踊りの多様性と地唄の重要性
種類があるやん、踊りの種類もな。地唄は、眠たくなるようなゆっくりの地の葉を舞い上げるけど、
時は月をもと、そのジャンルによって曲層が違う。
だからね、いろんな踊りはあるのはあるね。
一生二人はならなくて、いろんな…
いろんな舞があって、ただ篠塚龍の主流は地唄です、というだけで、
日本舞踊年からいろんなジャンルの踊りもやってます。
黒田伏は眠踊です、舞うたら。
だからそういうふうにいろんなジャンルの踊りは教えてます。
ただ私は地唄ばっかり教えてくれたから、あんまり速いような歌は教えてもてへんね。
それに向く人もあるし、私はたまたま地唄向きと先生が判断し合ったから、
地唄しか教えてくれへんかった、という感じやけど、
こうして教えるようになったら、いろんな踊りは教えなあかんから、
私も先生になってから勉強するやん。
いろんな曲も教えれるように、取り入れて教えてる。
それから風の盆でも教えてる、というような形にして、
広げていってやってるから。
それで言うと、基本になるような動きであったり、
それは一本ある?
そうそう。それが元やん、全部。
それができたら、オルガンしてる人はピアノ弾けんけど、
ピアノしてる人はオルガンも弾けると言うのと一緒で、
ピアノに値するのが地唄舞やから。
それが基本みたいな。
足も血につけて、体重の移動、おへその感じ、全部それが基本。
基本は基本やし、それができてたら、どの踊りでも踊れるわけやん。
応用ができる。
応用ができる、そういうことやし。
地唄舞を叩き込んでおいたら、どの踊りでも踊れる。
それこそ、泡踊りみたいな男舞の格好やんでも踊れるようになるやん。
腰がクッと入って、カッカッカッとして切るようになる。
地唄舞がみんな基本、ああいうのが入ってたら、体に入ってたら、
どの踊り踊っても踊れるようになるわ。
なるほど。
私も泡踊り遊びに行って、別に着物着てるわけじゃなく、
服着て遊んでて、そういうとこ行って、泡踊りさせてもらうやん。
やっぱり、もと入ってるから、ちょっとぐらい踊れるわ。
振りを教えてもらったら、やっぱりくれはるもん。
テナントみたいに、上手な人を言うてくれはる。
面情みたいな。
これ、やっぱり踊りやってできるんやろ。
ちょっとそのときにやっただけやるの。そうなるんやっぱり。