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お聞きの皆様、おはこんばんちは。現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日は私、実は旅先におりまして、実はちょっとロビーで収録をしており、
背景に変な音楽がかかっていたりとか、ちょっと人が通ったりすると人の声が入ったりとか、ちょっと雑音が入ると思うんですけれども、ご了承ください。
私が今いる場所はどこかと言いますと、実は数年前まで、女人禁制だった島におります。
女人禁制とは、男性のみウェルカムの場所です。
伊勢島のちょっとそばにある小島ですね。ちょっと渡り舟みたいなのに乗って行くところにある島になるんですけれども、
ここはバブルの頃から2000年代頭ぐらいまでは、売春で生計を立てていた島なんですよね。
結構知っている人は知っていると思うんですけれども、私なんかはですね、若い時に会社の上司たちがここの話をしていて、
女の人が上陸できない島があるんだよとかって言ってですね、全くもうそんなの嘘だと思って聞いてたんですよね。
そしたら実際に会ったということで、本当にびっくりして、それ以来ですね、一度は行ってみたいなと、すごい好奇心を膨らませていた場所なんですよね。
花武佐観音さんという作家さんが、うかれめ島っていう小説を書かれていて、そこの舞台にもなっている島になります。
なんですけれどもね、伊勢島サミットが確か2016年だったかな、あって、そのあたりでね、すごいこの島のこのやっぱり売春のイメージっていうのを払拭するのに一生懸命やりまして、
ほとんど、もう今はゼロらしいですね。裏でね、細々と置き上げをやっているようなところもあったらしいんですけども、今はもう全くないということだそうです。
先ほど私ちょっとね、夜ご飯食べた後に夜の街をちょっとぶらぶらしてみたんですけど、真っ暗ですね。もう多分どこもやってないです。
ここはね、本当に素晴らしい場所でですね、まずですね、この島をちょっと上からね、上空から見るとハート型の形をしていて、そういったこともあるのでね、
ちょっとこういうね、春を売るような島っていうね、そういうイメージもあったのかなと思うんですけれども、今はね、もうこのハート型を逆手にとっても恋人たちの聖地とかね、
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そういうもうね、両極端なイメージ戦略でね、ちょっと売り込もうとしているみたいですね。
今私泊まっているこの旅館も家族連ればっかり来ててですね、本当に健全な島になっていますね。
なんですけれどもね、もうこれ本当につい20年弱前はもう完全に男たちだけがここにやってきて、
コンパニオンって言われる女性たちがお出迎えして、接客したり、ちょっと楽しいことがあったりとかいう場所だったんですよね。
私はある時から、こういった男性だけが知っている女性が、男性を喜ばせるために存在しているような世界っていうんですかね、
そういったものが自分たちが生きているのと同じ軸に並行してあるにも関わらず、
一般的な女性は全く知り得ない世界があるっていうことを知った時に、本当に興味をかきたてられたんですよね。
結局自分の男の人が見てですね、母親とか妻とか娘とか、そういったところには低粛な、潔癖な存在でいてほしいというのがある反面ですね、
自分たちの性的欲求を満たすための性のプロみたいな人たちを片一方では作り、
そういう二つの世界が絶対重なり合わないように共存させて、そこを男だけが行き来できるっていうね、
そういう世界を作ったっていうことがね、もう単純にね、面白いなって。
面白いっていうのはね、なんかすごい変に聞こえると思うんですけど、
どこまでもね、その人間の業とかね、煩悩っていうのはね、ここまでこういったね、ちょっとある種のバカげたことというんですかね、
その面白いことを考えるもんだなっていうのがありますね。
これはちょっと聞こえようによってはですね、非常に不謹慎で興味本位にも聞こえると思うんですよね。
なんですけどね、やっぱり私はどうしてもね、やっぱりこういう二つの世界が、
要するに私のようなね、セックスワーカーではない一般の女性にとってはですね、
全く開かれてない未知の世界があるっていうことを知ったときにね、
どうしてももうやっぱり興味をかきたてられたんですよね。
ここには全然、そういうね、職業をする女性に対する差別はもちろんありませんし、
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逆に言うと、一部女性が、こういう女性の性を仕事にしているような女性を、
すごくこう、雷散っていうんですかね、すごくこう、あがめるような人もいますよね。
それもないです。どっちもありませんね。
もう本当にフラットに、まるで私が現場で職人さんを見ているのと同じ感覚です。
これはだって職人ですよね。これもある種の自分たちの強み、スキルを打って、
肉体労働ですからね。本当そういうフラットな目で見ています。
結局、ちょっと綿川の島に戻るんですけれども、
ここはね、この島が存在しているって知った時から、もうぜひ行きたいなと、
もう長年思ってたんですけども、さすがにね、やっぱりそんな、
もう前世紀の時には当然行けないでしょうし、
だんだんだんだんね、こうやって育れてきたっていうのを聞いて、
いつか行けたらなということで、ついに実現したんですよね。
この綿川の島の歴史は、最後の桃源郷っていうタイトルだったかな。
あと、売春島とかね、すごいセンセーショナルなタイトルのロポルタージュが出てます。
私も2冊ぐらい読んでもめっちゃ面白くて、ぜひおすすめです。
もうね、本当にこういう島ができたっていう、誕生の裏話とかもね、
やっぱすごい、本当に小説より気なりっていうんですかね、面白いんですよね。
一人の女性がね、ここで水商売やってたんですけれども、
元警察官の男とできて、その男と内縁関係になって、
男がね、女性をリクルートしてくるんですよね。
島に女性たちを連れてきて働かせると。
で、それを圧戦する沖谷で、売春をいろいろマッチングさせていくっていうんですかね。
そういう仕事を2人一組でね、やって大成功させたらしいんですよね。
それでも瞬く間にこの島全体がそういう場所になったっていうね、らしいです。
で、その時にできたね、すごいお金で、
このね、私今泊まってるホテルの横なんですけどね、
津田屋っていうね、シーサイドホテル、立派なちゃんとしたホテルがあるんですよ。
ここはね、本当最高の立地でして、
ここに、渡蚶の島に来ようと思うと、
ポンポン船っていうね、渡り船でちょっと渡ってね、この島まで来るんですけど、
この渡り船のね、ちょうど真正面ぐらいで、このホテルがあるんですよね。
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でも本当に一番眺めがね、多分いい場所に立ってるんですけども、
ここはね、だから以前ここでも盛大にね、あの宴会やったりして、
そこで気に入った女の子と商談が成立すれば、
女性たちが住んでいるアパートとかにね、場所を移して、
そこで売春行為があったというようなビジネススタイルだったようなんですけどね、
そのホテルがね、もう今完全に廃墟として立ってるんですよ。
でね、せっかくね、こうやってまあね、今も恋人たちの聖地とかね、
家族連れでもいい場所ですよっていうPRで、
観光をね、力入れて頑張ってる島なんですけども、
もうね、至る所にね、廃墟がいっぱいあって、やっぱりちょっと異様なんですよね。
このツタヤっていうホテルとですね、あともう一個ね、
えーとね、なんて名前だったかな、ちょっとね、南欧風のね、
すごいゴージャスなホテルもね、この本当にあのこのシーサイドのね、
またその本当にいい場所にね、あるんですけれど、ここもね、完全な廃墟なんですよ。
でね、あの調べるとね、もう20年ぐらいこの状態で完全に放置されてるみたいなんですよね。
で、もったいないなあと思って、ここなんかね、今結構あのマリオットグループっていうんですかね、
あのマリオット&ボンベ、ボンボイだったっけ、
あのなんか、あのね、外資系のホテルとかが結構、
どいなかの、でも結構海沿いのね、いい場所とかに、ちょっとおしゃれなホテル建ててってのご存知ですか?
で、あのこんなところをね、あの是非売り込んだらね、いいのにと思って、
もうね、なんかね、打ち捨てられるがままになってるとこいっぱいあるんですよ。
ね、ほんとちっちゃな島でね、もう1時間もあればね、
全部こう、島のね、あの全体を歩けるぐらいのね、あの面積なんですよ。
なのでね、ここに来たらね、もう一日中このホテルにね、ホテルか旅館に泊まり込んで、
美味しいね、あの料理食べて、でゆっくりここでね、温泉入ったりして、
まあもう何もしないでダラダラするっていう楽しみ方しかできない場所なんですよね。
でも海も綺麗ですしね、もうこういったところにちょっと日頃の、
あのね、疲れとかをもう完全に忘れてね、
この、あのね、現実逃避するにはね、すごくいい場所なんですけどね、
ちょっとちらっとね、外出て横見るとね、この廃墟のホテルがあるっていうのがね、
もうなんとも異様で、なんかちょっと不思議な場所なんですよね。
でもここでね、もうちょっとほんとね、もうごく数年前まではね、
もう人がね、こうちょっと肩がぶつかるぐらいね、もう男がもうわーっていて、
でもね、キャッキャッキャッキャ言うね、あの女性たちがいてっていう、
そういう島だったとはね、ちょっと今見てる限り全くね、想像もできないんですよね。
ね、面白いですよね。
というわけで、このワタカノ島は見る限りですね、非常にユニークだし、
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立地もね、ちょっと孤島にあってですね、
ちょっとこれ男たちだけにね、独占させるにはもったいない場所だと、
でも現代はもうそういう時代もあったけれども、
もうね、今はもう生も民営化されましたのでね、
ここはもうみんな男女関係なく解放して、いい場所になったらいいのになと思いました。
ちょっとね、あの本当に面白いんで、
ちょっと私のようにね、ちょっとこういったところに興味がある方はぜひお勧めです。
では今日はこれで失礼いたします。ごきげんよう。