1. たべものラジオ 〜食を面白く学ぶ〜
  2. #203(s23-10) 〜中国の食文化..
2023-11-07 31:13

#203(s23-10) 〜中国の食文化に影響を与えた張騫(ちょうけん)〜 中国のゴマ【前編】

【キーワード】

張騫(ちょうけん) / 7代武帝 / 張騫もの(中国料理)


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▼合同オフ会「たべ農ざく」(締切延長11/9)

2023年11月19日(日) 

第0部  ~ 自由参加(国立科学博物館)

第1部  ~ オフ会(品川駅前@WIRED CAFE) 参加費:8000円(食事、ドリンク、プレゼント込)

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サマリー

「たべものラジオ」は、料理人の兄弟が食べ物の知られていない世界を学んでいく番組です。中国のゴマのシリーズでは、シルクロードを通じて伝わった食材や文化について話しています。中国の歴史の中で、張騫は北方の郷土を討伐したいという願いを実現するため、同盟を結成するために使者として派遣されましたが、捕まり10年間遊牧民の捕虜として過ごしました。脱出後、大月市で中国とインドの交流を発見しました。南側の中国南部が他の国とどのように交流しているのか、まだよく把握できていなかったようです。そうなのですよ。すごいなと思って、その情報を持って家に帰るのです。

00:08
たべものラジオ
かっちゃ料理むとう、むとうたくろうです。
むとうたろうです。
このラジオは、少し変わった経歴の料理人兄弟が、食べ物の知られざる世界を、ちょっと変わった視点から学んでいくラジオ番組です。
たべものラジオ、本日で80万回再生を突破しました。
ありがとうございます。
SKS JAPAN以降、その前後は、あまり再生回数自体は変わっていなかったんですが、その後、じわじわと増え始めまして、最近は3ヶ月で10何万回再生とか、いくようになりまして、おかげさまでフォロワーの方も徐々に増えてまいりまして、ありがたい限りでございます。
ありがとうございます。頑張って勉強した甲斐がありますね。
本当にね、コンテンツの数もだいぶたまってきてはいるんだけど、いろんな媒体に上げきれてない自分がいて、YouTubeもね、まだ中途半端だし、本当はニコニコ動画とかにもね、ちゃんと上げていかなきゃなと思いつつ、あとボイシーさんですよね、なんかお声掛けいただいたみたいなので、
審査は通らなきゃいけないので審査を出しているんですが、そちらも通れば上げていこうかなと思っています。
たぶん前回でも同じこと言っているんですけど、クロスポットという番組ですね。銀シャリの橋本さんと鈴木まみ子さんのお二人でやられているポッドキャストの紹介番組ですね。
こちらにノート職のラボラジオさんと一緒に取り上げていただいて、なんと作家さんがいらっしゃってその方が当番組を紹介してくださるという。めちゃくちゃ褒めていただいてね。
ありがとうございます、本当に。
本当にそうやってご紹介いただくことが増えまして、ありがたい限りでございます。ということで、本編いきますか。
あと食べ物フォレストもね、徐々にちゃんと上げ始めましたので、そちらの食べ物フォレストの方もよろしくお願いします。
はい、頑張ります。
ということで本編いきます。
はい、では前回からの続きです。今回は。
シルクロードの始まり
はい、とうとう中国上陸します。
中国。
はい、前回までのお話で、インドの辺りを起点にして南に伝わっていくものと、ユラシア大陸を北上して東へ東へと行く、まあ陸のルートですね。
これ前回まで言わなかったんですけど、いわゆるシルクロードス。
ああ、シルクロードのこと?
で、海の道はマリンロードとか言われていて、やっぱりこれもシルクロードの中に数えているような参考資料とか、社会の教科書とかでもあるんですよ。
シルクロードって言うと、なんかずっと陸の道があるみたいな感じなんですけど、イメージね、と思ったでしょ?
え、そう思ってる?いまだに。
ざっくり言うと3本分かれてるんですよ。
え、1本じゃないの?
1本じゃないですし、道路なんでね、1本道なわけなくて、あちこち分岐してるんですよ。
ああ、なんか支流みたいな感じ?ではなくて。
というわけではなくて、いろんな道があって、それをずっとたどっていくと西ヨーロッパまでたどり着くよね、みたいな。
ああ、そうなんだ。すごいイメージ、1本大通りみたいなシルクロードがあって、各地域に枝葉のようにちょっとずつ降りてるイメージだったんだけど。
というわけではないですね。
ではないんだ。
いろんな国が間ありますんで、それぞれの国に向かう道とか、そこから帰ってくる道とか、いろいろとグネグネと複雑に絡み合ってるんですよ。
ああ、そうなんだ。
はい、ざっくり言うとですね。
で、それを大まかにこういうふうに集約できるよっていうのが、北側のロシアの方を通っていく道と、いわゆるシルクロード真ん中のところですよね。
と、海の道。
海の道。
っていう感じに分けられるそうなんです。
で、このゴマのシリーズでお伝えしてるのは、陸で来てるのがもうまさにシルクロードですよね。
中東のあたりを通って、で、中央味から中国の方に入っていく道と、インドの方。
で、あとはアフリカからもう一気に海で行く道ね。
海で行く道。
もう前回までのお話で、アフリカ大陸の東岸から海でもダイレクトにスリランカですよね、今のね。
セイロン島だったりとかインドにもう来てたよねっていう話をしたじゃないですか。
で、東南アジアにももうダイレクトに行ってましたよねっていう。
これが海の道で、いわゆる海の道を通ってやって伝わってきたゴマっていうのが、熱帯型。
熱帯型。
アフリカで元々原型の熱帯植物としてのゴマがあって、それが栽培化されたものが船によってマリンロードを伝わってあちこちの国に行きます。
だからすなわちずっと熱帯を通っていくんで、熱帯型だけが展開していきますと。
で、陸の道を行く方はアシリア帝国とかね、イスラム圏の中東とか西アジアって呼ばれてるエリアですね。
あそこでだいぶ長いこと時間かかって、温帯型に進化をして、植物的な生物的な進化をガチでして、
そこからギリシャ方面に行ったりとか、トルコからウクライナの方に行ったりとか、そのまま真東のインド方面に行ったりとか、こういう感じなんですよ。
なんで話を元にザッと戻すと、シルクロードの真ん中と下を通ってます。
下は熱帯型の電波経路です。真ん中は温帯型の電波経路ですっていう風になりました。
中国でまた別のもう一個の理由みたいなのがあって、温帯型の経路が真東に行く、ミャンマーとかあっちの方に行くルートと、
陸と海に分かれるシルクロード
その手前のバクトリアって言いましたけど、前回ガンダーラで紹介したエリアですね。
そこから北の方に上がって中国へ行く道がありますよっていうところで前回終わったと思うんですよ。
何せ収録だいぶ空いてるんでタクの記憶だいぶ飛んでると思うんだよね。
だいぶ飛んでるんだよね。さっき台本見たけど、収録中台本あるのに俺ほとんど見てないからさ、最近。
情報量多いからね。逆に目で追うとなんか理解した気になっちゃうからさ。見ないようにしてたら、
まあなんと台本見ても思い出せないっていう。まさかの事態。
今までの前何話かの話をざっくりまとめるとこんな感じでした。
とうとうシルクロードの東の果てですよ。中国は。
東の果て。
もう日本はね、極東は日本なんですけど、海隔ててますから。
シルクロードの東の端っこといえば中国なんですね。一般的な解釈としては。
今回はその話をします。前振り長ぇな。
だいぶかかったね。要はラシア体育の端ってことだね。
そうですね。やっと中国来たよって。日本人はゴマ油とか言うと中国だねとか思ってるじゃないですか。
そこ来たよっていう話。
長かったね。
平たく言うと。ちょっと振り返りをざっと入れたので長くなりました。
これは過去のシリーズでも何度か何度か出てきている子という字ですね。ゴマの一文字目の子の字ね。
子がつく植物とか食品他にもいっぱいありますよねって。いつだったか話したことあるんだけど。
ゼロ話目?
お試しか。
お試しはキュウリだね。
キュウリですね。キュウリとか胡椒なんかもそうですね。
確かに胡椒だね。
あと食べ物じゃないですけど楽器で言ったら呼吸とかね。
呼吸ね。
いろいろと子のつくものを書き出してこなかったのでパッと出てこないですけど、結構いろいろあるんですよ。
長犬とゴマの伝承
これは子の地方から伝えられたものっていう話をしたと思うんです。
で、子というエリアからいろんな文物が伝わってくるきっかけになった人っていうのがいるんですよ。
子から持ってきた人がいる。
その方の名前を長犬と言います。
長犬?
長犬の長は春という弓辺に長いと書く長ですね。
犬がちょっと難しいんですけど、
犬の読み方わかんない。
これパッと見長犬って読めないと思うんですけどね。
何この字。
あとね、寒いという字あるじゃないですか。
の中がてんてんってなりますよね。そのてんてんが馬に変わります。
すごい字だね。
なかなかすごい字ですね。やっと覚えましたよ。
見ても意味がわかんないからね。
これいろんな文献で食文化を探っていって、
中国が出てくるとちょいちょいこの人出てくるんですよ。
長犬さん。
長犬さん。
これ何でかっていうとですね、
中国大陸で本当に言われてるかどうかわからないですけど、
日本国内の中国料理やってる人たちの間では、
長犬物っていう食材のシリーズがあるんですって。
長犬物。
この長犬さんがきっかけで、西方エリア、
西の方から伝わってきた食材がありますよね。
これをひとくるくりにまとめて、
日本で言うと博来物とかって言うじゃないですか。
昔だったら唐物って言ったね。
唐からやってきたから唐物って言った。
それと同じような勢いで長犬物っていう言い方をするらしいんですよ。
ここは人物名なんだ。
人物名らしいんですよね。
それが代表的なのがゴマですよまず。
キュウリ、胡椒、小麦、あと小餅。
小餅。
コヘっていうものかわからないけど、
そっちの方で作ってる餅のスタイルらしいんですね。
これは料理名かな。
あとはネギ、ナス、ニンニク、ザクロ、ブドウ、ニンジン。
ブドウも入るんだ。
ブドウも入るそうです。
ただですね、これ今ざっと挙げましたけど、他にもスパイス類いっぱいあるんですよ。
これらすべてを長犬物とは言ってるんだけど、長犬本人が伝えたわけじゃない。
いわゆるヨーロッパの文脈でいうとコロンブス交換ってあるじゃないですか。
コロンブスがアメリカ大陸に進出したことで色々と文物が交流しましたよっていうものを
全部ひっくるめてコロンブス交換みたいな言っちゃってますよね。
あんなイメージ。
まあありがちだよね。
長犬さんのきっかけでこんなことになりましたよみたいな。
ここで伝わったんですけど、この長犬さんどのぐらいの時代の人かっていう話なんですけど、
紀元前2世紀から1世紀にかけて。
紀元前。
紀元前200年から100年か。
そう、だから紀元前120年くらいとか言われてますね、だいたい。
で、これ前回のガンダーラの話のまさに続きの話なんですよ。
ちょっと如来像思想がとかって仏教がこんな風に変わりながら
シルクロード伝って中国に行くんだよみたいな話ちょっとしたじゃないですか。
その流れと同じような時代感で長犬によってエゴマが中国に伝えられたという風に伝わっています。
伝わっている。
ほぼ中国でちょっと詳しい方はそれが真実だと思っています。
っていう話ですね、まず。
じゃあ何何年って話を行く前に、まずこの長犬って何者かっていうのは軽く言っときますね。
そこ行くんだ。
誰かわからない人だって。
全然イメージはついてない。
時代は紀元前120年前後っていうことなので、これは漢帝国ですね。
漢帝国。
漢帝国っていうのはおよそ前漢後漢合わせておよそ400年。
長いね。
長いんですよ漢帝国マジで。
知らない方は自分で調べた方がいいと思うんですけど、ザクッと言うとなぜか400年のその漢帝国前漢と後漢で分かるんですね。
よく聞くね。
間に一瞬新っていう新しいっていう字を書いて新っていう国ができて、瞬間できて速攻滅ぶんですよ。
あああるんだ間に。
あるんです。
そういうこと?だから分かれるの?
分かれるんです。
これあのね一瞬だけどこの新と新しいという国が日本酒の会かなんかで出てきてる。
ええ。
見るかな。なんか酒は百薬の帳の下りで出てくるんだ。
ああやった気がするけど新かどうかは覚えてない。
張騫の悲願と捕虜生活
新しいその新という国がね。酒は百薬の帳にして貴重なものだからこれは国家事業にして民間で流通させるなみたいな。
っていうことを言ったのがその間のシーンね。
ああその短いスパンで言ったんだ。
そうそうなんですよ。この人はあのすごくフォーカーダムで賢い学者さんが王様やってたんですけど、
王…もうだっけ?違う王もうそれはキングダムだ。王本、それもキングダムだ。忘れた。
王なんとかさん。
記憶が混ざっとる。
ちょっとね覚えてないです。でもしてないんで。
まあまあそれは脱線なんでいいとして、前漢後漢で別れますよねっていううちの前漢の方。
前漢の方。
前漢の方。
そう前の漢と書いて前漢ですね。この七代目の皇帝に仕えていた人。
七代目皇帝。メモしてあるから分かりますけど武帝ですね。
武帝。
はい。武士の武に帝国の帝。
これは名前なの?これは。
皇帝のまあ本名というわけじゃないですけど皇帝になるとこういう名前がついてくるんですよ。
ああそういうことね。
文帝とか。あるじゃないですか。日本でも古代からずっと天皇とかさ。
天皇になると名前変わるみたいなありますよね。
あんな感じで七代目の皇帝が武帝、六代目が景帝とかあるんです。
でこの武帝の時代に前漢の絶頂期を迎えるんですよ。
絶頂期。
そう。漢帝国の半島がめちゃくちゃ広がってでかくなる。
はいはいはいはい。
そして皇祖劉邦。劉邦分かります?
劉邦ね。
この人がやろうとしてできなかったこと、歴代の皇帝たちがなかなかやろうとして達成できなかったことを
この武帝の代で大概成し遂げるみたいなそういう絶大な時代なんですよ。
その中の一つに北方の郷土を討伐したいっていうのがあるんですね。
郷土ってのは北方民族ね。
郷土?
読めますかね。
胸という字の肉付きがないやつが郷ね。胸。
胸。うん。
あれ月辺じゃないかね。あれ肉付きね。
ああ肉付きね。
にこう。
ああ胸ね。
作りがあるじゃないですか。
胸肉の胸ね。
食べ物ラジオやな。胸肉の胸。
よく使うから。
その右側の方が郷ね。
で、土は八津という字ね。
八津?
奴隷の土。
ああ八津さんね。
八津。
はいはい。
八津さんは八津に子を付けて、
それで津がちっちゃい津に変わって八津子って。
だから八津子だからもともとね。
ああじゃあ平八津も一緒ね。
ああそうそう。
もう何の話しちゃって。
伝説ゲームじゃないね。
もう入れ替え歌詞だよ。
もういいや。
北方に郷土っちゅうおっかない人たちがいたわけですよ。
ああはいはい。
これはもう秦の時代とかね。
高祖隆宝の時代とかでもずっと強いのね。
この人たちが南下してくると怖いから
万里の頂上を作ったわけだから。
郷土っていうのはそのなんか部族みたいな名前の。
そう民族。
民族の総称。
そう。まさにそうなんだよね。
ああそういうことね。
北方遊牧民っていう言い方もできますけど。
ああそういうことで見ると分かるな。
中国史的には郷土という名前がついてます。
へえ。
話ちょっと逸れちゃうんだけど、
中国の歴史をやっていくとどうしても視点が
漢民族の中心とした視点で語られるじゃないですか。
文物が。
そうすると中華思想っていってね、ここが世界の中心で
その外にあるものはちょっと野蛮な奴らだみたいな見方するんですよ。
はいはいはい。
だから他の民族のことをみんなね野蛮そうな名前つけるんですよ。
漢字をそういうの当てるんですよ。
ああそうか。これ内側の人がつけた名前ね。
そう。なんか凶暴な奴だぜ郷土みたいな。
はいはいはい。
戦日の日なんてもう得た否認の日とか、
そういう字使ったりするわけじゃないですか。
うん。
そんな感じで名前つけてるんで、
本当にその郷土の人たちがどんな風に自分たちのことを
グルーピングしてたかはわかりません。
日本で読める文系はだいたいこんなもんっす。
ああそうなんだね。
そうなんです。
その郷土と戦って戦ってなんとか官邸国作るじゃないですか。
で、コウソリュウホウも郷土怖いから守るだけじゃやばいじゃん。
ぶっ倒したかったんだけど、実際大戦争してるらしいんですよ。
ああそうなんだ。
ぼっこぼこに負けて。
ええ負けるの?
そう。
ああそんな強いんだよね。
そう。しかもまだ官邸国できたてほやほやだから、
国内が完全に安定してないのね。
ああはいはいはい。
その前の秦の始皇帝と二代目の時代のところから大きく変換する。
要は秦と官ができる間も内乱状態なわけじゃないですか。
それをやっとかさ国作ってちょっとまとまったぜって言ったら、
一瞬でボーンってやられて。
で、もうしょうがないから和睦。
和睦。
はい。で、和睦して和平条件みたいなね。和睦条約を結んで、
攻めてこないでもらえますか。うちも行かないんでっていう協定を組むわけですよ。
はいはいはい。
そしたら、京都の方からしたら自分たち勝ちじゃん。
そうだね。
だいたい戦争ってのは勝った方が賠償金取るとかそういう話でしょ。
まあ有利に進めるよね。
はい。まさにそれが官邸国対京都の間で起こって、
うんわかった。攻めない代わりに毎年贈り物送ってくれる?ならいいよっていうね。
へえ。毎年なんだね。
そう。毎年贈り物を官邸国が、皇帝の財力なんかから京都に渡すみたいなことをやったんですよ。
だからもう初代からずっと京都なんとかしたいっていう悲願があるんですね。
で、実はこの七代目武帝の前の六代目お父さんね。
景帝っていう景色の一文字書いて景って読むんですけど、その景帝がむちゃくちゃ優秀な人で、
その下準備を全部整えるんですよ。計画も全部こうやって政治体制も整えて、
実は世界史詳しい人だと武帝よりも景帝すぎって言うんですよみんな。
ああそうなんだ。
武帝は、息子の武帝は実効力がすごいんだけど、教科書は武帝の方が何か書いてあるんだけどね実は。
でも景帝が言ったり仕掛けたことを武帝が最後までやりきったみたいな感じなんですけどね。
で、ついに悲願の強度討伐を仕掛け始めるんですよ。
まあ裏切るんだね、同盟をね。
もうこれはついにやるぞと行くんですけど、まあね単独で行くの怖いわけよ。
で、この強度に圧力を受けたりとか戦争してる他の国がいるわけですよね。
例えば反対がもっと西の方に行くとウソンとか大下士とかギジとかいろいろあるわけですよ。
反対側、西側と同盟組めれば挟み撃ちできますよね。
その挟み撃ちしようぜっていう同盟をするために送られた使者が実はこの長剣なのよ。
長剣ってそういう立ち位じゃん。
そう。結構ね、高官、中央官僚みたいな偉い人なんですよ。
で、派遣出されて、この時は最初は大下士っていうのは大きい月にウジとかいて大下士って言うんですけど、
ここに行こうとして旅立ったら、強度の本拠地じゃないけど領土、勢力範囲内をかすめて通るわけですよ。
捕まる。
捕まるの?
普通に捕まる。
その大下士という場所というかその人たちに会いに行く途中で。
途中で、敵である強度の将軍に捕まる。
で、洗いざらいに吐かされて。
で、そこで確か同盟とは言わないかもしれないけど、いやいやお前さ敵対してる国同士がね、
逆の立場だったらよ、お前さ、お前んとこの漢の南にもうちょっと厄介な国、越とかってなんだろ?
じゃあ強度からお前の国を通って越に通せって言うて通すかよお前ら。
絶対通さねえ。ずっとここにいろって。
それはそうだね。
で、遊兵されて10年間。
10年。長いね。
で、ちょっとね、その強度の中でもその将軍のところでごちゃごちゃって揉め事があった隙を見計らって、
くせつ10年にして脱出するんだよ。
おお。
なかなかタフだよねこの人ね。
すごいね。
で、やっと抜け出したらどうするタフだったら帰らんこれ。
帰るけどね。
帰るじゃん。これ朝堅さん行くのよ大下司に。
行くんだ。
引き返さない。
10年経ったのに。
経ったのに。
はあ。
で、大下司行く。で、かくかくしかしかでこのような状況だから、
同盟結成の試み
ではオタクもずっとその強度にやられまくって来ちゃうじゃないですか。
ぜひ共闘して強度やっつけましょう。
言ったらそこの王様が、女王だったかなちょっとしたけど王様が、
分かるわ気持ちは。気持ちは分かるのよ。でも嫌。
まさかの断られるんだね。
断られる。
はあ。
これ何でかっつうとね、この大下司こそが、
これ今中国読みしてるんだけど、前回出てきた串穴町なんですよ。
串穴町のこと?
そうなんです。
そうなんだ。
そう。これが串穴町ってめちゃくちゃ金持ちになってたじゃないですか。
中継貿易してて。もともとゲッシっていう名前だったんです。この民族は。
もうちょっと北の方にいたんですよ。その時に京都とかその隣にいるウソンっていう民族に
やたら攻められて、追いやられて逃げて逃げて南下していって、
バクトリア地方とかガンダラ地方に入り込んで、そこにいたギリシャ人を追い出して国作ってるんですよ。
で、そこのバクトリア地方のこと中国読みで大河、大きい夏って書いて大河とか大河って読むらしいんですよね。
そこの大河のゲッシで大ゲッシみたいな。
ああ、そうなんだ。
そんな感じ。で、逃げてきて負けたけれどもよ、
私たちはもうここで十分幸せでしょうね。
まあお金も手に入れたしね。やっと安定したとこなのにね。また戦争したくないよね。
文化は栄えとるしね。食料に困ることないしね。
ということでサクッと断られて、ふんって言って帰る。
ああ、でもまあ普通に帰れるんだ、そこは。
そう。そこでふーんって帰って、1年ぐらいいたのかな、その交渉のために。
そしたらね、そこでこの張謙さん、えれいものを発見するんですよ。
えれいもの。
そのね、大月市の国にいるときに、あれ、なんか竹細工のものが売ってんなって。
なんで市場でこんなもの売ってんだろう。おい商人、それどこから買ってきた?
どこで手に入れたんだ、それ。いや、インドから。
串穴町でかくなってくんで、マウリア町とか滅ぼして、今のインドのあたりね。
まあね、勢力範囲に入れちゃうんで、そこから取引して受け取ってきました。
そうなんだ、それ中国産だけどな、みたいな。
昔の地名でいくとショクになるのかな。中国の南部ですよ。
そこの特産品が大月市の中で売られてるものを発見するんですよ。
はあ、だいぶ遠回りだね。
あれ、俺たちこの西の国と交流今までなかったけど、商人レベルではなぜかあるぞ。
どういうことや、みたいな。ああ、インドと中国の南部って交流あるんだ。
中国広いけんね。 まあ、中国広いね。
中国南部の交流
南側、中国南部が他の国とどういう交流してるかっていうのは、いまいち把握できてなかったっぽいんだよね。
ああ、そうなんだ。
すげえなと思って、その情報を持って家帰るわけですよ。
ダレッシャーって。皇帝に言って、その後ちょっと会って、もう一回行くんですね。
これは今度はね、朝鮮本人が、いや、皇帝、やっぱり西側の国と交流を図ったほうがいいですと。
なぜならば、こういう国がたくさんありますと。
で、我々の知らないところでいろんな文化や物や交流が行われています。
だから私たちもその世界に入っていったほうがいいし、大月始がダメなら、ウソンと同盟組めばいいじゃないですか。
誰が行くんだ。私が行きます。って言って、今回はすんなり行くんだよ。
そうなんだ。 うん、すんなりたどり着けたの。
それはね、さっき言ったけど、京都の中でもちょっと揉めてたりするから、スーッとね、その隙を突いてスーッと行けたんですよね。
よし、行けた。で、ウソンに行ったら、やっぱり断られる。
断られるの。 いやいや、いいっす。ちょっとうちはそんなに乗らないです。
だけど、わざわざこんな遠くまで、国の使者として正式な使者が来てくださったので、礼儀として私たちもあなたに伝えるんじゃなくて、皇帝に直接お話に行きますから。私たちも行きます。
へえ、そこは行くんだね。
で、ウソンからその礼儀のためのね、礼節とか言うんですけど、使節が官に送られるんですね。
これ何が起こったかというと、朝鮮が西に行き、ウソンの使者が東に行きってしたじゃないですか。
あれ、こんな東のあてにすげえ文化持った国あるやん。ということを、このウソンの人たちが知るんですよ。
で、ウソンのすぐ下は大月市ですから。で、その西の方行ったらバルティアとかがあって、あともうずっとアラビア世界ですからね。
そっちの方にすげえ東の方に巨大なる帝国があるらしいぞという噂が伝わっていくんだよね。
つまり西側世界から見たら、官帝国の存在が知らされるってことが起きるわけですよね。
ああ、そっか。そこまで交流がないからね。
はい。逆に官帝国側から見ると、冒頭に言った朝鮮ものの通り、朝鮮によって西側にいろんな国があるっていうことを知ったと。
これが交流のきっかけということになるんで、世界史レベルでいくとコロンブスに匹敵するレベルのきっかけなんです、これが。
まあだいぶ遠いからね。
はい。こんなん別にごまの話するのいらないんですけど、この話はたぶん今後いろんな食材が出てきたときもそうだし、
ゴマの伝播
過去の回遡ってもたぶんね、どっか引っかかるところがあると思うんですよ。
アジアのコロンブス交換的なポイントなんで、ちょっとだけ余分に話をしてみました。
そうだね。西側とかインドあたりの地域、インドから上のにかけての地域から見ると、
中国って山脈と高原か、渋谷とか間にあって、これだいぶその陸の孤島と化すというか、中国はね、役から見ると。
大陸だけどだいぶ孤立してるよね、こうやって見ると。
そうですね、かなりね。民族的にもだいぶ違いますしね。
確かに。
京都とか大下地市とかウソンとかそのあたりはもう、いわゆる漢民族のモンゴロイドとはちょっと違いますからね。
ああ、そうか。
昔、コウカソイドとか言ってたけどね、なんとかスタン系の国ばっかりのエリアなんで、もう明らか顔違うじゃないですか。
ああ、違うね。
なんでもうそもそも人種違うんですよ。
うちらは島国だからさ、そういう感覚あんまりないけど、こんだけ大規模な大陸になるとそういうことが起こるんだね。
起きますね。実際、現代の中華人民共和国の地図をイメージしちゃうと、全然半島が違うので。
関天国が巨大だとはいえ、前漢の頃はそんなに大きくない。
そうだね。
そうなんですよ。で、前漢の最後、この武帝の時にむちゃくちゃ大きくなるんですけど、南の方にも攻めていって、今のベトナムあたりまで行くような感じですね。
はいはい。
でも今のハノイなんか完全に関天国のエリアになっちゃう。だからあそこ中国文化がすごく強いんですよね。
ああ、この後に攻め込むんだね。
そうなんですよ。これで国境が大きくなったり小さくなったりをずっとグニャグニャグニャグニャしてるのが大陸ですよ。
はいはい。
日本人ちょっとイメージつきじゃないんですけど、基本正解しそうなもんですね。そういうのもあるので、首都がこの時は洛陽か、だから甲賀の方なんで結構北なんですね。南側の方で何が起こってるかとか民間レベルの話になるともうね、肯定にはとんと把握できないみたいな。
ああ、時間もかかるしね、把握するにも。
そんな感じ。中国史を見るときにはいくつもの国に分かれてて、一個一個の国が今のジャパンよりできんじゃねみたいな状態になってるんで、三国書が。そんなイメージでいくとまあ情報伝わらんよねみたいなイメージですね。
で、ここまでが中国にゴマが伝わったお話でした。が違った。
違った?
そう。違ったんですよ。長年これが正当なルートだというふうに考えられていました。がもっと早かった。
もっと早かった?
はい。これね、紀元前2400年から2200年頃の…
長すぎたので、違います。
31:13

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