2025-06-25 05:34

より遠くに進むのではなく、より深めよう🤔

鴨治晃次さんの展示のお話しの続きです。
「僕は、進歩は意味がないと思っている。
当時も今も、自分の作品に進歩を見出そうとは思わない。」
そうコメントされている鴨治晃次さん。
この言葉の意味を浅〜く考察しました。(笑
深めるには、もう少し時間が必要です😅💦

サマリー

このエピソードでは、進歩よりも現在の活動を深めることの重要性が語られています。カモジ・コウジさんの作品が持つエネルギーを通じて、進歩の概念に対する疑問が提示され、日常生活における楽しさが強調されています。

進歩の再考
MCで、日本メンター協会オフィシャルパートナーのたまここと今井陽子がお送りする毎日がちょっと楽しくなる3分フリートーク。
僕は、進歩は意味がないと思っている。
当時も今も、自分の作品に進歩を見出そうとは思わない。
より遠くに進むのではなく、より深めようとするうちに、今も同じことをしているように思う。
これは、先日、ワタリウム美術館で作品を見てきました。
カモジ・コウジさんというアーティストの言葉です。
これは、ある作品の解説として壁に貼ってあったものを、私が思わずシャメを取ってしまって、今もう一度それを読み返しながらですね、配信しているという、そういう状態なんです。
いいと思いませんか?進歩は意味がない。進むのではなくて、より深めようって、なるほどと思っちゃったんですよね。
私たちは、なんか進歩しなきゃいけないってどこかで思っていませんか?進歩、より遠くに行こう、みたいな。
そうじゃなくて、今取り組んでいる一つのことを深めようって、そっちの方が大事だよっていうようなことを、おそらくこの方はおっしゃっているんだと思うんですが、どうでしょうか?理解が浅いでしょうか?
これは、彼があまりハッピーではなかった時代の作品ということらしいんです。
なぜハッピーではなかったか。それは奥様と3人お子様がいらっしゃって、海外に住んでいたわけですよね。
整形を立てるために、何か他の仕事をしなければいけなかった。だから日本の商社で通訳として働いていらしたそうなんです。
でも、このカモジさんはその仕事が好きじゃなかったんですよね。背広とネクタイみたいなね、そういう格好も好きじゃなかったと。
だから家に帰ってからこういった作品を作るということで、いろいろと崩れてしまったバランスを取り戻すというような感じだったというふうに、この解説の中には書いてありますね。
日中はビジネスマンと一緒に働き、まるで隠れるかのようにして絵を描いていたというふうにありますけれども、精神的に恵まれていた時代じゃないということらしいですね。
だけど、何でその作品を今展示するのかというと、それは干渉的な理由からではなく、製作したのが昔のことだと全く感じないほど、僕たちの人生が短いからだというふうにおっしゃっています。
昔だとは全く思わないし、今もこれと同じ芸術の問題に取り組んでいる。また、これらの作品は長い時間が経過したにもかかわらず、たぶん力を失っていないと思うというふうにおっしゃっているんですね。
つまり、進化するんじゃなくて、進歩するんじゃなくて、一つのことをより深めようとした結果、その作品というのは何かその当時の鴨地さんのエネルギーが宿っていて、それは今1960年代の作品ということはもう50年以上経っているということになっています。
それでも作品としてそういった力を失っていないっておっしゃってるわけですよね。そういうことがより深めようとすることなんだっておっしゃってるんだと思うんです。
今の職場が嫌だなとか、本当にやりたいことがわからないなっていう方、本当に多いんだなというふうに思います。私が河村みや子さんの生き方セミナーを先日しましたけれども、そのテーマは失敗したっていいじゃない、本当にやりたいことしてますかっていうタイトルでしたけれども、そこにもすごく通じる話だなって感じたんですね。
だから進歩しなくていいよって言われると、なんかちょっとほっとしませんか。私は少しそういう感覚がありました。進歩しようっていうんじゃなくて、今あることを深めようって。
なんかそう思うと毎日の小さなことがすごく楽しく感じられるし、自分の一日が濃いものになるんじゃないか、なんかそんなような気がしました。ちょっとこれはもう少し深めていけそうなテーマだなと思っています。
もうちょっと深められたらまた話そうかなと思いますが、今日はこれくらいにしておきます。今陽子がお送りしました。それでは。
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