2024年12月18日水曜日の近況です。水曜日のクラス(オンライン授業)で,今学期の授業が終了しました。生成AIで授業の振り返りをしています。また,Teleportの京都合宿が進行中で,その様子をFacebookなどで窺っています。
AIによる書き換え
先ほど水曜日の授業が終わり、これで今学期の水曜日の授業が全て終了しました。他の曜日の授業は来年1月初めに最終回を迎えますが、水曜日だけ少し早く終わったため、これが今学期初の終了となります。これから次々と他の授業も終わっていく予定です。
最後の授業では全体の振り返りを行い、課題も出しました。ただ、課題を出すとコメントを返す時間が取れないので、今回は授業中にフィードバックを試みました。具体的には、LearnWiz Oneという掲示板のようなサービスを使い、学生に授業全体の感想を書いてもらいました。その感想をお互いに読み合い、「いいね」を付けられる仕組みです。多くの「いいね」が付いた投稿をいくつか読み上げながらコメントをすることで、「この授業は良かった」と皆で共有して終えることができました。この方法は他のクラスでも取り入れてみようと思っています。
これまでは、「なんとなく良かったな」という感触で授業を終えていましたが、学生が書いた感想をPDFに出力し、それをGoogle NotebookLMに取り込んで分析しました。これにより、授業の内容が目指していた方向に沿っているかどうかを具体的に確認できました。この分析はとても簡単で、学生が授業についてどう感じていたかを細かく把握することができます。
また、今日の授業は80分ほど行い、Zoomで配信し録画もしました。その音声ファイルもNotebookLMに入力して分析したところ、振り返り授業の進め方や結果をまとめてくれました。このツールのおかげで、自分が意図した内容が実現できたことを確認でき、とても良い形で授業を終えられました。
従来は、授業の振り返りに多くの時間を要していましたが、NotebookLMを使えば数分で分析が完了します。これは全ての先生に試してほしいと思うほど便利です。録音した授業音声をアップロードするだけで、必要な分析結果を提供してくれます。また、自分が聞きたいことを質問すれば、それに応じた回答も得られます。
例えば、私は「学生が授業に満足しているようだけど、改善の要望はないのか」と質問しました。ツールは「この資料からは読み取れない」としながらも、授業改善に役立つアドバイスを提案してくれました。こうしたツールを使うことで、授業改善の効果が高まると感じています。今後、大学内の授業改善研修会(FD)で、この方法を紹介したいと思っています。
また、別の近況として、今週月曜から日曜まで行われている「Teleport生成AI合宿 in 京都」についてお話しします。この合宿は、京都の源鳳院という施設を拠点に行われています。参加者はその文化財や関係者へのインタビューを基に、生成AIで記録や活用を行うというプロジェクトに取り組んでいます。この施設は今年で閉じられる予定で、最後の活用の機会としてのイベントです。
合宿の成果発表は、今週土曜日の午後にライブ配信される予定で、非常に楽しみにしています。また、Teleportという新しい生成AIプラットフォームのベータ版も公開予定で、その機能にも期待しています。AIは単なるチャットツールではなく、さまざまな場面で役立つ可能性を秘めています。
NotebookLMと同様、Teleportも大学教員としての仕事の効率化や質の向上に寄与すると確信しています。この新しい時代に向けて、日々新しいツールの可能性を感じながら過ごしています。
サマリー
今学期の授業がほぼ終了し、振り返りのためにAI技術を活用した新しいアプローチの実践が語られています。また、京都で行われる生成AIの合宿についても触れられており、文化財の記録に関するプロジェクトが進行しています。