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  2. #23【読書感想回】歴史家の案..

podcastコミュニティ 樋口塾の企画、読書感想回。

今回ご紹介する本は、歴史家の案内する滋賀(滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科編、文理閣)

地図を眺めながら想像旅行するのが私の趣味。本に紹介された場所をプロットした地図をつくりました。

「お手軽想像旅行」の歌詞が出てくる橙カウンティの「地図」はこちらからご視聴ください。

お城探索には「城報radio」。戦士の気持ちになって城郭を巡るの、楽しいですよ。

みなさんも一緒に滋賀県に行ってみませんか?ご希望の方はメールにてお知らせください。

・【歴史家の案内する滋賀】目次

 1.唐崎に一本松を描く/2.渡来人の「足跡」を追う/3.大溝の景観から歴史を読む/4.清水山城と城下町/5.戦う中世村落/6.観光地としての竹生島/

 7.交通の要衝米原/8.彦根城下町と町屋の格子/9.循環する時間・再生される祭り/10.城館・神社・忍者/11.陸上交通と瀬田橋/

 12.近江を通った朝鮮使節と琉球使節/13.近江の石造物/14.滋賀県"道の駅"巡り


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みなさん、こんにちは。こんばんは。おはようございます。
ベッドです。みなさんお元気ですか?
私はおかげさまで元気にしています。
さて、本日は3月1日ということで、ひぐち塾の企画である読書感想会を先月に引き続きしていきたいと思います。
今月の本はですね、歴史家の案内する志賀になります。
この本はですね、志賀県立大学人間科学部地域文化学科の方々が執筆されています。
ちなみにですね、この歴史家シリーズは現在3冊、京都、志賀、大阪が出版されているので、興味がある方はですね、京都、大阪も手に取っていただければと存じます。
この本をですね、紹介したいと思ったきっかけなんですけれども、私は昨年、2022年の4月からですね、志賀県の方に赴任してきたんですけれども、結構もう志賀県内はいろんなところを旅行しています。
逆に京都はほとんど行ってないんですよね。
私にとって志賀の一番の魅力というのはですね、何と言っても歴史が深いところです。
例えばですね、国指定の重要文化財というのは志賀県は全国で4位になります。
1番から言うと東京、それから京都、奈良、次はですね、志賀ということで4番目です。
とは言っても、私自身もそうだったんですけれども、元々やっぱり関東の人間として、関東の人間にとってですね、志賀という土地は印象が薄いのかなというふうに思います。
関西に行くのであればですね、まず最初に出てくるのが京都、奈良ですよね。
それから神戸、おしゃれですよね。観光やグルメの町です。
それから食い倒れの町、大阪。仕事で行く方も多いんじゃないでしょうか。
そんな感じでですね、志賀県って何があるんだろうって思っている人多いんじゃないですかね。
だから言ったこともない人多いんじゃないかなと思います。
そういった方にですね、歴史というフィルターを通じて、今回この本にですね、志賀県の魅力を伝えられたらなというふうに思っています。
それからもう一つ、私はですね、地図を眺めているのが好きで、今回この本に書かれている場所をですね、プロットしてみました。
全部でですね、70箇所程度の地域が紹介されているんですけれども、
Googleマイマップを使って概要欄に掲載しましたので、こちらもぜひご覧ください。
ちょっと脇道にそれるんですけれども、以前このポッドキャストで紹介しました佐々木監督の映画のですね、
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音楽を制作しているダイナイカウンティーというミュージシャンがいるんですけれども、このバンドがですね、地図という曲を発表しています。
その中にですね、地図がお手軽想像旅行という歌詞があるんですけれども、
私この言葉すごい好きで、地図をですね片手に、地図とかGoogleのマップもそうなんですけれども、
これをですね、見ながら旅行した気分になる人はきっといるんじゃないかなと思って地図を作成してみましたので、ぜひぜひご覧いただければと思います。
はい、ということで本題に入っていきますけれども、早速どんなことが書かれているかというと、タイトルの通りですね、
地元滋賀の大学で研究されている方々が、歴史の過去現在を照らして県内の見どころを紹介しているものです。
歴史家といっても歴史学だけじゃなくてですね、民族学、社会学、地理学、建築史、これは建築の歴史ですね、など幅広い方が出筆されています。
書立ては全部で14章あるので、詳細は概要欄に書いておきますけれども、
ちくじま、これは都の中にある都なんですけれども、こういったところの特定の地域にスポットを当てたものや、
祭りなどの文化、朝鮮通信史やロータルートなど面的、線的に広がりあるものなどがあります。
私の関心を引いたのがですね、3つあるんですけれども、これについて少し細かく話をしていこうと思います。
最初に取り上げるのはですね、11章の陸上交通と瀬田橋、瀬田橋を加工せよです。
瀬田橋はですね、今では瀬田の川橋と呼ばれている大津市にある橋なんですけれども、
琵琶湖というのは流出河川、水が出ていく方ですね。その川ですね、瀬田川だけでですね、瀬田橋はここにかかっていた橋になります。
ちょうどですね、東海道の京都に向かう途中にかかっている橋ですので、歴史上、これは戦だったりとか、あと気候分ですね、
こういったものにですね、たくさん登場していく橋になります。
この本ではですね、人神の乱、これは大友の巫女と大浜の巫女の後遺形象争いの時に、瀬田橋で退治した話が任用されています。
人神の乱では、この戦に勝った大浜の巫女が後継者争いを制し、天武天皇として即位したのですが、
こうしたですね、歴史の1ページに瀬田橋が大きく関わっていることがわかります。
この本の中でやっぱり一番面白かったのはですね、実際橋を見るところなんですけれども、
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大友の巫女の視点で瀬田橋を渡ってみようというふうに解説しているところです。
私もですね、特にお城巡りをするときに、よく変種の気分になって歩いたりするんですけれども、
当時の情景を思い浮かべながらですね、散策するのっていいですよね。
ポッドキャストでいうと、情報ラジオというのがあるんですけれども、
こちらでは、城郭を解説するときにですね、こういった形で自分自身が兵隊になった気持ちで解説をされているので、
お城のが好きな方はですね、ぜひ情報ラジオも聞いてみていただければと思います。
はい、次に紹介したいのが5章の戦う中世村落になります。
これは長浜にある菅浦という集落について書いているのですが、私がなぜこれを取り上げたかというと、
このタマラ寺というのはですね、地方自治だったり地域コミュニティの振興というのをですね、実はテーマとしているんですよね。
この日本の地方自治、地域コミュニティの源流というのは何かというと、
鎌倉時代から室町時代に成立した村村というのがあって、いわば自治会みたいなものですね。
この菅浦地区では村村の記録書である菅浦文書というのが存在していて、
これが庶民が書いたものとしては珍しくここに指定されています。
菅浦地区ですけれども、奥都宮湖と言われる都宮湖の一番北側にあります。
実はこのエリアですね、昭和40年代まで船でないと出入りできない、40年代ですよ。
40年代には船でないと出入りできないような壁地にありました。
なのでこうした変境にあったからこそですね、この菅浦文書自体は集落、神社が管理していたんですけれども、
集落で管理していた文書がですね、きちんと残されていた、
現代に貴重な文献となっているというのが不思議な運命を感じます。
ちなみに菅浦文書では世帯の記録だったりとか、
一番有名なのは大浦という隣の集落との境界争いの裁判の文書ですね。
古典ラジオでも武士残りのところで境界争いが頻発していたという話がありましたけれども、
特にですね、この土地というのが要は畑、田んぼなんですけれども、
生きていくのには食料が大事なので、そうした農地を巡る争いというのがですね、文書として残されていると。
しかもこれ本当に、普通のそこの地域の人が書いたというのは本当にすごいなというふうに思います。
菅浦地区はですね、今では車で行ける場所になっていますので、
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まだ行ったことがないので、ぜひ行ってみたいと思います。
はい、最後に紹介するのがですね、最後の章、14章の滋賀県道の駅巡りです。
急に現代に戻ってきたなっていう感じだと思うんですけれども、
皆さんもですね、車でお出かけするときは道の駅寄りますよね。
道の駅って現代の宿、宿ですね。宿って書いて宿って読むんですけれども、
宿場町の宿だと思うんですよね。道の駅には地元の特産品であったりとか、
観光ガイドがあったりとか、休む場所ですね、トイレだったりとか、
場合によったらシャワーがあったりとか温泉があったりとか、人々が行き交う場所になっています。
これはこの歴史家が紹介する本にあるからこそ、
道の駅がですね、現代の宿だなっていうのを考えてしまうなっていうのはあります。
はい、それで滋賀県の中でいくつか道の駅のおすすめがあるんですけれども、
一つはですね、桃樹の里宿川ですね。桃樹っていうのは藤の木ですね。
桃樹の里宿川です。
これはですね、大津市の北の方、高島市にある国道161号線沿いの道の駅ですけれども、
ここでしか取れないアドベリーというものを使った加工品がおすすめです。
アドベリードリンクは肌に良いらしいので、女性の方ぜひ飲んでみてください。
次のおすすめはですね、長浜市にある阿財三姉妹の里です。
これ阿財って読むんですよね。これも高天ラジオで知りました。阿財です。阿財じゃないです。阿財です。
これはですね、信長の妹小市と阿財長政の娘にちなんだ道の駅なんですけれども、
道の駅って通常は行政機関が設置するっていうパターンが多いんですけれども、
ここはもう商工会が設置したいということで、ちょっと特色があるのは常設のチャレンジショップですね。
期間限定のお店などがあるのでぜひ行ってみてください。
最後はですね、琵琶湖大橋米プラザになります。
これはですね、大津市内の片田駅の近くで、琵琶湖大橋のほとりになります。
景色もさることながらですね、これ隠れた名物なんですけれども、
樋口製茶場の青柳というお茶が売っています。
これちょっとうちはネタになってますけれども、
ギチの完全人間ランドのリスナーでしたらですね、一度は行ってみたいなというふうな思う場所です。
ということで、これは読書感想会になっているんだろうかなというのはあるんですけれども、
この回を聞いてですね、少しでも滋賀県のことに興味が湧いた方、ぜひご連絡ください。
一緒にですね、滋賀県を旅行していければと思います。
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はい、それではですね、最後までご視聴いただきましてありがとうございます。
それではまた来週。バイバイ。
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