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LISTENで実現した文字起こし付き音声コンテンツを、「語り本」という言葉で表現したのが、いつ、誰によってなのか、ということを記録するために、この配信を行います。
まず、はじめさんが、「ことのは | 29 June 2024」、つまり、2024年6月29日の「ことのは」で、アフタートークをされまして、その中で、
この文字起こし付き音声コンテンツのことを、「本当の本」とか「本物の本」というふうに表現しつつ、しっくりいかないということで、「これなんか言い方考えたいんですけど」というふうにおっしゃっていました。
何かいい言葉がないか思いつかないということだと思います。
この配信に対して、翌日の6月30日、私(たな)がコメント欄で、次のように書きました。
「平家物語には、語り本系と読み本系という二つの系統のテクストがあるようです。「「語り本系」は、琵琶法師が語ったものを書写し、「読み本系」は、その「語り本」に加筆するような形で、読み物としての側面を強めたものである」とのことで、まさに語り本というのは、語ったことをそのまま文字起こししたものと言えるでしょう。
ですので、文字起こし付き音声の「本」も「語り本」と言ってしまうのはどうでしょうか?」このようにコメントをしました。
そして、翌日、7月1日、はじめさんにこの「語り本」という表現を採用していただきまして、「はじめも 58 | 語り本としてのLISTEN、読み本としてのnote」という配信で、
この「語り本」という言葉を全面的に展開してくださっています。
さらに、同じ日に開設されました「友遊らいぶらりぃ」という語り本の図書館、LISTEN上に作られた図書館ですね。
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その最初の配信、「000 ほんのはじまり | ことのはじめ」という配信でも「語り本」という言葉がキーワードとして使われています。
また同じ日、7月1日に私も「104 メモ | 語り本と読み本のハイブリッド本を有料配信するために」というタイトルでこの概念を使って配信を行っています。
このように、2024年の6月30日から翌日7月1日にかけて、この言葉が新しい概念として使われ始めたということがわかると思います。
おそらく時間が経ちますと、こういったことは忘れてしまうと思いますので、ここで記録のために語りました。