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【益田裕介 #2】脳は幸福になるために進化したわけではない。
2026-10-16 31:28

【益田裕介 #2】脳は幸福になるために進化したわけではない。

「幸福度を人生のKPIにしない方がいい」。40代になって優しくなったという益田さんが、幸福・不安・孤独について話す第2回です。
ゲストは精神科医の益田裕介さんです。

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▼今回のお話
40代で優しくなった理由/世の中はよくなり続けている/頑張りすぎるほど不幸になる/世界の解像度が上がると孤独になる/脳は幸福になるために進化したわけではない/漠然とした不安は、いつでもピボットできる準備/恋人が精神科に行かないとき、周りはどう接する?/精神科医にとって「共感」は目的ではなく手段

▼ゲスト:益田裕介
早稲田メンタルクリニック院長。精神保健指定医、精神科専門医・指導医。防衛医大卒。防衛医大病院、自衛隊中央病院、自衛隊仙台病院、埼玉県立精神神経医療センター、薫風会山田病院などを経て、2018年4月に開業。YouTube「精神科医がこころの病気を解説するCh」を運営。著書に『AIメンタルケア入門』。

▼番組について
企画家・高瀬敦也がパーソナリティを務めるPodcast番組です。
だれもが知ってる有名人から、表に出てこないけどめちゃめちゃ面白い無名人まで。
さまざまなゲストをお迎えしてお話を聞く、100番目くらいにタイパがいい番組となっています。
お悩みのあるビジネスマンからのお便りも、ビジネスマンじゃない方からのお便りも募集しています。
お便りはこちら
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▼パーソナリティ:高瀬敦也
企画家。「逃走中」「ヌメロン」「有吉の夏休み」「ノイタミナ」等企画。国際エミー賞三度ノミネート(日本人最多)。ゲーム「逃走中」100万本。「ヌメロンアプリ」350万DL。「お金のまなびば!」はYouTube登録者数70万人(金融業界一位)。「伯方の塩二代目オーディション」で広告効果10億円のバズ。カブス今永選手などプロ野球選手200名超をチューニングする「DEMENSIONING」や、AI・web3.0開発の「POST URBAN」など5社創業・経営。20社以上で顧問。著書4冊上梓、ベストセラー。YouTube登録者50万人の自社IP「日本企業超会議」主宰。

感想

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00:04
This is the world's 100th most taipa businessradio show.
はい、みなさんこんにちは。 世界で100番目にタイパがいいビジネスラジオということですね。
このタイトルに対するツッコミは、まあ、おいおい置いといてという。
前回に引き続き、シャープ2ですけど、シャープ2というか、
日本一の精神科医、益田裕介先生ですね。 第2回でございます。
前回、ちょっとフリーを入れさせてもらったんですけど、
みなさん、そもそも精神科医のお医者様のことを どう感じてらっしゃるかわかんないですけど、
松田さんと長谷知賢、単純に個人、松田さんとして ずいぶん優しくなったなという印象が。
いや、もう、やっぱり40代になって優しくなったと思いますね。
年の話?
本当に疲れがあるのかもしれないけど、やっぱり30代の時ってまだ、
攻撃的というか、ぶっ潰してやるみたいな、上の世代を。
本当に、それが良さでもあるじゃないですか。
本当に40超えたぐらいから、ぶっ潰される側にもなってきたというか。
おー、なるほど。それはある。
だから、今までは先輩に食いついてやる、噛みついてやるって感じだったのが、
40代になってくると、先輩から中堅になってきて、医者の世界。
まだ40代ってギリギリ若手と呼ばれるぐらいですけど、医者の世界は。
でも、もう本当に中堅になってきて、
上の世代にはAIってこう使うんだよって説明したりとか、
下の世代には、俺も研修の時はいじめられてたよとか、
いうような立場になってきたら、優しくなりましたね。
これなんか、なるほどと思った。
年を経て丸くなる話って、一般的には経験とか焦りがなくなるとか、
ある意味、諦めとかも含めてっていうものとして解釈されるけど、
下に対する気遣いとか、下から刺されるんじゃねえかっていう、
ある種の恐怖じゃないけど、そういう立ち位置の変化が、
もしかしたら、下のことを意識して丸くなってるっていうのもあるのかなって思いました。
そうですね。やっぱり立場が人を作るっていうかね。
今考えると、でも30代でやっぱり何者でもなかった時に、
あれぐらい尖っとかないとやっぱりどうしようもなかったなと思うから、
良かったのかなと思う。
なるほど。
まあでも、確かに何者かになったから優しくなったわけじゃないもんね。
なったから優しくなったっていう面もあると思います。
それは立場があると思いますけどね。
それだと逆に若干何者かにならなきゃいけない切迫感も出てきたんで、
聞いてる人からすると救いがなくなっちゃうなと思ったんですけど。
まあでも救いがないんじゃないかなって僕はいつも思ってて。
03:01
冷静に考えると、本当に例えばガンになりましたよって言われた時に、
でも手術をすれば生き延びれますよ、その代わり胃は半分になりますよとか、
傷跡は残りますよって。
まあそういうことなんですよね、不幸とか病気って。
だから精神科も同じなんで、
なんかさも傷跡さえないですみたいなのは嘘だなと思ってる。
だから別に、僕だって別に苦労したんだよとか、
おじさんが言われてもなんかムカつくじゃないですか。
お前は優しいとか、そりゃそうだろお前、金もあって家族もいてね、
その前に俺と一緒に住んだよって向こうは思うと思うんで。
なんか人の気持ちがわかるようになりましたね、増田先生。
そう思いますか?
いやでもそうかもしれないですよ、余裕ができたんで。
本当に昔はもっと俺の気持ちをわかるよみたいな感じが強かったと思うんですけど。
顔が違うもんね。
太ったしちょっと。
あ、それか。
肉ですか?
肉もありますよ、肉も。
いやなんか、あれ前も増田さんと話したことこんな話したんだよな。
その時もなんか優しくなられた気がしましたけど。
お会いした直後って、だってまだ自衛隊辞めたばっかりでだったし。
そうか。なんか一回新宿で対談したじゃないですか。
僕の出版はしだったかな、増田さんの出版はしだったかな。
あの時もずいぶん優しくなったなと思いましたけど。
その前ぐらいは、最初お会いした時はもうハングリーというか、ただボコボコにされてたというか。
もうトラウマが。
今だから思うけど、あの当時って2018年、19年とか。
2018年に働き方改革が始まった。
それまでってもっとめちゃくちゃでいろいろあったんだよ。
働き方パワーももっとあったし。
ましてや自衛隊のパワハラだからすごかったから。
まあそれ病んでるよなみたいな感じでしたね。
じゃあ当時はやられてたから優しくなれなかったんですね。
でもまあ社会全体そうだったんじゃないかなって気もしませんか。
まあだからその我々っていうとねちょっと世代があれだからちょっと失礼かもしれないけど。
でもまあ今若い人たちからどう見えてるかっていうのはありますよね。
こっちは喉元過ぎた感覚で今喋れてるからあれですけど。
今の人たちは今の人たちで社会って不条理だと思ってる。
ね、戦ってるんでしょうねきっと。
でもまあずいぶん良くなったなとは思うし。
まあそう思いますけどね。
いや本当。世の中はどんどん良くなり続けてますから。
その昔はなんてもん晒し首ですからね。
06:01
奴隷制があって人身バイオラーが当たり前で。
それに比べればねずいぶん良い時代になりましたよ。
なんか思いますけどね。皆さんはあんまり思わないかもしれないけど。
どうなんでしょうね。これも使えるかどうかわかんないんでカットしてもらったらいいんですけど。
全部使いました?
いやフジテレビもずいぶんちゃんとしたなと思って。
どういう部分?
いやだって3年前とかはジャニーズ問題は報道しないわ。
ジャニーズ問題の直後にアナウンサー連れてバーベキュー大会してるわ。
パワハラだって言ってて。
それを翌年週刊誌に引っこ抜かれて。
記者会見したらそれがふてぶてしい記者会見でまた取締役。
一生ロンキー。もう全日会さされたじゃないですか。
ついこの間もなんか炎上してますよ。ドラマの佐藤二郎さんの件とか。
だけど3年前に比べたらもっと人間的に対応したなみたいな。
そうなんだ。日本一の精神科医がそう言ってたって伝えてあげたいですね。
いやだって少なくとも第三者院の外部の弁護士さんには相談してるんだから。
まあずいぶんマシになったなみたいな。
前なんか弁護士に相談しないで揉み消してたんだからパワハラで。
全てに対して、世の中全てに対して増田さんの物の見方が優しい。
優しいですか?
それの違いがあると思う。
そうかもしれない。
だからなんかそう思っちゃうと、まあいろいろ言うけどそんなもんかいなって僕なんか思っちゃうけどね。
まあこれもっとよくなるんでしょうしね。対応。
でもね、みんな優しければいいじゃないですか。いい世の中じゃないですか。
総論ですよ。経済成長の話とか置いといて。
でも大体こういう話すると年いったからとか経済的にゆとりがあるからとかそういう話になっちゃうわけでどうしても。
なんかそうじゃない分析っていうか、経済的にも満たされてもなく、何にも満たされてないけど多少優しくする術とかあるとすごくいいなって思うんですけどね。
だから無理して優しくした方がいいんでしょうね。
そういう人たちは。やっぱり無理、我慢するってことじゃないですかね。
なるほど。
アンパンマン的な世界ってことでしょ。自分お腹空いててもパンあげるみたいな。
無理して優しくしてるといいことあるよみたいなことですか。
まあいいことあるかもしれないしいいことないかもしれないですけど。
多分これ聞いてる人って結構それなりにちゃんとしてる人多いと思うんですけど。
それでも瞬間的には満たされない気持ちの人もいると思うんですよ。
そういう人たちに向けて今の話を改めて伝えてあげてもらっていいですか。
そういう人たちに。でも多分これ聞いてる人って向上心がすごく強い人たちなんじゃないかなと思うんですけど。
09:02
最近僕が考えてるのは、結局スポーツも一緒で、スポーツ選手の打つ秒の割合って多いんですよ。
頑張るから。頑張ってもう怪我するか打つ秒になるかのギリギリまで練習で追い込むわけです。
スポーツって始めたうちはどんどんどんどん健康になっていくし、心身も充実していくんですよね。
でもあるラインを超えると今度は不幸になっていくんですよね。
だからこのちょうどいい塩梅で止めておいた方がいいんだけど、仕事もそうで。
でも多くの人、特に東京にいる人って頑張っちゃうよね。
だから頑張れば頑張るほど、本当のプロ野球選手でもプロのスポーツ選手でも金メダリストを目指すみたいな感じで、
才能のギリギリまでやるから、不幸になるしかないから。
本当の幸福だけ目指そうと思ったら、いい感じのところで諦めてやったほうがいいというか。
医者の世界でも理産卒業してるのに、研究もせずに、経営もせずに、勤務医でノブホント暮らしてる人たちがいて、
才能の無駄遣いというか普通に考えたら、「もっとできるだろう!」みたいな感じだけど、
でも本人はそれなりに満足してて、周りも満足してるし。
このラジオの企画・プロデュースは、無限という現役東大生の社長を含めたチームなんですよ。
昭波さんは、理産の人たちってどんな人たちに見えてます?
理産の人たちですか。
受験だとすごいかったけど、入った後は別に違う医学をしないように、
簡単な医学を研げるとか、天才感ってそんな中に入ってます?
特にこれからの時代って、何をもって優秀かってまたね、ちょっとだいぶ変わってきますよね。
結構前から本当は違うんだけどね。
頭の良さって結構あると思いますけどね。ずっと体力と頭の良さが。
頭の良さみたいなことですか?
頭が良いと優しい人も多いしね。
いや、わかります。
だからそこは得をするし、逆に可哀想というか。
いや、いいですね。
いいですか?
なんかね、増田さんとね、久々じゃないですか、お会いするの。
久々です。
なんか増田さんが、なんかすごい僭越な言い方ですけど、また2、3段人間としてすごいパワーアップされてるんでしょうかね。
タレント感も。
さすが、素晴らしい。それこそね、やっぱり土台が優秀なんで、増田さん。
ありがとうございます。
いやでも本当に、そうですね。なんかいろいろ思うことはいっぱいありますけどね。
12:08
40代って、ある程度年が行くと優しくなるみたいな文脈がありましたけど、環境によるんだろうけど、
年が行くからこそ感じる孤独とか、社会に対する不満みたいなのも一方で出てくる場面もあると思うんですよね。
40代ぐらいって、ある程度自分のポジショニングが見えてきたりして、そういうのってどう感じられます?
それはなんか僕もよく思うんですけど、おそらく世界への解像度が上がってきて、孤独を感じてるってことだと思うんですよね。
そういうのって19世紀とか18世紀のいわゆるニーチェとか、実存主義と呼ばれてる哲学者の人たちが悩んでたことで、
夏目漱月もある意味悩んでたことというか、世界に対する幻想性を失うと、
だんだんみんな人間って一人なんだなとか、限界があるなってことに気づいて絶望するってことが起きるんですけど、
それ、そうかなっていう。だからみんな昔の人が考えた通りなんじゃないですかね。
多くの人はその時に何かしらそれを受け入れるなり、それとの向き合い方をその人ごとに見つけていくわけじゃないですか。
付き合い方というか。最後は一人だよねとか、自分の能力の限界と社会との折り合いの付け方を見つけるじゃないですか。
でもそうじゃない人もいるじゃないですか。もしくはその過程にいる人。結構辛いと思うんですよ。
そういう人たちでどういう声の掛け方をしてあげればいいんですかね。
いやどうなんでしょうね。だから辛い…。
今までの文脈だと、まあそういう問題で終わっちゃうと思うんですけど。
どうなんでしょうね。なんかこう、そうですね。高橋さんが喋ってたそういう問題を根で包みつけちゃうから、このまま終わっちゃうんですけど。
でも臨床場面ではやはりそういうことって伝えていくしかないというか。
でもそういう限界性っていうのを誰が言うか、誰かが言わなきゃいけなくて、看護師さんとかは言えないわけですよ、ある意味。看護師さんとか福祉の人たちとか。
家族は言ってくれるけど、家族だと納得できないことがあるんで、お医者さんという立場だからこそその限界性を言うっていうのはありますよね。
病気だからとか、知的能力には限界があるとか、遺伝子で決まることがあるとか、親でも子供を愛さない親もいるとかね。
精神科だから究極的には殺人者もいるわけじゃないですか、ある意味。
刑事事件に発展することもあるし、家族問題が解決せずに離婚したりとか、絶縁関係になる家族もいるとか。そういう事実は言いますよね。
15:07
それはさっき言った実在性とか看守観性の話になりますけど、それを言いますよね。だから言うしかない。
じゃあ増田さんが言いまくればいいんですね。
言いまくるしかないというか、そこで言った後の無念さを共有するとか、そういうことになるんでしょうけどね。
それと個人の人生の幸福とは、因果関係はあれど、絶対的な物差しにはならないよみたいなことを伝えられるといいですけどね。
でも、そもそも幸福になるために生きてるわけじゃないんで、僕だって。思いません?だって。
別に幸福になるために生きてるっていうか、脳みそってそのために進化してきたわけじゃないんで。
やっぱり、猿には解決できない問題を解決するために人間って進化してきてるし、どう考えたって猿よりも不幸そうな顔をしてたりもするわけだから、人間はある意味。
こんなに異色中垂れてるのに。だから、そこはあんまり純粋なKPIとして幸福度っていうのを一番にしないほうがいいんだろうなっていうのは思いますけどね。
めちゃめちゃいいですね。
すごい同感です。みんな幸福になるために生きてきてるんだっていう究極的な脅迫観念というか同調圧力みたいなのがあって、だから苦しんでるところがあるかもしれないです。
幸福イコール資本主義なんで、どうしても経済的環境とかでリンクスして、それが怒りに変わって社会に保護先を向いたり、いろんなことがあると思うんですけど。
そもそも、別に幸せになるために生きてるわけじゃねえんだよっていう、ある意味は仏教っぽいんですけど、それがあるとずいぶんみんな楽になると思いますよ。
幸福になるために生きてる脳みそって、そういう臓器じゃないもんね。
だから、なんかそういうことですけどね。
いいですね。じゃあ、あえてバカっぽく聞きます。
じゃあ、何のために生きてるんですか?って言ったら何て答えるんですか?
何のためっていうか、あんまりそういう理由は特にないんでしょうね。
そもそも、生きてることに理由を求めるなってことですよね。
だから、やっぱりそれなりに動物的に、生物学的にはよくわかってない。
よくわかってないというか、単純に種を増やすためってことになるだろうけど。
もうちょっと深く考えると、自分なりのストーリーとか課題感を解決していくしかないわけだもんね。
いいですね。そうすると多分、肩の力が抜ける人も多いかもしれないですよ。
肩の力というか、基本的には結局解像度を上げていくっていうのが精神科の治療なんで。
18:05
解像度を上げていく中で固定観念に縛られなくなるから、肩の力抜けていくことが多いよねってことですよね。
生きるということに対する解像度が上がった気がしますよね。
良かったです。ありがとうございます。
深いですね。
いっぱい来てるんですけど、お便りは。
今の会社に不満はないのに、本当にこのままでいいのかという迷いが消えません。
具体的なプランは何もない。YouTubeで広告を見たりするたびに、ふと迷いが生まれてしまいます。
漠然とした不安みたいなことでしょうかね。今、すごく多いと思いますよ、今の生活者ってこういう。
若干諦めつつも、でもなんとなく奥深いところに不安をずっと抱えてるみたいな。
何か行動してるわけでもないけど、行動してる自分も、もう攻めるのもやめつつあるみたいな感じでしょうかね。
どうなんでしょうね。分かんないけど、別に不安はなくてもね、もっと儲かるプランがあるんじゃないかと思いながら生活するって大事なんじゃないですか。
それはピボットをできるように準備しておくってことだから。
うん。
なんかそんな正論ばっかり言ってたね。
いや、と思いますけどね、不安ぐらいがあった方がいいんでしょうけどね。それが勉強にもつながるしね。
すごくいいなと思いました。全部認めてあげる感じがいいですね。
そうですか。
こう言っちゃうんだけど、別に生きる目的なんか、今は別に幸せになるためになんなくていいんだよとか。そもそも不安は抱えてるもんでしょうみたいな。
多少不安がなかったらね、何かあったときに動きにくいですもんね。
それはなんか、目の端に不安とか死を抱えるっていうのが結構大事で。
例えば、時間という概念がない部族っていうのは、所有という概念もないから楽しそうに生きてるわけですよ。貯金もしなくていいから。
だけど、本当に危機があったときに絶望して死んじゃうというか、集団自決を選ぶみたいな。
どういうことですか?
いや、だから、こんな危機が起きるなんてみたいな。
なんでこんなことが起きるんだって言って混乱して、ついていけない人は普通になっちゃったり死んじゃうってことなんですけど。
だから普段からそんなのあるでしょうみたいな思っておいたら、別にそんな落ち込まないというか。
なるほど。ある程度、理不尽なことに対する精神的な備えをしておくってことですね。
そうそう。だって会社だって寿命30年とか言われて、今の会社でハッピーだと思ってたら、何かあったときに不祥事でガクンとくるかもしれないし、
今みたいにAIが来たことで失う仕事とか産業もあるじゃないですか。
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だから、「え?」みたいな感じでガクンと来ちゃうかもしれないじゃないですか。
だから、あんまり不満がない、何も不安を考えずにのほほんとに生きてたら、ろくなことは起きないから、多少あったほうがいいんじゃないですか。
ある意味言うと精神的な防御力につながってるからいいんじゃない?みたいなことですかね。
そうそう。だから迷いがあるほうがいいですよね。
恋人の仕事が忙しくなってから、恋人の精神面がかなり不安定、パートナーの精神面が不安定で、病院に行くことをそれとなく…
そんななんだ。病院に行きなさいって言ったら略切れされましたと。見ていてつらいんですけど、本人の考えもあるだろうし、
周りにいる人はどのように接すればいいですか?ですって。
これも結構よくあるんですよ。精神科って通院しないんで、だいたいみんなが。
家族が通院させようとしても通院しないっていうことはよく起きてるよということで。
特に日本人はまだ馴染みがないですもんね。
そうですね。東アジアとかは全然ダメみたいですね。
それなんでなんですか?
やっぱり周囲の目とかそういうの気にしていかないってことみたいですけど。
そもそも人に相談するっていうことに対して、そんなに前向きじゃないですもんね。精神科のみならず。
そうですね。
これどういうふうに接すればいいんですか?
本当に自傷多害の恐れがあるとか、警察団になるようなことがあった場合は、警察を呼んで強制入院みたいなことができるんですよ。措置入院っていう形で。
そうじゃなかった場合は…
そこまでじゃないでしょうね、きっと。
強制力は持てないんですよ、治療の。っていうのがまずあって。
じゃあその上ではどう接すればいいかというと、私は病院行ったほうがいいと思うけど、あなたは行きたくないんだろうねって言いながら寄り添ってフォローしていくしかないという。
傾聴していくしかないっていうのが結論になるんですよね。
そうですよね。たぶんこれ、いずれこの本人が参っちゃいますよね。
参っちゃえば結局恋人だから責任関係はないわけだから別に別れたらいいだけというかね。本当にそういう話なんですよね。
いいですね。そこまで背負うなってことですね。
背負ってもいいけどやれることは限られてるし、やっぱりドライな部分も必要だし、冷静にドライで考えていかなきゃいけないっていうのがやっぱり大事ですよね。
どの程度のどういう精神的な結びつきかわかんないですけど、たぶん実際はともあれ今これを書いている、このお便りくれた人はすごく心配なんでしょうね、パートナーさんのこと。
自分がどうなってもいいけどとにかくパートナーさんを救いたいって思いだと思うんですよ。
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もっと言うと、このお便りの主は主の親から見たら、「もういいよ、お前がおかしくなっちゃうよ。別れて家に帰ってきなさい。」みたいな感じもあるかもしれないんですけど。
本人からすると、「いやいやいや、なんとかちゃん、なんとか君のほうが大事だよ。」みたいな感じだと思うんですけど。
だからそういうラインが難しいんですよね。絶対的に正しいラインとそうじゃない、どっちもあり得るなっていうラインがあるじゃないですか、ゾーンが。
結局さっき言った通り、自傷疑いの恐れがある場合、自分を傷つけて今すぐ自殺してしまいそうとかであれば強制的な治療が介入できるんだけれども、そうじゃなくて不安定だというだけで介入はできないんですよね。
まあでも、そういう介入ができるんだよっていうことを知っておけばちょっと楽になるかもしれないですね。
そうですね。
最悪は強制的に連れていけるよっていう。
あとはその前であればどれも正解というかね、ある意味。どれも正解というか。そういうことになっちゃいますね。
いいですね。だんだんドクター…。
ドクターって感じですか?
ドクター感が出てきましたね。
冷たいと。
冷たいとまで言わないですけど、いいですね。
まあ確かにね。こういう相談ね。
多分私と喋ってるからだと思うんですけど、増田さん知らない人がこれ聞いたときに、増田さんってずいぶんゆとりのある、のんびりしたいいお医者さんだなって思われたと思うんですよ。
その誤解を解け始めたんでよかったです。
そうですか。独特の世界観なんですよね。だから結局毎回思うのは。だから普通の人と同じような世界観で生きてないってことですよね、精神界って。
誤解されないために言っとかなきゃいけない。私、前回だったか今回だったか忘れたけど、人の気持ちがわかるようになりましたねって茶化した理由なんですけど。そもそも精神界は人の気持ちがわかったらやってらんねえ
んだよっていう説。
そんなことはないですよ。
あれそうでしたっけ?
人の気持ちがわかったらっていうわけじゃないんですけど。
共感中か、あんまり乗っかれないですよね。
乗っかってるの?
わけにもいかないですよね。
わかるっていうのかな?わかんないというかわかるんだけど、基本的には医学だからね。
人間のことを動物と思ってるっていうのが我々の世界なわけです。
なるほど。
だから別に総理大臣だからこの治療をして、一般のおじいちゃんだから別にこういう治療をするってことはないわけですよ。みんな同じ病気だったらその病気に合わせて治療をするわけで。
27:04
だから精神学っていうのも別に心の病気だとか人間関係だって言っても全部病気として扱うというかビジネスライフに扱うもんなんで、共感とか理解っていうのは解像度を高めるための手段であって目的じゃないという
か。
そこは結構独特ですよね。
それ散々患者さんとか患者さんの周りの家族にもそれ説明されてたと思うんですけど、多分そこへの誤解がすごい多いと思います。世間は。
でも多分理解困難なんじゃないかなと僕は思ってて。
なんとなく精神科医ってカウンセリングの延長ぐらいに考えてる人が多いと思うんですよ。医学とカウンセリングもなんなのかって置いといてたんですけど。
それは病気として扱ってくれた方がある意味嬉しいというか安心できると思うんですけど。
でも一方でなんとなく隣近所のお兄さんみたいなポジションに入ってほしいって思いながら来てる人多いと思うんですよね。
そう思いますけど。それで治療が成立するんだったらいいけど成立しないからね。だからこういう形になってるってことですからね。
そうですよね。そういうところをちゃんとわかるといいですけどね、みんな。
でもまあ難しいしよくわかんないと思いますよ、結論。だからまあそれも含めてそう思いますね。
だから本当に世の中が複雑化してきて最近よく思いますけど、
なんて言うんだろう。わかんないことが増えてきてるんだろうなと思いますね。
なんて言うんだろうな。世の中のことがわかんない人がわかんないものになりやすいというかね。
いろんな価値観も出てきたりとかルールも複雑化してるから大人の事情っていうのが分かりにくくなってるんでしょうね、どんどん。
確かに。なるほどね。なるほどな。確かに。
いやそれいつって言われたらわかんないですよ。勝手になんとなく50年前ぐらいをなんとなく想像してますけど。
30年ぐらいでもいいかな。そんなに世の中のことを知ろうとしなくても、
世の中の深さに限界があった気がするんですよ。情報量っていう意味でもそうなんですけど。
今、理解しようと思ったら底なし沼っていうか、掘り切れない感じはありますよね。
結構むずいですよね。例えばこの人だって見ていて辛いから半ば強制的に精神科連れてったって言ったら訴えられちゃうかもしれないわけじゃないですか。
私を精神科患者扱いしたんだとか言って、
そうしたら入れる保険がなくなったとか、通院歴が付くことによって会社から悪影響を受けたとか、名誉競んだとか言って訴えられちゃうこともあるわけだから。
30:11
そういう世界になってきちゃったんだよね。昔はそんなことしないじゃないですか、恋人だからとか。
そんな見ともないことしちゃいけないとか親が止めてくれてたのが、今って親が訴えてくれる可能性もあるわけですよね。
だから、やっぱりドライな部分というか、そういうところがないと生きづらいですよね。
そろそろ第2回を終わらせたいなと思ってるんですけど、収録が始まる前にそこのホワイトウォードにすごい面白そうなことを書いてたんだけど。
これ何ですか?
これはAI時代にどう人は変わりますかっていうのを佐藤さんと喋ってたっていう。
いいですね。ちょっとその話聞かせてもらっていいですか?第3回で。
じゃあ第3回で。
あと、久々にお会いしたんで、増田さんの悩みないですか?みたいなこととかもちょっと聞きたいです。
はい。
はい。じゃあ、今日もここまで聞いていただいてありがとうございました。もしよかったら続きをまた聞いていただければと思います。
31:28

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