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2022-01-10 17:43

EP3 好きな本と最近読んだ本

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こんにちは、Takuです。
第3回ですね。
最初なんですけど、ちょっと宣伝があって、
Anchorというアプリを使って配信してるんですけど、
AnchorにはMusic & Talkという機能があって、
Spotifyでこのポッドキャストを聞くと、
Spotifyでの配信では特別に、
ポッドキャストの間に曲を挟むことができるという機能がありまして、
前回バンドの話をしたので、
曲を間に挟んでみる、このMusic & Talkという機能を使ってみたので、
ぜひ聴いてみてください。
Spotifyユーザーの方は、もし興味があれば聴いてみてください。
以上、宣伝でした。
今日のテーマなんですけど、
森博史の小説について話そうかなと思います。
何から話しますかね。
森博史さんという人は、どんな人かというと、
90年代ぐらいに売れたミステリー作家なんですけど、
ちょっとアカデミックな雰囲気がある小説を書く人で、
というのも本人が大学教授だったからだと思うんですが、
大学が舞台だったりとか、
工学的な知識を使った殺人事件が起きたりとか、
そういう側面があるというのが、よく言われる特徴だと思うんですけど、
最近はSFを書いていたりとか、
エッセイ的な新書とか、そういうのを書いていたりとかして、
そういうのも面白いですね。
今日のテーマは、小説に関して話していこうと思うんですけど、
有名なのが、S&Mシリーズというやつで、
アニメ化とかもされている、
全てがFになるという作品から始まるシリーズですね。
全てがFになるはデビュー作なんですけど、
このデビュー作がどれほどのものかというと、
メフィスト賞という賞が、
あるんだかあったんだかちょっとわからないんですけど、
ありまして、
そのメフィスト賞はなぜ作られたかというと、
この作品、つまり全てがFになる、
2賞を与えるためにこの賞ができたという、
そういうものらしいですね。
それぐらい全てがFになるというのは、
インパクトのある作品だったということだと思うんですけど、
このシリーズ10作ぐらいあって、
どの1冊も結構長いんで、
読むのそこそこ時間かかるんですけど、
基本的に森宏さんの文章は読みやすいんですよね。
何が読みやすいのかというとちょっとわからないんですけど、
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うーん、なんだろう、
話としてはミステリーなので、
伏線が引かれていたりだとか、
物語を引き立てる要素というのは当然あるんですけど、
一方でなんかこう、
技術書を読んでいるかのような、
あまりネタバレがされている感じっていうとちょっと変なんですけど、
学術書を読んでいるような文体、
いろいろなものがすっきりとした日本語で、
理路整然と書かれているみたいな、
そういう印象を受ける、
小説ですね。
僕がこのポッドキャストで喋っているのを
テキストに書き起こしたのとは全く対照的になるような、
文章だと思います。
はい。
S&Mシリーズ10作あるんですけど、
その10作も面白いし、
その後Vシリーズっていう10作もあって、
これもまた面白いし、
みたいな感じで、
どれも微妙に世界が繋がっていたり繋がっていなかったりするので、
面白いんですけど、
面白いというか、
一つ順序立てて読んでいくと、
それはそれで大きな発見があるみたいな、
そういう感じなんですけど、
シリーズものとは別で短編もあって、
短編がすごい面白いですね、
森博という作家は、
個人的な感想ですけど、
やっぱり僕が好きだなと思っているのは、
僕はアキコに狩りがあるという作品で、
これはまあ面白い。
最初に読んだの、いつだっけな、
高校1年生とかなんじゃないかなと思うんですけど、
地球儀のスライスっていう短編集があって、
それはS&Mシリーズ10作が終わった次の文庫なんですよね。
多分発行順序的にかわかんないですけど、
S&Mシリーズ10作が終わった後に出た短編集で、
これの最後に、
しれっと僕はアキコに狩りがあるという作品が載っていたんですよ。
本を開いて目的をさらっと見るじゃないですか、短編集で。
タイトルだけ見て、
この僕はアキコに狩りがあるってやつ面白そうだなって、
高校1年生の時に思って、前から順に読んだんで最後に読んだんですけど、
やっぱりそれが一番面白かったなと。
というのもですね、何なんでしょうね、あの作品の面白さって。
50ページくらいの短い作品で、大したこと起きないんですよ。
何も大したこと起きなくて、
アキコっていう少女に主人公の僕が突然会って、
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アキコにちょっと振り回される。
それぐらいの話なんですけど、
主人公はその短い間で、
アキコにとても大きな狩りを作ってしまうんですね。
そのとても大きな狩りっていうのが何なのかっていうことだったりとか、
それをその狩りに対して主人公はどう思うのかっていうこととかが、
その描写がなんか秀逸で。
高校生の時に読んだ時は、よくわからんけど感動したみたいな感じだったんですけど、
歳をとって読み返すとですね、
自分もこの感情を抱いたことがあるなぁみたいな気持ちになる。
まあそういう感じですね。
なんか2年に1回か3年に1回ぐらい読んでる気がします。
まあ50ページで短いんでね。
本当に読もうって思ったら1時間もかかると読めちゃうんで、
いつも毎回毎回繰り返して読んでます。
情報開示をすると、僕は名古屋大学というところに進学したんですけど、
森宏さんの小説の舞台は、
森宏さんの小説の舞台は名古屋大学周辺であることが多かったんですよ。
この多かったっていうのは、
当時は森宏さんは名古屋大学に教員として在籍されていたので、
小説の舞台も名古屋大学の近辺がモチーフになっていることが多いんですけど、
名古屋大学っていうところはですね、
東京大学とか京都大学ほど有名ではないと思うので、
名古屋大学の中身、キャンパスの中身がどうなっているのかっていうのはそんなに知られてないと思うんですけど、
例えば、僕は空き校に仮があるだと南部食堂っていうのが出てくるんですね。
南部食堂っていうのはどういうところかっていうと、
1年生、2年生とかが教養学部の人たちが行く、
教養学部っていう概念はないんだけど、
教養課程、一般教養とかの授業をやっている全学教育棟っていうのが
全学教育棟の近くにある食堂なんですよ。
ユーザーとしては1,2年生が多くて、
1,2年生が多いっていうことは昼休みとかに長蛇の列ができる感じの食堂なんですよね。
僕は空き校に仮があるは、長蛇の列を冷めた目で見ながら食堂でご飯を食べるところから始まるとか、
僕と秋子は2人で行動するんですけど、
例えば動物園に行ったりとか、プラネタリウムに行ったりとかですね。
最初に読んだときはよくわかってなかったんですけど、
もう僕も名古屋大学に4年いたので、
さすがになんだろう、このデートしたことあるわって思うわけですよね。
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年をとってですね、本当にこれ定番じゃんみたいな感じのデートコースが突如現れてですね、
俺にもそんな時代があったなみたいな気持ちになるという意味でも、僕にとっては面白いです。
そう、そんなわけで僕は空き校に仮があるっていう作品が、
これが表題作になっている短編集もあるって、
僕は空き校に仮がある森広志実践短編集かなっていうのがあるので、
もしも興味があれば手に取ってもらえると。
最近も森広志さんの小説読んだんですよ。
バカと嘘の弓っていう小説だったんですけど、
読んだ率直な感想としては、
これを読んで何を思えばいいんだろうなと思いまして、
あのちょっと遠遠性感を持っている、
この世に悲観的な青年、湯原則之っていう人がいて、
その人に関する諸々のお話なんですけど、
読んでいて面白かったんですけど、
最後に衝動的にと言いますか、
そういうことが起きて、衝動的に何かを起こして、
そのまま話が終わっていくみたいな、
そんな感じの終わりというか、
若さゆえの衝動みたいなものが、
若さじゃないかもしれないですけど、
自分の中の衝動みたいなものが、
すごい急速に薄れているなあっていうのを、
ここ数年感じてまして、
やっぱり21歳とか22歳とか、
自分の中の衝動みたいなものが、
すごい急速に薄れているなあっていうのを、
昔の頃までは、
その衝動で自分も突き動かされていた部分は、
あったと思うんですよ。
だけども、最近この数年は本当に何もなくてですね、
怒りさえ感じることがないんですよね。
本当にこの1年怒ってないんじゃないかなあっていうぐらい、
それがいいのか悪いのかはちょっとよくわからないですけど、
そういう歳になったんだなあと思っている次第ですね。
この話と全然違う話、フィクションで、
寝ても覚めてもっていう映画があるんですけど、
寝ても覚めてもっていう映画は、
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どんな話かっていうと、
ある女性がいて、主人公の女性がいて、
その人は元彼とすごく顔が似ている男性と付き合うことになるんですけど、
付き合っていく中で、果たして今の彼氏自身が好きなのか、
それとも元彼の原因を追っているのかがどんどんわからなくなっていくみたいな、
なんかそんな感じの話なんですけど、
それと終わり方がすごい似てるんですよ。
起きることは全然違うんですけど、
何か衝動的な出来事が、衝動を感じるような出来事があって、
自分の思うままに行動して、
結果としてあまり誰も幸せにならない感じになるみたいな、
ネタバレですけど。
そういう、その構造みたいなのがすごい似てるなあと思って、
これは寝ても覚めてもを見た時も、
僕この小説を読んだ時、バカと嘘の闇を読んだ時と全く同じ感想を抱いたんですよ。
つまり、これを見て、俺は何を覚えればいいって言うんだって思ったんですよね。
いつだっけなあ、あれを見たのは、もう3年ぐらい前?
2018年の正月じゃなかったかなあ、確か。
年末の新幹線取れなくて、新幹線取れないからもう帰らなくていいやと思って、
東京に行って、で、正月することがないから映画でも見るかって思って、
新宿に映画見に行ったっていう、そんな日だったと思うんですけど、
あの時見た寝ても覚めてもっていう映画は意味がわからなくて、
この意味がわからないっていう感情をどう表現すればいいかもわからなかったんですけど、当時は。
今思うと、当時いくつなんだろう、25歳とかなのかな、僕が。
だんだんと、当時あんまり恋愛に興味がなかったとか、そういうのもあるのかもしれないですけど、
僕がだんだんと衝動を感じる機会みたいなのが減ってきていて、薄れてきていて、
人間として急速に丸くなっていく時期に差し掛かっていたっていうのもあったのかもなあと、今にして思うと思いますね。
やっぱねえ、人間いつまでも怒ってられないですよ。
まあそんなわけでですね、爆発と嘘の弓、そして寝ても覚めても、どちらもタイプは全然違うんですけど、
同じような話なのでだいぶ乱暴に言ってますけど、興味があれば読んでみたり見てみたりしてみてください。
そんな感じですかね。
いやー、もう一人語り3回目なんですけど、3回もやれば飽きるかなって思って、
このポッドキャスト全2回で終了かなぐらいに思っていたんですけど、まだ飽きてないですね。
普通ポッドキャストって2人とかで、決まったメンバーかどうかってなりますけど、収録するのは2人とかでやって、
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2人で話してうんぬんみたいなのが多い気がするんで、
一人語りがメインコンテンツってポッドキャスト実はあんまりないなと思っていたりもするんですけど、
まあでもなんか続けないと、続ける気力があるぞっていうところを見せないとゲストも呼びづらいなみたいなところがあり、
まあ続ける気力があるぞっていうのを見せつけるところから、
まずは始めるかと思って、とりあえずエピソード3を出して、エピソード4を出して、
そのうちまた誰かゲスト呼ぼうかなと思っていたりします。
まあ良くも悪くも良くはないですね。
またこれを収録しているのは1月の9日なんですけど、
この前の日かな、東京都で久々に1200人くらい一日の感染者数が出たということで、
盛り上がってまいりましたという感じなので、
またそうですね、もし1ヶ月とか2ヶ月とかスティーホームの期間があるのであれば、
その間に誰かと話したいなあみたいな、
推定リスナーが3人出ていて、うち1人は僕だと思うんで、
アンカーの推定によると2人は聴いていいと思うので、
2人は聴きたいと思うので、
2人は聴いていないと思うので、
その中にも一人は聴きたいと思うんで、
1人は僕だと思うんで
アンカーの推定によると2人は聴いているという状態なんですけど
それはとりあえずエピソードが2つしかないポッドキャストを
いきなり聴くぞ、初見の人は聴くぞとはならないですよね
僕のこと知ってる人しか聴かないですよ、現時点では
っていう感じなので2人っていうのはそんなに驚いてはいない
っていうかむしろ2人もいるのかくらいの感じなんですけど
1人…0人もしか1人かなくらいに思っていたので
2人も聴いてくださってありがとうございます
本当に2人聴いてるのかはわからないんだけど
まぁそんなわけで次回では進めていこうと思うので
はい、よろしくお願いします
1人でダラダラ話すのも楽しいっていうことに
なんか気づいてしまったので
いつもの僕のことだとダラダラ1人で話し続けて
しまうんじゃないかなと思います
というわけでですね
そんなとこかな
では最後まで聴いてくださってありがとうございました
また次回お会いしましょう
さよなら
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