1. 現役リフォームプランナーの業界裏話
  2. インテリアにかけるお金はいく..
2025-04-29 23:17

インテリアにかけるお金はいくらぐらいでしょうか? #367

インテリアが、どれぐらいお金がかかるのかというお話です。

#リフォーム
#リノベーション
#インテリア
#インテリアコーディネーター
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サマリー

このエピソードでは、インテリア工事におけるお金の価値や最近の商品の価格変動について話されています。特に、家族や親戚からの意見や反対を受けながらも、顧客がインテリア工事を信頼して任せることの重要性が強調されています。また、お金をかけることの重要性やその価値について具体例を挙げて考察されています。家具や照明器具、造作家具のコスト感覚について触れ、プロに任せることのメリットと、徐々に自分でインテリアを作り上げることの重要性が探られています。

インテリア工事の依頼
お聞きの皆様、おはこんばんちは。現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。 また福日公園になってしまいました。
なんかこの、すごくね、もう夏日みたいに暑かった日の後に、今度ちょっと寒くなったりしてるんですよね。なんか
でね、ちょっとなんかこういう寒暖差とかのせいなのか、 またね、ちょっと調子悪いなと思ってたら、今日
地美館に行きましたら、また福日公園になってたんで、皆さんね あとpm 2.5とかもね、飛んでたりとか
いろいろでちょっと体調崩しがちな人が多いと思うんで、お気をつけくださいという前置きで、 今日はですね、あのちょっと以前から何度かお伝えしている
10数年前に、あのブラック企業時代にお世話になったお客様が、また私を見つけてくださって、新しく購入されたマンションのインテリア工事をやってほしいと言っていただいた件で、
またね、今日打ち合わせをしてきたんですよね。 以前ね、その10数年前は、もう私2000万出すから、もうこれとこれとこれだけやってもらったら、あと全部
あなたに任すから、もう好きにやってちょうだいって言った人なんですけれども、 今回はですね、時々ねちょっとブレるんですよね。一つは、まずその前回もちょっとお話しした
娘さんが、今回このマンションを購入されたので、マダムも同じマンションの別の部屋を購入されたんですよね。
あんまりね、もともとその間取りも見ないで、娘がただ住んでるっていうだけで購入されてるんですよ。
なおかつ、もうその時にはほとんど売れてしまって、自分が欲しい部屋が選べる状態じゃなかったんですよね。
唯一残っている部屋を抽選で、3組の客の中から当たったっていうね、それで購入されているので、あんまりよくわからずに買ってるんですよね。
で今住んでいるところはすごい広いタワーマンで、今回のところはそんな広くないんですよね。
なので当初は家具だけ買うつもりだったのが、全部ちょっとリビングも拡張する、リフォームもしてほしいということで、内容がちょっと膨らんでいってるんですよね。
で、それも娘さんが、時々ね、自分たちが共働きで仕事行ってる時に、孫を預かってくれたりとかしてる間ね、孫がゆっくりできる部屋も作ってほしいとかね、そういうことを言われたんで、腹が立って娘の思うようにはさせないということで、そんな余計な部屋は作らないとかね。
だからね、ちょっとその十数年前の時とはちょっと状況が違って、口出ししてくるね、子供がちょっといるっていう状況になってるんですよね。
今回は今日の打ち合わせではですね、昨日からゴールデンウィークが始まって、息子さんが帰ってきてるということだったんですね。
で、帰ってきた息子に、新しいマンションをちょっと改装するんだっていうことを言ったら、「バカじゃねーの?」と、「おかん、アホちゃうか?」みたいなことを言われたらしくてですね。
っていうのが、その十数年前に購入したマンションというのは中古のマンションだったので、そこを2000万かけてリフォームするのは普通だと。
だけど今回は全くの新築の部屋で、もう新品の部屋に移るのにどうしてリフォームする必要性があるんだと。
なおかつ、まあ結構今回、まあまあな値段になってるんですね。私が提出している見積もりが。
なので、こんなに金がかかるってのはおかしいっていうふうに言われたって言って怒ってるんですよね。
だけど、もう息子とかね、そんなたまにしか帰ってこない息子に偉そうに言われたくないし、かつね、そのご自分の兄弟がいらっしゃって、兄弟もね、みんなだからお金持ちなんですね、多分ね。
多分というか間違いなく。一人妹さんが5軒マンションを所有されているらしいんですよ。
5軒所有しているマンションを全部賃貸で収益上げていらっしゃるらしいんですよね。
あとはですね、この息子がすごくね、いとこと仲良くて、この兄弟のお子さんのうちの誰かですよね。だから子供同士はいとこ同士になるんですよね。
だからこのマダムから見たら、おいっこが某超大手何々組っていうね、ゼネコンに入ったばっかりらしいんです。新入社員か何かで入ったばっかりで、まさに今2級建築士を一生懸命受けようとしているというおいっこがいてね。
そのおいっこを連れて、息子がこのおいっことタグ組んで、そんなね、おかんな。そんなにかかるっておかしいわみたいな。こんな何千万もかかるわけないやろうみたいなことを言われたっていう。ちなみに何千万じゃないんですよ。
ぶっちゃけ言うと約1千万の工事なんですね。今回ね。こんな新品の間取りで1千万もかかる工事ってなんやねんみたいなことを言われたって言って怒ってるんですよね。
見積もり見せろやーみたいな言われて、もうそれはね、死守して隠して見せなかったらしいんですよ。だからね、ありがたい話で、どれくらい私を信頼してくれてるんだと思ったんですけどね。
あとその妹さんね、ご自分の妹さんもそうやって5軒の物件を所有して、そこをねご自分でいろいろこうなるべく安くお金かけずにリフォームして、それを賃貸でね、客つけて貸してるわけですよ。
だからそこそこ詳しいんですよね。で、その人たちからも、お姉ちゃんって言ってもっとね、お金かけてたらキリがないからなーってね、こんな鏡ぐらいはIKEAで買ってきたらええやんとかね、いろいろ言われたらしいんですけど、それじゃダメなのよと。
で、あんたたち何にも分かってないのねって言って、もう話し合いにならないわって言って、もうね、もう一切兄弟にも息子にも見積もりも見せないで、で、もう一切あいみつ取る気もないし、で、もうかんなちゃんが絶対私を騙してるわけないんだから、もうほっといてちょうだいと突っ跳ねてですね、で、もう私に契約のお金を振り込んできてくれたんですよね。
まだなんてね、こう、切符のいいというか、なんかね、いいお客さんだなと思って、もう惚れ惚れしました今日ね。大抵ね、こういうところでね、子供に反対されたりとかね、親戚に反対されたりとかしてね、工事がね、キャンセルすることっていうのが稀にあるんですよ。
クーリングオフ期間っていうのがありますしね。だから大きな買い物ですしね。それはね、そうなんですけれども、今回だから結構ね、気の毒に、十数年前には子供たちはまだ幼すぎて、お母さんのそういう割と独断というかね、割とそういうふうに切符のいいお母さんっていうのが、自分で好きなように動いていらっしゃったなと思うんですけども、
ある程度ね、子供たちが成長してきたり、いろいろ口出ししてくるから、結構ね、親も大変なんだなと思ってね。だから私なんかもね、自分の母親にあんまり偉そうにね、お母さんもダメよ、何やってんのとかね、あんまり言っちゃダメだなとかって思って、親は親の考えがあるし、別にそれは私が、たまたま今回自分がこの仕事を受けてて、
家族の反対と信頼
自分がこの契約を上げたいからっていうだけじゃなくてですね、マダムからすればですね、妹さんから一つ言われたのに、安い電気屋とかいくらでもいるから、こんな高い電気工事とかしなくたってね、近所の安い電気屋に相談したらいいんだとかって言われたらしいんですけど、
じゃあね、マダムに言わせれば、その近所の電気屋は、仮に安かったとしても、ルイスポールセンを勧めてくれるんですか?っていう話なんですよね。そこが全然わかってないって言うんですよ。ちなみにこのマダムはね、ルイスポールセンだとか、誰々とかね、ハンス・J・ウェブナーとか、バーナー・パントンとか、そういうデザイナーの名前とか何にも知らないんですよ。
全然詳しくないんですね。詳しくないけれども、直感的にパッと見た時に、あ、これは良いっていう、あ、これは嫌とかね、割と本能的にジャッジする人なんですよね。
で、私のことは信頼して任せてくれた結果、十数年前にやった部屋が、十数年経った今も値打ちを下げずに、このまんま全部ゴミ箱一つ、風呂桶一つ全部置いて、このままで売ってくださいっていう人にね、買われていったわけなんですよ。
だからもうそこはね、私のそのセンスとか仕事ぶりっていうのを完全に信用してくれてるんですよね。すっごいありがたくて、今日、さらにね、もうこのマダムに惚れ込みましたね。
だからね、その見返そうっていうことでね、今日ね、そうやって、私に仕事を依頼することに反対していた家族に、目にもの見せてやろうっていうことでね、必ず良いものに仕上げるんで任せてくれって言って、
ハイタッチして別れてきたんですよね。ちなみに、この新しいボンジョーマンションを買わせた娘さんだけはね、完全に認めてくれてるんですよね。私を探してくれるのを手伝ってくれた娘さんは、その前の部屋もよく、自分も住んでた部屋ですし、よく分かってるんで、何にもね、分かってくれてるんですよ。
つまり、これはね、私が良いとか悪いとかって言う以前に、今、物の値打ちがどうなってるかっていうことに、娘さんの方が理解があるっていうことなんですよ。ここが今日のお話のテーマなんですけれども、今回このマダムのために、まあ私はいろいろ家具を今、見つくろってるんですけれども、もうね、びっくりしますよ。
これね、私の体感は間違ってなくてですね、間違いなく2019年から2020年、この時にも私はだってインテリアの仕事やってるわけなんで、間違いなくコロナ前、コロナの真っ最中、だから2020年、2021年ぐらいまでは、間違いなく日本はまだデフレだったんですよ。
ここ20年とか30年間ずっと物の値段が上がらなくて、なんでも安かった、この日本の相場っていうのはね、変わってなかったんですね。
じわじわじわじわ上がってきてるのは輸入品に限られてたんですよ。
だから、ルイスポールセンとか、こういったブランド品は確かに値上がりしてました、じわじわと。
で、あとファッションとかね、アパレル系の、例えばブランドのバッグとか靴とかね、そういったものはどんどん値上がりしてましたけれど、国産の商品に関してはちょっとしか値上がりしてなかったんですよ。
消費税がこの間上がったりとかしてるんで、その都度ちょっと値上がりしてますけれども、上がってなかったんですよね。
で、それがガソリンとかそういったものが値上がりしてきたあたりから、じわじわじわじわ上がってきて、ね、で、たったこの2020年から、私の体感でね、2020年から2021年の頃と、
今2025年、このたった4年間の間に2倍になってるんですよ。
で、今回マダムのために、私はね、十数年前にはね、イタリア製の家具で手頃に、あの、そこそこ手頃に買えるブランドがあったんですね。
カリガリスっていうブランドとかね、あとマジスっていうブランドとかね、いろいろあるんですよ。
で、そういったところをちょっとうまく混ぜながら、あの、上手にやって、あの、割と手頃にいい、あの、インテリアの商品で固めることができたんですよね。
で、その時は、えーと、この、なんていうかな、シンボルとなるペンダントライトをどんどんと2つ大きいのをね、ぶら下げたんですけれど、これはバーナーパントンっていうね、私が大好きな、えーと、スウェーデンのデザイナーの照明器具をね、かっこよくつけて、
これもね、すごくみんなから評判が良かったと言っておられました。で、こんなのも言ってもね、1台が10万前後だったんです、この当時はね。
で、今回ですね、家具、国産で見積もって、で、まだもう一人暮らしなんでね、そんな、あの、山ほど家具ないわけなんです。
えー、だから、まあ3人ぐらい、えーと、2、3人の人がゆったりと座れるL字のソファーと、あとね、これマダムの絶対条件で、家族がまあ、あの年に何回かたくさん集まってくるんで、
あの絶対8人掛けのテーブルと、えー、ダイニング椅子は、このダイニングセットは絶対だって言われてるんですよね。前回もそれは同じだったんです。
で、えー、だから、えー、2メーター40ぐらいの長いテーブルと、8脚椅子が必要なんです。
で、この、あの、だからこれだけなんですよ、家具は。で、あとベッドが1台なんでね、これ大した値段になりませんので、まあたったこれだけでですね、えー、実は定価で200万以上するんですね。
びっくりしませんか?これ間違いなく4、5年前だったら、この半分ぐらいの値段でいけたはずなんですよ。
で、確かにこのダイニングテーブルがめっちゃ高いんですね。これが普通の木製とかだったらこんなにしません。
でも今回、まあこのマダムのテイストとかね、えー、まあこの彼女の雰囲気とか考えると、やっぱりね、そんな変なものを出せないんですよ。
で、十数年前はガラスの天板にしたんですよね。で、今回はセラミックを選びました。
商品の価格変動
で、セラミックっていうのはね、このちょっと今流行っている素材なんですけれども、すごく質感が良くて石っぽくもできるし、傷にも強いし、その代わりめちゃくちゃ重たいんですが、まあ今一番あの人気のある、あの上質な素材なんですよね。
で、セラミックの天板のテーブルを選びました。これがね、ちょっと特に高かったっていうのもあるんですけれども、まあそれでもね、家具だけで200万ぐらいかかるんですよね。
以前中村敦彦さんのね、あの家具のちょっと、あの提案をちょっとさせていただいたことありましたけれども、ソファーが40万というのでめっちゃびっくりされてましたけれども、まあもうそんなもんなんですよね。
で、さらにですね、これ家具だけでこれだけなんです。で、あと照明器具ね。で、こんなね、マダムのこんなあの上流のね、マンションなんで、そんな変な中途半端なものをぶら下げられるわけないじゃないですか。
で、今回は、あのルイス・ポールセンとかじゃなくて、今回はちょっとね、私が好きなトム・ディクソンっていうね、デザイナーの照明器具をね、使おうと思ってるんですけれど、これがね、1台、まあ15万から20万ぐらいです。
で、これを2、3台こうテーブルの上にね、垂らすみたいな感じで考えてるんですけれど、で、これだけでもうすでにね、もう250万とかになってくるんですよね。
で、ここにラグとかもろもろ入れて、だからその後置きっていうんですかね、その家具とか照明とか、だから後から入れられるようなものだけでこれだけかかっていて、で、さらにその窓りをね、リビングを拡張する工事、およびこのマダムはね、やっぱりインテリアがね、好きなんですよね。
だからデザイナーの名前とかそういうの詳しくなくても、おしゃれなテイストとかすごく好きで、で、石とか貼るんですよ。あの、壁とかにね、リビングの壁一面にはタイル貼ったりとか、あと鏡を貼ったりとかね、いろいろそういうね、装飾もするんです。
で、あと造作家具も入れるんです。造作家具っていうのは、もうその間取りにジャストサイズで作るオーダーメイドの家具のことですね。で、これでテレビボードを作ったりとか、あと寝室のドレッサー兼デスクみたいなね、ちょっとしたこの奥行きの浅いテーブルも造作で作ったりするんですよ。
で、こういうのもろもろやっていくと、絶対そんな数十万では終わらないんですよね。だからこの辺のコスト感覚っていうのが、お嬢さんにはあるから驚かないんですよ。まあそれぐらい当然するよねという、ママが気に入るようなテイストにしようと思ったらこれぐらいかかるよねっていうのがわかるんですけれど、
なるべくコストかけないで、賃貸マンションの内装をやっているような、すごく詳しいと思うんですよね、こういう人ってね。だけどそれは自分が住むために立派な、自分が快適で心地よい、おしゃれな空間で暮らすんだっていうインテリアを目指してない人にしてみたら、信じられない値段だっていうことになるんだと思うんですよね。
で、息子さんが連れてきた、そのいとこのね、何々組のね、ゼネコンに就職したばっかりの、おいっこを連れてきたって言うんですけど、このおいっこさんだってね、これから建築家になろうとしてらっしゃるんだと思うんですけれども、ソファーがいくらするとかね、照明器具がいくらするかとか、そんなことはね、まだ知るよしもないんじゃないですか。
だからね、まあまあ、なかなか大変だなと思いました。こういうのってね、理解してもらうのがね、決して私も信じられないぐらい高いものを提案しているわけじゃないんですよ。これだって、それこそ本物の輸入のブランドとか入れたら、こんなもんじゃ進まないんですよね。
コルビジェのソファー入れましたとかね、LC1とか入れましたとか、そういうことをしたらどういうことになるかね。私はね、生きてる間にいろいろ欲しいものあったんですけれども、これとてもじゃないですけど、正規品は買えないでしょうね。だから、中古品でもね、全然値段が下がらないんですよ。コルビジェの椅子とかね。
なんか、有名なマルセル・ブロイヤーの椅子とかね、フリッツ・ハンセンもルイス・ポールセンも全部そうですよ。この辺は値段が下がらないから、これはある種ね、もう芸術品を買うっていう感覚でいてもいいのかもしれませんね。
価値は下がらないんでね、家具とかもね。またちょっと座面が悪くなってきたら直したりもできますしね。だから価値観っていうのはなかなか難しいなと思ってね、いかに安く、いかに理財屋をね、取って賃貸で回すかっていう発想の人であったり、これからゼネコンで設計目指す人にしてみたら、なんでこんなに金がかかるんだって。
それはね、あんたたちインテリアをね、計算に入れてないからでしょっていう。ただ単に壁壊してね、その間取り広げるだけじゃないんですよっていう。もうその辺がね、なんかなかなか理解してもらえないんだなというのと、でもそこをね、突っ跳ねて、もうね、カンダちゃんに任せたんだから、もう黙っててちょうだいっていうね。
私が自分の金をね、自分でどう使おうと勝手でしょっていうね、言ってくれたこのマダムのね、この潔さ、切符の良さっていうのにね、もう改めて感謝の念を感じたというお話でした。
ね、だからあのインテリアっていうのはね、もうね、どちらかしかないと思っていて、一つは今回のマダムのように、自分は詳しくないし、どこにどんなもの売ってるかとかね、どういったものが流行ってるかとか、何と何の組み合わせが相性がいいのかっていうの一切わからないから、自分がまあ信頼できるプロに全部任せますというパターンかね。
お金持ちなんで、もうドンと初期投資でお金をドンとかけて、投資してしまうということですよね。もちろん予算があればそれを伝えればですね、この範囲でやってちょうだいといえば、プロだったらちゃんとその予算内でバチッと決めてこれるんですよね。
インテリアと心の関係
もしくはですね、お金が仮になかったとしても、インテリアっていうのは内面っていう意味もあるんですよね。別に室内っていう意味合いだけじゃないんですよ。これは心の内面っていう意味もあるので、自分の人、人を表すものっていう、だからものすごく室内を整えるっていうのは、自分の心を整えるのと同じ、自分と向き合うことと同じなんですよね。
ということはですね、そんな一長一石でできるものではなくて、徐々に徐々に作り上げていくものだと私はいつも思ってるんですよね。だからお金さえあれば、これも買えるのにっていうものではなくて、お金があろうがなかろうが、自分の予算とか、あと自分の精神状態とかに合わせて徐々に作り込んでいくものなんですよね。
なのでこのマダムのように、一回にドンとお金かけてやって、プロに任せていいものを作ってしまうっていうのも一つですけれども、そうじゃない場合もね、諦めなくても、ちょっとずつ自分で手を加えながら一生をかけて、自分が最適だと思えるインテリアを作っていくっていうね、この2つの方法しかないと思うんですよね。
いかに安くね、でも人から見ておしゃれに見えるかとかね、そういうのはね、やっぱりインテリアじゃないと思うんですよね。だからといって金をかければいいっていうものでももちろんなくて、顧客の好みとか、その人がどういうライフスタイルなのかということがね、分かっていて、その人が快適に過ごせる部屋をちゃんとプロが考えて、しかも予算内に納めて、
作り込むっていうね、それがインテリアだと思うんですよね。はい、というわけでね、インテリアっていうものが金がかかる。でも、金をかけただけのことはあるというお話でした。はい、ごきげんよう。
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