運転者の意味
おはようございます、しみずです。この谷山ラジオは、学習塾やSNS事業の会社を経営している僕の日々の挑戦やその裏側、学び気づきをお届けしていく番組となっております。
今日のテーマは、先日読んだ「運転者」という本の学び気づきをお話ししていこうと思います。
この運転者という本なんですけど、北川康さんという方が書かれた本になっています。
僕は本当に全く知らなかったんですが、先日尊敬している先輩経営者の方が、この本本当に良かったよと熱く語っているのを見て、その場でポチッとKindleで買って読んでみたんですが、
皆さん読んだことありますかね? 僕は初めてだったんですが、すごく良かったなって、シンプルに普段、
いわゆる経営の本とか、勉強系の本ばっかり読んでいるんですが、久しぶりに小説に触れてみて、シンプルに小説が良いなというのが率直な感想としてあったんですが、
しっかりと中身も学び気づきが先輩経営者が熱く語るほどあったなと思ったので、今回皆さんにも、読んでいない方でも分かるようにシェアをしていこうと思います。
僕が最初に思ったのが、運転者というタイトルを見たときに、ドライバー、運転手の人、どういう意味だというふうに疑問に思ったんですが、
ちゃんとそれはページをめくっていくうちに、その意味が少しずつ明らかになっていくんですね。
運転者というのは文字通り車の運転手じゃなくて、運を転じるもの、つまり主人公の運命を切り替えるきっかけを与えてくれる存在のことを運転者と表現しているのだというのが分かってきました。
この物語では、主人公が人生の壁にぶち当たって、悩んだり迷ったり立ち止まっている、そんな場面がたくさん出てくるんですが、その時にふと1台のタクシーが現れます。
そのタクシーに乗ると、その行き先はいつもその主人公の運命を変える場所、運の転換機となる場所に連れて行ってくれるんですね。
ただ、主人公は最初のうちはそのチャンスをことごとく逃してしまうんですね。
それでも、転んでも立ち上がって、転んでも立ち上がってという失敗してはまた挑戦するという、その過程で少しずつ徐々につかめそうな感覚を持ってきて、
自分の生き方とか在り方というところを見つめ直していくという物語でした。
上機嫌でいることの重要性
特に印象に残った言葉とかフレーズ、考え方というところをいくつかシェアさせていただくんですが、
一つ目が、運は良い悪いではなく、使うためるものだという考え方ですね。
よく人って何か嫌なことがあったりすると、運が悪かったとか、何か成功した時とか、運が良かったというふうに定義付けたり考えたりするんですが、
そもそもそうじゃなくて、運というのは使ったり貯めるものなんだと。
なので、同じような努力をしても成果が出る人と出ない人がいた時に、それは片方は運をその場で使っている。
けど、もう片方は成果が出なかった人は、今は運を貯めている時なんだというふうに考えるんだというのが、
なるほどなと。努力したのに成果が出ない時って、どうしても自暴自棄になったりとか、自分って才能ないのかなとか、いろいろネガティブな方に走っちゃうと思うんですが、
こういうふうに貯めるとか使うとかというふうに捉えれば、今は貯めている時なんだというふうに前向きに頑張れるかなと思います。
そして2つ目がプラス思考とは、何事も楽観的に考えるのではなく、起きた出来事を必要なことだったと受け止める力だという考え方ですね。
よくポジティブとかプラス思考って聞くと、何でもかんでも楽観的に考えたりとか、いわゆるアホになるみたいなイメージなのかなと思うんですが、
じゃなく、真にポジティブな人とか真にプラス思考な人っていうのは、ちゃんとその起きた出来事、他の人にとっては失敗だと捉えられるようなことでも、
自分の人生ではこれは必要なことだったんだというふうに受け止められている力だということで。
よく本当に優しい人とか強い人っていうのは、ポジティブな人が多いと、プラス思考の人が多いと言いますが、それはやっぱりどんな失敗も受け止めてきたからかなというふうに思っています。
自分もそういう人間になりたいなと、改めてこの本を読んで感じましたと。
これらの話をもとに、やっぱり人生ってなかなか思い通りにならないことも多いじゃないですか。谷があったり山があったり、また谷があったり、谷が続いたり。
そういう時にいつでも上機嫌でいれば、その隠れていた運を転じる瞬間に気づくことができるよと。
そんな当たり前だけど、とても大切なことに改めてこの本を読んで気づけたので、それ以降、なるべく上機嫌でいようと前向きに捉えようというふうに心がけて生活をしておりますが、やっぱり気分がいいですよね。
上機嫌でいようと思って明るく接すると、接している相手の方も明るくなってくれるので、僕的には常に上機嫌でいて運を転じる瞬間に気づけという1個の学びだけでも、この本を読んだ価値があったなと思っております。
気になった方とか、1回読んだけど忘れてしまっていた方とか、ぜひ北川康一さんの運転者、読んでみてください。
では本日の放送はこれで以上となります。また次回の放送でお会いしましょう。ではまた。