしなくても怒られることないしとかって思ってしまう。要は重要だけど緊急じゃないお仕事として振り返り面談が無視されてしまうっていうところがあります。
ですけれども、やっぱり振り返りの面談をすることで、その振り返り、反省をするってことで、この期間にどのような動きをして、どのような結果が出ましたと、それをある程度長期的なお話をする、これ大事ですね。
今週一週間上手くいったみたいな話って結構波がありますよね。だから次の週には上手くいかないかもしれないですよね。
だから、そういう狭い期間、短い期間で物事の結果を見ていくと、良かったり悪かったりで結局よく分かんないんですよ。
ですから、半年ぐらい振り返っていくことによって、トータルで見たときに上手くいってるのか、いかなかったのか、こういうことを考えて、じゃあ次はどうしていきますかっていう風にまた決めて、
それが上手くいったらいかないっていうのをデータを貯めていくことですね。そうすることでちょっとずつ再現性の高い仕事の進め方ができていくと思います。
仕事の進め方と心の健康
はい、皆さんちょっと今回のお話いかがでしたか。ちょっと具体例が乏しいのと、話がまとまりがなかったかもしれなかったです。ちょっと難しいテーマだったと思うんですけど、仕事っていうのはとにかく再現性がすべて、いつやっても誰がやっても上手くいくと。
そういう状況をね、しっかり作っていきましょう。やっぱり自分の調子がいいときだけ上手くいくみたいな、そういう仕事をしていたらね、調子が悪くなったときにめちゃめちゃ辛い思いをします。やっぱり自分の心を守るっていう面においても、やっぱりね、再現性を持った仕事の進め方、これをしっかり目指していきましょう。
はい、ということで、日々考察日々考ラジオ第239回の放送、仕事は再現性がすべてというお話をしました。長時間聞いてくださってありがとうございました。