たべものラジオ
たべものの世界を探求する食べ物ラジオの掛茶料理むとう、むとうたくろうです。
むとうたろうです。
このラジオは、少し変わった経歴の料理人兄弟が、食べ物の知られざる世界をちょっと変わった視点から学んでいくラジオ番組です。
はい、ということで今回がミルクということで。
はい。
ミルクね。
なんかミルクでイメージとか、普段日常生活で思うことありますか?
いきなり?
うん。
ミルクで思うこと?
普段飲むミルク?
あーっと、そうだね。牛乳買うね結構。
うん。
なんだかんだ、なんか飲みたいなって時に、牛乳を飲みたいなと思う時が多いかな。
はい。牛乳以外でミルクなんか飲みます?
あとは、シリアルに入れるとか。
それ牛乳だよね。
牛乳。
牛乳以外のミルク。
牛乳以外のミルク?
うん。
牛乳以外のミルク、生クリーム?
それも牛乳でしょ?
何を聞きたいかわからん。
牛乳っていうからには、牛じゃない乳があるわけでしょ?
あー、はいはいはい、確かにね。
うん。
ないねあんまりね。
ないか。
だってチーズも牛乳でしょ?
うん。
ほとんどね。
基本的には。
日本だとそうなりますかね、多いのは。
ミルク、あとは、そうだな。
赤ちゃん屋のミルクとか。
子供いるからね。
そうね。
また今度生まれますし。
そうだね。
今回ちょっとそれに絡んでいいかもしんないですね。
ミルクのシリーズやるのが。
すごいタイミングだね。
ね。
だから、売ってるやつ。
赤ちゃん屋のミルクもそうだし、ボデューの成分とかもね。
母乳ね、ちょっと気になるね。
気になるよね。
母乳も最初の母乳の方が栄養価高いとかね、話ありますから。
赤ちゃん用のミルクもさ、なんで牛乳じゃいけないんだろうとかさ、思いません?
確かに。
でもそれちょっと調べたな。
調べた?
なんか油が多いって言ってた。
うんうんうん。
人の母乳よりも。
確かに。
そうですね。
だからお腹くだしちゃったりするらしい。
あと最近飲んだミルク、あれ美味しかったよ、アーモンドミルク。
あー、アーモンドミルクね。
そうなんですよ。だから動物性のミルクもあれば植物性のミルクもあるわけですよ。
あー、そうか。植物性のミルクって読むの不思議だよね。
あれもそうですよ。大豆から取れたミルクはソイビーミルクなので。
豆乳?
豆乳。
確かに乳って言ってるもんね。
一生同じくミルクです。
なんであれがミルクなんだろうね。変なの。
いろいろ不思議ですよね。
不思議だね。
ところでですね、最近母乳飲みました?
母乳飲みました?牛乳飲んだね。
人の母乳はどうですか?
人の母乳は飲んでないね。
そうですよね。もう30年以上飲んでないですよね。
そうだね。
なんで?
なんで?
だって牛の母乳は飲むわけじゃないですか。
まあまあ確かに。それを言っちゃうとそうなるね。
人の母乳を飲まないで、違う動物の乳は飲むわけですよね。
まあ売ってないからね。
不思議じゃない?
よく考えたら、僕らは牛乳という形で売られているものをグラスに注いで飲んでるわけですよね。
粉ミルク飲んだわ。
粉ミルク飲んだ。
どんな味するか気になった。
確かに。この間ネットでパラパラと情報を調べてたらですね、ミルクのことが大好きすぎて、
あまり僕は衛生性質が良くないと思うんですけど、牛の乳首から直接母乳を飲んでる写真が出てきましたね。
って思うじゃん。
だけど間に物を返してるだけでやってることは一緒ですからね。
まあね、低温加熱殺菌とかしてないだけで。
そうですよ。
羊とかヤギとかさ。
基本的に人類は人類ではないものの母乳を飲むという謎の挙動をしてるわけですよね。
確かに。他の動物にはあまりないからね。
まれにね、豚が子供を育てる中に犬が混ざってるとかね。
そういう可愛らしい映像ありますけど。
まあね、猫が犬育てたりね。
あれはイレギュラーで珍しいわけじゃないですか。
僕ら常に、しかも何千年もやってる。
何千年もやってるの?
変じゃね?
変だね。
っていうことを疑問に思って、じゃあ調べてみようというのが今回のシリーズです。
で、ミルクなんだ。
で、今回は、さっき僕ね植物性のミルクもありますよって話をわざとしたんですけど、そこをやりません。
やらないのに振ったの?
ああ、そういうことね。
あくまでも動物のミルクに特化しないとミルクで1年終わっちゃいそうなので、
動物だけに特化して、しかもサマリーでいきたいと思います今回は。
サマリーでね。
なるべく10話までに収めたい。
10話までがなるべくなんだね今ね。
ということで今回は第1回目ということで、そもそもミルクとは何なのかということをお話ししたいと思います。
本編入る前に1個だけ紹介を。
今回のシリーズのカバーアート、西村さんが今回も描いてくださりました。
また見てないです私。
あのね、ちょっとね、今までとまたテイストの違う感じで。
とりあえず見てみてもらいましょうか。
じゃあいきますよ。
はい。
カバーアートはね、皆さんはこの配信のカバーアートこれになってるはずなので見てると思うんですけど、
あのね、1回目の草案の段階ではロゴのデータみたいなカバーアートだったんだけど、
これを牛乳瓶かなんか貼り付けますみたいになってて、それで来たのがこれだね。
1回ラベル印刷して牛乳瓶に貼ったっていう。
そうなんだ。
これ中学校くらいで習うんだよね。
そうだね。
確かすっごい前の記憶ですけど、
ミルクって日本語に訳すと牛乳って答えを書いた気がするんですよ。
書いた。
実際ね英語圏では牛乳を指してミルクって呼んではいるんですけど、
あまり正確ではないかな。
そうなんだ。
乳ですよね。
まあまあまあ。
乳。
そうだね。
あと充液っていう意味もありますね。
充液。
はい。
へえ。
そうなんですよ。
乳以外もあるんですよちゃんと。
そうなんだ。
これなんでかなと思うと、あまり知らない人も多いし、僕もそうだったそうだったってぐらいなんですけど、
これ動詞でもあるんですねミルクって。
これ動詞でもあるの?
はい。
I'm milkっていう言い方をするんですよちゃんと。
そうなの?
はい。
これはね絞り取るとか毒を抜くとかそういう意味がありますね。
へえ。
どういう言い方するのか僕使ったことないんでわかんないですけど、
牛の乳を絞るっていう時の動詞でミルクって言うんですって。
そうなんだ。
もともとの原型っていうのかな原義が絞り取るとか絞り出すとかそういう意味みたいですね。
へえ。
でそれがあるから動物から乳を絞り出すっていうのでミルクだったりもするし、絞り出したものっていう意味ですね。
だから植物から絞り出したものだから樹液だったりとかね。
で植物から絞ったものだからアーモンドミルクも豆乳もあそいびミルクなんだみたいな感じなんですよね。
で毒を抜くっていうのも多分絞り出すからじゃないですか。
毒を抜くっていう意味が含まれるんだね。
これは日本語訳をした時にこういうケースがあるよってことだと思うんですけどね。
原型はそういう絞り取るとか絞り出すっていう意味合いだそうですよ。
へえそうなんだ。
意外と思って。
意外だね。
じゃあ日本語の乳という字は何だっていうことですよね。
もちろん漢字なので由来は中国です。
まあ中国ね。
小型文字ね。
元々の甲骨小型文字の原型なんかでいくとお母さんが子供を抱っこして授乳している様子を描いているそうです。
ミルクと乳は違うんですよ意味が。
違う。
だってさミルクっていうのは何がしらから絞り出したもの全般ミルクじゃないですか。
乳は人乳以外指してないわけですよ。
人の母乳以外を指してないっていう感じなんですよね。
だから直接ミルクイコール乳ではないなみたいな感じ。
そうなんだ。
それがわかるとだから牛乳ってわざわざ牛ってつけるんだねみたいな感じがしますね。
人乳に対する何々っていう感覚。
この辺のミルクに対する見え方の違いっていうんですかね。
こういうのがヨーロッパというかインオーソ語の文化圏と漢字文化圏文字ベースでいくとそういう差が見えてちょっと面白いなというふうに思いました。
っていう話ね。
なので今回あえてタイトルでミルクってつけたのはそういう意味を含めてミルクだよっていう幅広く行くぞっていう感じです。
さっき冒頭で植物やらないって言ったけどもし早く収まってワンチャン行けたら行くかもしれない。
最後に。
まだ台本終わってないもんね。
終わってないね。
基本は動物で行くつもりですけどもし行けたら行きたい。
まあそうね今の話で行くとね植物の方も触れたいよね。
やりたいなと思いながらいつかやるかもしれないしやらないかもしれないしすいませんフワッとしてますけど。
いつかやる詐欺最近してるからね。
やりやる詐欺でまだ全然進んでないですけど。
じゃあ次行きますね。
ミルクっていうのが多義的でいろいろあるよっていうことなのでいろんなミルクがあるわけじゃないですか。
平均して1日に飲むミルクの量が650ミリリットルだそうです。
まあ1ヶ月ぐらいそうだね。
まあそんなもんだよね確かになーって感じだよね。
これ650ミリリットルを生成するのに必要な血液の量を計算すると260リットルです。
人体ってそんな血作れる?260リットル。
これね水分が出てくるわけじゃないので。
例えばですね僕らの人体の中に流れる血液体重50キロの人だったら大体3.8リットルくらいなんですよ。
血の量が?
血の量が260リットル出てったら死んじゃうんですよ。
というかね3.8リットルだからね10%ぐらいなくなると命の危険に関わるんで。
あーよく医療のドラマで言ってるね。
血液ってそういうもんじゃないですか。
あと何リッターで死ぬみたいな。
なので水分として出ていくのは650ccだったら650ccなんですよ。
血液中にある栄養素をわずか650mlの中に260リットル分の栄養素をぎゅーっと濃縮して出してる。
分かります?あのめんつゆのさ何倍濃縮とかあるじゃん。
あれの500倍濃縮。
すごいな。
すごいよね。
すさまじい濃縮動画だね。
ちょっとびっくりこきました。
だからあの栄養価なんだ。
めちゃくちゃ栄養価高いんですね。
だからね母乳で育ててる方いらっしゃいますね。うちなんかもそうですけど。
母乳やってると体重増えないんですよ。むしろ痩せちゃうんですね。
そう言ってるね。
モリモリ食べても全然体重増えないっていうミラクルな期間なんですけど、
当然でこの勢いでエネルギー出てくるんですよ。
確かに。
受入期間中もっとご飯ちゃんと食べなさいとか栄養のあるもの食べなきゃ血が足りなくなるからもっとレバーとかほうれん草とか食べなきゃダメだよみたいな話あるじゃないですか。
そうなんですよ。だってこんだけ出てくるんだもん。
だからサンゴの食事ってかなり高カロリーなんだ。
そう。
で油は少なめない。
どんどん食べてくださいっていう。
それ食べなきゃ追いつかないよねこれね。
だと思いますよ。
無理だよね。
血液の中のエネルギーって当然食べ物から来ますからね。
空気中からは作れないかなって思うんだけどね。
当たり前だからね。もろ影響するからね。
そうだね。
でほらお酒飲まないでねとかあるじゃない。母乳に出ちゃうから。
本当に出るんですねこれね。
そうか。濃縮した状態で出ちゃうんだよね。
でアルコール酔っ払った時ってさアルコールの血中濃度測るわけじゃない。
測る。
それ500倍濃縮とかしたら危ないよね。
アル中の赤じゃなったら困るもんね。
そうだね。臓器もまだ成長段階ですし。
あくまでも濃縮なので乳腺を通過する量が500リットルあると1リットルのミルクできますねみたいな。
そういう栄養なんだね。
これを1リットル対500リットルを見た時にミルクってちょっと尊いなと思っちゃった。
本当だね。
牛さんも偉いなと思ったし。
確かに。
いろんなミルクすごいなっていう気がしてきましたよね。
牛なんかだって草からしか栄養取ってないね基本的には。
そうね。
でその栄養、あの栄養価でしょ。すごいよね。
すごいと思いますよ。だからお母さん母、母体の栄養状態とかねやっぱ気にしてくださいねこれから。
本当はね。
もう間もなく生まれるわけでしょ。
で食生活がやっぱ重要なので、あとストレスとかね。
人の母乳だと気づきにくいと思うんですけど、これらくのかさんわかるかな。
たまにミルクの中に血が混ざることがあるんですよね。
これは体調の問題だったりとかあと初乳ね初めの頃。
赤ちゃんができてすぐで母乳が出始めた頃ってその乳腺でこのうまい濃縮ができなかった場合にやっぱり若干血が混ざることがある。
それは別に病気でも何でもなくて当たり前の話ですね。
出だしだからみたいな。
なんかね今回ちゃんと書いてこなかったんだけど、もともと母乳を作る仕組みの原型ねっていうのが肝線なんだって。
汗なの?
汗。汗を絞り出す肝線ってあるじゃない。
肝線って血液中の老廃物とか多すぎる水分を一緒に外に出すから結構濃い味してるんだよね。
しょっぱかったりするじゃない。
あれはいらない塩分を外に出すからっていう仕組みらしいんだけど、その仕組みを転用して乳腺になってるっていうことらしいんだよね。
進化の過程でそうなったらしいんだよ。
だから血液から何かを取るっていうのが理にかなった流れなんじゃないかなっていう話ですね。
まあ確かに。
今肝線でも言ったけど味がするじゃん。
まあそうだね。
でも面白いのがイギリスのチェシャーチーズっていうのがあるんですよ。
チェシャーチーズ?
イギリス最古のチーズって言われてるチーズなのね。
これ今イギリスにお住まいの方食べたことあるかもわかんないですけど、生産地がイギリス北西部左上の方の海岸の近いところのエリアで作られるんですって。
で味が酸味が効いていてシャープで塩味が強いと。
塩味が強い?
そうなんだチーズ作るときにそんなに塩入れるんだねと思ったらそういうわけではないんです。
普通の作り方をしてるから凝固剤としてもなんでも別に塩入れてるわけじゃない。
ただその海岸沿いの潮風を受けている葉っぱを食べて育った牛なのでその牛から出てくるミルクが既に塩味を帯びていてそれを元にして作られたチーズだから塩味が強いと。
その土地柄の味が出ちゃってる。
そういうこと。
そういうことらしいんですよ。
そうなんだ。
もう一つ興味深いなと思ったんで今回例としてピックアップしたのが19世紀初頭のアメリカ合衆国。
19世紀。
1800年代頭だね。
まだ開拓時代ですかね。
アメリカ中西部でミルク病という病気が蔓延してしまいました。
ミルク病?
もうバッタバタ人が亡くなっていったりとか中毒症状を起こして下痢だったりなんだっていろんな中毒症状を起こして数千人が罹患したということらしいんですね。
数千人かすごいね規模が。
この原因がわからなくてどうもミルクを飲むとその後に体調崩すらしいぞということでミルク病と名前が付けられてそうなんですね。
数十年間に及ぶ調査をしてやっとわかったのが雑草。
雑草?
牧草地帯に生えていたマルバフジバカマ。
マルバフジバカマ?
っていう植物ねフジバカマ。
ハカマか。
フジにハカマで葉っぱが丸いんでマルバフジバカマね。
原産アメリカなんですけど今は日本にも入ってきていてその辺に繁殖しちゃってる有毒外来品種指定されてますけど
そうなんだ。
うっかり口にすると毒成分トリメトルでちょっとえらいことになって状況によっては死に至る可能性があると。
鳥なんとかってついてるね。
トリメトルっていうらしいんですね。
この中毒が起きた19世紀初頭にアメリカ独立宣言じゃないやドレカイホーノ知事林間大統領いますね。
林間大統領のお母さんもこのミルク病で亡くなってるっていうことらしいですね。
そうなんだ。
もともとこのマルバフジバカマっていうのはアメリカ原産の植物なので普通にその辺に当たり前に生えてたと。
それ以前の世界ではミルクを生乳を飲むっていう文化がネイティブアメリカの中にはなかったんですよね。
入植者たちは開拓でやってくるじゃないですか。
その時に自分たちの食文化を持ち込んでくるんですよ。
当然牛とかも引き連れてやってきますと。
その牛を放牧して育てていたところその辺に生えた雑草食べちゃいますよね。
言ってみればマルバフジバカマの群生地に人間と牛が勝手にやってきて勝手に中毒になったみたいな状態なんですよね。
で大変なことになったと。
これ楽能さんだったら楽能家さんは知ってるんだと思うんですけどね。
有名そうだよこの事件ね。
この事件有名そうですよ。
調べると結構いっぱい出てきましたし畜産振興なんちゃらとかそういう団体とかでも結構紹介をされていたので有名なんだと思うんですよね。
これを食べた牛は死なないんだね。
中毒症状出てますね。
出てるんだ。
出ちゃうやっぱり。
出ててそれで気づかずに牛乳を飲んじゃった。
でそれが牛やっぱおかしいじゃんってなって牛の病気を治しに行ったらマルバフジバカマだっていう特定に至ると。
そうなんだね。
時代が時代なんでね特定時間かかりますよね。
こういう毒性のあるものもミルクに還元されることがあるんで人体でも同じ他の動物もみんな一緒。
今回これを第1話では話してるのは第2話以降で様々な動物のミルクを紹介していこうと思ってるんですね。
それを知った上で各地域のミルク文化というものを掘り下げていくと。
その地域の環境が何でそこでどんな動物が何を食べて育っていってそこから生まれるミルクを人類がどのように消費してきたのかってそういう話なんですよ。
そういう構成なんだ。
なのでこの血から作られてるよっていうのと食べたものが血になってミルクにも出ちゃうんだよっていうところがまず一番最初のところに必要になるかなっていう感じですね。
基本としてね。
今日は一回目なんで基本情報ですから。
どうでもいいんだけどさ、毎回いろんなところからポッドキャストのおすすめエピソードを教えてくださいって言われるじゃん。
うち第1話が導入だから第1話を紹介したいんだけどさ、大体こういう話でさ、面白いっちゃ面白いけどそのおすすめかって言われるとそうじゃないの来ちゃうんだよね。
大体僕の中では各シリーズの第1話2話あたりはそんなに面白くないイメージです。
基本情報なんで。
基礎を固めてから面白いところに行きましょうって話だね。
まず掛け算の苦苦分かんないと数学できんよねっていう話。
っていう感じだよね。もうめちゃくちゃゆうでみみたいな勉強コースよね。
そうです。次回以降楽しむための基礎情報今喋ってます。
ここで離脱しちゃダメだよって話ですね。
じゃあちょっと最後にもう一個だけ基本情報言っときます。ミルクの栄養素基本的なところね。
栄養素。
これは知っときたいですよね。
知りたいね。
まず次回以降のためにですね僕らが知っておかなければいけないというか知っておいてわかりやすくなるのは牛乳だと思うんですよ。
牛乳だね。
みんな飲んだことあるでしょ。
飲んだことない人の方が少ないんじゃないか。
だと思うのでまず牛乳を知っておくとこの後水牛とか羊とかヤギとかその他諸々が出てきたときに
そのように違うんだねということがわかると思いますので牛乳をベースにするんですけどかといって単体だと分かりづらいと思いまして
あえて人の母乳ね人乳と比較をしてみました。
あんまり比較するもんないもんね牛乳の。
そうなんだよね。
ミルク100グラム中でどのぐらいエネルギーとかが違うかなみたいなのを調べたんですけどエネルギーはほとんど変わらないです。
変わらないんだ。
100グラムで人が65キロカロリーで牛乳が67キロカロリー。
もうまあ誤差っちゃ誤差ね。
ただタンパク質の含有量は3倍違いますね。
人の3倍多い牛乳が。
はい牛乳の方が3倍多い。
1.1グラムに対して3.3グラム。
多いね。
結構違いますね。
あと優位に違うのはですね逆に炭水化物。
糖質ね主にね乳糖とかいろいろやつねが人が7.2グラムで牛が4.8グラム。
牛の方が少ないんだ。
だいぶ少ない。
だいぶ違います。
それからミネラルはこのハイブンって書いてあるミネラルのことねが0.2対0.7で牛乳の方が多いですね。
ミネラルが多いですよ。
でもやっぱね決定的に違うのはこの3つでしょうね。
カリウムカルシウムリン。
だいぶ違うねこれ。
カリウム48ミリグラム対150ミリグラム。
3倍だね。
カルシウム27ミリグラム対110ミリグラム。
4倍近いね。
すごいよね。
リンが14ミリグラムに対して93ミリグラム。
これ9倍とか8倍とかすごい量だね。
あとボリュームちっちゃいんですけどマグネシウムも3ミリグラムに対して10ミリグラム。
3倍強です。
圧倒的に違いますね。
違うね。
これあの僕の意見です。
本に書いてあったわけじゃないのでちょっと僕のこの栄養成分の比較を見たところそうだろうなと思われるところなんですけど
おそらくですね生まれた直後の子供が何を成長の優先順位に高いものに設定してるかだと思うんですよね。
牛の場合はとにかく体を大きくすることに重点があるように見えます。
確かに。
タンパク質なんかまさに体を作る細胞を作るものですよね。
でカルシウムなんか当然ですけど骨の材料だからね。
絶対必要じゃないですか。
カリウムは細胞の調整機関なのかな浸透圧調整なんで筋肉の機能調整とか細胞の中のね酵素反応の調整機能とかそういうの持ってるんでバランサーですよどっちかっていうとね。
いらないもの塩分の多すぎるナトリウム排泄したりとかね。
でリンっていうのは結構大事でリンっていうのはタンパク質合成の時にも一部使われるんですね。
糖タンパク質とかそういうところにも出てくるしあとはカルシウムとかマグネシウムとくっつくことで骨になるんで。
リンがないと体で骨作れないですね。
まあまあまあ確かに。
この牛乳の一番大きな特徴多分ほとんどの人ね知らないんじゃないかな。
知ってます牛乳の一番栄養として有名な特徴知らないでしょ。
有名な特徴。
それを丈夫にするって言うんですよすごくないですか。
そうだね。
そのフリするとき大体なんかあれだね逆張りしてくるぐらい。
今日つまんない回だって言われがちだからさふざけとかないとさ。
長く引っ張って面白ければいいんだけどさ。
じゃあ面白くするかどうか乗ってくれるかどうか。
人のせいでした。
じゃあ俺のせいでいいですよ。
何が言いたいかというとリン大事だよって話ね。
リンがないと骨作られないんで。
そうだねいくらマグネシウムとかカルシウム乗ってもしょうがないわ。
他のカルシウム豊富な食材って例えば小魚とかほうれん草とかあるじゃないですか。
牛乳が何が優秀かっていうとこのリンをたくさん含んでいるので
しかもマグネシウムもあるから骨の形成にはすごくいいよっていう話ですね。
栄養分的には。
あとタンパク質で言ったらタンパク質はなんて言ったらいいのかな。
ホエイタンパク質とカゼインタンパク質っていうのがあるんですよ。
ホエイってよく聞くね。
ホエイはチーズ作った時にできる透明な液体ね。
分離した後の塊と液体ね。
塊になるのがカゼインの方。
塊はカゼインって言うんだ。
主にね。
カゼイン以外もたくさん入ってますけど塊になる側にメインで入ってるタンパク質がカゼイン。
液体側に流れていく方のタンパク質がホエイタンパク質ね。
っていう感じでなってます。
ホエイタンパク質の方が牛乳の場合だと2割ちょっとぐらいのかな。
ほとんどカゼイン。
カゼインの方が消化しづらいんだけどね。
本当はホエイの方が消化しやすいんですけど。
ただカゼインっていうのがカルシウムを運搬したりとか
カルシウムの吸収を助けるという意味で非常にいい働きをするんですよ。
これ解説しようと思って科学式とかいろいろ書き出してみたんですけど
無理と思ってやめた。
そんな感じなんだ。
カゼインっていうのがカゼインミセルってすごい微粒子になってフワフワしてるんですね。
でその中のKカゼインみたいなのが出てきて
種類があってそいつがいい具合にコロイド状になってね
固形物をフワフワフワフワーっと均等に浮遊させるっていう効果があるんで。
固形物を均等に浮遊させる。
ザクって言うとねこのカゼインの超ちっちゃい微粒子でカゼインミセルとかあるから
おかげでちょっととろみがあるとか
あとこのカゼインミセルって酢入りが極小のカプセルなんだよね。
透明なんだけどこれが均等にフワーって浮いてるから白く見える。
そうなんだ。
光の乱反射でみたいな感じですね。
だから分離した時にほえの方は色があんまりつかなくなる。
そうでこれ分離してチーズになった時に主にカゼインだから
固形物が浮いてるような状態なんで
で例えばpH4.6の状態でポンと置いとくと勝手に分離するみたいなね。
分離するんだ。
っていうのとかあと遠心分離とか整地、整地なら置いとくだけでも分離することがある。
そうなんだ。
実際ありますよね。置いとくと分離って。
置いとくと分離そんなにある。
なんつったらいいんだろうね。牛乳パック開けておくとさ
古くなって捨てる時もうこれ飲めねえやだめだっていう状態になってきちゃうじゃん。
今はないけど一人暮らしの時とかでやらかしたことがあって
で捨てようとすると上から透明な液体だけがっていって
その後ドゥルドゥルってくるじゃん。
出てくる。
あれがホエイとカゼインね。
整地しておいてもなるんだ。
なるんです。
それがさらに進行して固まっていく脱水状態してギュッと固めてチーズができる。
だから振るんだね。
振って寄せるとか振って脱水するみたいな感じね。
そうなんだ。
っていう感じですかね。
カゼインっていうのは白いタンパク質の微粒子なんでギュッと圧縮して
いろいろ細かいことあるんでしょうけどギュッと圧縮するとプラスチックみたいになるんですよね。
今でも使われてるのかなボタンとかね。
洋服に使うボタンとか。
あと戦時中なんかだとプロペラだったりとか。
カゼインプラスチックっていうのでね。
あと造毛の代わりになったりとか。
そんなに強度出るの?
みたい。
カゼインって。
タンパク質だよね。
タンパク質でも。
すごい。
ちょっと生成方法を開いたまんま読んでなくて。
っていうか読む前に諦めたんだけど。
これ時間かかりそうだなと思って。
とりあえず牛乳の話だからね。
プラスチック工業製品みたいな。
ちょっとやめちゃったんだけどさ。
そういう感じらしいですね。
そうなんだね。
案外このカゼインという物質、タンパク質が乳製品の生成には肝になってくる。
ないと固形とかにはできないってこと?
そうですね。
これを見て思いついたのが、買ってくる粉ミルクね。
時期ごとに分かれてたりするじゃん。
分かれてる。
ちょっといいやつだと。
分かれてる。
そういうことなんだと思って。
確かに確かに。
もともと人体そうなってんだねみたいな感じに思いました。
だからね、変な汚い話。
粉。
赤ちゃんの?
赤ちゃんのベーンの硬さが、排泄物がだんだん変わっていくじゃん。
あれただ成長してるってのもあるけど、固形になりやすいところの割合が違うから。
ホウェイからカゼンに変わっていくから。
最初なんかかなり水じゃんほぼ。
変な鳥の粉みたいな。
水8割ぐらいあるんじゃねっていうぐらいの。
なるほどね。そうだね確かに。
そういうことかと思って今。
それはビシャビシャだわと思った。
面白いね。
不思議だと思ったけど。
食べるものでやっぱり変わっていくんだねある程度。
それも影響してんのかね。
リスナーさんの中で粉ミルク作ってる会社の方とかいたらその辺のところ聞いてみたいですね。
聞いてみたいね。
もしいらっしゃったらメールでください。知りたいです。
ちょっと興味あるね。
興味あります。面白いですね。
今日はこんな感じでミルクとは何かについて。
こんな感じなんだね。
大して面白くもない基本情報をひたすら話すという会をやってみたわけですがいかがですか。
個人的にはこういう数字並んでるとテンション上がるタイプなんでね。
あなたあれですよね。この栄養成分表でどういうわけか急にテンション上がりましたね。
まず一つは牛乳は脂分が多かったりするから体に良くない。
これ結局回答は調べて知っちゃってるんだけど脂質そんな変わらんのか。
変わらないですね3.5と3.8なんでね。
牛乳の成分炭水化物なんだっけ。
ラクトース。糖質ね。
乳糖か。乳糖の方だな。
乳糖イコールラクトースね。
ラクトースが結局分解できるできない話っていうのはちょっと調べて知ってたけど
前から言われる脂分が多いからお腹を下しやすいよっていうのは嘘なのね。
そうですねどちらかというと成分的に言ったらラクトースが足りない。
人乳と比べるとね。
脳の発達のためにラクトース分解されてガラクトースとグルコースっていうのになるんですけどね。
これが脳の発達にはかなり必要。
でもラクトースって体勢なくなっていくんでしょ。
そうなんです。
確か大人になっていくと。
話数増えたな一個。
これ母乳のね。母乳の時は平気なのに小学生になって牛乳飲むとお腹を下すっていうのは
このラクトースが分解できるできないっていう構想を持ってる持ってないって話があったよね。
ありますその話はですね次の次第3話タイトルがお腹がゴロゴロ乳頭二体。
じゃあそこで詳しく聞きましょう。
そこでちょっと解説しようかと思ってます。
あともう一つ思ったのがカリウムカルシウムリンが牛乳の方が多いじゃない。
カルシウムはちょっとわからないんだけどカリウムとリンって植物だからだよね。
三大要素じゃ植物を育てるための。
だから植物草をめっちゃ食べると自然とカリウムとリンめっちゃ摂取するから。
なるほど。
それ出るよねって思った。
ああそうかそうだね。
だってそうだね育つためには植物が育つためにはカリウムリンこの辺が重要になってくるから。
そうね間違いないね土壌だね完全に。
これ多分完全に草を食べてるからっていう。
あってるね三大要素なんだっけかなリンとマグネジオじゃないチーソーだわ。
チーソーリンカウリウム。
リンとカウリウム入ってるね。
そうだからまあそりゃ入ってくるよねってちょっと思った。
リンも磷酸の状態だった気がするからちょっと成分的には本当に同じかどうか。
あとねリン。
喧嘩もされてると思うけど。
体内でね磷酸です。
そうですね。
ミルクの中にすでに磷酸タンパク質状態で入ってるので。
ああそうなんだ。
でそれがリンを挟んでタンパク質とカルシウムが結合するだったかな。
ちょっと教えた。
なんかそんな感じ。
まあ結局はやっぱ植物から来てるよなと思う。
人間もあのその辺の雑草めっちゃ食べてたらリンフみたいな。
取れんのか。
この人流がどのこの食生活を知ってる人から取ったかにもよるしね。
ここに出てる栄養比較の基本な標準とされてる。
これがね。
人がいつの時代のどういう食生活をした人かによってだいぶ違うと思う。
日本型なのかヨーロッパ型なのかでだいぶ違うでしょうね。
日本の田舎の方行ったら割ともうちょっとリンとかカリウム多いかもしれない。
菜食が増えますからね。
ビタミンももうちょっと高いかもしれない。
これが今タクナ言ったように本当食生活によってるものなのか
あとはそもそも動物の特性としてあるものなのかみたいなところ。
ちょっとその辺が僕には判断ができないんですけど。
ただまあ食生活は人間同士だったら比較ができるんですけど
種が変わってきたら個体差っていうのは微差になるんで。
もちろんね日本で飼われている飼育されている牛舎にいる乳牛とさ
大平原にいる牧草藩でいるやつと肉牛とさ
同じかって言ったら多分違うことあると思いますしね。
まあ確かにね。これもそうだよね。
そうですね。同じように差はあると思います。
ざくっとアベレージ取るとこんな感じの傾向だなーくらいですね。
数字はそのサンプルとして見る程度がいいんじゃないですか。
そうだね。種が違うからそもそも比較って難しいもんね。
そうですね。メモしてこなかったな。
一応キーワードで出てきそうだなって思ってるのでいずれまたちゃんと言いますけど
牛乳はリジンが入ってます。
リジン。リジンどこで聞いたんだっけ。
さあ問題です。リジンはどこで聞いたでしょうか。
すごい聞いたことある。なんだろう。
ということで終わりにしましょうかね。
次回の宿題みたいな。
お知らせ2つありまして、1つ目が加工品販売を始めました。通販ですね。
うちの前々回ぐらいにもお知らせしたんですが、フグのお鍋テッチリセットを冷凍の状態で送りできるように通販で通販サイトをオープンしました。
その時のお知らせだと1万5千円のワンセットだったんですが、ちょっと量が多かったんで3段階に分割して少量から買っていただけるようになりました。
オプションに白子、天然トラフグの白子もつけられるようになってます。
これもかなり店頭よりも安くなってます。
安い。
かなり安くしちゃったんで、白子も食べていただきたいのでちょっとお試し掲げということで、今回はだいぶ割安でお出ししてます。
で、この後なんですけども、これからもこのちょっと鍋セット的なやつを今後も展開を考えておりますので、
随時ベースの仕組みを使ってショップサイトをオープンしてますんで、そちらをご覧いただければと思います。
原作は茶どころ料亭無頭、これフルネームで入れないとね、ベースが展開してるベースっていうストアの名前なんですけど、そこのアプリからだと、
PayIDっていうアプリからだとなんかうちのお店出てこないので、かホームページまたはこの番組の概要欄から飛んでいただければわかるかなと思います。
で、もし今回ちょっと買えないよという方がいらっしゃいましたら、ベースの方にフォローボタンとかお気に入りのボタンがありますので、そちらを押していただくだけでも表示順位が上がったりとかしますので、ぜひご協力をお願いいたします。
フォローしておくと通知が来るとかね、そういうこともあると思いますし、あとですね、直接メールでもツイッターでも改めXでも構いませんので、こういったのがあると嬉しいなっていうのを教えていただけると助かります。
できるかできないかは別として、私たちとしても商品開発を進めていきたいと思いますので、ぜひ食べ物ラジオのリスナーの皆様のお声をお借りしながら進めていけたら嬉しいなというふうに思っております。
作るのは兄か僕なので、他の誰かが作るとかでも、本当に兄と僕しか作ってないのでこの商品、言っていただいていけそうと思ったらすぐ作るんで、場合によっては20個限定とかではなくてもはや1個か2個限定のパターンも多分今後あり得るんじゃないかなと。
下手するとオーダーメイドの可能性ありますけど。
もうね、通販の意味がないですね。まとめて作っておいた販売とかじゃないからね。
そうなるとね、ただの仕出しになるけど。
まあ料理屋なんでね、その辺はちょっとずつ時系的にもね、あったかくなったりしたらまた味の調整しなきゃいけないんで、その辺も調整していきたいと思いますので、どしどしご意見ご感想等をお送りいただければと思います。
ぜひお願いします。
ぜひお願いします。これが1点目。
2つ目は食べ物ラジオのオフ会を開催します。
これは2月の24日の土曜日と25日の日曜日。
2月の24日は夕方の16時から夜の20時、8時までカチャレオリムと静岡県掛川市でフグの食べ比べ会を開催します。
こちらの参加費等は詳細はすべて概要欄に貼っておりますのでそちらをご覧いただければと思います。
翌日は静岡県静岡市にあります地球環境史ミュージアムに行きまして、そちらでお米の展示を見に行きます。
この展示でこの日2月25日に開催される佐藤陽一郎先生の対談がありますのでそちらをメインに見に行くという。
佐藤陽一郎先生のお話に関しましては多分1年前の1月頃にやってた佐藤陽一郎先生のご紹介するというエピソードが不意に出しましたので。