SBCast. 事前調査資料の音声概要
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サマリー
エピソードでは、「明日の地」という活動が、不登校の高校生が再び学校に通えるようになった実績や、市の行政を動かしたストーリーを通じて、その哲学やアプローチの革新性を探っています。活動の中心には「当事者性」があり、参加者は自らの体験をもとに、自己決定を重視した居場所を提供することが強調されています。明日の地の活動は、若者が安心して自分らしく過ごせる居場所を提供し、学びとつながりを育む重要な役割を果たしています。また、参加者の声を通じて地域全体を巻き込んだボトムアップの変化が見られます。
明日の地の背景
こんにちは今日はあなたが提供してくださった明日の地に関する一連の資料 これを一緒に深く見ていきましょうか
あの資料を読ませてもらってまず心をつかまれたのがあるエピソードで 不登校気味だった高校生がまあ再び学校に通えるようになったっていうだけでもすごいんですけど
その活動がきっかけでなんと市の行政まで動かしてしまったっていう これすごい話ですよねいや本当にしかもその始まりがたった5人の高校生のその
塾に行きたくてもいけないっていうすごく個人的な悩みからだったと なんでそんな小さな声が人の人生とか社会の仕組みまで変える大きな力になったのか
今日はその秘密を資料から解き明かしていきたいなと思っています 非常に興味深いテーマですね今回の分析であの大事なのはこの明日の地っていう
活動を単に無料の学習支援とか子供の居場所づくりみたいな そういう既存のラベルで見ないことだと思うんです
あーなるほどなぜなら彼らのアプローチの革新にはそういう枠組みじゃ捉えきれない もっと本質的な思想があるからで
今回はその思想がどうやって子供とか地域を動かしているのか そのエンジンの部分を一緒に見ていきたいと思います
独自のアプローチ
エンジン部分いいですねでは早速その基本情報からいきましょうか まず明日の地っていう名前ですけど資料によると2つの意味が込められているんですね
はい明日の地と書いて明日の地 でもう一つが英語の明日私たち私たちの社会ですね
そう明日の地未来と共同体両方を見据えている感じが伝わってきます そして彼らが掲げるビジョンが子供が自分の明日を信じていける社会を作る
そのためのミッションとして多様な人と関わり自分の力を発揮する体験を通じて 未来に希望を持てる場所を提供することとこういう言葉って
ともすると綺麗なお題目に聞こえがちですけど彼らはその実現方法がもう徹底して ユニークなんですよね
まず対象が小学生から19歳まで誰でも無料 そして活動が夕暮れ学級っていう学習支援とサツキプロジェクトっていう居場所づくり
この日本柱があるとそうです そしてここが一番のポイントなんですけどその2つのプログラムが資料でも強調されている通り
同じ部屋同じ時間で行われているんです これ僕が最初に読んだ時正直それって成り立つのって思ったんですよ
思いますよね 片方では真剣に事件勉強しているこの隣でもう片方では小学生がカードゲームで大騒ぎしてるとかそういう状況ですよね
普通に考えたら勉強組からうるさいってクレームが出そうですし 逆に遊びたい子からしたらなんか勉強しなきゃいけない雰囲気で気まずいってなりそうですけど
まさにそこが彼らの哲学の革新なんです 普通は勉強する場所遊ぶ場所って目的で空間を分けますよね
分けますね完全に でも彼らはあえてその境界線を溶かしている
それは今この瞬間にあなたは何をしたいっていう子供の気持ちを最大限尊重するっていう すごく強い意志の現れなんです
なるほど 勉強に疲れたからちょっとゲームの輪に混ざる もう友達と話しに来たけど周りがやってるのを見て宿題もやっちゃうかなぁもう全部
ok 子供自身がその日のコンディションに合わせて学びと遊びのグラデーションを自分で決められる
目的で子供を縛らないんです 管理のしやすさよりも子供の自己決定を優先した結果のデザインなんですね
その拠点が神奈川県の座間教室と横浜教室の2つあると ではなぜそんなユニークなある意味で非効率とも言える場所が生まれたのか
その原点に迫っていきましょうか はい設立は2017年です
立ち上げたのは当時高校生だった5人のメンダーで 中心人物である代表の川井ぬいさん自身の原体験がもうすべての始まりでした
資料にあるこのストーリーすごくリアルですよね 彼自身が高校生の時家系的に塾にはいけないでも学校の授業にはついていけない
そもちもどうやって勉強したらいいのかすらわからないという 発砲塞がりの状況だったと
だから自分と同じように困っている後輩たちのために誰でも無料で頼れる場所を大人が 作ったものに乗っかるんじゃなくて自分たちの手でゼロから作ろうと決意した
これが原点ここで浮かび上がってくるキーワードが当事者性なんです 当事者性彼らはどこかの立派な npo の成功モデルを研究して真似したわけじゃない
自分たちに今これが喉から手が出るほど必要だから作ったっていう内側から紛失する ようなすごく個人的で切実な動機がこの団体の dna になっているんです
なるほど自分たちが欲しいものを作ったと でもそれってただの思いつきとか自己満足で終わっちゃうことも多いじゃないですか
この当事者性がどうして一家制の活動で終わらずに周りを巻き込んで持続可能な団体へと 成長する力になったんでしょうか
非常に良い問いですねそれはこの当事者性が創設メンバーだけのものじゃなくて 後から参加してくる子どもたちにも伝播していく
仕組みが設計されているからなんです 仕組みですかはい最初は勉強を教えてもらう側
まあ支援される側としてやってきた子がそこに通ううちに大学生ボランティアと仲良く なったり自分より年下の子の面倒を見たりするようになる
ふむふむそしていつの間にかここをより良くするためにはどうしたらいいだろうって考える 運営する側の視点を持つようになるんです
ああ役割が固定されてないんですねその通りです 受力者でいることを許されず自然と競争者へと変化していくグラデーションが用意されている
この役割の変化こそが子どもたちにとって自分も誰かの役に立てるんだっていう 最高の成功体験になって組織全体のエネルギーを再生産していくんです
だから創設メンバーの熱意に依存しない 確かに無料の学習支援で聞くと僕なんかは公民館でやってる補修クラスみたいな
もっと一方的な教える側と教わる側がはっきり分かれたものを想像しちゃいます そうですよねその一線を出す部分
もう少し詳しく見ていきたいですね 学習塾とか地域の青少年センターとは具体的に何が違うんでしょう
はいまず決定的に違うのが先ほども少し触れましたけど目標設定の考え方です 目標設定
例えば学習塾のゴールは非常に明確ですよね 偏差値を10あげるとかまるまる大学に合格するとか
もちろんそれが塾の価値ですからね a 数値で測れる kpi が設定される
でも明日の地が最も重要視しているのはそういった外部からの評価では一切なくて 子供本人の納得感なんです納得感ですか
たとえテストの点数が上がらなくてもその子が自分で今日はこの英単語を10個覚える と決めて集中して取り組めたならそれはもう100点
そのプロセス自体をボランティアスタッフ全員で承認する 結果じゃなくて自己決定のプロセスに価値を置いてるんです
それ言うのは簡単ですけど実践するのはものすごく忍耐が要りそうですね ああ
そうですね大人はついもっと効率のいいやり方があるのにとか 宿題やりなさいって目的を与えたくなりますからその哲学をボランティア全員で共有でき
おっしゃる通りでそれは関わり方のスタイルにも表れています 一般的な施設がティーチング教えることやマネジメント管理することだとすれば
明日のちは徹底してコーチング引き出すこととメンタリング 伴奏することこのスタイルを貫いてるんです
コーチングとエンタリング a ボランティアスタッフは答えをすぐには渡さない
どうしてそう思うんだろうもとか他にどんなやり方があるかなって 問いを一緒に立てていく子供が自分で答えにたどり着くまでのその試行錯誤のプロセスにじっくり付き合うん
です その関わり方で生まれるのが資料に出てくる
斜めの関係という言葉なんですねそうですこれ面白い表現だなと思いました 親や先生だとどうしても評価が伴う縦の関係になりますね
なりますね友達だと一緒に遊んでしまうだけの横の関係 そのどちらでもない斜めっていうのは具体的にどういう効果があるんですか
例えばある子供が将来ゲームクリエイターになりたいって言ったとします はい親なら心配してそんな不安定な仕事で食べていけるのって言っちゃうかもしれない
先生ならまずは目の前の受験勉強を頑張りなさいって悟すかもしれない ありがちですねでも実際に大学で情報科学を学んでいるボロンティアの学生なら
全く違う反応ができるんです えっめっちゃ面白いじゃんどんなゲーム作りたいの
じゃあまずプログラミングのこの言語から触ってみる 俺が大学の課題で使ってる無料サイト教えてあげるよと
あー具体的だ そう具体的な次の一歩を同じ目線で示せる憧れの存在が自分の夢を肯定してくれて現実的な道筋まで示してくれる
このプレッシャーのないちょうどいい距離のロールモデルの存在が子どもたちの 内発的な意欲を劇的に引き出すんです
なるほど憧れと現実がちょうどいい距離で接続されるのか そしてもう一つ支援対象の捉え方もユニークだと
ええ多くの公的な支援制度は一人親家庭であるとか 不登校の状態にあるとかいわゆる属性で線引きをしますよね
そうですね制度である以上明確な基準は必要ですから もちろんそうです
でもそのせいで制度の網の目からこぼれ落ちてしまう子どもたちが大勢いる 不登校ではないけれど学校に行くのがすごくしんどいとか
生活保護を受けるほどではないけど熟大を払う余裕はないみたいな いわゆるグレーゾーンの子どもたちです
アスの地はそういう属性っていうレッテルじゃなくて 今その子がどう感じているかっていう個人の状態を起点に関わろうとする
属性ではなく状態で見る だから誰でも来ていいよっていうスタンスを崩さない
結果的に制度の隙間にいる子どもたちにとっての心理的なセーフティーネットになって いるんです
参加者の声
それは大きな違いですね では実際にそのセーフティーネットにアクセスした子どもや保護者はこの場所をどう感じてるんでしょうか
資料から具体的な評判はいくつか見ていきたいんですけど ある参加者の声としてアスの地は家庭でも学校でもない第三のいい場所
ここに通ったことが自分の人生を変えたっていう言葉が紹介されてますね はいこの子は先ほど少し触れた不登校気味だった生徒さんだそうです
あすのちの居場所
彼にとって学校は行かなければならない場所 家は心配をかけてしまう場所だったどちらもありのままの自分ではいられなかったと
でもアスの地は勉強してもいいししなくてもいい 誰かと話してもいいし一人で本を読んでいてもいい
趣旨べきっていうプレッシャーから解放された唯一の安心できる場所 そこでエネルギーを充電できたからこそ再び学校へ向かう勇気が持てたというわけです
保護者からの声も非常に興味深いですね もちろん無料であることへの経済的な感謝の声もあるんですがそれ以上に子どもの内面的な
変化への喜びの声が目立ちます ほう
家にいるよりもアスの地に行ってる時の方が生き生き楽しそうにしてるとか あれだけ勉強が嫌いだった子が大学生のお兄さんお姉さんに会いたいからっていう理由で
自分から進んで通うようになったとか まさに斜めの関係も効果ですよね
勉強そのものが目的じゃなくてもあの人に会いたいっていう人とのつながりが結果的に 学びへの動機になっている
これは人間関係が気迫になりがちな現代において非常に重要な資産だと思います そしてこの団体の影響は内部の参加者だけに留まらない
ここが僕が一番驚いたポイントですはい 資料にあるスタディードライブのエピソード
これは座間市の社会福祉協議会が公式に実施している文房具の寄付をもつぬるプロジェクトだ そうですね
ええそうですこのプロジェクトが始まったきっかけがもともとは明日のちのメンバーが ある講演会で子供たちの中にはノート一冊鉛筆一本買うのに困っている子もいます
文房具の寄付が必要ですとマイクを持って訴えたその一言だったと ええちょっと待ってください
それって高校生が行ったその場の一言がきっかけで市の公的な機関が新しいプロジェクトを 立ち上げたってことですか
そういうことになります普通は陳情書を出して何度も交渉して議会にかけてみたいに ものすごく時間がかかるイメージなんですけど
おっしゃる通り普通はそう簡単には動きません でもこのケースではその高校生の切実な声が
講演会にいた社会福祉協議会の職員の方の心を直接動かしたんです そしてその職員の方が組織の中で粘り強く働きかけた結果
前例のないスピードでプロジェクトが実現した これは高校生たちが感じた自分たちの周りにある
小さなでも切実な課題を解決するようとするボトムアップの動きがついには行政 というトップダウンの仕組みそのものを動かしたという極めて象徴的な事例です
いやーすごい 自分たちの場所を作るだけじゃなくて地域全体のセーフティーネットの一部まで作ってしまったわけ
地域社会への影響
ですか こうして全体を見てくると明日の地っていう場所の輪郭がより立体的に見えてきますね
a 単なる無領塾でもただも居場所でもない その両方の機能がシームレスにつながっていることで子どもたちが自分のままでいていいんだ
っていう安心感をベースに自分のペースで未来を考える力を育んでいく 一種の生態系のようなコミュニティと言えるかもしれません
生態系ですか面白い表現ですね 確かにいろいろな年齢や背景を持つ人たちが有機的に関わりあって互いに影響を与えながら成長していく
イメージはまさに生態系に近いかもしれない こうしてみると彼らは教育とか福祉っていう既存のサービスを提供したというより新しい
コミュニティそのものを発明したという方がしっくりきます ただ一つ気になったのはこのモデルって代表の関さんをはじめとする創設メンバーの
波外れた熱意とか人間的な魅力にかなり依存しているようにも聞こえるんです はいはいこの先この素晴らしい生態系を他の地域に広げたり
持続させていったりする上での課題みたいな点については資料に何か示唆はあり ましたか素晴らしい視点です
まさにそれがこの種の活動がスケールする上での最大の壁になります 資料に明確な答えは書かれていませんでしたがヒントはやはり競争者を育てる仕組みにあると
私は読み取りました なるほど代表が一人で引っ張るんじゃなくて
かつて支援された側の子どもたちが次の世代の担い手として育っていく そのサイクルの強度をいかに高められるかそれが今後の鍵になるでしょう
そしてその問いは最後にリスラーのあなたに投げかけてみたい一つの大きな問いにも つながります
はい私たちは社会課題の解決というとどうしても国とか行政による大規模な制度設計や 専門家によるトップダウンの支援を思い浮かべがちです
でも明日の地の物語が教えてくれるのは本当に効果的で人の心を動かす変化っていうのは もしかしたらたった一人の個人的で切実な
こうだったらいいのにっていう声から始まるのかもしれないということです そしてその声をいいねと面白がってくれる仲間が数人いれば
世界は少しずつ変えていけるのかもしれない あなたの身の回りで制度や常識の隙間に落ちてしまっている誰かの小さな声や願いはありませんか
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