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2024-03-16 09:24

#28 温度感のあるつながりを実現するLISTEN | TanaRadio黎明期

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TanaRadio黎明期では,TanaRadioの公開配信が始まった2024年2月以前に,ある大学教員のコミュニティ(MOSTコミュニティ)内限定で配信していた時期のTanaRadioのエピソードを(一部)編集して公開します。日付は,実際に限定公開した日付をつけています。

内容:
・ポッドキャスト配信サービスLISTENにはまっています
・LISTENを使うと「温度感のあるつながり」を実現することができる

参考:
MOSTパターン・ランゲージの会
教育に情熱を注ぐ教員を後押しするコミュニティのことば(45-46頁に「温度感のあるつながり」が記載されています)

#TanaRadio黎明期 #LISTEN #温度感

サマリー

LISTENというポッドキャストサービスを通じて、温かみのあるつながりを実現し、教員同士が声や文字でコミュニケーションを深める重要性が語られています。特にLISTENの特徴として、十分な情報提供の手段が挙げられ、その可能性に期待が寄せられています。

LISTENの特徴と影響
久しぶりのTanaRadioです。このTanaRadioもLISTENというサービスを使って配信しているのですが、私はこの1,2ヶ月、LISTENというポッドキャスト配信サービスにハマっています。
これまでポッドキャストのモデルはラジオだったと思うんですけれども、これがこのLISTENというサービスの中で新しく始まった声日記というジャンルがありまして、これが出てきたことによって、このポッドキャストのモデルが変わったように思います。
これまでは既存のラジオ用のような番組、それを作ってオンデマンドで配信するというのがポッドキャストだったと思うんですけれども、そうではなくて、もうマイクの前で思いついたことをしゃべり、それを配信してしまう、そういうスタイルが定着してきているんですね。
今日あったことや昨日あったことを思い出しながらしゃべってそれを配信する、これが声日記というものなんですけれども、別に日記だけじゃなくて、ともかく何か話したいことを話して配信するということが気軽に手軽にできる、そういう時代になりました。
これは本当に大きな変化だというふうに私は思っているんです。
ということで、今回第28回のTanaRadioでは、「温度感のあるつながりを実現するLISTEN」というテーマでお話ししたいと思います。
この「温度感のあるつながり」というのは、MOSTパターン・ランゲージのパターンの中の一つなんですけれども、このパターンでは、ともかく孤立しがちな教員同士がICTを活用して温度感のあるつながりを維持する、それが大事だというパターンなんですね。
Slackでも、ただSlackを使うだけではなくて、そこに様々な絵文字を入れたり、すぐにいいねをつけるとかですね、それなりに配慮することによって、少しでも温度感が感じられる、そういう工夫ができるようになりました。
でもやはりSlackを使うのは難しいというのは、この前のフォーラムの中でワークショップをやったときにも参加者がいていました。
この温度感をオンライン上でどうやって実現するかということについて、私はやはり声を使うというのが大事なのかなというふうに思っているんです。
私がこのTanaRadioという音声配信にこだわっている、また先ほど言ったLISTENというポッドキャストサービスにハマっているというのも、そういうところとつながっているように思います。
このLISTENというサービスは、他のポッドキャスト配信サービスはいくつかあるんですけれども、それと異なる特徴があります。
一つは、非常に精度の良い文字起こしが行われ、音声とともに文字が読めるということです。
これは音だけ聞いてもいいし、文字だけ読んでもいいし、また読みながら聞いてもいいという様々な利用の仕方が可能です。
文字を目で追いながら音を聞くというのが一番よく頭に入る聞き方だと思いますけれども、これは特に内容が少し抽象的で難しいようなものについては有効だと思います。
ですので、大学の講義のような内容には、本当にこれは良い情報の提供の仕方なのではないかと思いまして、私は自分の授業で試してみたいと思っているのですが、
それは、またもう一つ文字があるということで、検索にかかるという利点もあります。
音声ファイルだけだとGoogleで検索してもヒットしませんけれども、文字起こしがついていますと、これが公開すればですけれども、
公開した場合には検索で見つけ出され、そして文字と音声、それが多くの人に利用されるということになります。
温度感のあるつながりの実現
それから、LISTENのもう一つの利点は、SNSの機能がある、ソーシャルメディアという側面があるということです。
これはSlackなどと同じように、いいねもつけられますし、またコメントもできます。
それから、ブログの機能として、かつて非常に使われていたと思うのですが、最近はあまり使われていませんけれども、
トラックバックの機能がありまして、ある配信のリンクを自分の配信に入れると、相手の配信の中に自分の配信のリンクが現れる、つまり相互リンクが張れるということです。
これが自動的にできるんですね。
ですので、お互いに言及し合って聞き合うということが簡単にできます。
これは本当に便利というか重要な機能で、コミュニケーションあるいはコミュニティを維持する上で、とても重要な機能だと思っています。
今、LISTENでは、大学の教員とか学者という人たちはあまり参加していないんですね。
私と似たような大学の教員という立場、あるいはかつて大学の教員だった人ということで、親しくなった人がいるんですけれども、
今、北海道にいらっしゃる方ですが、一度も会ったことはないし、どういう方かこれまで全く存じ上げなかったんですけれども、
この数ヶ月で、本当に長い間の知り合いのような親密さというものが感じられるようになりました。
これはやはりお互いに声を聞き合うということを日常的に行うことによって実現したのではないかと思うんです。
ですので、研究者同士、あるいは教員と学生がこのLISTENを使って、声を送り合い、聞き合い、また文字を読み合い、
一種のブログのようにいろんな情報を貼り付けることもできますので、例えば動画のリンクを載せておけば、そこで動画を見ることができますし、
ですから例えば学会発表などの形でですね、発表を動画に収録してそれを貼り付けて、そのことについてお互い声でやり取りするということもできる。
これはライブではなくてオンデマンドでできるので、多くの人が同じ時間に集まらなくてもいいということで、
今までにない自由さで密度の濃いやり取りができるのではないかなというふうにも思っているんです。
ということで、今後どうなるかわかりませんけれども、私はその可能性にかけてみたいなと思いまして、
もう少しLISTENというコミュニティの中で活動していきたいなというふうに思っています。
ということで、それではまた。
09:24

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