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2019-10-04 20:13

短歌でおしゃべり 23【北詰若菜】"もう二度と言わないでおく結婚の2文字は"ってそれもちょっと

今回は小沢健二の「それはちょっと」という歌を題材にして作った、微妙に揺れるオトコ心を歌った短歌をご紹介します。【北詰若菜】"もう二度と言わないでおく結婚の2文字は"
ってそれもちょっと 【小沢健二 それはちょっと】
https://youtu.be/hZRnQRypCtg
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このポッドキャストは、好きな歌人の方の短歌や、自分で作った短歌について、勝手にあれこれ想像しながらおしゃべりしています。
添い寝してお話しするように、のんびりまったり、毎週金曜夜8時に配信します。
今回は尾沢賢治さんの、「それはちょっと」という歌を題材にして作った、微妙に揺れる男心を歌った短歌をご紹介します。
言わないでおく結婚。
もう二度と言わないでおく結婚の二文字は、「で、それもちょっと」
尾沢賢治さんの、「それはちょっと」という歌を題材にして作った、微妙に揺れる男心を歌った短歌をご紹介します。
「それはちょっと」という歌があるんですけれども、その歌を題材にして作った、自作の短歌をご紹介します。
尾沢賢治さんの、「それはちょっと」という歌、私尾沢賢好きなんですけど、実は知らなくて、今週偶然知ったんですね。
強い気持ち強い愛っていう歌があるんですけど、尾沢賢治さんの、いつの歌なんだろうな、私はすごくタイムリーに聴いてたんですけど、
1995年なんですね。
そのB面の曲だったみたいなんですね。
A面B面っていうのもなんかすごい懐かしいですよね。今はそういう言い方しないですよね。
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たぶんこの頃ってシングルCDがまだ8インチで、CDのジャケットが細長かった時、短冊みたいな形だったんじゃないかなと思うんですけど、
それのB面の曲で、「それはちょっと」っていう曲がありまして、当時は全然知らなくて、ずっと知らなくて、尾沢賢治さんが1,2年くらい前に日本で曲配信したじゃないですか。
流動体についてっていう歌を出して、2年くらい前だったかな。
それで久しぶりに聴いて、やっぱりいいなと思って、その時もすごくハマったんですけど、それでたまにちょいちょい尾沢賢治さんの歌を聴くんですね。
あとちょっと話すと長くなるんで、はしょっちゃうんですけど、自分の人生のテーマっていうのを夏休みに、夏休みってあれですけど、お盆休みに考える機会があって、
その時尾沢賢治さんの、「愛し愛され生きるのさ」っていうキーワードが浮かんだりとかですね、尾沢賢治さん結構要所要所でぐっと入り込んでくるんですね。
なんでこの曲を今頃知ったかっていうと、サウンドクラウドっていう音楽聴くアプリが好きで、よく使ってるんですね。
サウンドクラウドって多分ね、すごいマニアックに音楽好きな人じゃないとあんまり聴かないかなって思ってるんですけど、
普通はAmazon MusicとかSpotifyとか、YouTubeも音楽のやってますけど、ああいうので聴くと思うんですけど、ああいうので聴くので結構メジャーな人の歌じゃないですか。
もうちょっとディープな歌を聴きたいなって思うと、Spotifyとかで意外と配信してなかったりするんで、サウンドクラウドっていうのがあって、そっちは結構そういう音楽が聴けるんですね。
アーティストさんから自ら楽曲アップしたりとかもするので、すごい聴くのにいいんですけど、いつものようにですね、サウンドクラウドで、
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あ、今日小沢賢治聴きたいなと思って、小沢賢治って入れたら、それはちょっとっていう歌が出てきたんですよ。
で、この曲知らないやと思って聴いたら、なんだこの歌っていう感じですごいハマって、そこから毎日聴いてるんですね。
聴いてるうちにこの歌を単歌にしたいと思って、今回単歌を作りました。
もう二度と言わないでおく、結婚の二文字は、それもちょっとっていう歌なんですけど、
うーん、これあれですかね、なんか歌を聴かない、聴いたことない人はピンとこないかもしれないんですけど、
ちょっとね、その辺が悩ましくて、この歌作るのすごい時間かかったんですよ。
今週聴き始めて、すぐできるかなと思ったら全然できない。
これついさっきできたんですね、なんか3日間ぐらいかけて、
ちょっとまだしっくりきてなくて、ちょっと俯瞰してみれてないんで、
あれなんですけど、あのですね、もう二度と言わないでおく、結婚の二文字は、っていうのは女の子のセリフなんです。
で、「それもちょっと」って言ってるのは男の人のセリフなんですね。
これどういうことかっていうと、そもそも尾崎園さんの「それはちょっと」って歌を、
YouTubeの歌のリンクをディスクリプションのところに貼っておくので、ぜひ一度聴いてみてほしいんですけど、
すごいね、わがままな男の人の歌なんですよ。
歌の中の話が、カップルの歌で、女の子が結婚してって言うんですよ、男の人に。
で、ちょっと歌の歌詞を読みますね。
僕をじっと見たってダメだよ 結婚してってそれはちょっと 決定だねって嫌だよ
一緒に住んでやめときなって きっと僕は死ぬまでずっと若ままだから
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っていう歌詞なんですね。これ歌詞書いたの尾崎園さんなんですけど、なんかね、すごい最低じゃないですかこれ。
で、しかもこの男の人は女の子と結婚したくないっていう気持ちは確かなんですけど、別にこの女の子のことが嫌いじゃないんですよ。
今のサビの部分なんですけど、メロの部分は、その子のお望みを全部叶えてあげたいっていうような歌詞なんですね。
欲しいもの全部買ってあげるよ 真珠の首飾りもみんな買ってあげるよ
これって僕の今の心で嘘じゃないんだよっていう前置きがあって、
でも結婚してっていうのはそれはちょっとって言ってる歌なんです。
2番とかもね、星の下で過ごそうねとか、バレンタインとクリスマスもいつも一緒にいるよとかって、すごい優しい彼なんですよ。
なんか理想的なね。
だけど、結婚してっていうのだけはそれはちょっとっていう歌なんです。
すごい面白いですよね。
なんか、そうなんです。
っていうね、歌なので。
で、その歌が本当に可愛いなと思って、
最低ぶりが可愛いなって思って単歌にしてみました。
なので、この歌の単歌どうしようかなって思った時に、もう二度と言わないでおく結婚の二文字は。
で、それもちょっとっていう歌にしました。
で、歌の方で尾田健さんが、結婚は真珠の首飾りも何でも買ってあげるし、いつも一緒にいてあげるけど、
結婚だけはそれはちょっとって言うんですけど、
そう言われた時に女の子が、じゃあもう二度と結婚なんて言わないって。
もし男の子に言ったら、この男の子って、いやー二度と言わないっていうのはそれもちょっと、
てんてんてんみたいな気持ちになるんじゃないかなと思ってこの単歌を作りました。
で、てんてんてんの中に入る気持ちってきっと、それは寂しいっていうことなんだと思います。
どう思いますか?これって。
ね、なんか、この男の人って、彼女のこと好きなんですよね。
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でも結婚だけはちょっと待ってよって、一緒に住んでって言われても、
もうそんなのやめときなって、僕は死ぬまでずっとわがままなんだから、君幸せになれないよって言ってるわけですよね。
だけどそれってなんか本当なのかなっていう感じがあるんですよ。
僕は死ぬまでずっとわがままだから、結婚を断ってるっていうわけじゃないと思うんですよね。
で、これあの歌の最後の方で、そのサビのね最後でサビの歌詞が変わるんですけど、
その最後の歌詞が、いつかひょっとしたらって思うよ、電光石火の早業で、
結婚式を済ませて、でっかい黒い犬でも飼って、子供たちを育てて、
金婚式、お葬式って、でもやっぱりダメダメダメダメ、
僕はわがままだからっていう歌なんです。
なんかこの一番最後のところを見ると、あれこの人もしかして、
結婚っていう気持ちが心の奥に芽生えてるっていう感じしますよね。
で、芽生えてるんだけど、
私が思うに、未知の気持ち、あー気持ちじゃないや、未知の体験が怖いだけなんじゃないかなっていう風に感じました。
結婚とか一緒に住むとかっておっけーな話をドンって差し出されると、
え?それって聞いたことあるけど何?みたいな、
その渦に巻き込まれちゃったらどうなっちゃうんだろうっていう不安があって、
それを断る理由に僕はわがままなんだから、
やめときなよ、ダメだよ、やだよって言ってるんじゃないかなっていう感じがして、
で、未知じゃなくなればやぶさかでもないんですよね。
だってあの、結婚式してでっかい黒い犬でも飼って、子供たち育てて、
やがて金婚式して最後にお葬式があって、
っていう風に一個一個具体的に結婚っていうものをブレイクダウンすると、
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あれ?それって日常だよなぁとか、
それってひょっとしたら…って思ってるんですよね。
この一番最後のサビのところで。
で、あれ?あれ?意外と平気なのかなぁ?みたいな。
で、一瞬思うんですけど、やっぱり違う違う、ダメダメ。
僕はわがままなんだから。
で、なんか最後その自分のひょっとしてっていう種を、
もう頭ボンボンボンって振って振り払ってるっていう、そんな歌なんじゃないかなって。
なんかそう考えるとすごく可愛い歌ですよね。
で、うん。
未知なものに飲み込まれた時どうなるんだろうっていう怖さだけな気がして、
すごく愛すべき歌じゃないかなという風に思いました。
でもこれ、これどうなんでしょうね。
なんか、人によってはこの歌ひどいって思うんですかね。
結婚…
えー、どうなんでしょうね。
わかんないななんか。
うーん。
まあいいことも悪いこともあるんでしょうね。
でもなんかこの歌の二人はこのうちうまくいくような気がしますよね。
なんかそういう多分、
嫌だよとか、僕ってわがままだからやめときなとかっていう、
一見ちょっとひどい人の歌のようで、
なんかその先に、
二人の幸せな未来が透けて見えてるっていう感じがとっても好きな、
素敵な歌だなっていう風に思いました。
で、自分の単歌もどうなんでしょうね。
なんかすごい悩んだんで、なんかすごくね、
まだしっくりきてないんですよ。
すごいいっぱい候補書いたんですよね。
なんか結婚に対してうんっていうシチュエーションだったらどうなんだろうとか、
いろいろ考えたんですけど、
最終的にこんな歌になりました。
なんかあの好きな歌とか好きなお話とかをモチーフに、
なんか単歌を作ってみるっていうのも面白いんじゃないかなと思いました。
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それが、歌に対する自分の気持ちを単歌にして読んでみるでもいいですし、
その中に自創作的な感じで、
その歌の続きとか、
その後の二人みたいなシーズン2みたいな感じを
勝手に想像して作るとかでも面白いと思いました。
なんか好きなものをぜひやってみてください。
で、野田健さんのそれはちょっとは本当にすごい可愛くてですね、
メロディーもめちゃくちゃキュートでですね、
95年の歌ですけど、
全然もう今でも古くないって思うような歌なので、
リンクを説明のところに貼っておくので聞いてみてください。
私は今これの歌をウクレレで弾き語りできるように練習してます。
いかがでしたでしょうか。
今回はもう二度と言わないでおく結婚の2文字はあって、
それもちょっとをご紹介しました。
単歌でおしゃべりは毎週金曜夜8時に配信しています。
また来週金曜夜にお会いしましょう。
それではおやすみなさい。
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