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衆院定数削減 自維国で合意
2026-11-02 13:17

衆院定数削減 自維国で合意

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日替わりコメンテーターによる解説で、きょうのニュースを深く理解する『BRUSH UP』毎週月曜日は、法学者・谷口真由美さんです。

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

法学者の谷口真由美さんが、衆議院の比例代表31議席削減案に反対する理由を説明する。比例代表は、地域ごとの少数意見や社会課題を国会に届ける仕組みであり、議員を減らすことは政治家だけでなく市民の代表を送る機会も減らすと指摘する。日本の議員数はOECD38カ国中、人口比で少ない方から3番目で、議員数と議員一人あたりの経費、政治資金の問題は分けて考えるべきだと述べる。人口減少地域では交通、医療、介護などの課題が重くなる可能性もあり、定数削減を先に決めるのではなく、選挙制度全体と国会に届けるべき声を検討すべきだと訴えた。

衆議院の比例代表削減案と市民の代表
この時間は、日替わりコメンテーターによる解説で、日々のニュースを掘り下げるBrush Up。 毎週月曜日は、法学者の谷口真由美さんです。 谷口さん、おはようございます。
おはようございます。 さあ、この時間でも、衆議院の議員定数削減について、ということですよね。
はい。最初にお伝えしたくて、私は女性ばかりで呼びかけている、議員定数削減反対緊急アクションというのの呼びかけ人になっています。
なので、今日は私は反対ですという結論だけではなくて、なぜ私がそういう意見を表明しているかということを、皆さんの暮らしとか一票とかの話と共にお話ししたいと思います。
7時代の鈴木哲夫さんで、先ほど森本さんが全国ニュースでもお話しされていましたけれども、一つの問いを私からは皆さんにおきたいなと思っています。
議員を減らすとき、私たちの何が減らされるのかということですね。
国会議員は多すぎるんじゃないかとか、税金がもったいない。国民に負担を求める前に、まず政治家たちが自分たちの身を切ってほしいと、そう感じる方も多分リスナーさんにも多いと思うんです。
政治家がきちんと仕事してないなって感じたりとか、お金の使い方に納得できなかったりするということが、それなら人数を減らしたいと思うという気持ちになるっていうのは、否定はしたくないんですね。
そういう気持ちになるのもわかります。とてもわかりやすい。
だから、議員定数削減という主張はとてもわかりやすいんですけれども、人数を減らしたらお金が減ります。
だから政治家も痛みを引き受けて、改革が進んだように聞こえやすいなと思っています。
ただ、わかりやすい話だからこそ一度立ち止まったほうがいいかなと思うんですよね。
だから、議員の席っていうのは政治家のためだけにあるんでしょうか。
本来、私たちが自分たちの声を国会に届けるための制度であり、その席ですよね。
そうですね。
だから議員を減らすときに、その席の持ち主は誰かっていうことを考えたいなと思うんですよ。
今何が話し合われているのかっていうのは、先ほどから田畑さんもお話しされているんですけども、
衆議院の比例代表を、自民党、日本一の会、国民民主党の3党が31議席の比例代表を減らす案に合意しているという話です。
選挙区の議席はそのままにして、比例代表だけを減らすという案ですけれども、
比例代表だけで見ると、今176議席で、それを145議席にする。
約18%減らすことになります。
比例代表の役割って、やっぱり衆議院議員選挙では候補者の名前を書く票と、
政党の名前を書く票があって、当選局では一つの選挙区から一番多く票を集めた人が当選しますよね。
一方、比例代表では、政党に入った票をそれに応じて議席を配るので、
しかも全国一括ではなくて、地域のブロックごとに配る仕組みになっています。
だから、自分の住んでいる選挙区では一番になれなくても、一番しか通らないので、
同じ政策を求める人が各地にいている、その人たちの票を合わせて代表を国会に送るという道がある。
今回は比例代表の席だけを減らそうとしているんですけれども、
議員数・経費と国際比較
そもそも乱として、日本の国会議員って多すぎるかっていう問題なんですね。
印象論で話すと良くないので、例えば外国と比較しておきましょうというので、
2021年に参議院議員事務局が公表した調査があって、
衆議院に当たる議会の議員数を人口に対して何人いるか調べた調査があります。
それによると日本はOECD経済協力開発機構の加盟38カ国の中で、少ない方から3番目でした。
だからもちろん国によって制度とか国と地方の役割っていうのは違うから、
外国より少ないから何人にすべきだとか、そんな単純な話ではないんですけれども、
だけど日本は議員が多すぎるから、だから減らすのが当然だということは言えないんですね。
議員一人にかかるお金と議員の人数も分けて考える必要があって、
一人にかかってるお金が適切かとか、使い道がきちんと分かってるのかとか、
不正があれば責任を取らせるってことはすごい大事なんです。
でもそれでいうと裏金問題もまだ解決してるとは言い難いですよね。
そういうののここ先というか、その問題の答えが私たちの代表を減らすことかということなんです。
なのでお金の使い方を厳しく問うことと、私たちの声を託す席を減らすっていうのは別の話だってことを、
まずやっぱり私たちは理解しなきゃいけないと思うんですね。
そもそも議員減らしたらお金減りますかっていう問題も考えなきゃいけないんですけど、
減る経費はあるかもしれないけど、人数減らしたら人数分の歳比っていうか使われるお金減るなと。
でも全くだから節約にならないということを言いたいわけではなくて、
何かを節約するときって、減るお金と一緒に失うものもあるんですよね。
だから議員っていうのはお金がかかるだけの存在なのかということをやっぱりもう一度考えなきゃいけなくて、
少数の声を届ける比例代表の役割
本来は私たちの困りごとを聞いて、法律とか予算に反映させること、
それから政府がきちんと仕事をしているかを点検するための代表ですよね。
全員が議会に行って話したらややこしいから、国民全員が。
だから大義士っていう言葉は代わりに代表、議会に行って議論をする人っていう意味で、
衆議院の議員に使われてた言葉ですよね。
その代表を減らすときに、私たちの声を受け止める入り口とか、
政府をチェックする力まで弱めてしまわないかということを考えなきゃいけないんですよね。
だから安くなるかどうかだけではなくて、
必要な働きまで失われないかという点がまずここも大事な点になります。
例えば家族の介護と仕事を両立できずに困っている人とか、
子どもが学校に通わなくなって別の学び場とか支援を求める人がいているときに、
こういう問題を抱えている人たちが一つの地域にまとまって暮らしているとは限りませんよね。
だからある地域では少数でも各地に同じ悩みを抱えていて、
制度を変えてほしいと思っている人がいている場合に、
その声を反映する、政策にすると約束する政党に票を投じて代表を送るというのが、
比例代表の大事な役割なんですよね。
もちろん比例で選ばれたら必ず声を聞いてくれるわけでもないかもしれないし、
小さな政党なら必ず代表者を大事にするという話ではないんです。
小選挙区で選ばれた議員も様々な声を聞く責任がありますし、聞いてくれる人もいます。
だけど地域の課題だけではなくて、社会課題というものを考えたときに、
その声を反映してくれる人、それを政治に届ける代表の枠が小さくなってしまわないかと、
私が心配しているのはそこなんですね。
これは今、少数の立場にいる人だけの問題ではなくて、
今、政治とのつながりを特に必要としてなくても、
家族が病気になった時とか、自分が病気になった時、仕事を失った時とか、
制度の隙間に気づくかもしれないんですよね。
その時、ここで困ってるんだって伝えても、
この地域に同じような人はいないからって置き去りにされるかどうかみたいなことと、
今、自分が困ってなくても誰かが声を届ける道を大事にしておくっていうことは、
自分たちの将来を支えることでもあるんですよね。
人口減少と定数削減をどう考えるか
でも結局人口が減ってきてるから議員も減らしていいんじゃないかっていう意見もあるんですけれども、
人口が減ったら、社会の課題とか意見の違いも同じ割合で減るかどうかも考えてもらいたいんです。
人口が減る地域で、例えば交通をどう確保するか、医療とか介護どうするかっていうのは、
むしろ考えなければならない問題が重くなることもあるんですよね。
人口減少に応じるというなら、なぜ比例代表だけを減らすのか、
その説明もきちんとなされてないですよね。
だから人数を減らすという結論を先に置くのではなくて、
どんな声をどのように国会に届ける必要があるのかということから考えるべきじゃないかなという話なんですね。
ここでもう一つ大事なこととして、仕事をしない政治家に責任を取ってもらいたいという話と、
代表を減らす話は同じではないというところなんですね。
だから定数を減らすというのは、次の選挙で誰が選ばれるにしても、
選べる代表の総数を減らす、仕事をしない議員だけを減らしてくれる仕組みではないんですよ。
選挙制度全体からの議論を求める
だから政治家への不満を解消するために、私たちが代表を送る機会まで減らしてしまって本当に良いか。
違う意見とか持った人たちが政治に参加したりとか社会に参加したりするときに、
その声を届ける道をすぐになくしてしまう、その回路を切ってしまうということは、
私は受け入れがたい主張だと思っています。
なので議員定数削減というのは、減るお金の向こうに何があるか。
議員を減らすとき私たちの何が減るのか。
私たちの声を届ける機会を、政治を動かす力まで減らすことにならないか。
そういうことを考えてやっぱり判断しなきゃいけない話なので、
拙速にやるべきではもちろんないし、政治家がパラッと決めて話してはないというふうに私は思っています。
今一度、選挙制度自体をどう改革するのかというところから、
いろいろな問題点を洗い出して、
その中から議員定数についての意見が出てきたならわかるんですけどね。
ポッといきなり出てきたからね。
成功しましたからね。
なんで?っていう疑問を持っている方も国民も多いと思います。
田井夫さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は谷口真由美のブラッシュアップでした。
13:17

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