2024-06-15 19:38

#5 落とし穴 <各論②>。一方が諦めたのか、二人で乗り越えたのか。「横穴」についての深堀り考察。

産後の夫婦問題研究家・たらちねが、「なぜ多くの夫婦が産後・子育て期に仲が悪くなってしまうのか?」という難題を、自身の経験と長年の研究をもとに解明しようと挑む!ラジオです。

<今回のお話>

前座トーク:渦中では認識してなかった、たらちねの打ちのめされエピソード/宇宙人襲来の世界が見えていない夫よ

本論:「横穴」の深堀り考察/夫が変わらないまま落とし穴を出るパターン/横穴組のポテンシャル


さあ、どんどん問題の核心に迫っていきます。

次回はチャレンジ企画、夫から見た落とし穴について。夫にもたくさんの言い分があります。かなりの力作回になる予定(2回に分けるかも!)。もしかしたらちょっとお待たせするかもなので、フォローや通知機能をONにしてお待ちいただければ嬉しいです!


#産後 #夫婦 #パートナー #子育て

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たらちねラジオ。この番組は、多くの夫婦が産後、子育て期に仲が悪くなってしまう問題を、産後の夫婦問題研究家、たらちねが、自身の経験と長年の研究をもとに、解明しようと挑む番組です。
はい、みなさんこんにちは。こんばんは。たらちねです。第5回の放送でございます。遊びに来てくださってありがとうございます。
前回は、落とし穴に落ちなかった夫婦から導き出す産後の妻を打ちのめす要素ということでね。
4つのこと。仕事・社会との断絶・無価値観みたいなことと、一人で育てる孤独・不安ということと、3つ目、急に女だからっていう不平等感・もやもやのこと。
4つ目が体力・若さですね。この4つの要素が、妻を打ちのめすという話をしました。
それにプラスして、すべてのママに襲いかかるもの。ホルモンゼロの不安定感と、体中の痛み・不調と、睡眠不足、その他諸々なんですけれども、こういった一世一代の大ピンチっていうのが、産後の夫婦問題の始まりにある。
そして、それを何も分かってもらえないっていうのが、夫婦の亀裂の始まり、ということをお話ししました。
研究してね、今ここまで導き出してきたんですけれども、私はどうだったかというとね、家中にいた時は何にも分かりませんでした。
全然意識してなかったんですよね。仕事っていうことでも、無価値観とか自尊心とかね、あんまり意識しなかったんですよね。
自分は、実際仕事大好きだったんですけど、子供と向き合うっていう決断をして、3歳まではなんとかみたいな、親世代の呪縛と言いますか、教えと言いますか、影響してですけれども、仕事を辞める決断をしてね、それを肯定したかった自分もいますし、実際それは悪いことでもないですし、
自分をね、そんな痛めつけているものだとは思ってなかったんですよね。でも思い出してみると、いろいろ思い出されることがあって、例えば、ちっちゃいね、ロンパースの洗濯を干している時に、小さい空に向かってね、ある日、
日本一の編集者が洗濯物を干してますよって、なんかね、つぶやいたことがあって、これは何かって言うとね、あの別に本当に日本一でも何でもないんですよ。でも、なんか私の人生これでいいんだろうか、みたいなことのつぶやきだったんだろうなっていうふうに思うんですよね。
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ちょっと自分では自尊心のある仕事をやってきたのに、赤ちゃんの洗濯物を干すしかやってない自分になっているっていうことへのね、自虐と言いますかね、神様への訴えみたいな感じだったんでしょうね。
なんか、友達の、フォトグラファーの友達はすごいね、うれっ子のフォトグラファーだったんですけど、子供のシートをつけた自転車がやたらカタカタ言うのが、泣けて泣けてしょうがなかったっていう、これを恋でいるママになった自分っていうのがね、泣けてしょうがなかったっていうことを言ってましたね。
あとね、すごい忘れられないのが、近所のドラッグストアのパートさん募集、レジのパートさん募集の看板で、あ、これやろうって思った瞬間があって、これはね、自分が自分の誇りに思ってた仕事でもう一花咲かせるっていうことを諦めた瞬間だったんですよね。
私にとって大事にしていた仕事っていうのが、もうできない人間になっちゃったんだっていうね、諦めた瞬間だったんですよね。なんかすごい、そんなの思い出したりして、だから、自分をね、知らない間に、その社会との断絶、社会で活躍している自分ではなくなってしまったってことはね、結構痛めつけてたのかなというふうにね、エピソードで思い出したりしました。
でね、今カチューにいる人で、もしそんなことを今思ってるっていう人がいたらね、もうね、絶対大丈夫だから、大丈夫、また飛躍できるんで、大丈夫だよって言ってあげたいですね。
あとね、もう体力のこともカチューにいる時は認識してなかったんですよ。そのね、ちょっとモルヒネじゃないけどハイな状態で1年半ぐらい駆け抜けちゃうっていうことを言ったんですけど、私はアラフォーで産んで、しかも南山で出血も多くてすっごいダメージだったのにも関わらず、結構ね、産後もなんだかウロウロしちゃったりしてね、自覚してなかったんですよね。
で、下の子生まれたばっかりの時に、友達の先輩のママにね、助けてみたいな、もうダメだみたいなメッセージをした時に、その返事が来て、その時ベビザラスでオムツ買ってたんですけど、忘れもしないベビザラスの中心でワーンと泣くっていう事件がありまして、
なんかそこではね、そこに書いてあったのは、〇〇ちゃんは疲れているだけだよって書いてあったんですよ。それで、えー?みたいになって、なんか精神的なことでも、夫のことでも、私のことでも、子育てのことでもなく、疲れているだけだって言ってね、涙が止まらなくなったんですよね。
それぐらい、疲れているっていうことを認識せずに、走って走って走ってっていうことなんですよね。
子供たち大きくなりましたけど、最近もまたひしひしとね、体力だなって感じているんですよ。
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また違う友達の話を紹介すると、彼女はずっとインドア派で文系で社境とか好きだった子でね、最近、何年か前に地方に引っ越してトレーラーを始めたって言って、トレイルランニングね、山を走るやつ。
で、なんかアスリートっぽくなって、キランみたいな感じになって、何が変わったって言ったらね、子供にめっちゃ優しくなったって言うんですよ。
で、なんか子供たち小学生なんですけど、帰ってきて遊ぼうとか、プール行こうとか言ってもいいよーって言ってね、付き合えるんですって。
マジかーって思って、で、なんか全然怒らなくなったって言うんですよ。すごいですよね。
だからね、これだなと思いました。私ね、体力落ちてるんですよね。夕方になるともうヘトヘトなんですよ。
で、イライラしてね、大きい声で怒っちゃったりね、いい加減にしてとかね、あともう寝てくれみたいな、絵本とかやめてみたいな、あの、なっちゃうんですよね。
皆さんどうですか?体力あると思います?体力あると怒らなくなるらしいですよ、子供にね。
試していただきたいところですけど、まあ家中の人は寝てくださいっていうことですね。
まあそんな感じで、あの、自分自身もね、分かってないことなので、あの、辛さを分かってもらえないっていうのがもう一つのトリガーだっていうこともね、まあそうでしょうけどきつくないみたいな、そりゃそうなんですよね。
なんか、ここがこうでどれくらい辛いって言えない妻がいて、まあ言えたところで、体感がないから分からない夫みたいな感じでね、だからイライラするしなんかもっと手伝ってとかしか言えないんですけど、
あの本当のねピンチさみたいなものがね、あのやっぱり認識もできないし伝えられないというところが問題なのかなっていうふうに思ってて、
こういうふうに言語化をすることで何か夫婦でね、きっかけとして話してもらえたら嬉しいし、なんか思い出したエピソードとかね、あの家中を過ぎた人がね、あの時切なかったなぁみたいなことを思い出して、
まあ辛くなっちゃったらあるんですけど、そんなことポツポツね、あの旦那さんに話してみたりもいいし、自分にね、頑張ったねって言ってあげてもいいかなというふうに思います。
で、あのー、そうそう、おっぱいスカスカでお腹空いてるのに自分のことはできないし、お風呂も入れないしパサパサでね、もうちゃかめっちゃかでやってるのに、なんか帰ってきてね、
家もうちょっと片付けろよとかね、もうちょっとたまには綺麗にしたらとか言われるとね、ひぃーってなるわけですよね。なんかもう無邪気すぎて平気でそういうこと言うみたいな。
何にもわかってないみたいなね、あの怒りが募るわけなんですけど、なんかある時ね、すごい情景として浮かんだのが、
なんか宇宙人襲来みたいなね、ありえない世界でめちゃくちゃ火が回って、ガーンガーンガーンガーンみたいな大災難になっている状態で、
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あのー、私がね、戦士として戦って、頭とかチリチリに焼けて真っ黒焦げになって、はぁはぁはぁはぁみたいな、今日も一日逃げ切ったみたいな、サバイブしたみたいな感じで、
帰ってきた夫がネクタイ外して、あぁご飯ある?みたいに言われると、えぇー?みたいな、この世界が見えてないの?みたいな、こんな状況なのに?みたいな、
なんか見えてる世界が違いすぎて愕然とするみたいな感じで思ったんですよね、なんか本当は、お前生き延びたか?よくやった?みたいな感じで駆け寄ってもらいたいのに、背中さすって横になれよ?みたいなやって欲しいのに、
おー?みたいな、部屋片付けたら?みたいな、えぇー?っていう感じで、本当にね、あのー、分かってなすぎっていうか、見えてなすぎ?みたいに思ったんですけど、やっぱね難しいですよね、伝えるのはね、本当に、もう皆さんね、それぞれ経験とか今感じてることとかあると思うんですけども、
そう、大前提としては、そのね、どっちが悪いとか、どっちが先にとかね、あのー、やっててもしょうがないなというふうに思っていて、私はね、ずっと夫が悪いと思ってたし、謝れってずっと言ってて、あの、いたんですけれども、あのー、
分からないことを分かることっていう話とかね、2人がどういうふうに歩み寄っていくかっていう話とかは、これからしっかりと話していくんですけれども、まずね、なぜこうなったのかっていう最初っていうのを知っていただいただけでも、ちょっと軽くなりませんか?
夫婦でお互いの実感を話し合って、このね、私の話と違う感じでもいいと思うので、あの、違和感でもいいので、話してもらえたらいいかなというふうに思っています。
で、今日もう1個のトピックがあって、えー、格論、しつこい、格論の横穴のね、ちょっと深掘り考察なんですけれども、あの、横穴組が今ほとんど、あの、そっちに進むスタンダードだっていう感じで、
横穴組って何かっていうと、落とし穴を、崖を登ろうとしてもできないから、ちょっと諦めて横に空いている穴を、あの、歩んでいくうちにゆっくり外に出れるようになってて、そこはグラデーションがあって、いろんな横穴が空いていて、結構急な横穴もあれば、なだらかな時間かけて上がる横穴もあるよっていうようなことをさらっとお話ししたんですけれども、
そうそう、それでなんか、あのね、諦めた人みたいな感じでね、残念に思われちゃったりとか、まあ、カチューだけど私は横穴に行きそう、行くしかなさそうみたいな感じでね、話し合いができないし、崖なんか絶対登れないみたいに思ってる人もいると思うんですけど、なんかね、あの、ダメとか残念とか思っていただく必要は全くなくて、本当に今これしか方法がないぐらいの感じだと思ってるんですよ。
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なのでね、私が崖に縄橋を下ろすと言っているんですけれども、そう、あの、グラデーションがあるって言って、限りなく崖を登るに近い横穴っていうのもあるんですよ。超建設的な横穴組みたいなね。
あの、ご自分のね、実感でそうだなっていう人もいるかもしれないんですけど、かなり急斜面の、頑張らないと登れない横穴で、崖よりは緩い、緩いんですけど、だから、あの登り切ったね、あの時間としては、その3号、妻も頑張った、夫も頑張ったって思えてね、喧嘩もしたし、分かり合いもしたし、っていうことでね、根底の傷みたいなものは、まあお互いにあるんだけども、
まあね、リスペクトの目減りとかもね、あるんだけど、前よりは成長したし、2人の絆っていうことで、それなりにリスペクトがあるっていうことで。そんなね、あの横穴組もいるんですよ。まあこれはほとんど崖を登るに近いっていうか、もう花丸ですね。
もうこの人たちは、もう根底にあったのが何だったかっていうのを知って、傷を癒してもらう。鎮魂していただくだけでOKですね。もう、あとは愛情表現、ラブみたいなところなので、上級者コースに進んでいただければ、みたいな感じで。
私がやった血だらけで崖を上がるみたいなことより、よっぽど賢い、よっぽど良い道だったのでは?みたいなふうに思っているんですけど、あのね、グラデーションがあるって言って、大きな横穴はゆっくり進んでいくんだけど、まだ怒っているとかね、ベース冷めてるとかね、ベース軽蔑している、嫌いと思ってるとかね、いう人だったり、なんか何がなんだか分からない。
分からないままっていう人だったり、もうこの人から離れたいって思いつつ妥協でっていう人だったり、そういう人たちはやっぱり何とかしていきたいなと思うので、先にね、その人たちに役立つお話をしていきたいなというふうに思っているんですけど、もう本当にそれぞれなんですが、何がポイントになってくるのかなって思うんですが、一番多いパターン。
私の今までの研究の上でですが、一番多いパターンは、あの夫が何か変わってないとか分かってないままだっていうパターンが多いんじゃないかなと思っているんですよね。
だからなんかこう、もうダメだって、あの夫が崖を登ってくれなくなったから諦めて、あの妻がこれでいいやって言って横穴に進んでいくしかないっていうパターンですね。
それだなと思う人は、これから本当に解決してもらって、それにはね夫の力が必要なんですけれども、逆もあって、あの夫がもうこれは絶対復讐で行こうって決めて諦めて我慢したみたいなねパターンもあって、
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どっちかが諦めて我慢して、これでいいと産後にめべりしてしまったリスペクトをね、こんなものだ、これでいいって言い聞かせてやり過ごした人っていう感じなのかなっていうふうに思うんですよ。
本当に解決したくて深掘り深掘りして今考えているところなんですけれども、だから子供ができる前よりも相手のことを深く理解して新しい関係になれた人っていうのはそれに対して乗り越えた人って言えるのかなと思うんですよね。
だから我慢してやり過ごしてこれでいいと思った人なのか、2人で向き合って新しい関係に乗り越えた人なのかっていう違いなのかなというふうに思っていて、その超建設的横穴組って言ってた人も乗り越えた組に入ると思ってるんですけど、これ崖上がったって言った方がいいのかな。
そこの線引きはちょっとよく今も研究中なんですけれども、要は抜け方っていうのがどうでもいいとか、どうだとか、どっちが上だとかマウントとかそういう話ではなくて、これはメタファーなんで、自分がどのように今この夫婦問題向き合っているかとか解決してきたかみたいなことを照らし合わせてお互い考えてもらえるきっかけになればと思っているだけで、
何かを否定したいわけでは全然ないんですよ。
こうやって、まだ話してないワープっていう抜け方もあったりとか、私たち落とし穴で言うとここにいるなとか、こんな別な抜け方したなとかね、それあったらぜひ教えてほしいんですけど、
こうやっていろんな人が考察していって、いろんな解決法があるなっていうふうに研究が進めば、それが次のスタンダードになっていくんじゃないかなって思っていて、それが次のパパママの、そして子どもたちがパパママになるときのラブな夫婦が増える未来につながっていくのかなというふうに希望を持っているわけです。
なので横穴組っていうのはね、希望にあふれている、ポテンシャル高いということでね、これから本当に、今ほとんどの人がそうだっていう横穴を行っている人たちに向かって、夫婦でもう一回向かい合うにはっていうお話もたくさんしていきたいなというふうに思っています。
結構衝撃だったかもしれないんですけども、夫が変わったかどうか、夫がよくわかってないかどうかみたいなことも言っちゃったんですけれども、なんかね、大事な鍵を握っているのはやっぱり夫だったりするんですよね。
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なので次回はちょっとチャレンジなんですけれども、夫に向けたこの落とし穴の構図っていうお話をしてみたいと思っています。
夫は夫でね、本当に言い分がたくさんあるんですよ。私は家中にいた時は全然わかんなかったですけど、夫の皆さんに向けたね、考察もいっぱいありますので、ぜひご一緒にというか、聞いてくださるパパがいるといいんですけど、難しいなと思いつつ準備したいと思います。
ではでは、今日は私の産後を認識できなかった辛さがあったよというエピソードトークと横穴組っていうののもうちょっと解説・考察をお話ししました。いかがだったでしょうか。
ではでは、今日も頑張っているあなたに愛と尊敬と応援のハグを送らせてください。今日も聞いてくれてありがとう。ギュー、めっちゃ頑張ってる。今日もよく頑張ってる。辛さもいっぱいあるよね。大丈夫だよ。ギュッギュッギュッギュッということで。
ちょっと安心してゆっくり眠れますように。本当にありがとうございました。じゃあまた聞いてね。バイバイ。
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