1. 現役リフォームプランナーの業界裏話
  2. リボ払い地獄で儲けているキラ..
『好きなことを仕事にしたは良いけれど‥という話⑩』
(私の履歴書シーズン2-Part 10)
大手企業で夢の仕事には就いたものの、実は入った会社はとんでもないキラポエ企業だったというお話をします。

#リフォーム
#リノベーション
#インテリア
#最強キラキラポエム企業
#リボ払い地獄
#団塊ジュニア
#キラポエ
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お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日も昨日の続きで、私の履歴書のシーズン2、M社時代のお話の続きをしようと思うんですけれど、
本当に自分が尽きたくて憧れていたインテリアコーディネーター業ですよね。
こういった仕事に会社を変えたら、比較的簡単に夢が実現したというので、
しかも、仕事の責任感、ビジネスをする相手も超一流のデベロッパーが自分の得意先になってきますので、
はるかにY社時代の自分の仕事とは、だいぶグレードが上がったというのはあって、一見とても華やかに聞こえると思うんですよね。
確かに、本当にドロドロのブラック労働ではありながらも、めちゃくちゃやりがいがあって面白かったし、
正直、本当に転職だと思うぐらいの仕事でしたね。
なんですけどね、今日はその辺の具体的なインテリアコーディネーターとしてどんな仕事をしたかという話ももちろんしていきたいんですけれど、
今日はM社という会社がどういう会社かという話をしたいなと思っているんですね。
これはお聞きいただいている方は、薄々M社がどの会社かというのはちょっと気づいている方もいらっしゃると思うんですけれど、
これに私はイエスともノーとも一応言わないスタンスでお話を続けるんですけれどね。
ここは前回もお話ししたように、もともとは家具屋さんで、家具を月付販売という今で言う分割払いができるようにするために、
日本で初めてクレジットカードのビジネスをやった草分け的な会社だというふうに説明しました。
ちょうどバブルの前後でガーッと急成長している時代に、私たちの世代前後の段階ジュニア世代という、
第二の段階世代の次にボリュームのあった人口の人たちがブワーって世に出てきた時に、この人たちをターゲットに伸びた会社なんですよね。
この私たちの世代がちょうど若者になって、たくさん服を買ったりファッションを楽しみたいという年齢になった時に、
このM社は一気にファッションの方を本格的に進めていった会社なんですよね。
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厳密に言うと百貨店ではないんですけれども、百貨店の業態に近いビジネスをやってた会社で、
しかももう一つ上手くいった理由が、全部この駅地下の直結とか駅にも本当に隣接するようなところにのみ店を出店させるという形で、
次々に下校途中とか、大学生も高校生もファッションに興味がある若者たちが通いやすい場所にお店を出して、
そこに当時はDCブランドといって、全部まだ国産のブランド品だったんですけれども、
いろいろ人気のあるファッションブランドをぎっしり詰め込んだファッションビルをいっぱい作ってた会社なんですよね。
この若者たちに比較的審査を緩くして、クレジットカードをいっぱい作らせた会社でもあるわけですね。
なので、ちょっと言いにくいんですけれど、表向きは小売業ですね。
特に家具もやってたんですけれども、急成長した背景は若い人たちへのファッションの販売ですね。
これで急成長した会社ではあるんですけれど、実際に一番儲けているのは、このクレジットカードのビジネスなわけですよ。
ここに若い人たちに、通常クレジットというのは信用という意味なんで、
安々と年収というか収入がない人にクレジットとかというのは普通は作りにくいものなんですけれど、
親が保証人になってあげたりすると、高校生でも大学生でもまだ全然収入がない若者にもクレジットカードを作らせるという、
要するにハードルを下げることで、多くの若者をクレジットカードの会員にしていったわけですよね。
ここでお金のない若者にたくさん服を買ってもらえるように、ここでまた分割払いというやり方が、こうそうしてくるといいますか、
分割ならまだしも今でいう利母払いですよね。
利子がついて、たとえばいくら買っても毎月の支払いは例えば3000円でいいよ、みたいなことをするわけですよね。
そうやって勧誘するんですよ、実際。利母払いがお得ですよって。
利母払いにしていただいた方がポイントの還元率が高いですよとか言って、どんどん分割払いというか利母払いの方に誘導していくんですよね。
ここでクレジットカードのからくりとかを全然知らない若者が、どんどん毎月の支払いが3000円でいいんだって信じちゃって、
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いっぱい買い物するんだけれども、毎月の支払いは3000円と。
その代わり一向に払った分の借金は減らないどころか、利息がついてどんどん膨らんでいくと。
たかだか2、3万円ぐらいの買い物しかしてなかったとしても、これがあっという間に3倍、5倍みたいになっていくという恐ろしいビジネスをやっているのがこのM社なんですよね。
これは私も全くわからないで入社したんですよね。
M社の赤いカード、色を言っちゃうとバレバレなんですけど、こういう名前ですごく有名なクレジットカードを作ってたんですけれど、
これの正体というのはこういうことなんですよ。
なので、私のなぜか人気配信シリーズになっている、段階ジュニア世代が結構大変な目に遭ったという、ここでも餌食になっているんですよね。
私たちの世代というのはすごく人口も多くて、まだこの世代は親がお金持ってた世代ですね。
1億総中流という、みんながみんな結構裕福な中流家庭だったので、私たちの親はみんな裕福だったんですね。
たっぷりお小遣いをもらったりとかして、結構子供の頃、自由になるお金をたくさん持ってた世代なんですよね。
こういったお金で、DCブランドとか、今はこんなユニクロとか、さらに安いファーストファッションとかもいっぱいある時代から見れば、
考えられないぐらい若い人の服とかでも当時高かったんですけれど、高いと思わずにみんな買っているような時代だったんですよね。
しかも、こうやって簡単に赤いカードで、クレジット払いで買えるので、
全然キャッシュとかがなくてもポンポン買えたっていう、そういう背景があって、みんな高校生とかでもブランド品を着まくってたんですよね。
私たちの世代より、もうちょっと若い4歳、5歳ぐらい下になってくると、今度はさらに外国ブランドに手を出してましたよね。
みんなフェンディーとかバーバリーとかの、一応外国のブランド品のマフラーとか、服を着るのが流行ってましたよね。
もちろんブランド品のバッグとか、私たちの世代よりさらに贅沢してましたよね、もうちょっと後はね。
そんな感じで、そういう社会的な背景があって伸びてた会社がM社なんですよね。
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私は、覚えていらっしゃいますかね、Y社の時一番最初に入ったのが百貨店の担当部署でしたよね。
百貨店の中に一応私立ってたりとかもしてるんでね、似たような業態で若者版の百貨店みたいな会社なのかと思っていたら違ったっていうね。
割とね、実は金貸し業の会社だっていうことをね、氷の隠れ身のって言ったら言葉がちょっと強すぎるんでしょうけども、
そういう会社だってことが入ってからね、入ってからというか研修とかもいろいろやってたので、なるほどなと思って見てたんですよね。
なんですけれどね、私がこの会社の一番嫌いだったことはね、
金融業をやってるとか、そんなのはいいんですよ。これはこれで一つのビジネスなんでね。
でも私がやっぱりこの会社がね、すごい偽物っていうかね、フェイクだなって思ったのは、
本気で従業員たちをね、今ね、この界隈でキラポエとかって言ってますけども、まさにそれで、
氷に憧れとかね、やる気を持っている若者たちをね、
こぶしてね、みんなで頑張ってね、全国の売り場の中でも一番になろう!
おー!みたいな、すごい体育会系の、嫌な感じの体育会系のノリでね。
全国コンテストとかね、売上競わせたりね、
この人が今月の一番の社員です!みたいなね、張り出ししたりとか、
そういうことにね、異常に熱心な会社だったんですけども、
こんなのね、はっきり言って関係ないわけですよ。
つまり、もうこの赤いカードさえね、普及して、ここの利子でガッポガッポガッポガッポ儲けてるんでね、
この嬉しい副産物でしかないんですよね、この小売りの売り上げっていうのは。
なんだけれども、私の同僚も上司も、みんなみんな、小売りに夢を持っている人たちばっかりいるんですよ。
これがね、やっぱり怖い会社だなってね、割とすぐに気づきましたね。
なのでね、結局Y社っていう会社は、本当にもう経営がうまくいってなくてですね、
どんどんボロボロになってて、社内不倫しまくりの、
そんな安い居酒屋で毎晩経費で飲み歩いている親父がいっぱいいて、
若い男の人がいなくて、若い契約社員の女の子が使い倒されているとかね、
いろんな問題を払ってたんですけれども、
私がよく言う、結局その問題っていう部分がね、もう全部さらけ出されている会社だったんですよね。
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元は非常にちゃんとした育ちのいい、しっかりした会社だったんだけれども、
世の中が変わっていった時に、やっぱり経営判断を誤った、もしくは経営判断がちゃんと正しくできずに、
どんどん歯車が狂っていって、最終的には滅びるというかね、うまくいかなくなったというだけだったんですけれども、
このM社っていう会社の罪深さっていうのは、極一部の核となるブレインみたいな経営人っていうんですかね、いるんですよね。
この人たちが全てをコントロールしているんだけども、残り9割の社員たちっていうのは完全にマインドコントロールされて、
目先の売り上げとか、どこの店舗が今月は一番だったかとかね、どの売り場の誰がどうだったかとかね、
もちろんクレジットカードを何人入会させたかっていうのは常に競わせているんですけれども、
それもね、言ってもね、やっぱり小売りが一番の自分たちのやるべき仕事だと思っている人がほとんどだったんですよ。
家具のインテリアの方もですね、もうこのM社のブランドが好きで好きで仕方なくて入ったっていう人ばっかりだったんですね。
びっくりして、インテリアに本当に惚れ込んで、本当にインテリアを学びたいんだったら、
それこそY社とかね、私がいたY社とか、アルフレックスとかね、一番おかしいなってね、会社とか、
あとインテリアショップでもそのもっとすごいところ、混乱ショップとか、あの頃フォブコープとかね、いろいろあったんですけどね、
こういうところ行けばいいじゃないかと思うわけですよね。
M社のブランドっていうのはね、言ってもね、今で言うとどうなんだろうな、
アクタスみたいないいものを置いてなくて、いろんな国産のメーカーに自主ブランドのオリジナル商品として作らせている、
中の下ぐらいの品質の商品を集めているブランドだったんですね。
Y社の一流のルイスポール製の照明とか、そういったものがちょこちょこと、照明器具とかね、いろいろ入れてはいるんですけど、
これはあくまでもちょっと、中の下の商品をね、ちょっとよく見せるためのアクセントでしかなくてですね、
主力商品っていうのは、やっぱり2,30代の若い、これから新しい生活を始めるっていうような新婚の夫婦とかね、
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そういった人たちに買いやすいような程度の、中の下の商品が主力商品っていうようなブランドだったんですね。
こんな程度の商品を、すごくね、もう私はもうこのブランドが好きで好きで、もう好きで憧れてこの会社に入りましたとかって言ってるんですよ、みんなね。
えーっと思って、これね、聞いてる皆さんちょっと不快になったかもしれませんよね。
だから、なんだよっていうね、その一流の商品を知ってるからってね、その二流の商品しか知らない人のことをちょっとバカにしてるんじゃないのって聞こえたと思うんですけど、
まあでもその通りなんですよ。だってやっぱり本当に、本当にね、一級の、例えばですよ、何にしようかな、
例えば本当にシャネルとかね、そういう一流のブランド、本当のパリコレクションとかね、ミラノコレクションとかでちゃんと出してるようなデザイナーの服を知ってる人がですよ、
ザラとかで数千円で売ってる服が最高だとは思わないじゃないですか、自分が着るのはいいんですよ、ザラとかの服を楽しく着て、私ももちろん好きですしね、
でもそれはあくまでもちゃんとやっぱりリテラシーとして、ベースにあるのはちゃんとやっぱり一流のブランドっていうものがちゃんとあった上でね、
そういったものの安いバージョンを手頃に買って楽しく着るっていうね、そこのリテラシーがちゃんと働いてない限りね、
この中の下の商品を最高だと思い込んでいる人たちが社員なわけですよ。
だからやりがいのあるポストに運よく付けはしたんですけれども、この社風っていうのはね、もう本当にあっという間にね、
やばいこれは合わないっていうね、もう嫌悪感を感じるレベルで嫌だったんですよね。
つまり本当にね、ポエムばっかり吐く会社なんです。
もうこうやってもうみんなで一丸となってね、味噌の口天、頑張って1位を目指そう、みたいなことを本当に本気でやっている会社で、
なおかつね、自分たちのブランドとかに誇りを持ってたりするんですよ。
ですけどね、例えば服で言うとですね、このM社って新宿とかにね、一番店舗というか一番売り上げが良かった店舗とかもあったんですけど、
真向かいにね、真向かいかな、すぐそばに伊勢丹とかね、あるわけですよ。
こんなの一目瞭然じゃないですか。
本物の商品を売っている場所がね、もう目と鼻の先にあって、こんなのね、ちょっと多少ね、考える頭があれば、
自分たちの会社っていうのは大したもの扱ってないんだけれども、クレジットカードのビジネスがあるしね、
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これで食べている会社なんだなってことがわかるんですけど、そういうことは目くらましでね、見せないようにして、
みんなをね、こうやって数字を頑張ってあげていればね、いいことあるよっていうね、夢を見させてね、なんかこぶさせて、
みんなでM社最高みたいな雰囲気を作っている会社だったんですよ。
ちょっと今日長くなりましたけどね、こういうちょっとね、ちょっと信仰宗教とは言い過ぎなんですけど、
ちょっとね、私とはちょっと畑が違うかなっていうね、会社だったんですよね。
はい、というわけでね、また次回、M社でね、私がどんな仕事をしてたかっていう話をまたしようと思います。
今日はこれで終わりにします。ごきげんよう。
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