イギリスで砂糖消費量急増の理由
タベモノラジオのカチャローリムとムトータクローです
ムトータローです
このラジオは、少し変わった経歴の料理人兄弟が
食べ物の知られざる世界を
ちょっと変わった視点から学んでいく
ラジオ番組です
はい、ということで前回の
続きなんですけど
冒頭なんかあったっけ
最近このなんか記憶喪失みたいな冒頭
結構やってんだけどさ
振り返りね
やりましたけどいかがだったんでしょうか
皆さんね
今回も歴史じゃないけど
もうこれで11話目か
11話
長いかな
でも豆腐に比べれば可愛いもんですよ
そこと比べれば
いやでもそれでも長いと思うよ
今回本当に
情報量多くて
聞くのしんどってなってる方も
実際いらっしゃると思うんですけど
これはね
古生の会以来の
食文化史を
理解する上で
かなりキーになるものなんですよね
はいはいはい
なんだろう
僕の感覚の中では塩よりも砂糖の
こういった人間の動きに関してはね
大きいなと思ってますし
砂糖以外だったら
何があるんだろうっていうぐらい
結構大きな
歴史の転換点に
登場する食材なんですよね
なので
ちょっと強めに重めにやってます
そういうことなんだ
これに匹敵するのは何だろうなあとワインとか
なのかな
ワインも割と
えぐいっていうかあれは近現代まで
かなりいろんな事件が
起きるからネタが多い
そうなんだ
古生のシリーズ
あたりって
いきなり歴史メイン
で始まったじゃない
その後って割と
歴史を細かく話さなくても
なんとなく流れが
分かってスッと入ってくる
イメージだったけど
古生のシリーズを聞いてる時は
結構しんどかったよね
それをもう一回
砂糖でやってるような感じ
古生も砂糖も
文化的な流れがあって
それに押されて変化した
もちろんあるんですけど
政治と金で
突き動かされたところがあるんですよ
政治と金
砂糖が生み出した様々な現象
資本主義と政治権力みたいなやつ
だから奴隷とか出てきちゃうんだよ
そういうことね
資本主義と奴隷ってことがありますよね
ああいう感じの世界にあるんで
だから政治と
金の争いみたいなの
奪い合いみたいなのを
理解していかないと砂糖が
なんでこんな動きしたかよくわからないっていうね
古生も同じなんだけど
砂糖の方が古生よりもインパクト強い
そういうことね
じゃあ早速本編いきます
では前回の続きです
今回は
今回はイギリス人砂糖を飲むです
やっと新しい情報に入りますね
砂糖飲み始めます
飲むのだ 当たり前だけど
そんな砂糖溶かして直接飲むようなバカはしないんですけどね
あのシロップとかじゃなくてね
じゃなくて
コーヒーとかお茶に混ぜて
直接飲むってことをし始める
でもたまにいるじゃんガムシロップを
直接飲むやつ いるけど
あれに関してはない
いやあれで普及広まらんのよ
みんな飢えてなっちゃうし
そんなに量消費できないから
ああそうなんだ
薄めて飲むから都合100ccの
ガムシロップ飲んだことになってるけど
原液100ccは
えぐいよ
じゃあオリゴ糖みたいな
ボトルのやつよりかは
ファンタみたいな精製飲料水にした方が
砂糖は消費される
されるでしょうね
普通にコーヒーとかお茶に砂糖入れたら
みんな飲んでるじゃん美味しいって
砂糖そのまま食べるの大変じゃん
まあ大変だね
塩辛いの違う版だから
これからコーヒーとお茶の話する
っていうのになんでファンタに例えた
いや精製飲料水って
砂糖いっぱい入ってる
精量飲料水
砂糖入りの精量飲料水が
出てくるのはもっと後の時代だから
今日話す人
じゃないよ飲み物のほうが先輩なんよ
今日神々だな
そうね確かにね
でも前の前田家に
あったじゃんフルーツを
入れたような
砂糖水に花を入れたみたいな
ありましたね あれも精量飲料水だよね
はいもうシャルバットとか
あの辺もまさにそれなんで
あれはなかったんだねそのままの流れってあんまり
たぶんですけど
シャーベットとしてねイタリアで
ソルベになったりフランスでシャーベット
化したりとかっていうのはあったはあった
と思うんですけどどうやら
ですね
イギリスの砂糖消費量のデータ分析
アラビア系イスラーム帝国と
比べて寒いん
すよね 寒い
普通に考えてですけど
温かいドリンクのほうが
流行ったのかな知らんけど知らんでないけど
これ僕の感想っすよ 確かに確かに
ロンドンとかさ
普通に井戸で言ったら
いきなり日本の北海道並みじゃないですか
そうだね
あそこでシャーベットよりは
温かいドリンクのほうが流行るんじゃない
いらないかもね冷たいのはね
わかんないけどね
色々と事情はあったんだと思います例えば水が
美味しくないとかね
そういうのはあったんだろうとは思うんですけど
確かにね
とにかくコーヒーと
お茶のおかげでめちゃくちゃ砂糖の
消費量が増えたよって話を今からするんですけど
今日
もしかしたら次回行くかもしれないけど今回の
到着地点は年代で
行くと1750年頃
1750年頃
18世紀中頃なんで
そうだな江戸時代の真ん中辺
江戸時代の真ん中
北斎が出てきたぐらい
葛飾北斎
そのぐらいの時代ね
幕末が1860年
くらいなんでその100年くらい
前だと思ってだいたい
そのぐらいのところに
砂糖がめちゃくちゃ消費量が上がってるよ
っていうデータがあって
国民の砂糖消費量の
平均値ねこれが
イギリスはフランスの
8倍から9倍あったって言われてる
8倍から9倍フランスの?
そんなのあるの? フランスだって
パリも抱えてるんで人口多いから
コーヒーハウスの起源と拡大
平均値だと下がるのかもしれないけど
言ってもあそこお菓子いろんなの
生み出してるところなんですよね
だしフランスって
当時ヨーロッパ世界の中でも
最先端の国なんですよ
文化の発信拠点みたいな
その時代はそうなんだ そうなんです
おしゃれな
洋服もおしゃれな生活
スタイルも割とフランス発
みたいなのが多くて
いう風に変わってった時代なんですね
にもかかわらずイギリスの方が
砂糖の消費量が多くて
その差はなんと8倍から9倍っていうね
かなりあるね かなりあるんですよ
フランスだとマカロン
とか甘いやつね
なんなんばっかりだと思ってるからさ
砂糖の消費量を
引き上げた要因は実はドリンク
以外にもう一つあって当然ながらお菓子なんですよ
お菓子
この後の時代になってくると
お菓子によって砂糖の消費量がグーッと上がってくる
ただこれを牽引したのは
アメリカだったりするんですけど
アメリカ?ここでアメリカ? とかオランダのチョコレートとかね
オランダがチョコレートなの?
チョコレート菓子ね
ベルギーじゃないんだ
ベルギーとかオランダの穴あたりですわ
アントウェルペンとかアムステルダム
です厳密に言っちゃうと
その辺を拠点にして
チョコレートをメインとしたお菓子が出てくる
でも当然イギリスでも出てくるんだけど
イギリスの砂糖消費量とフランスとの比較
その前夜がドリンクだ
っていう話なんですね
コーヒーの話をすると
コーヒー自体は東アフリカ大陸
東アフリカ?
アフリカ大陸の右の端っこね
ポーカー挟んですぐ東側に
アラビア半島あるじゃないですか
あの辺でコーヒー飲まれ始めましたよ
って話ね
これイスラム文化の話をしたときも
ちょっと浴場があったとかね
銭湯みたいのがあったよとか
いう話してそこで
お茶とかコーヒーかなんかわかんないけど
のんびり楽しんだよみたいな話したじゃないですか
あれが途中から
コーヒーが出てきて
これいいじゃんってコーヒー飲み始めるんですよ
元々は
宿泊施設とか
キャラバンサーとか
お風呂屋さんとかで楽しんだんだけど
そのうちにコーヒー専門店が
独立するんですね
これカフェハーネって言うんですけど
カフェハーネ
コーヒーハウスって意味です
イスラム系の言葉で
最初のコーヒーハウスとなる
カフェハーネが
オスマントルコ帝国の中に
生まれる
オスマントルコ帝国内
まあややこしいですけど
イスラム系の国ですよねとりあえずね
細かく話すとめっちゃいっぱい
国出てきちゃうんで
銃口長官じゃなきゃとかやらなきゃいけないんで
それを飛ばしてとりあえずオスマントルコ帝国
トルコ人のとこね
あの辺でカフェハーネが
出てきましたと
これいいねっていうことでだんだん
砂糖の消費量とドリンク、お菓子の関係
流行ってくるんですよ
国と国はバチバチやってるけど
一応商人は行き来が多少あるんで
1600年代の
初めくらいには
ヴェネツィアにちょろっと
コーヒーハウスが作られたりしてる
ああそうか商人の街だから
トルコ系商人がそっち行って
カフェハーネを
イタリアの中に作るみたいな
でポツポツやるんですよね
でこれが
飛び火してですね
一気にイギリス行くんですよ
飛んだね
これはね単純にイギリスで
いろいろと貿易をやってた商人がいて
出張してトルコ辺りまで行くんですね
俺ラウンドいいじゃんって言って
そこで使用人を雇って
そのまま召使人として連れて帰るんですよ
その人に
お前ちょっとできんだろって
お前は向こうでコーヒー作ってたじゃん
コーヒーハウスちょっとロンドンでやるから作れみたいな
感じ ああそうなんだ
それが1652年
ロンドンね 1652年
ロンドン
ほんとね2年くらい前にオクスフォードに
イギリス第一号のコーヒーハウス
作ってる人がいるんです
ユダヤ人のジェイコブっていう人なんですけど
作ったんだけど
どうやら流行らなかったらしくて
流行らなかったのね
けどそれ見ていいじゃんって
思った人が
貿易に行った時にこれだこれだ
って言ってトルコのカフェハーネを
送ってきて
使用人の名前ねパスカロゼっていう人なんですけど
そこまで分かってる
この人がロンドンに
コーヒーハウスの第一号を作るんですよ
ああそうなんだ
それがむちゃくちゃ流行るのよ
ああそうここでも流行るんだね
もうねここからの流行り方は
オスマン帝国内の流行り方と
非じゃないのね
バババババババって
ウゴのタケノコのようにコーヒーハウスがみんな回りつくんだよね
ほうほう
で1652年がスタートで
データでいくと次が
30年後か1683年
なんとロンドン市内に
3000件のコーヒーハウスができる
市内に3000件
そうよ
ロンドン市内の人口が当時約
50万人なんですよ
50万人に対して
50万人に対して3000件
ああ多いねそれは
これ10万人あたり600件って話じゃないですか
うん
今コンビニの大阪で言ったら
東京ってのはもうトップクラスに
多いわけですよね
あれ10万人あたり53件ですから
え
53件しかないの逆に
じゃあその10倍以上
そういうことです
今のコンビニの10倍以上の件数がある
東京みたいな
ほぼコンビニだけど
もっと多い勢いでコーヒーハウスブワーってある感じ
ちなみにですよ
そっから30年後1714年
8000件まで伸びますからね
まだがんのここから
もう計算するの嫌っていうぐらい
まあ人口増えたとしても
たった
コーヒーハウスの起こりと広がり
30年だもんね
そんなに50万人から言っても増えないもんね
倍とかじゃね
コーヒーハウスだらけになる
だらけにもほどがあるでしょこれ
8000件か
コーヒーって
はじめはやっぱりブラックで売ってたんだって
お客さんが
ちょっと苦いよって言ったら
ちょっとミルク入れたりとか
今の喫茶店のスタイルね
なんだけど
苦いの飲み慣れてないんですよ
ないからそんな飲み物が
元々
お茶もコーヒーもチョコレートもないんだよ
確かにお茶のシリーズは
ないって言ってて
中国でしょ
唯一苦い飲み物だったらエールぐらいしかないんだよ
けどホップが入る前の
エールだからそこまで苦くなかったりとか
苦みはホップだったもんね
なんなら
エールで苦みの強いやつだと砂糖入れて飲んだりするからね
この人たちね
蜂蜜とか入れたり
元々ミードだし
ちょっと甘くして飲む文化が
あったんでしょうね
苦いの苦手なのかな
だし出張というか留学で
地中海地方とかね
アラビア社会の方に
行った人たちが書き記した日記を見ると
例えばエジプトの回路に行ったら
コーヒーに砂糖入れて苦みを緩和して飲んでるの
試しに飲んでみたらめっちゃうまかった
みたいな
日記が残ってたりするんだよね
これがどうやらカフェハーネの中にもあったらしくて
それがそのまんま
ロンドンにもやってくる
したらこのね
砂糖入りの方がうめえじゃんってなって
どっちかって言うと
砂糖入りコーヒーの方がデフォルトになってくるんですよね
はあ
そっちが当たり前で抜きなんだ
じゃああえてブラックって言わないとブラックにならない
おかしいじゃん
ブラックって言葉があるんだから
お茶もそうだけどストレートって言葉があるわけじゃん
我々日本人の感覚では
お茶にストレートも何もないわけで
逆に砂糖入りなんだよ
基本がストレートだから
そうそうそういう感じですよ
お茶と言えば甘くないもんだしね
これがイギリスの人たちからすると
砂糖入りがデフォルトになった感じ
そういうことね
これ一応コーヒーハウスが
流行った背景っていうのがあって
それこそこのシリーズの
だいぶ前を思い出さないといけないんですけど
カフェハーネとか浴場ね
覚えてます?
アメリカ帝国の中で
そういう施設があってそこがすごくいい
社交の場になってビジネスの情報交換したりとか
政治談議をして盛り上がったよ
商人とかが集まったり
はい
ああいう場所になったよって言ったじゃないですか
同じことがここで起こるんですよ
ロンドンで
カフェハーネつまりコーヒーハウスですね
ロンドン版コーヒーハウスが
社交の場になるんですよ
ああそうなんだ
実はヒエラルキーの
上の王公貴族っていうのは
そういう情報交換をしたり
交流する場が元々あるんですね
あるんだ
パーティーやってたりするし
社交会とか
社交の場があって宮廷サロンみたいなのがあって
そういう空間があるんですけど
庶民にはあんまなかったんです
唯一あるのは
仕事の後に
立ち寄るエールハウスぐらい
いわゆる居酒屋っすよ
はいはい
あの人たちは
当時の時代感でいくとあまり水が飲まれていない
お腹壊しちゃったりすると
いけないしね
高度が高いしね
だから飲み物といえば
お酒なわけですよ
薄めたエールとかを飲んでたわけですね
挙句の果てに交流の場が
居酒屋なわけじゃないですか
どんなにいい話してもですね
最後の方はベロンベロンの
グダングダになっちゃうわけですよ
飲まなきゃいいんだけどさ
そこまで
なんかセットなんだよね
飲み物が
当てが欲しいみたいな感じなんだよね
したらさビジネスで
これやったらこんなプランがあってさ
って言ってる話がだんだん酔っ払ってくるから
口頭向けになって意味ない話になってくって
よくあるじゃない
なんなら二日酔いになったら
覚えてないみたいなね
いい話したはずっていう記憶しかないから
内容全くだからね
それが当たり前の世界なんだよね
それまでの社会っていうのは
ところが
コーヒーだったらいくら飲んでも
酔っ払わないじゃない
イギリスの庶民にとって
歴史上初めて
シラフで語れる場なんだよ
コーヒーハウスとビジネスの発展
コーヒー飲みまくると
どっちかというと覚醒してくよね
逆に頭冴えてくじゃん
そうなんですよ
これすごく影響が大きいのが
コーヒーハウスって
イギリス史を語る上で
絶対外せないワードなんですよ
そうなんだ
本当にコーヒーハウスの中から
生まれたビジネスってたくさんあって
例えば今の株取引
株取引
当時だったら財務側とか砂糖側面科側っていうので
売買の契約をその場で結ぶとか
そういう情報交換するっていうのが
コーヒーハウスの中で起こってたりする
へえ
その時に船を出したら
リスクがあるからとか
これ買ったら東南に会っちゃってさ
みたいな会話をしてると
それに対してみんなで賭けしようぜ
じゃあ
お前は盗まれたり
壊れたりした時にお金がもらえる方に賭けとけよって
俺たちはそうじゃない方に賭けとくから
っていうところから生まれたのが保険なんですね
保険の本質と起源
保険ってそんな出だしなの
そうなんです
保険の本質は賭けなんでギャンブルなんですよあれ
賭けとは言うよね
そのスタートはコーヒーハウスで
そういう会話から始まったんで
イギリスにおいてはですよ
保険会社のかなり大きいとこで
最近ちょっと経緯おかしくなっちゃったけど
ロイズってありますよね
聞いたことあるの
ロイズコーヒーハウスって生まれてるんですよ
ああそういえばなんかあったね
あります?
コーヒーハウスって生まれてる
ああそうなんだ
でもうこの時代っていうのは
コーヒーハウスが生まれてから200年ぐらい経ってるんで
新聞とか雑誌も出始めてるんですね
日本でも言うと原読時代とかなんで
ちょうど本がいっぱい出てくる時代なんですけど
これ
コーヒーハウスに
新聞置いてあるんですよ
なんならこの時代の新聞っていうのは
駅売りをしてるとか
宅配ではなくて
主にコーヒーハウスに置いてあって
それを読むものなんです
ああそうなんだ
そんなにいっぱいすれないか
色字率問題もあるしね
上流階級じゃない
中間層なんでまだ
あんまり字読めなかった人たちが
そこに新聞あるじゃん
10人とか20人とか集まって
コーヒーハウスの役割と社会的影響
だいたい読めるやついんのよ
だいたいオーナー多分新聞撮ってるわけだから
読めるだろうし
そしたらそのうちに色字率だんだん上がってくるんだよね
新聞娯楽だから当時
ああそうか
確かにそうね
字を読める情報を得られること自体が
いいことなんで楽しいんですよ
それを元に会話ができるって
めっちゃいいんですよね
ああそうね
携帯でニュース読むような感じだしね
なんか聞いた話なんだけど
っていうので噂話してたのが
色んな情報の積み上げの上に
ディスカッションができてそれが楽しい
それでコーヒー飲みながら
キャキャキャキャするっていう
感じになってくるんですね
へえじゃあコーヒーは
ゆっくり休む場所っていうよりかは
話に行く場所なんだね
コーヒーは当てなんですよね
なんならここから生まれてくるのが
イスラム帝国の時も話したけど
政治談議してるって言ったじゃないですか
ここからですよ
ロンドンのコーヒーハウスから
政党が生まれるんですよね
コーヒーハウスから
政党政治ってあるじゃないですか
そこでなんとなくふわっと幅座みたいなのが
出てくるわけですよ
これが後にシステム化されていって
大きくなっていって
現在の政党政治につながっていく
イギリス市民社会の形成と政治的転換期
ああそうなんだ
これは一般市民が
政治に口出しをできる土台ができた
ってことですね
もちろんこれには
背景があってですね
1650年の
ちょっと前くらいかな
コーヒーハウスが出始めるちょっと前くらいに
一回イギリス王子とぶっ壊れてるんです
壊れてることあんの?
一回壊れてるの
これ教科書的にいくとビューリタン革命とか
聖教と革命って書いてある
名前だけ知ってる
すっごい雑に言いますよ
王様がねジョージ1世だから
エリザベス1世の次の王様ね
あたりが王権真珠説じゃ俺偉いんじゃ
ってオリャーってやるわけでしょ
イギリスって
イギリス聖教っていう教会作ってて
そこのトップはローマじゃねえだろ
王様である俺がこの
キリスト教のトップだぜみたいなこと
言ってるから
お前らプロテスタンとかビューリタンとかカトリックとか
言ってるけど全員聖教に切り替えろ
みたいなダンス
また揉めそうなことやったね
議会とも思えるじゃないですか
俺トップだから
俺に従えはこの野郎みたいなことやるわけですよ
本当はそういうことをやらないように
マグナカルタっていうのが1200年代に
書かれたんだけど
マグナカルタ
解説するとここから20分いっちゃうから飛ばすね
世界最古の剣法の
一種って言われてるんだけどそういうのがあって
暴走しませんみたいなこと書いてある
大剣真珠説があるんだから
マグナカルタなんか知らねえよつって
オラってやるわけですよ
ちょうど同じくらいに
これも解説しないけど
トマス・ホップスのリヴァイアさんっていう社会契約説
みたいなのが出てきて
やっぱ大剣いいよねみたいな
話を強化しちゃうんですよ
偶然ね
本人そのつもりがなかったらしいんだけど
めっちゃバトル状態になる
ジェームズ一世っていう人が
商業主義っていう経済政策を取るんですよね
重商主義
もう商業頑張ろうぜって
商業に重きを置く主義
副国強兵したいから
強くならんとさスペインとかバチバチやってるもんね
ちょっと経済力
上げないといけないよねってやったときに
取った政策が重商主義なんだけど
彼がやったのは特権承認
だけを保護するってやったの
特権承認?
イギリス東インド会社ですよ
ここにこの人たちだけが
していいよみたいなのとか
そういう保護政策バカバカって打っていくんだよね
ああそうなんだ こうすると
他のビジネスマン切れるじゃん
教科書的にはジェントリー
って言うんだけどね
ジェントルマンだよ要は
ジェントリーって
お金持ち商人のことね
この人たちがいや
ちょっと待ってみたいになって
ジェントリー出身で
なおかつ弾圧された側の
ピューリタンの宗教だった人ね
その中にオリバー・クロムウェルって人がいて
この人が議会の
軍隊を率いてオラー
武装砲撃じゃー
って言って
王権ぶっ倒してジェームス一世追放
してジェームス一世の次の王様かな
チャールズ一世かななんかがいて
でその人を処刑しちゃう
へえそうなんだ もう
王政終了市民の
国だぜ共和制だぜ
へえ
そこまであったんだね っていう状況になってるから
なおのこと市民たちが
政治談議することに熱が入るわけだよね
俺たちの国みたいな
のがあるんでコーヒーハウスってのは
イギリスにおける砂糖消費量爆上がり
人が集まって政治談議をしてそこから政党が
生まれていくみたいな
そういう流れなんですよ ああそういうことなんだね
その後
ずっとイギリスって王室
続いてるのかと思った
一回ね何十年か途絶えるんだよね
ああ何十年もあったんだその間は
そうでこれがね
いつ復活すんだっけな
20年とか10年とかそんなものだったかな
1660年に
11年しかねえんだ
11年後には王政復興するんだけどね
ああそうなんだ 亡命してた王様の
子供を呼び戻してきて
いやちょっとあれやりすぎたから
もう一回王政戻そうぜつってチャールズ
2世呼び戻すんで
それまでずっと王政だったもんね
それをいきなりパッと途切れたら
崩れるよね
その象徴的なものがない
そうなんですちょっとね
クロムウェルがすごい優秀だったんだと思うけど
いろんな政治政策を
バババババって
そのおかげで後の大英帝国の
大英帝国の礎を築いたの間違いないんだけど
一方でこれ
ジャガイモのシリーズの時に
アイルランドの人たち
すごい苦しかったじゃない
イギリス本国からすごいやられててみたいな
ああそうね
寒い何もない敵地に追いやられた
人たちが住んだ場所がアイルランドだっけ
アイルランドだっけ
あれを主導したのがこのクロムウェルさんなんだよ
ああそうなの
へえじゃあこの人結構
いろいろやらかしてるね
結構きついことも良いことも両面やってる感じ
なんですよね
ああそうか
かなり世界史の中でも
割と大きいインパクトを
与えた人の一人ですよね
そうだね初めて名前聞いたけど
そうなんですよだんだん世界史の話になってきちゃったけど
でもさっきのジャガイモのあたりの話と
繋がったのは面白かった
そのあたりなんだねこの時代感は
そうちょうど同じくらいだからね
世界史の好きな人にとっては
このあたり前後100年200年って
めっちゃおもろいタイミングなんだよ
エリザベス1世とフェリペ2世が
バチバチにあって
アルマダの海戦で戦って
とか海賊がぼっこしていて
みたいなそういう時代ですよ
ああそうなんだ
まさにあれよ
ドレイクが活躍した時代
ドレイクが活躍した時代
海賊ドレイクって
話しなかったっけ
とその次の世代
コーキンスとか
その辺が活躍した時代と
ちょっと後とかその辺
ああそうなんだまあ海賊バリバリいた時代だもんね
バリバリの時代ですよ
めっちゃおもろい時代なのよ好きな人は
その分おもろいってことはどういうことかっていうと
話が複雑だってことなんですよ
ああ
話が複雑になりやすい
この中の100年間を切り取って
100本以上の物語を作れるぐらい
いろんな物語が詰め込まれてる
ああそんなギチギチなんだ
そうよ
それはこうなるか
フリードリヒニセイガーとかいうのもこの時代だしね
まさにまさに
そうね
途中でどっかでまた
こういう話のさ面白かった話が
あった時代とその過去にあった
食べ物ラジオのシリーズのさ
この話とこの話と
この話は全部同じ時代ですよ
っていうのをやってほしいね
シリーズ多すぎて
時代感が年号でもう
頭入ってきてないんだよね
フワッとしてるんだよね
通年じゃなくて同時代の食べ物の変化シリーズとかね
そうそうそう横展開じゃないけど
いいかもね横串バスっていうのね
そうそう
その頃裏ではこの話があったんだよ
その辺をつないでくれると
あーっていう
いいかもね
今じゃがいもを聞いてそれをすごく
感じた
もちろん今出てきた通りコーヒーも絡むしね
どうしよう
次チョコレートとお茶なんだけど
言っていいこのまま
要はね今ここまで
コーヒーハウスめっちゃ増えたよ
コーヒーがめっちゃ流行したよ
って話したじゃないですか
コーヒーイコール砂糖入りなんで
砂糖の消費量が
ぐーっと上がっていくんですよ
で細かく今日は話さないですけど
この時代にイギリスが
イギリス植民地を獲得していく
イギリス植民地
イギリスも船で大西洋を渡って
アメリカの方に行ったんで
ニューイングランドってアメリカの
北の方だったり今の初期13州の
辺りねとかあと
カリブ海西インド諸島に
自分たちの植民地を持ち始める
こっからなんだ
そうすると自分たちで砂糖
手に入れられるじゃん
今までポルトガルが牛耳ってた
ところにイギリスが入っていって
イギリスが自分たちで
三角貿易始める
ポルトガルじゃなくてイギリスの時代がやってくるんだよね
三角貿易
お茶に変わるイギリスの飲み物事情
これだけパワーを
持ってきてコーヒーハウス
前世でコーヒーの国になったのに
現在どうですか
イギリスイコールコーヒーってイメージ
ありますか ないね
コーヒーと紅茶ですよね
なんでお茶に
行っちゃったのかっていうのがこの後の
話の流れなんですよ
お茶に変わった後に
さらに砂糖の消費量が
爆上がりするんですよ
お茶ブームに伴う砂糖消費量の加速
まだ加速するの
コーヒーの時よりお茶の時の方が
さらに加速する
そうなんだそれ意外だね
すごいことなんですよ
なぜならばコーヒーハウスみたいな
外で飲むところから家庭まで
行っちゃうから
お茶だと
もちろんあるんですよティーガーデンっていうコーヒーハウス
みたいなところもあるし
コーヒーハウスでお茶も売ってたんですよ
同時に
一緒だったんだけどそれに追加で
家庭でもお茶飲むみたいな流れが
だんだんと出てくる
お茶の飲みによって
一緒に砂糖の消費量が
イギリス人の砂糖摂取事情
ぐわーっと上がっていく
同時にクッキーとかのお菓子もぐわーっと
上がっていくみたいな
確かにイギリスあるもんね
なんだっけちょっとおしゃれな
カフェみたいなところで
紅茶とマカロンそれこそ
食べるクッキーとか食べるみたいな
ありますね
絵面しか知らないけど
午後のお茶の時間ですよ
そうそうアフターヌーンティー
そうですね
有名だけど内容全然わかんないなんであれ
あんなに流行ってんだろうと思って
ポッドキャストの話の区切りとサポーター募集
結構短いけどこの後ね
そこそこボリュームあるんですよ
なに?
まさかの台本1枚で3話いく
まあ1本目がね
まとめてるからね
しかもあれですよ
今回台本に書いてない情報また相変わらず言ってますけどね
でも
いいところもあってさ
区切るって決めてるからゆとりがあるね
ああそうかもね
過去2本分は
前編はだいたい時間に追われて
ギュッてやってるから余計ね
詰め込みました感はすごかった
おかげで今日はね
いつもならはしょりまくる
清教徒革命ちゃんと概略だけでも
言えたんでよかった
そうね
これ知っとかないと次回とか話
マジで分かんなかったりするから
ああそうなんだ
全部分かんないわけじゃないけど
一つの要因がホニャってなるかもしれない
確かにね
これぐらいゆったりやって
逆に本数増えたら増えたでまた周囲に戻す
っていう方法もあるから
1本分でこの量でしょ
3本取れるんだったら
周囲に戻しても多分間に合うもんね
そうだよね
じゃあここで一旦来て次回に行きましょうか
次回に行きたいと思いますありがとうございました
ありがとうございました
こんにちは
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