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2019-10-11 20:11

短歌でおしゃべり 24【枡野浩一 】好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君

今回は青春の想い出が一瞬で蘇る短歌をご紹介します。【枡野浩一 】好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君
00:03
こんばんは、北詰若奈です。
このポッドキャストは、好きな歌人の方の短歌や、自分で作った短歌について、勝手にあれこれ想像しながらおしゃべりしています。
毎週金曜、夜8時に配信しています。
一日の終わりにリラックスして聴いてください。
今回は、青春の思い出が一瞬でよみがえる短歌をご紹介します。
好きだった雨
雨だったあの頃の日々
あの頃の日々だった君
好きだった雨
雨だったあの頃の日々
あの頃の日々だった君
今回は、増野浩一さんの好きだった雨、雨だったあの頃の日々、あの頃の日々だった君という短歌をご紹介します。
えっと、これは本当に偶然ですね。
このポッドキャストを録音する時に、どんな歌がいいかなっていう風に
私だいたいネットで短歌みたいな感じで検索するんですけど
その時にたまたま偶然出てきた短歌で
で、増野さんのことちょっと存じ上げなくてですね
こんなこと言うと本当になんか好きなのかよって感じすると思うんですけど
知らなくて、でもなんかこの歌を見た時に
あーもうすごい歌だと思って
それであの、そうなんですよ
いいなという風に、増野さんの歌詞を読んでみたいなという風に思ってます
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思ってますとか言って、私このポッドキャストで
前も言ったんですけど、歌詞を買いますとか読みますとか言ったやつって読まないんですよね
いやー、読まないとですね
なんだろう、このポッドキャストで読むって言うと読まないんですよ
何も言わないやつを読んだりするんで
あー、いかんですね
だから言わない方がいいのかもしれないですよね
読みますとか言ってね、って思いました
はい、で、そうなんです
で、いいなと思って
次回のポッドキャストで絶対紹介しようと思っていました
この歌がすごく面白いのが
好きだった雨、雨だったあの頃の日々、あの頃の日々だった君って
どんどん最初に出てきた言葉
最初に出てきた節の一番最後の言葉が
どんどん次の節に繋がっていって
展開していくっていうような形ですよね
節っていうのが正しいのか分かんないですけど
一節?一句?分かんない、よく分かんないけど
好きだった雨っていうのがあって
昔の雨の風景
で、雨、雨といえば
雨だったあの頃の日々、あの頃
たぶん自分の若い頃とか青春時代とか
あの頃ってそういえば
雨みたいな日々、雨の日々みたいだったなっていう
実際雨が降ったってわけじゃないけど
雨降りみたいなそんな
日々だったなっていう感じですよね
たぶん、例えばなんだろう
なんかこうついてないことがあったなとか
人に裏切られちゃったなとか
好きだった人にフラれたとか
なんかそういうちょっとこう
イケてない感じの日々だったなっていう
雨だったあの頃の日々
で、あの頃の日々といえば
あの頃の日々ってなんだったんだろうって思ってみると
君がいた日々
君を中心に回ってた日々
きっとたぶん好きだった人がいて
その人が中心に世界が回ってるっていうような
日々だったっていう
そういう回想をしてる歌なんだろうなっていう風に思いました
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なんかこれってすごくめちゃくちゃ青春ですよね
なんかあの
まあなんだろう好きだった雨
雨だったあの頃の日々
雨みたいな日っていうのはきっと人生において
何度もあると思うんですよ
たびたびずっと晴れっていうのはあんまりないし
なんでしょうね
暑い日も寒い日も晴れてる日も雨の日もあると思うんですけど
そのあの頃の日々
あの頃の日々だった君
君っていう存在が
自分が生きてる日々だって思える日っていうのは
結構限られてるんじゃないかなって思います
あの若い時だけだとは思わないんですけど
年齢は関係なく君がいる日々が私が生きてる日々なんだって
強く思うことっていうのはあると思うんですね
そういう運命の相手みたいな人に出会えた時とか
そういう時はきっと思うと思うんですけど
私がなんでこの歌って青春の思い出なんじゃないかなって思ったかっていうと
やっぱりとはいっても
若い時特有のがむしゃらさとか
他のものを全部捨てちゃって
君との日々に命を捧げるっていう
白か黒かみたいな世界を作るのって
若い時特有の感じがあるのかなという風に
思ったからですね
やっぱり
社会に
自分の
自分の
自分の
自分の
自分の
やっぱり
社会に出たりして
自分で自活して生活してると
なかなか君だけとの日々は送れないっていうか
いろんなことを考えちゃって
働いてお金も稼いで
生活をしていかなきゃいけない
そのためには
君だけ君を中心に回ってる世界だけでは
なかなかうまくいかないっていうことが
あるのかなっていう風に思ってて
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だからそこまで100%
あの頃の日々だった君
君イコール僕の日々でしたって
言えるぐらいまでっていうのは
これちょっとなかなか難しいんじゃないかなって
思ってます
私がさっき若い時じゃなくても
そういうことってあるかもしれないよねっていう
お話をした時に
なんとなく頭の中のイメージで浮かんでたのは
実は
働き盛りの年齢とかは全然イメージ浮かばなくて
老若の恋みたいな
歳をとって
丁寧にしちゃって
子育てとかも手が離れて
歳をとって
もう一回経験する恋みたいなのが
イメージで浮かんだんですね
そういう人も
アクセクトしなくていいじゃないですか
生活どうしようみたいなのは
割と余裕があるというか
どこまでしなくても大丈夫っていう
そういう状況じゃないとなかなか
君が私の日々
そのものなんです
100%は
言うことはなかなか難しいのかなっていう風に
思いました
あの
この歌の
すごいなって思ったところは
あの
さっきから何度もこの歌って青春の思い出の
歌なんじゃないかなっていうお話を
してますけど
あの
そういう青春って
思い出ありますか?
月だった雨
雨だったあの頃の日々
あの頃の日々だった君
っていう
青春時代の記憶ってありますか?
なんかねこれ私
結構な人に
当てはまるんじゃないかなって思うんですけど
どうでしょうか
なんかねそこがすごいなって思ったんです
なんか
んーと
なんだろう
青春の思い出って
人によって全然違うのは当たり前だから
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すごいなんかもうイケてる青春
なんて言うんでしたっけ
リア充か
リア充だった青春の人もいれば
もう全然そんなことなくって
本当にイケてない青春時代でしたっていう人もいれば
勉強に情熱を注いでました
なんか
遊びに行くことに全てを注げてましたとか
恋愛ばっかりしてましたとか
本当に人それぞれだと思うんですけど
どんな青春を送ってたとしても
雨だった青春
の日々
っていうのはきっとなんか
その雨だったあの頃
どうあなたはって
そういう日々あったって問いかけられたら
なんかその人の中で
すぐにこう
あっそういえばあの時って
なんか思い当たるのが
あるんじゃないかなっていう風に
思ったんですね
私はもうこれを聞いて具体的に
こんなエピソードっていうのはないんですけど
すごく青春ってそういえばそんな風に
雨だった雨の日々だったこともあったなって
なんとなくぼんやり思い出せたし
あの頃の日々だった君っていうのが
あったってこの歌に問いかけられた時に
あーなんかそんなこともあったなーって
なんかすって思い出せたんですよね
思い出すのにそんななんかこう
えーちょっと待って
うーんみたいな
小学校はそうでもなかったし
中学校で一回あったかなーって
言われてみればみたいな
なんかそういう
思い出すのにそんなに時間かからないっていうか
すごくすすって思い出せたんですよね
青春で確かにそういう雨みたいな日や
君がこう日々そのものだって思えるような日っていうのは
確かにあったなーっていう風に思えて
きっとそれが誰にとっても
思い出すエピソードは人によって違ったとしても
そういう日々があったなーっていう風に思えて
きっとそれが誰にとっても
思い出すエピソードは人によって違ったとしても
あるんじゃないかなーっていう
それがなんかこの歌のすごいところだなーっていう風に思いました
誰にでも当てはまるというか
というか青春ってそういうものでしょっていう
歌なような気がしました
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でね
青春ってそういうものでしょっていう歌だとしたら
これって実は
青春が過ぎてしまった大人じゃなくて
青春を今生きてる人に
を読んでほしい歌だなーっていう風に思いました
なんかあの
青春の満載中にいて
まさに今雨みたいな日々ですとか
今本当にまさにこう
君がいることだけが
僕の日々なんですっていうことで
結構苦しいですよねその過程にいる時って
なんかなんだろう
こんな日々がいつまで続くんだろうみたいな
それはどっちにしたってね
雨にしたって君が中心にしたって
こんな日々っていつまで続くんだろうっていう
苦しいとか終わるかもしれない不安とか
なんかそういうなんだろう
充実しながらもすごく苦しいというか不安
すごく翻弄されてる
っていう感じ周りの環境に
すごく必死じゃないですか
悩んで眠れなかったりとか
なったりすることもありますよね
それがもう本当に自分だけがこんな
目にあってるような
すごく辛いっていう
思うと結構絶望的ですよねそれって
その真っ最中にいる時はやっぱ分かんないですよね
この先どうなるか
自分だけなのかとか
なんかいろいろ考えちゃいますよね
だけど大人から見た時に
誰の心の中にもあったなって思えるっていうことは
あなただけじゃないんだよっていうことですよね
あなただけが雨降りの中に浸かされてるわけじゃないし
あなただけが君が全てっていう
なんだろう
生き生きとしながらも終わる不安を
どっかで抱えてるそういう
がむしろな日々を送ってるわけじゃないよっていう
それが青春っていうことなんだから
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誰しもが経験することで
あなたのクラスの教室の周りの人だって
そういう気持ちを抱えてるし
周りにいる大人だって平気な顔をしてるようで
実は過去にそういう日々を
過ごしてきたんだよっていうことが
この歌からわかるんじゃないかなという風に思いました
だから今すごくそういう
カチューにいる人が読んだ時に
希望になるような歌なんじゃないかなっていう風に思います
カチューにいる時はこういう歌ってあんまり目に止まらないのかな
なんかもっと
もっと本当そのがむしゃらな感じの歌が目に止まっちゃうんですかね
どうなんでしょうね
はい、いかがでしたでしょうか
今回はマスノコウイチさんの
好きだった雨
雨だったあの頃の日々
あの頃の日々だった君をご紹介しました
単歌でおしゃべりは毎週金曜夜8時に配信しています
また来週金曜夜にお会いしましょう
それではおやすみなさい
20:11

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