1. 現役リフォームプランナーの業界裏話
  2. フリーランスで食べてる人、本..
2024-06-09 17:52

フリーランスで食べてる人、本当に尊敬します!‥という話 #97

『好きなことを仕事にしたは良いけれど‥という話⑮』
(私の履歴書シーズン2-Part 15)
M社がインテリア事業からの撤退を発表し、すぐ退職。フリーランスのインテリア・コーディネーターとしてあちこちから声もかかり、前途洋々だと思っていたら‥というお話をします。

※シリーズは、(テーマから脱線しつつも)当分続きますので、お付き合いください。

キラポエ企業M社シリーズの過去配信も、ぜひ⇩
『リボ払い地獄で儲けているキラポエ企業に転職しちまった‥という話 #46
https://stand.fm/episodes/6622245b97524fb75984cad6

『インテリアコーディネーターのキャリアに暗雲が‥という話 #59
https://stand.fm/episodes/6633917fd4bda12ee5cb7624

『社内評価と社外評価が正反対だったキャリア低迷期の話 #77
https://stand.fm/episodes/664ae62afe7d655ceb18e633

『キャリアの転機はある日突然にやってきた‥という話 #90
https://stand.fm/episodes/665c6bb03f02f1109bdd5ccb




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#分譲マンション
#モデルルーム
#フリーランス
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お聞きの皆様、おはこんばんちは。現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日は、私の履歴書の続きになります。
前回がM社を辞めて、M社の時につながりができたデベロッパーさんであったり、
そういったところからの仕事を受けて、インテリアコーディネーターのフリーランスになろうかというところまでお話ししていました。
いよいよ、いろいろ活動しようと準備をし始めたんですよね。
まずは、非常に良いパソコンを買ったりとか、自宅にプリンターを引いたりとか、
あとファックスをね、まだこの時代はファックスがとても重要だったんですよね。
今も結構使っている会社が多いと思うんですけれど、
そういったことが自宅でできるように、ある程度初期投資を若干しまして、
名刺とかも準備したり、会社の名前とかも作ったり、いろいろしたんですよね。
やったんですけれど、結局、ちょっと仕様目が変わってきたっていうんですかね。
だから、ちょうどフリーランスでインテリアコーディネーターが、
実力の有無とかもあまり関係なく、めちゃくちゃ仕事が溢れるぐらいあったっていう時代がちょっと前だったんですよね。
4,5年前ぐらいまではほとんど、ちょっとやった程度の人でも十分食べて生きるぐらい仕事があった。
つまりそれだけ文庄マンションがバンバン建って販売していたっていう時代だったんですよね。
そこからちょっと時間がジャンジャン経っていっている間に、やはりどんどん条件の悪い文庄マンションがどんどん売り出しに出ていて、
この時代って本当に大手デベロッパーの倒産とかが結構たくさんあったんです。
本当に大手だったA公務店とか、結構何社か潰れるか統合されたりとか、いろいろ不動産業界にも動きがあったんですよね。
結局マンションって何年も前から計画されるので、そこが売れるかどうか見込みがあまり立っていなかったとしても、
結局そこにマンションを建てるっていう計画がひとたびなされれば、何年か後に必ず結局建ってマンションを作って売り出しに出すっていうのがあるんですよね。
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それを不動産屋さんが倒産したとしても、私に声をかけてくれていたHっていう結構大手の不動産会社さんが、
一手にその辺の物件とかを全部自分のところが結局販売していくっていう風な流れになって、
なので余りまくっている状態だったんですね、マンションがね。
こうなってくると、つまり供給過多な状態なわけですよね。
買いたい人に対して売り出しに出ている物件がいっぱいあるという状態だったんですよ。
しかもあまり良い条件の物件ではなくて、駅から徒歩10分以上とか、そういった物件がニョキニョキと立っていくという状況だったんですよね。
なのでもうちょっと前みたいに、モデルルームにそんなにお金をかけれる時代ではなくなっていたんですね。
なのでM社にいた頃あたりだと、結構本当にハーフモデルって言って、
例えば3LDKのマンションのLDKだけコーディネートするとかっていうのがハーフモデルなんですよね。
フルモデルって言うと全て3LDKの部屋全部に飾り付けをするんですよ。
だから洋室とかもちゃんと夫婦の寝室と子ども部屋があって、洗面とかお風呂とかも全部雑貨飾ったりとかするんですよ。
クローゼットの中にもちゃんと洋服とかかかってたりとか、収納ケースとか置いて、
ちゃんとクローゼットの使い方みたいなのがリアルにイメージできるような雑貨とかを飾ったりとかって、
結構盛り盛りで入れたりするんですね。
それの予算とかも結構潤沢だったんですよ。
フルモデルにしても、フルモデルだと300万から500万くらい。
ハーフモデルだと100万から200万くらいみたいな感じで、結構潤沢に予算が組まれていたのが、
どんどんどんどん、やっぱり節約志向になってきて、100万、50万みたいなね。
それぐらい予算カットになってきたんですよ。
さらに私の立場もありますね。
今まではM社とか、Y社の頃はそういう仕事してませんでしたけれど、
本当に社用、私はね、中にいる頃には社用の会社だなんて思ってましたけれど、
言ってもね、大きな会社の中の社員として仕事していたっていうのと違ってですね、
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今度からはそういうHとかね、ドコドコとか、そういうデベロッパーのコーディネート舞台の
外注スタッフという形を取ったりとか、
あとそこの一社だけじゃなくて、オプション業者っていうんですかね、
オプション会社っていうものがね、あるんですよ。
今もね、すっかり縮小気味ですけど、今でもある仕事の業態で、
これは何をするかっていうと、マンションが立ちますよね。
立つときに、ここにこのマンションを買って住む人たちのために、
オプション販売会っていうのをやるんですよ。
ここに住むために、いろいろ必要ですよね。
一番主なのはカーテン、あと照明器具、それからちょっとしたリフォーム工事ですね。
だから買ったまんまの間取りじゃなくて、ちょこっと何か手すりを追加したいとか、
あと造作家具はリビングに据え付けたいとか、
そういったいろいろ、これから新築のマンションに住むお客さんのために、
いろいろそういう販売会をやるわけですよ。
なので、これは完全に抱き合わせ商売というんですかね。
本当にそのまんまマンションを購入した人たちは、
そのまま囲い込みでね、
ここからまたお客さんからいろいろ売り上げを吸い取っていくみたいなことをしているんですよね。
このオプション会社からも、私M社時代にいっぱい文書マンションのモデルを作っていたので、
結構顔見知りになっている人たちがいて、
オプション業者さんというのは実はM社時代はある種のライバル関係だったんですよね。
オプション販売会を取るというのは旨味があるわけですよね。
不動産屋さんに営業をかけて、ぜひうちでオプション販売会をやらせてくださいって言って、
そこで例えばA社でオプション販売会をお願いしますねって決まると、
この何十棟とか100棟近いマンションとかだと、
そのお客様が全部自分のところで何か買ってくれるという、
可能性があるわけなので、めちゃめちゃ美味しい商売なわけですね。
それを取るために、モデルルームの提案なんかも、
オプション会社さんがするケースっていうのもいっぱいあるんですよ。
なのでもう一回復習すると、モデルルームを企画する人は誰がやるかというと、
もちろん不動産マンションを実際に販売する不動産屋さん自体が、
そこでちゃんと自社のコーディネーターを使う。
もしくは有名な名前の結構売れているインテリアコーディネーターさんに
ちゃんとお金を払ってモデルルームを設営してもらう。
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もしくは私がM社とかY社にいた頃みたいな、
有名なブランド力のある小売店のコーディネーターさんに声をかけてタイアップする。
そうするとM社とかY社のインテリアコーディネーターに作らせた上に、
M社のインテリア家具とか雑貨とかも一緒に売ってもらえる。
なおかつ、そこのショップにどことこマンション分譲中っていう告知を打てるっていうね。
なので双方にウィンウィンの関係性ができるので、
そういった有名店舗、有名なセレクトショップとかね、
そういったところとのタイアップっていうのはよくあると思います。
これが二つ目。
三つ目が今言ったみたいなオプション会社が自社でインテリアコーディネートをする。
この場合はほとんどが外注スタッフに頼んでます。
四つ目が本当にインテリアコーディネーターたちだけのデザイン会社みたいなのがあるんですね。
ここは結構有名なコーディネーターさんがやってる会社とかがあって、
もう本当モデル屋さんなんですここは。
もう本当にモデルばっかりずっとやってるベテランの、
モデルに特化した仕事をしているデザイン会社さんなんで、
ここに頼めば何もかも、
運の呼吸で全部作ってくれるので非常に便利なんですよね。
こういったところに頼む。
その代わり、ここの弱点は非常に力があるし、
モデル作り慣れている。
ベテランですごく腕のいいコーディネーターさんが揃っている代わりに、
ここにモデルルーム作ってもらっても、
それ以上に何か訴求できるセールスポイントはないんですよね。
良いモデルは作ってくれるけれども、
M社とかY社みたいに有名なブランドとタイアップすると、
今回ここはフランフランと提携してますみたいな、
フランフランのおしゃれなインテリアとかそういったものを
一緒に自分のところの文庄マンションとセットで
告知できたりとかっていう強みはないわけですよね。
この4つパターンぐらいが当時のモデルルームの
提携の仕方だったんですよね。
私は今回これでフリーランスになった時に
オプション会社さんからも、
絶対うちだからガイ中でカンナさんにも仕事回すよ
みたいに言ってくれたりとかしてたんですよね。
そこでこの4つパターンぐらいが
当時のモデルルームの提携の仕方だったんですよね。
ところがちょうど私が独立して
結構大手の不動産屋さん、オプション会社さんとか
もう結構3,4社ぐらい仕事を回してくれるよと
言ってくれるところがあったので
何とかこれならやっていけるかなと思って
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やってみたら仕事は声かけてくれるんですよ、いっぱいね。
ところがものすごく条件が悪い仕事ばっかりだったんですよね。
M社で受けてた頃のモデルの予算とか規模とは全然違う
本当にひどい細かい案件ばっかりだったんですよ。
大抵はこのモデル全体が
例えばこれが100万のモデルだったら
大体10%から15%ぐらいが私の持ち分というかコーディネーターフィーになるんですよ。
なので100万だったら10万とか200万だったら20万という感じで
大きい規模をやればやっただけ
もちろんやることも大変な代わりに
当然もらえるお金も大きくなってくるっていうのがあったんですけれど
だんだん予算が厳しくなる上に
下請けになるわけですよね。
大手の会社とかオプション会社さんが
モデルルームの元請けになるわけですよね。
元請けさんからの私は下請け業者として
その仕事を受ける形になるので
当然抜かれるわけなので
例えばモデルが100万のモデルやりますって言って
そのまま私が10万もらえるわけじゃなくて
当然それは元請けさんが10万もらえるわけじゃなくて
当然それは元請けさんがそこから手数料を取っていきますので
結構厳しいなと思って
だから結構たくさんたくさんやらないと
大変だわと思って
結構それと決まらない案件もいっぱいあるんですよ
せっかくだからプラン作って
プレゼンもやって
でもやっぱりコンペとかやると
3,4社のコンペの中で勝てないんですよね
だからそこで私もやっぱり世間を知ったというか
やっぱり今まで自分が実力があるというよりは
やっぱり会社が当たり前なんですけれど
Y社とかM社とか
そういうちゃんと大きな会社の看板があるからこそ
コンペで勝ててたんだなってことが本当によく分かりましたね
これは乗れんも看板も何もない状態だと
よっぽどいいプレゼン作ったとしても
私の作ったプレゼンよりも質が劣ったとしても
それこそまた別のM社みたいなインテリアショップアクタス
アクタスが作りましたって言ったらそっちに行くんですよね
これはやっぱりなかなか厳しい世界だなと思って
当然フリーランスになれば
こういう決まらなかった案件に対しても
プレゼンやってくれた分の手数料払うよみたいなので
ただ働きにはならないんですけれど
でも本当に手間代ぐらいしかもらえないわけですよね
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これは結構大変だなっていうね
フリーランスの厳しさっていうのが
本当にじわじわと理解し始めましたね
とにかく自由業では全然ないんですよ
やっぱり仕事が途切れるのが怖いので
今もアップアップでいっぱいプレゼン抱えて大変でも
絶対断れないわけですよ
無理して受けるともう徹夜して
会社にいた時だったら一人でその時も仕事してたんですけれど
言ってもM社なんか特にバックヤードの狭い
みんなの後衣室とか休憩室みたいなスペースで
仕事してたんですけれども
会社の設備を使えたわけですよね
レーザープリンターがあって
そこでわりと質の良い出力ができたりとかね
そういったことが全部できたのが自前でやるとなると
家庭用のプリンターで出力したりとかして
A3のコピーやったりとかね
結構これは大変だと思って
もうコンピューターで作るCADとかね
CADっていうのは製図のソフトなんですけれど
立体の立体図なんですけど
部屋を3Dの立体の空間として見せられる
ソフトがあるんですけれど
こういったものもやっぱりすごい高いんですね
こういうのって揃えると
なのでちょっと無料ソフト使ったりとかね
いろいろしてやるんですけど
すごい時間かかるし
精度もそれほど良くなかったりとかして
やっぱり本当に何もかも一人でやるのって大変だなと
なのでやっぱり会社で働いている不自由さっていうのもね
いっぱいありますよね
嫌な上司にいじめられたりとかね
気の合わない同僚と一緒に仕事したりとか
いろいろいろいろあるんですけれど
やっぱり本当に会社員でいるっていうことの
恵まれていることとか
あとやっぱり仕事を取るっていうこと一つ取ってもね
やっぱりどこどこ企業の何々さんだからこそ
仕事をもらえてたんだっていうね
そういったこともね本当に痛感させられました
なのでねやっぱりフリーランスは厳しいなっていうね
もうね本当に出発点からね
それはね本当にもう身に染みたというところでね
今日は終わろうと思います
次回またこの後どうなっていったかというお話をします
はいでは今日はこれで終わります
ごきげんよう
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