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#58 涙が枯れるまで泣いた日々|鈴木隆行が語るブラジル3部リーグで直面した「命がけのサバイバル」と這い上がる狂気
2026-06-25 28:58

#58 涙が枯れるまで泣いた日々|鈴木隆行が語るブラジル3部リーグで直面した「命がけのサバイバル」と這い上がる狂気

今回の種あかしラジオは、元サッカー日本代表の鈴木隆行さんを迎えた第2弾。

鹿島アントラーズ加入後、試合に出られないまま3年目を迎え「次ダメならクビ」という極限状態の彼に舞い込んだ、ブラジルへの電撃留学。しかし待っていたのは、煌びやかな世界とは真逆の過酷なサバイバルでした。

片道2時間半の猛烈な満員バス、砂地のようなグラウンド、手洗いの洗濯、そして治安の恐怖。孤独と不安でノイローゼ寸前になりながらも、彼は自分を奮い立たせるため「深夜のビーチを6km走る」という独自の狂気的なマイルールを課します。「これを破ったら人生が終わる」と捨て身で挑み、2部昇格のゴールを決めて大泣きした、言葉のいらない泥臭い熱狂の裏側とは。 効率やロジックを超え、自分の決めた誓いだけで暗闇を突破した大人の没頭論。あなたは今、何に命をかけていますか?

▼鈴木 隆行

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サマリー

元サッカー日本代表の鈴木隆行氏が、鹿島アントラーズでの出場機会のなさに苦しみ、ブラジル3部リーグへの電撃留学を決意した経験を語る。華やかなイメージとは程遠い過酷な環境で、満員バスでの移動、劣悪なグラウンド、治安の不安、そして孤独と戦いながらも、彼は「深夜のビーチを6km走る」という独自のルールを課し、精神的な限界を超えていった。この経験は、効率や論理を超えた「没頭」の力と、逆境を乗り越える人間の強さを浮き彫りにする。ブラジルでの泥臭いサバイバルを経て、彼は2部昇格という目標を達成し、涙ながらに日本への帰還を果たす。この経験が、その後の彼のサッカー人生の礎となったことを振り返る。

鹿島での苦悩とブラジル留学の決断
こんにちは、小畑翔吾です。 こんにちは、種市明です。
この番組、テクノロジーとカルチャーの種あかしでは、ファッション、ウェルネス、食、スポーツ、テクノロジーなど、感度の高い大人が気になるこれからの話題を日常目線で揺るぐ語っています。
お届けするのは、Decentierでブロックチェーン、クリプト、AIのコンサルティングやデジタル会員権サービス、スラップスを提供する小畑と、
ビーム出身で今フリープランナーとして活躍する種市明さん。 それぞれの視点でちょっと先のライフスタイルを考えていきます。
高木さん、第2回目なんですけど。 めちゃくちゃ興奮してるよ。 僕、サッカーやってたんですよ、こう見えて。 いや、知ってるよ。 結構すごいとこでやってたもんね、ちゃんと食らうチームというか。
高木さんの話を語っちゃいけないなと思ったサッカー。 全然違う。 言えないで。 酒場で言う話じゃないからね。
全部バレるやつだからね。 前回、光が見えない絶望っていうのをお聞きして。 そっからちょっと気になるわ。
で、その後はどういう、鹿島で試合に出ず、ブラジルに行ったんですけど、どういう感じに。 何時間喋っていいんですか、これ。
いや、ちょっと好きなだけ、好きなだけ言ってほしいんですけど。 本当ですか。ちょっと長くなりますよ。いいですか。 もちろん。 もう本当に1年目2年目全く出れずっていう状況。
ほんとギリギリ更新する感じ。 ギリギリですね。ギリギリ更新してもらってる状況の中で、3年はなんとなく鹿島って見てくれるようなチームだったんですよ、高卒3年までは。
でも次3年目になった時に、これはまずい。ここでも自分が活躍できなかったらもうクビになるなっていうのはうすうすわかってたんですよ。
でも解決方法がもちろんないんですよね。自分が頑張る以外はないんで、方法が。
でも急激にそんなじゃあ頑張ってるからって言って、急にこうね試合に出れるようになるわけないです。
とにかくまた結局はやるしかないかったんですよ、シーズン始まっても。ただ練習を一生懸命頑張るじゃない。
状況の中でちょうどその年のシーズン始まる前に、後かな、始まった後かな、練習やってたんで、
ブラジルに留学しないかっていう話が来たんですよ。
それは何でかっていうと、その当時ジーコがブラジルでリオでジャネイロ州の3部にクラブチームを作ってたんです、プロのチーム。
その時作ったんですね。あれ、ジーコさんはいらした時は被ってるんですか、アントラーズでは。
ジーコは選手としては被ってないです。アドバイザーみたいな役職は多分いたと思うんですよ。
でもわかんない、もしかしたらその時ジーコもブラジルに戻ってたかな、もしかしたら。
でもカシマとの関係性はずっとあったんで、若手を試合出てないやつをジーコのチームに入れて経験を積ませるかみたいな制度ができて、
そういう話が来た瞬間にもう絶対行きますって言って、そこで3年目にブラジルに飛び出していくっていう。
僕なんか勝手に、もともとそういう毎年若い人が行っててとかって思ったんですけど、そうじゃないですよ、できたタイミングで一番初めに行ったのが高木さんだったんですか。
そうですね、ちゃんとそっちのチームのプロチームとしてあって、そこに入って向こうでプレーするのは僕が初めて。
短期の留学はもともとあったんです。
2ヶ月3ヶ月とかはあったんですけど、もちろん選手登録なんてできないんで、僕の時が初めて選手をちゃんと登録して、で向こうのリーグ戦に出たんですよ。
だからもう何が何だかわかんない状態だけど、でも絶対行かなきゃいけないっていうことで、もうこれしかないっていう感じで飛びついて、でブラジルに行くっていう。
それが3年目だったんです。
ブラジル3部リーグの過酷な現実
どういう環境なんですか、ブラジルって、僕行ったことないんですけど。
なんとなく想像はできると思うんですけど、3部なんで、とてもじゃないんですけど、カシマントラーズで練習してるような環境ではなかったです。
本当に凄まじい感じなんですか。
でもジーコが作ったクラブなんで、練習場がちゃんとあったんですよ。
それが唯一、救いというか。
でももちろんね、お金たくさんもらえるわけでもないし、うまい選手がたくさん入ってくるわけでもないし、
遠征行ったら綺麗なスタジアムでできるわけでもないし、あとは生活がきつかったんですよ。
まず食事をどうしようかっていうところから始まって。
自分でやるんですか、食事。
自分で作ることもあったんですけど、大体外に食べに行ってましたね。
でもブラジル料理なんで、最初はうまく合わなかったというところもあった。
治安どうなんですか。
治安はヤバいです。
ヤバいって時代って何年前ですか。
30年くらい前。
エグいと思うよね。
今でもリオデジャネイロのあそこのコパカバールビーチあたりとかって危ないじゃないですか。
その危険レベルも結構上だと思うんですよ。
全然ずっとじゃないですか。
今の時代も危険なんだけど、その時代も全然変わってないし、むしろ昔の方がいろいろルールは緩かったんで。
僕がいた時代もリオデジャネイロの有名なビーチの上には世界最大のスラムがあるんで。
テレビで見たら。
映画でね。
写真集にもなってたりとか。
映画でやってるまんまなんですよ。
ビーチから上に山の方に上がってたらずっとスラムがいますよ。奥の奥まで。
一つの国みたいになってるから。
それ日本人っていうことでちょっと危なかったりとか、周辺は大丈夫だったんですか。
もちろんあります。
目つきやすいんで、でもボロボロの格好でいました。
サンダルもタンパンもTシャツもボロボロの。
それはわざとっていうこともあるんですか。
健気に少しでも溶け込めるような。
諸星術というか。
鹿島から行ったのは高木さん一人だけですか。他にも行かれたんですか。
1年目のときは安部俊幸って同期入団の選手が2人で行って。
2人だったっていうのも救いだったんですけど。
そういう環境の中で生活を整えなきゃいけないっていう苦しさがまず一番ありましたね。
食事の面とか、あとは練習に行くまでの手段だったりとか。
練習どうやって行ってたんですか。
最初はお世話してくれる人がいたんですよ。
鹿島はその当時ブラジルキャンプ行ってたんで。
そのときにブラジルに小さい頃に渡った小林さんという方が。
親と一緒にブラジルに渡った方がいたんだけど。
その方がずっと鹿島のお世話をしてて。
僕たちがリオに行ったときもその人がいろいろやってくれたんですよ。
最初はその人が送ってくれたんですけど。
そのうち車をチームが借りてくれるってことになって。
今度自分たちで運転するようになって。
練習場までリオの街をずっと運転していくようになったりとか。
時々練習場が使えないからって言って。
空港向こうのグランドに行かなきゃいけないとか言って。
普段だったら3、40分くらい着くところは2時間半とか3時間とかかかるんですよ。
渋滞が。
普段運転してないですよね。
リオの朝の渋滞は尋常じゃないですよ。
そういうところも自分たちでグランドが変わったときは行かなきゃいけないし。
もちろんちゃんとしたグランドではないからそういうところで練習もしなきゃいけないし。
普段生活日用品とかそういう買い出しも自分たちでしなきゃいけないんだけど。
海外でそういうのってやるのも結構ストレスになってくる。
洗濯とかも手洗いで洗ったりとかもしてましたし。
カシマの時は当たり前ですけど全部出して全部やってくれるんですよね。
ブラジル産部は自分。
全部自分ですもちろん。
そういうのもそうですし。
またリーグ戦が始まったらリーグ戦が始まったら今度は遠征行かなきゃいけない。
行ったらグランドとかビーチみたいな。
これグランドかっていう。
芝生じゃないんですか?
芝生まともにないです。
まともにちゃんと芝生があるようなところはほとんどないんですよ。
だからもうちょっと原っぱみたいなところでやらされたりとか。
これ半分砂じゃねえかっていうようなところでやったりとか。
そういう環境でやらなきゃいけないし。
すごい経験でできないよね。
やっぱりブラジル人の選手たちって荒かったりとか。
当たり前だったりとか。
玉際だったりとか強かったりとか。
汚いプレーとかも平気でしてきたりとか。
日本人だから目つくからいろんなちょっかい出してきたりとか。
そういうことをどんどんどんどんやっていくんですよ。
その中で気持ちが折れずに毎日練習行かなきゃいけない。
リーグ戦も戦わなきゃいけない。
普段の生活のときに楽しみが全くないんですよ。
練習場と自分の家の往復しかない。
どっかに買い物行って気分を発散しようなんて思わなかったんですよ。
それはブラジルという町以外ですか?
自分の置かれている状況が楽しめないじゃないですか。
日本でもすでに楽しんでいなかったのに、
ブラジルに送り込まれたらこれ合ってるかどうかわからない状況で
めちゃめちゃさらに不安になるでしょ。
そのときもまだ暗闇ですか?
もう暗闇で怒るじゃないですか。
もっともっと病んでたと思うんですよ。
だってこれが正解かどうかわからない環境の中で。
でも手を挙げてとにかく行ってみようと。
行ったはいいけど、これ当たってんのかってなるでしょ。
こんなまともに練習場もないところで
鹿島にいた方がちゃんと技術的に上手くなるし、
筋トレルームもあるし、周りも上手いから上手くなるんじゃないか。
それが一番きつかったです。
恐ろしいですよ。
結構ギャンブルというか。
恐ろしいところじゃないですか。
夜寝れなかったですもん。
怖くて。
試合は出てたんですよね?
そうなんですよね。
そのリーグ戦だけはなぜか試合使ってもらって、
しかも結構活躍してたんですよ。
でもレベルは決して低くなかったですよ。
やっぱりサッカー上手なんでみんな。
ブラジル三部でも。
上手い選手は多いし、
なんかこういやらしい選手がやっぱり多かったりとか、
荒い選手が多かったりとか。
年は一緒ぐらいなんですか?皆さんその三部に。
いろんな人がいるんですか?
命がけのサバイバルと独自のルール
若い選手もいましたし、結構年上の選手もいました。
僕その当時20歳で行ってるんで、
30歳過ぎた選手もいたし、
スラムから来てる奴らもいたし。
そうなるな。
バスに朝2時間半とか3時間乗って、
ずっと立って乗ってくるんですよ。
もうすんごいですからバスの中なんて。
満員で。
朝何時に出てきてるのって。
4時半とか。
で、もちろんお金もないから、
昼飯なんて持ってこないわけですよ。
自分の家に帰ってしか昼飯は食べれないから、
午前中の練習終わったら速攻帰るんですよ。
ご飯も食べずにね。
また2時間とか乗って。
やばー。
よく頑張れん。
すげーなよく頑張れんなって。
いや根性だよとかみたいな感じで言ってて。
3部の選手はサッカーだけで食べていけはしない感じなんですか?
いけないです。
じゃあ他の仕事やって?
他の仕事もやってる選手もたくさんいたと思うんですね。
みんなは2部1部って上がっていってっていうのを夢見てサッカーやってるって感じ?
もちろん。
自分がもう活躍して自分の家族を養うっていうのはみんなの目標なんで。
もう命がけですよ。
いやもうそうでしょ。
もう本当に必死っていうか。
そうなってくると当たり前なんだけどボールの玉際だったりとか取り合いってまた変わってくるじゃないですか。
日本みたいになんとなく生活できて給料ももらえていい環境でやれて。
やってる環境の中でやってる練習と
明日自分の契約がどうなるか分からない。
自分の家族を養わなきゃいけない。
かかってる奴の玉際なんて絶対違うじゃないですか。
想像するだけで違うんですけどやっぱり全然違うんですか?
全然違うんですね。
捨て身でスライディングしていきます。
練習の時から。
そんくらいサッカーに賭ける気持ちっていうのは違いますよね。
そうなればやっぱり結果も違いますよ。
ブラジルは何年いたんですか?
僕はその時にワンシーズン戦っていろいろあって。
でも昇格させて。
リブに?
途中半年は終わったんだけど僕一人だけ帰らず。
リーグ戦がこの戦して昇格が決まらなかったんですよ。
その上位4チームでまた決定戦みたいなことをやるぞみたいになって。
でも契約が半年だったんでリーグ戦が終わった時に本当は帰れたんだけど
僕は性格上絶対最後までやり通さなきゃ気が済まない人間だったんで
僕だけ残ったんですよ。
一緒に行かれた?
安倍はもうそこでもう契約はもう半年だからって言ってすっぱり帰ってて。
僕安倍斗司夫を空港に送って家に戻ってきた瞬間に
俺なんてことしたんだって。
すげえ恐ろしくて初めてだったんですよ。
ブラジルで一人になったの。
すごい怖くて。
俺なんか格好つけないで帰ればよかったと思ってその時に。
もう本当にその時恐ろしかったです。
でもその時初めてとは言わないですけど光が見えたにはなるんですか?
なってないです。
全然ないです全然全然全く。
見えてないけどいや俺はもう二部にさせていく残るぞっていうのはただ思いだけですか?
そういうふうに思って残ったんですけど
でも実際はその最後の昇格戦が4チームでの対抗戦になるんですけど
それが決まんないんですよ。
日にちが?
日にちが決まんない。
ずっといなきゃいけない。
その間もういつ決まるんだいつ決まるんだって聞いてもいやそのうち決まるよみたいな。
いやいやそのうちじゃ困るんだよこっちはみたいな。
もう1秒たりともブラジルにいたくないのに。
いや余裕でスタッフのやつとかはいやいやそのうち決まるからさとかみたいな感じで言ってくるんだけど
こっちとしてはふざけんじゃねえよって毎日毎日思ってるけど苦しくてもうノイローゼ気味になっちゃってそこで。
でもその時にこのままじゃダメだって思って。
自分がここに来てるその意味をもう1回考え直してこんな状態で毎日過ごしてこれで終わったら絶対良くないって思った。
だからその時に毎日海6キロ走ろうって決めたんですよ勝手に。
でずっと長いビーチだったんですよ。
そこを3キロ走って3キロ走ったところから戻ってくるっていうことを毎日続けようって自分の中で決めたんですよ。
これを続けるごとに何かこう意味があるっていうか。
それを決めごとにして約束ごとにして毎日続けるこれ帰るまでで勝手に決めたんですよ。
で小さい時から自分が1回決めたことは破ったことなかったんですよ。
1回も小さい時。
自分がやっぱり決めちゃったからそれを。
絶対に破れないんですよ。
僕それ破ったら僕の人生全部終わりって思ってたから絶対破れないことなんだけど。
毎日毎日自分の精神状態がやばい状態じゃないですか。
だから行けないんですよ。
そのビーチに出ていけない状態。
でも破れないから深夜になっても僕行ったら12時過ぎても。
今日やってもなくてでも今日やらなきゃいけないから。
やらなきゃいけないって思ってるのは分かってるんだけど。
でも一切行きたくないから外に出れないんですよ。
でも破ったら終わりだからもう深夜1時とかから出ていくんですよ。
6キロ走って6キロ戻ってくるんだけど精神的にもうやられてるから。
ある時3キロ走った時に足動かなくなっちゃったんですよ向こうの3キロ先で。
そしたらもう気づいた時には涙がブワーってもう出てて。
定房のところに座り込んじゃってもうそっから3時間ぐらい多分完全に追い込まれてる状態。
極限状態だったんですね。
でもさすがに3時間泣くと涙止まるんですよ。
もう何の気力もない、何の感情もなくなるんですよ3時間ぐらい泣いてると。
でもさすがに家帰らなきゃいけないから走れないけどビーチを戻るんですよ3時間。
3時間後にまたテクテクテクテク帰ってって。
そんなことやったり。
昇格決定と日本への帰還
今はねこうやってちょっとワーっていう感じで聞けますけど。
当時のね。
今だからちょっと笑い話できるんだけど。
その時はもうとてもじゃないけど。
トラウマとかのレベルじゃない気がするなもう。
ブラジルよ。
それを2ヶ月続けたんですよ。
僕ブラジルに帰る日の前の日まで。
じゃあ試合が2ヶ月後ぐらいに決まったんですね。
さっきの話を言うとね。
たぶん1ヶ月半後ぐらいに安部敏が帰ってから1ヶ月半後ぐらいにリーグ戦が決まって。
なるほど。
そっからまた試合をこなすまでに続けたんですよ。
ずっと走ると。
本当にもう行って怖くて。
走ることすら怖くなっちゃうみたいな。
でも止まっちゃダメだから。
泣きながら走って言うと。
むせ返るわけですよ。
うわーってなりながら。
止まるのが怖いから。
うわーってやりながら泣きながら。
でも止まれないからそのまま走ったりして。
すごいな。
なんで俺こんなことしなきゃいけないんだよみたいな。
みたいな感じでずっと続いてた。
もう1個後悔したのが。
後悔っていうか思ったのが。
俺決めるときに海岸線だから道路も脇に通ってるわけじゃないですか。
そこも当然走る道あるんですよ。
ずっとビーチの脇だから。
俺なんでこっちの道路の方に走るって決めなかったんだと思って。
それもビーチを走るって決めたから。
ビーチを走るって決めたからビーチを走らなきゃいけない。
それも決めたらこっちはしないんですね。
もうこっちを走ることできないんですよ。
もう1回ビーチを走るって決めたから。
マジすげえな。
でも砂浜走るのって3倍から5倍ぐらいきついんですよ。
すごいじゃないですか絶対。
俺ほんとなんでこっち走るって決めなかったんだって思って。
それがすごい。監督が決めたわけじゃないから。
自分で決めてるっていう。
でも1回決めたら破っちゃダメだから。
ルール的に自分の中で。
ギャーって下を走って。
すごいな。
そこのビーチを走ってずっとやって。
本当にサンダルで出てきて。
ビーチのところにサンダル埋めて。
サンダルで走れないんでビーチは。
サンダルをそこのスタート地点に埋めるんですよ。
そこに置いてたら盗まれるから。
なるほど。
埋めるじゃないですか。
で行って、時々帰ってきた時に
自分の埋めたところが分かんなくなっちゃう。
サンダルが見つけられなくなっちゃうんですよ。
それも頭きてまたそれだけでも。
なんでこれ見つかんねえんだよと思って。
自分が埋めた場所なのに。
それもまた腹立って。
すごいな。自分を追い込む独自ルール。
さっきの2ヶ月で試合は終わって、そこからは?
もうそこで昇格させて。
本当に昇格させるんですよ。自分で。
自分でっていうか、自分で言うのもなんですけど。
4チームでコマンダー上で戦うんで。
全部で6試合あるんですよ。
4試合目ぐらいの時に勝てば昇格決定だったんですよ。
多分2試合目の時も逆転ゴール決めて。
2-1で勝って、勝たして。
その4試合目の時も自分でPK取って、PK決めて。
それでもう昇格決定だったんですよ。
その瞬間昇格して。
でもその試合の前の日にジーコに
明日俺勝ったらその場ですぐ帰りますって言った。
ジーコさんはいたんですね?
いたんですよ。
もう明日もし勝ったらその足で俺日本に帰りますって言って。
その足で?
お前何言ってんだって言われたら。
そんなの一発目?
まだ明日終わったとしてもあと残り2試合あって。
その後に大会に参加するのが決まってたんですよ。
その一発目がサンパウロだったんですよ。
お前サンパウロでできるぞみたいな。
なんでお前帰るんだよって言われて。
でも1秒たりでも痛くなったから。
何があっても絶対帰るって言った。
ジーコに初めて逆らったんですよ。
ジーコに逆らうパワーワードって結構すごいよね。
その時以外に何か言われたら絶対それに従ってたんですよ。
今までは?
絶対に従わないって決めて。
何言われても絶対帰るって決めて。
ジーコとのミーティング行って。
俺絶対明日勝ったら帰りますって言って。
チケットも用意して。
試合に臨んで。
勝った瞬間に大泣きですよ。
みんな大泣きだけど。
俺だけ勝って昇格したから大泣きじゃないんですよ。
俺やっと日本に帰れるっていう感情が爆発して。
今まで生まれた中で一番涙出たところぐらい泣いた。
さっきの3時間泣いたときは。
それよりも泣けたかも。
もう枯れるほど泣いたから。
結構ブラジルで泣いてますね。
泣いてますね。
そのとき本当に枯れるほど涙出て。
嬉しくて。
多分今までの中で一番嬉しい泣きだったと思う。
そういう状態でこれから帰りますってなって。
みんなに説明してなかったんですよ。
試合の終わるまで。
説明してなかったんですか。
終わった瞬間に説明したんですよ。
今帰るって。
周りで。
お前マジかってなったんだけど。
その場で胴上げされて。
そのままもうあと5分ぐらいしかなかった。
本当にそのまま帰ったんですか。
そのまま空港に帰った。
俺だけだからおかしいなって思われたかも。
俺だけでかいスーツケース持ってるから。
ロッカールームに一人だけでかいスーツケースがあるから。
おかしいなって思われたかもしれない。
で胴上げして帰るみたいな。
すごいな。
その時に形状トロフィーが用意されてたんですよ。
ホームのグラウンドだったから。
でも字は何にも書いてないんだけど。
おい高井お前それも持って帰れとかって言われて。
チームの弁護士さんに渡されて。
そのトロフィーを持って空港に行って。
俺スーツケースとすごいでっかいトロフィーを持って空港に入って。
俺通しましたもんあそこ。
セキュリティチェックみたいなトロフィーを。
だって入れられないからスーツケースに。
でかすぎて入らない。
その時にたまたま女子のバスケットチームがいて。
ブラジルの。
おいチャンピオンとか言われて。
チャンピオンになったんかとか言われて。
うわーチャンピオンになったぞみたいな。
俺空港でやって。
一人でロッキングで。
空港で叫んで。
ブラジルの女子チームにうわーとかやられて。
ブラジル行って一人で行ってってむちゃくちゃだなストーリーが。
それでもう飛行機に乗って帰っていくんですよ。
それでもまだ闇の中なんですよね。
いやでもその時は晴れてましたもん。
違う意味で。
違う意味で。
しかもなんか自分では達成感あるから。
ブラジルでの経験がもたらした成長
もしかしたらこのまま行けば。
行けるんじゃねえかっていう。
活躍できるんじゃねえかと思うじゃないですか。
おーすごい。
でカシマに合流してもうシーズンも終盤だったんですけど。
そういう気持ちもう絶対俺はもうやれるぜ。
だってブラジルで活躍してきたもんみたいな感じで。
勢いよく戻ったんすよね。
そしたら全くレベルが追いついてない。
縮まってもない。
あそうなんすか。
縮まってもない。
やったらやっぱりあれめちゃめちゃうまいなって。
当たり前なんだけど。
全然暗闇じゃねえかもなって。
だってブラジル代表だし日本代表だし。
まあねそうっすよね。
ブラジルにちょっと行ってきたからって。
技術的に縮まってるわけないんですよ。
1年もいなかったわけですね。
だいたいさっきの半年プラス2、3ヶ月くらい。
でもまあメンタル的にはねだいぶ鍛えられたというか。
その時には結局縮まってなくてすごいショックを受けるわけですよ。
でも後々考えるとその時に精神的に成長できたことがその後のすべてのことにつながっていく。
まあ自分が体制するまでそこからまたちょっと長いですけど。
でもそこで頑張って自分がブラジルで経験したことが後々すべてのことにつながっていく。
だからあそこで自分がブラジル選択しないで日本にいたらその後の自分のサッカー人生はないし、もちろん成功もなかった。
もちろん試合に出ていくことも多分なかったと思うんですよ。
人よりも何倍も何十倍も苦しいところで経験値を積んだことによって
人間的な成長をしたことによってその後自分が間違えずにいろんな方向に進んでいくっていう。
またそこに行った時にその精神的な成長があったからこそ乗り越えられた。
ところでつながっていく。
番組告知
いやすごいね。
すごい。
ちょっと1回閉めますかね。
ああもうそっか。
そんな喋りました。
いや面白い。
この番組テクノロジーとカルチャーの種明かしはスポットファイアップルポッドキャストアマゾンミュージックで配信中です。
毎週木曜日に新エピソードをお届けしているのでぜひフォローしてお楽しみください。
感想は番組のコメント欄にいただけると嬉しいです。
それでは次回もお楽しみに。
28:58

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