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2026/05/25 たまゆらタイム
2026-05-30 09:14

2026/05/25 たまゆらタイム

高速道路がつないだ暮らしと時代

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こんにちは、石井健一です。 今週もたまゆらタイムの時間がやってまいりました。
5月もいよいよ終盤。 新緑だった景色も少しずつ色が濃くなり、初夏の気配が強まってきました。
田んぼには水が入り、夜になるとカエルの声も聞こえてきます。 春から夏へ。
季節が静かに動いていることを感じますね。 昼間は汗ばむような陽気でも、朝晩はまだ少しひんやりする日があります。
昼間でも寒い日もあったりしますけどね。暑い日もありますね。 ということで、この時期は体調を崩しやすい季節でもありますので、どうぞお気をつけください。
さて今日、5月25日から始まるこの1週間。 過去の出来事や記念日を少し振り返ってみましょう。
まず明日なんですけど、5月26日は1969年、 東名高速道路が全線開通した日です。
東京と名古屋を結ぶ日本の大動脈。 この話は後半でじっくりお話ししたいと思います。
5月27日は百人一首の日。 藤原の定家によって小倉百人一首が完成したとされる日に由来しています。
わずか31文字の中に恋や人生、季節を込める 日本語というのは本当に奥深いですね。
5月28日は花火の日。 江戸時代、墨田川で水陣祭が行われたことにちなむとも言われています。
これから夏へ向かうこの時期、花火という言葉を聞くだけでどこか季節の高まりを感じます。
5月29日は1953年にエベレスト初島庁が成功した日。
エドモンド・ヒラリーとシェルパのペンジン・ノルゲーが2人同時に成功したと言われています。
5月30日はゴミゼロの日。 5・3・0。ゴミゼロの語呂合わせから生まれた日です。
便利な暮らしを続けるためには、同時に環境について考えることも必要なんですね。
そして5月31日は世界禁煙で、昭和の頃は新幹線でも飛行機でも当たり前のようにタバコを吸う時代がありました。
今では大きく変わりましたが、時代によって普通は変わっていくもんだなと感じます。
さて、こうして見てみると、道路・山・花火・環境・人がどこかへ向かおうとする話題が並んでいます。
そして後半では、1969年5月26日の東名高速道路全線開通にちなみ、高速道路についてお話をしていきたいと思います。
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さて後半は、1969年5月26日、東名高速道路が全線開通したことにちなみ、
高速道路についてお話ししてみたいと思います。
今では当たり前のように存在している高速道路。
でも少し考えてみると、信号がなく何百キロも途切れず走れる道路っていうのは、かなり大きな発明だったのかもしれません。
東名高速道路は東京と名古屋を結ぶ日本の大道脈です。
全線開通したのは1969年、高度経済成長の真っ只中でした。
東京オリンピックが開催された年ですよね。
この頃の日本は、もっと早く、もっと便利に、もっと遠くへという時代でした。
新幹線が走り、高速道路が伸び、空港が整備されていく、人や物が高速で移動する時代が始まっていったんです。
今でこそ東京から名古屋まで車で行くというのは普通ですが、
東名高速ができる前は、一般道を延々と走るしかありませんでした。
信号、渋滞、街の中だったり山の中だったり、今とは比べ物にならないほど時間がかかったんです。
東名高速の開通は単に道路が一本できたという話ではありません。
物流を変えました。
工場から商品を運ぶ時間、地方から都市へ届くスピード、観光やレジャーの範囲、人々の暮らしそのものを変えたんです。
高速道路ができるというのは、実は社会の形そのものが変わることなんですね。
当時の高速道路には未来への憧れがありました。
広い道、立体交差、長い橋、山を貫くトンネル、まるで映画のような風景だったと思います。
特に子供たちにとっては、サービスエリアやパーキングエリアも特別な場所でした。
自動販売機、レストラン、観光地の土産、深夜の明かり、高速道路は単なる移動手段ではなく、旅そのものでもあったんですね。
そして日本の高速道路には、日本独特の難しさもありました。
山が多い、つまり平らな土地をまっすぐ走るだけでは済まない。
長いトンネル、高架橋、急カーブ、豪雨や雪への対策、
特に透明高速は日本の土木技術の集大成とも言える存在でした。
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さらに高速道路は時間の間隔も変えました。
昔は遠い場所だった地域が、高速道路によって日帰り圏内になっていく。
東京から静岡や名古屋へ、距離は変わらないのに心理的な遠さが変わるんですね。
これによって都市の広がり方や人の動き方まで変わっていきました。
ただ一方で、高速道路には光だけではなく影もあります。
交通事故、騒音、環境問題、渋滞。
特に日本では、お盆や年末年始になると何十キロという渋滞がニュースになります。
早く移動するための道路が逆に止まってしまう。
これもまた人間社会らしいところかもしれません。
そして最近では高速道路の老朽化も大きな問題になっています。
高度経済成長期に作られた橋やトンネルが次々と古くなっている。
2012年には中央自動車道の笹子トンネル天井板落下事故もありました。
便利なものは作った後も維持し続けなければならない。
これは高速道路だけでなく社会全体に言えることなのかもしれません。
それでも高速道路は日本の暮らしを大きく変えました。
地方へ旅行する、遠くへ荷物を届ける、夜中に大型トラックが走る、観光バスが各地を結ぶ。
その当たり前の景色の裏には道路を作った人たちの努力や技術があります。
さらに最近では自動運転技術の研究も進んでいます。
もしかすると未来の高速道路は人が運転しない時代になるのかもしれません。
けれどどれだけ技術が進んでもどこかへ行きたいという人の気持ちは変わらないでしょう。
昔の街道、鉄道、高速道路。
時代ごとに形は変わっても人はいつも遠くを目指してきました。
そして道路というのは単に場所と場所を結ぶだけではありません。
人と人、街と街、暮らしと暮らし、そういうものも静かに繋いでいるんだと思います。
夜のサービスエリアで見る明かり、雨の中を走るトラック、長い下り坂の先に見える街の光。
高速道路にはどこか独特の美情があります。
ただ速く走るだけではない、移動する時間そのものの空気。
そこに日本の現代史のようなものが重なっている気がします。
さて今週のタマユラタイム、そろそろお別れの時間です。
それではまた来週この時間にお会いしましょう。
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石井ケンイチでした。
タマユラのような優しい時間をどうぞお過ごしください。
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