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2024-05-26 13:51

87 ブログ | 温度感のあるつながりを実現するLISTEN

これは,2024年3月16日に,あるコミュニティ内限定で配信した音源です。そのコミュニティとは,MOSTコミュニティというもので,教育に情熱を注いでいるという一点を共通点として日本全国から集まった多様な大学教員で構成されています。そこでは,そのコミュニティの特徴を明らかにするために,パターン・ランゲージを作成しています。そのパターンの一つに「温度感のあるつながり」というものがあり,私はLISTENがそれを実現する良いツールとなっていると考えています。

参考:
MOST Fellowship Web(私は第3期のフェローです)
MOSTパターン・ランゲージの会
「教育に情熱を注ぐ教員を後押しするコミュニティのことば」コミュニティ初版(45-46頁に「温度感のあるつながり」が記載されています)

#温度感 #LISTEN #パターンランゲージ #MOST

サマリー

LISTENは、温度感を大事にする声日記のサービスです。温度感のあるつながりを実現するために重要なツールとして機能しています。また、LISTENは音声と文字の組み合わせやSNS機能を提供しており、コミュニティの維持とコミュニケーションにおいて重要な役割を果たしています。

前置き
私、最近の配信で、授業の雑談コーナーでLISTENを紹介したということをお話ししました。
その雑談ではですね、LISTENというものが温度感を大事にしているというものだと、
つまり声でのコミュニケーションというものが温度感を感じさせるものだということを紹介し、またこのLISTENを提供しているのがOND社という、まさに温度という言葉を社名に使っている会社なんだということもそこでお話ししました。
この温度感ということに関してなんですけれども、ここでちょっと思い出したことがありまして、私が今から2ヶ月ほど前に作成し配信したポッドキャストのエピソード、そこでもですね、この話をしたんですね、それを思い出しました。
そのポッドキャストのタイトルは、「温度感のあるつながりを実現するLISTEN」というもので、これは私が限定公開で配信していたポッドキャストの第28回目の配信だったんですね。
どういうところに限定配信していたかと言いますと、それは私が属しているある大学教員のコミュニティなんです。
大体100人ぐらいのメンバーがいるコミュニティなんですけれども、それはですね、もともと京都大学が提供していたある種のFDプログラム、MOSTフェローシッププログラムというんですが、そのプログラムを修了した人たちが集まって作っているコミュニティなんですけれども、
そのMOSTコミュニティというところではですね、ずっと交流が続いていまして、対面で時々会ったりもするんですが、主にインターネットで交流するということが多くなっています。
そういうときにですね、うまく交流を続けるためには温度感のあるつながりを実現することが必要だと、そういうことが言われています。
こういったですね、コミュニティをうまく維持発展させるためのコツのようなもの、これを言語化しパターン化したものがあります。
パターン・ランゲージというふうに言われるものの一つなんですが、そのパターン・ランゲージの中の一つに「温度感のあるつながり」というのがありまして、
まさにこれを実現するツールとして、LISTENというものはとても適したものなのではないかというふうに思いまして、この配信をしてみました。
これは限定配信だったんですけれども、一般の人にも聞いていただける内容かなと思いまして、それをこれから聞いていただきたいなというふうに思います。
なお、このMOSTコミュニティとかパターン・ランゲージにご関心のある方は、概要欄にリンクを貼っておきましたので、そちらの方をぜひご覧いただければというふうに思います。
それでは聞いてください。ーー
温度感のあるつながりを実現するLISTEN
久しぶりのTanaRadioです。
このTanaRadioもLISTENというサービスを使って配信しているのですが、私はこの1,2ヶ月、LISTENというポッドキャスト配信サービスにはまっています。
これまでポッドキャストのモデルはラジオだったと思うんですけれども、これがこのLISTENというサービスの中で新しく始まった声日記というジャンルがありまして、これが出てきたことによってこのポッドキャストのモデルが変わったように思います。
これまでは既存のラジオのような番組、それを作ってオンデマンドで配信するというのがポッドキャストだったと思うんですけれども、そうではなくて、もうマイクの前で思いついたことをしゃべり、それを配信してしまう、そういうスタイルが定着してきているんですね。
で、今日あったことや昨日あったことを思い出しながらしゃべってそれを配信する、これが声日記というものなんですけれども、別に日記だけじゃなくて、ともかく何か話したいことを話して配信するということが気軽に手軽にできる、そういう時代になりました。
これは本当に大きな変化だというふうに私は思っているんです。
ということで、今回第28回のTanaRadioでは、「温度感のあるつながりを実現するLISTEN」というテーマでお話したいと思います。
この「温度感のあるつながり」というのは、MOSTパターン・ランゲージのパターンの中の一つなんですけれども、このパターンでは、ともかく孤立しがちな教員同士がICTを活用して温度感のあるつながりを維持する、それが大事だというパターンなんですね。
Slackでも、ただSlackを使うだけではなくて、そこに様々な絵文字を入れたり、すぐにいいねをつけるとかですね、それなりに配慮することによって、少しでも温度感が感じられる、そういう工夫ができるようになっています。
でもやはりSlackを使うのは難しいというのは、この前のフォーラムの中でワークショップをやったときにも参加者がいていました。
この温度感をオンライン上でどうやって実現するかということについて、私はやはり声を使うというのが大事なのかなというふうに思っているんです。
私がこのTanaRadioという音声配信にこだわっている、また先ほど言ったLISTENというポッドキャストサービスにハマっているというのも、そういうところとつながっているように思います。
このLISTENというサービスは、他のポッドキャスト配信サービスはいくつかあるんですけれども、それと異なる特徴があります。
一つは、非常に精度の良い文字起こしが行われ、音声とともに文字が読めるということです。
これは音だけ聞いてもいいし、文字だけ読んでもいいし、また読みながら聞いてもいいという様々な利用の仕方が可能です。
文字を目で追いながら音を聞くというのが一番よく頭に入る聞き方だと思いますけれども、これは特に内容が少し抽象的で難しいようなものについては有効だと思います。
ですので、大学の講義のような内容には、本当にこれは良い情報の提供の仕方なのではないかと思いまして、私は自分の授業で試してみたいと思っているのですが、
それは、またもう一つ文字があるということで、検索にかかるという利点もあります。
音声ファイルだけだとGoogleで検索してもヒットしませんけれども、文字起こしがついていますと、これが公開すればですけれども、公開した場合には検索で見つけ出され、そして文字と音声、それが多くの人に利用されるということになります。
それから、LISTENのもう一つの利点は、SNSの機能がある、ソーシャルメディアという側面があるということです。
これはSlackなどと同じように、いいねも付けられますし、またコメントもできます。
それから、ブログの機能としてかつて非常に使われていたと思うんですが、最近はあまり使われていませんけれども、トラックバックの機能がありまして、ある配信のリンクを自分の配信に入れると、相手の配信の中に自分の配信のリンクが現れる。
つまり、相互リンクが張れるということです。
これが自動的にできるんですね。
ですので、お互いに言及し合って聞き合うということが簡単にできます。
これは本当に便利というか重要な機能で、コミュニケーションあるいはコミュニティを維持する上で、とても重要な機能だと思っています。
今、LISTENでは、大学の教員とか学者とかいう人たちはあまり参加していないんですね。
私と似たような大学の教員という立場、あるいはかつて大学の教員だった人ということで、親しくなった人がいるんですけれども、
今、北海道にいらっしゃる方ですが、一度も会ったことはないし、
どういう方か、これまで全く存じ上げなかったんですけれども、この数ヶ月でですね、本当に長い間の知り合いのような親密さというものが感じられるようになりました。
これはやはりお互いに声を聞き合うということを日常的に行うことによって実現したのではないかと思うんです。
LISTENの可能性
ですので、これですね、研究者同士あるいは教員と学生、これがですね、このLISTENを使って声を送り合い、聞き合い、また文字を読み合い、
そして、一種のブログのようにいろんな情報を貼り付けることもできますので、
例えば動画のリンクをですね、載せておけばそこで動画を見ることができますし、
ですから例えば学会発表などの形でですね、発表を動画に収録してそれを貼り付けて、
そのことについてお互い声でやり取りするということもできる。
しかもこれはライブではなくてオンデマンドでできるので、多くの人が同じ時間に集まらなくてもいいということで、
今までにない自由さで密度の濃いやり取りができるのではないかなというふうにも思っているんです。
ということで、今後どうなるか分かりませんけれども、私はその可能性にかけてみたいなと思いまして、
もう少しLISTENというコミュニティの中で活動していきたいなというふうに思っています。
ということで、それではまた。
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