1. 法学者・谷口真由美のBrush Up
  2. 総理 化粧などで「男性より時..
総理 化粧などで「男性より時間かかる」発言、ジェンダーギャップ指数
2026-10-19 12:49

総理 化粧などで「男性より時間かかる」発言、ジェンダーギャップ指数

日替わりコメンテーターによる解説で、きょうのニュースを深く理解する『BRUSH UP』毎週月曜日は、法学者・谷口真由美さんです。

田畑竜介
Groooooow Up

メール ⁠gu@rkbr.jp⁠

公式ホームページ ⁠https://rkb.jp/radio/gu/⁠

公式X ⁠https://x.com/rkbgu⁠

公式Instagram ⁠https://www.instagram.com/rkb.rkbgu/⁠
Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

谷口真由美さんが、世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数で日本が145カ国中117位、G7最下位だったことを解説します。日本は教育や健康では高評価ですが、経済は60点、政治は10点にとどまり、問題の核心は権力と資源の配分にあると指摘します。人間開発指数では日本が193カ国中23位なのに、性別のフィルターをかけると順位が大きく落ちる点も示されました。高市早苗氏の入浴や化粧などに時間がかかるという発言については、女性の家事・育児・介護負担を個人差の話に置き換え、制度やケア責任の問題を見えにくくしたと批判しました。

日本のジェンダーギャップ指数
数々の人気ポッドキャストや、アリーナイベントを成功させてきた、元日本放送のプロデューサー、石井ヒカルさん、初のビジネスショー、「自分でやらない方がうまくいく!」が、PHP研究所から出版され
ました。
これを記念して、10月21日、水曜日、午後6時30分から、JR博多シティ8階、丸善博多店で、石井ヒカルさんをゲストにお迎えして、ポッドキャストラボ福岡の公開収録を開催します。
さらに、石井さんの本を買った方には、その後のサイン会にも参加できます。イベントの参加申し込み、お問い合わせは、丸善博多店0924135401、0924135401までどうぞ。
10月21日、水曜日、午後6時30分から、皆さんの参加をお待ちしています。
ポッドキャストラボ福岡
この時間は、日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。
月曜日は、本学者の谷口真由美さんです。谷口さん、おはようございます。
おはようございます。
さて、今日はどんな話題でしょうか。
今日はですね、先月16日、ちょうど1ヶ月ぐらい前に、世界経済フォーラムが毎年出して、ジェンダーギャップシステムというのがまた出ましたので、
その話をちょっとしていきたいなと思います。
今年、日本は145カ国中117位で、なんと前の年から1つジョインが上がりました。
イエーイってなかなかならないですね。
なんかね、それでも誤差の範囲なんちゃうぐらいの感じですよね。やっぱり三桁のままで。
G7、いわゆるG7の中の最下位。
しかも日本では女性で初めて総理大臣が誕生したにも関わらず、1個しか上がれへんかった。
やっぱり日本の女性って、点数も低い。
女性の地位っていうのは世界的に見て点数も低いし、そもそもそのポジションになってもイスがないというかですね。
そういうことだと思うんですけれども、117位。
ちなみに1位はアイスランド。
同率で日本で並んでいるというか、隣に並んでいるのがトーゴとセネガル。
アフリカの国ですよね。
トーゴとセネガルがどんな国でどんな規模かっていうのは多分皆さんご存じないと思うんですけど、
そういう国と並んでいる。ここもポイントですよね。
ジェンダーギャップ指数って何かっていうのを毎年お話してるかもしれないんですけど、ご説明すると、
世界最大手のNPOというか、シンクタンクといえる世界経済フォーラムというものが毎年出しているもので、
経済、教育、健康、政治の4つの分野ごとに男女の格差がどれだけあるか。
そしてどれだけ埋まっていってるかみたいなことを、ゼロから1までで測るものさしですね。
1が完全平等、ゼロが完全不平等な状態です。
今年の日本は0.670ですね。
147位で、アジアの中でも中国が96位で、韓国が101位で、
どちらも日本よりは上であるということです。
先進国と自負する国の姿ではないなという気がします。
教育・健康と政治・経済の格差
大事なのはこの指数が、例えば女性初の総理が誕生したとはいえ、
女性議員が何人いるかみたいなこととか、閣僚に何人いるかとか、
そういう現状のデータを見て政治のランクも低いという状況があるんですけれども、
意識でも既出とか寄付とかそういうものでもないんですね。
データなんですね。
分野ごとに見ると、実は日本の女性というのはいい点数を取っているものもあるんです。
教育ほぼ満点なんです。
例えば100点満点で考えると99点、健康も97点ということで、
どちらも世界のトップクラスです。
学校にも行けるし、健康でもいられるし、寿命も長いんですね、日本の女性の。
だから日本の女性にとってその段階はかなり整っているというふうには言えます。
ところが経済となると60点です。
政治に至っては100点満点中10点なんですね。
低いですね。
低いんですよ。
だから世界平均は22.1%というのになっているんですが、
その半分以下、10.5%しか格差が埋まっていないという数字が出るんですね。
つまり日本のジェンダーギャップの正体というのは、
能力でも健康でもなくて、政治と経済の話がすごく大きくて、
権力と資源の配分の問題なんですね。
それが今年の指数が語っていることで、
もう一個数字を聞いていただきたいんですけども、
もう一個出す数字がいつもあります。
ジェンダーギャップ指数が出てくると。
人間開発指数との順位差
これが国連開発計画、UNDPというところがあります。
ここが人間開発指数というのを出しています。
これは健康で長生きできているかとか、
教育を受けられるかとか、一定の生活水準が確保できているかという、
いわゆる国の発展度とそこに住む人たちの健康とかそういうのを測るものさしなんですけども、
日本は直近で193カ国中23位なんです。
だから世界の最上位グループにいるんですね。
つまり人として暮らしやすいというので言うと、
日本は23位なんです。
だけどそこに女性というフィルターを入れる、
男女の格差で測ると117位になるということなんです。
しかもジェンダーギャップ指数は145カ国なんですね。
そのうちの117位ですね、日本。
人間開発指数は193カ国中の23位なので母数が人間開発指数の方が大きいんですね。
にもかかわらず上位にいているということは、
本当に人間としては暮らしやすいというか、発展している国というかですね、
国としてケアできているという状態です。
しかもこのさっき言った国連開発計画の指数の中には、
ジェンダー開発指数というのもあって、
これもちょっと日本は193カ国中89位なんで、
どっちにしてもそうなんです。
ジェンダーとか性別というののフィルターを1枚かけると、
とにかくグッと格差ができるというかですね、
ランキングが崖のように落ちるんですね。
それが示すことというのは、
だいたい人間開発指数とジェンダーギャップ指数って連動してるんですよ。
人として暮らしやすい国は女性というフィルターとか、
性別のフィルターを入れてもそんなに順位が変動しない。
これの変動が大きいのが、
よく日本と韓国だって言われてたんですけど、
韓国は女性省というのができて、省庁ができて、
どんどんどんどん上がっていってるんですね。
なので日本が崖から取り残されてるというかですね、
なかなか這い上がれずにいてるという状況にあるので、
日本では女性が教育を受けて健康を保って、
能力をつけるというところまでは、
世界的に見てもよく整った国なんですけども、
その能力を発揮する場ですね。
国会の議席とか閣僚のポストとか、管理職、役員とかなると、
突然奮いがかかって落とされてしまうという構造を持ってるってことなんです。
だから日本の女性が長年生きづらいというふうに言い続けてきたのは、
別に気力の問題でも努力の問題でも、
個々人の心がけの問題でもなくて、
点数は出てるのに意思がないという、
さっき言った権力と資源の配分が変わってないからなんですね。
なので多分そういう間隔はあってもデータも裏付けが出てるという状況です。
高市氏の発言と家事負担
そういうことになったときに、
高市さんが今月14日の衆議院の予算委員会で、
国会改革をめぐる質疑の中で、
ご自身が朝は入浴をして朝食の支度をして片付けをして化粧もすると、
だから男性総理も3、4時間余分に時間を使ってるかもしれないというふうに答えて、
このジェンダーギャップ事実の発表からわずか1ヶ月ぐらいの発言があったんですけども、
抑えておかなきゃいけないことがあって、
確かに日本の女性の時間が奪われてるという主張自体は正しいんです。
データは揃ってるんですね。
例えば総務省の調査でも、
家事関連時間男性が49分、女性は3時間38分で、
4倍以上の差があります。
そのシワ寄せが来てるのは、いわゆる経済が発展しているというOECDの33カ国で、
日本人の睡眠時間っていうのは最短、一番短いんですけど、
男性より女性がさらに短いんですね。
40代の女性は半数超える人が睡眠6時間未満なんで、
だから高橋さんの言ってることも構造的に言うと正当な議論になるんですけれども、
ここで入浴とか化粧とかって出された、これ未支度の話なんですね。
朝食の支度とか後片付けは家事そのもの。
だからそこで女性だからっていう個体差の話に、話をすり替えた瞬間に、
本来語られるべき女性だから家事とか介護とか、
育児を引き受けるっていう構造の話が消えてしまうってことなんです。
なので総理は日本で一番支援が整った環境にいてる方ですよね。
サポートがある人なんです。
だから時間の制約を語るなら、ケア責任と制度設計の話を出さなきゃいけなかったんですけども、
未支度を持ち出すっていうのは女性リーダーとしても私もほとんど聞いたことがない。
だからシンボルが自らの言い訳をシンボルで作ったっていう状況だったかなと思ってるので、
高市さんの発言というのはとても残念に思っています。
そういうお話をしたかったんです、今日は。
女性総理、初の総理が誕生したっていうことで期待がそこでかかった部分はあったんでしょうけど、
そういうちょっとピントがずれた発言ってなると残念だなって思う人も出てくるでしょうね。
そうですね。
谷口さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は谷口真由美のブラッシュアップをお送りしました。
この人気ポッドキャストやアリーナイベントを成功させてきた元日本放送のプロデューサー石井ひかるさん初のビジネスショー
自分でやらない方がうまくいくがPHP研究所から出版されました。
これを記念して10月21日水曜日午後6時30分からJR博多シティ8階丸善博多店で石井ひかるさんをゲストにお迎えして
ポッドキャストラボ福岡の公開収録を開催します。
さらに石井さんの本を買った方にはその後のサイン会にも参加できます。
イベントの参加申し込みお問い合わせは丸善博多店0924135401、0924135401までどうぞ。
10月21日水曜日午後6時30分から皆さんの参加をお待ちしています。
ポッドキャストラボ福岡
12:49

コメント

スクロール