エイミーのスタイル確立
お聴きの皆様、おはこんばんちは。現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
はい、エイミーワインハウスの続きになります。
エイミーはですね、虚職症になっているんですよね。
それはですね、本当に若い女性特有というか、とても自分の見た目を気にし始めるんですよね。
これは、やはりそういう好きな男性ができたり、若者らしくモテたいとかね、綺麗になりたい、垢抜けたい、スタイリッシュに見せたいとかね、そういったいろんな理由だと思うんですけれども、
とにかくどんどん痩せていくわけですよね。とにかくいくら食べても太らない体を手に入れたと思ってるんですよ、本人はね。
このすごくスリムな、ちょっと病的なぐらい細いようにも見えるんですが、皮肉なことにですね、細ければ細いほど、ある種、やはり垢抜けて、
今私たちがよく知っているエイミーワインハウスのルックですね、見た感じのスタイルみたいなものが、ここでだんだん完成されていくんですよね。
非常に細くて華奢な体つき、そしてビーハイブっていうね、あの風に呼ばれる、これはね、1960年代に流行った頭頂部をね、グワッとこうね、大きく膨らませて、
ちょっとね、ボリュームを持たせた、アップスタイルっていうんですかね、ハーフアップスタイルみたいな髪型なんですよね。これをすごく極端に、
グワッとね、大きく膨らませて、ものすごくかっこいいんですよね。とにかくこのビーハイブスタイルのヘアスタイルをまた現代に蘇らせたりとかしてね、私は常々思うんですけれど、イギリスはね、ファッションの大国、ファッション大国というのはフランスだというふうによく言われますが、
私はね、違うと思いますね。やはりね、最大の流行が生まれるのはロンドンじゃないかなといつも思うんですよね。とにかくイギリス人がこれがいいなとかね、これがかっこいいなって思うものは本当にかっこいいことが多くて、そしてまたそれが世界中を席巻するというね、
例えば最近で言うと1960年代のモッツスタイルであったりね、もうイギリスで出てきたファッションというのは大抵も世界中に広まるという傾向があるんですけれどね、とにかくね、だからこのエイミーワインハウスもそういうね、イギリス人のスタイリッシュなスターたちの例に漏れずですね、非常にね、セルフプロデュースがうまくて、
えーとね、こういう多分ね、もちろんいろいろアドバイスする人もいたかもしれないんですけれど、このドキュメンタリー見てる限りね、自分でね、いろいろ何が似合うかなとかね、どういう髪型にしようかな、どういうメイクにしようかなって言って、こういう目尻をね、キュッとこう太いアイラインでね、ちょっと目尻をキュッと上げたこのアイメイクとかね、このビーハイブスタイルのこの髪型とかね、
全部ね、おそらく自分でセルフプロデュースしてると思うんですよ。で、ものすごく華奢な体にミニスカートを履いてね、彼女はユダヤ系の人で、あの背がね、そんな高くないんですよ。だから非常に小柄で、そして若い頃は普通にあの若い女性特有の健康的な、ややぽっちゃりした、全然太めっていうほどじゃないんですけれど、まあそんな細身ではない体つきだったんですよね。
で、これをすごく気にして、痩せさせて、だから痩せることによって、自分の身長がそんな高くないところをね、うまくカモフラージュというかね、華奢にすることでバランスを取ったんだと思うんですよね。だからこれはね、本当に賛否両論あると思うんですけれども、
何が健康的で何が健康的じゃないかっていう以前にですね、その人が一番美しく見える体型っていうのはやっぱり確実に悲しいことにあるんですよ。そしてさらにもう一つの要素としてはモテる体型っていうのもあるんですよね。
私の非常に親しかった若い頃の友達がいて、彼女もね、身長は割と低めで、155センチあるかないかぐらいの身長で、すごい美人だったんですけれど、ものすごく美人で、ほっそりした小柄な女性だったんですけれど、すごい巨乳だったんですよ。
おっぱいすごい大きくて、それがね彼女の自慢だったんですけれど、そのナチュラルな状態でいるよりも、ある時ね、なんか体を壊したんですよね。体調、夏バテしたりとか、何か夏風邪をひくとかね、そういうなんか別に深刻じゃないけれども、2,3週間寝込むような病気になったことがあったんですよね。
その時に激痩せしたらしいんですよ。食べれなくてね、元気がなくて。ただでさえ普段42,3キロぐらいしかない体重が、すごい痩せて30キロ台になったらしいんですよ。37,8キロ。
そしたら、もう今までだってモテる子だったんですけれど、さらにね、男の人たちがね、もう引きも切らず寄ってくるようになって、もう史上最高にモテたらしいんですよ。
なので、私はこの37,8キロぐらいが一番綺麗に見えるんだなっていうふうに自覚したみたいなんですよね、私の友達は。周りが痩せすぎだからちゃんと食べなさいとかね、いくらアドバイスしても絶対聞く耳を持たなくて、まあまあ無茶なダイエットをしてましたね。
そんな彼女も今はもうちゃんとした普通のおばさんになって、子供も産んで、普通にしています。ただ若い頃っていうのは若気の至りでですね、これが私一番綺麗に見えるんだとかっていうね、ある種の自分の中の基準っていうのは、どれぐらい男にモテるかとかね、そういういい加減なことでね、結構決まってしまうところが実際にはあるなっていうね。
それは今回このエイミーワインハウスのね、ドキュメンタリー見てても思ったんですよ。やはり年頃の女の子がスターを目指して有名な歌手になりたいと思って頑張っている。そしてなおかつやっぱりモテたい、かっこよく見られたい、綺麗だと思われたいって言った時にですね、ちょっと痩せると今まで似合わなかった服が似合う。
ちょっとチビだと思ってた自分の身長もほっそり痩せていればね、目立たなくなる。そして男がいっぱいワンサーが寄ってくるとなればですね、そりゃね、痩せたいと思うのが若い女性の本能だと思うんですよね。
こうしてですね、だんだん自分のスタイルみたいなものをね、確立していき、そしてファーストアルバムも着々と準備して、そして出せばすごく売れたんですよね。もういきなりね。で瞬く間にどんどん有名になって売れていく中で、この彼女にとってのオムファタルにね、当たる男と出会うわけですよね。
愛と依存の関係
この後に夫になる男なんですけれども、この人はね、本当に女性受けする細身でスラッとした首が細い男の人ですね。とてもイケメンなんですけれども、そしてオシャレです。
なのでこの二人がね、並んでる写真というのはたくさん検索してくると出てきますけれども、非常にね、ロンドンのオシャレな若いカップルっていう感じのね、見た目的にお似合いの人なんですよ。
元々ね、このエイミーはめちゃくちゃお酒が強かったらしいですね。いくら飲んでも酒には酔わないぐらいね、すごい酒豪で、あまりにも飲みっぷりがクイックイってね、強いお酒でもガンガン飲んで、全然酔わないらしいんですよね。
その飲みっぷりがかっこよかったっていうことをドキュメンタリーで誰かが言ってたと記憶してます。
でもすごくね、生々しい声だなと思ったのがね、このドキュメンタリーでエイミーワインハウスがね、実際話してるところがね、出てたのが、なんとかね、このままじゃもうまずいと思って、何度もドラッグを立とうとしたり努力してるんですよね。
で、ドラッグを見事に立つとですね、今度は生きてるのがつまらなく感じるっていうね、やはりドラッグを決めてる時のハイな感じとか、高揚感とかね、そういったものがやはりね、わーってすごくね、楽しい気持ちになってるみたいなんですよね。
だからね、やっぱりそれがなくなってしまうとね、それが自分の健康にはいいのかもしれないけれども、全然もう楽しくなくて、何のために生きてるのかわかんないっていうね、ことも言ってました。
それとさらに悪いのが、ドラッグを立つ代わりに酒の依存度がどんどん高まっていくんですよね。
結局ドラッグが飲めないんだったら、せめて酒っていうことでね、もともとお酒は強いんで、あまり多分酔えないんだと思うんですよね。
だからどんどんどんどん深酒になって、最終的にエイミーが死んだのは、急性アルコール中毒だったと記憶してますね。
もう最後の、やはり人間にはもう肝臓の限界っていうかね、これ以上飲むともう致死量になるよっていう分量があって、それを最終的には遥かに超えるだけの酒を飲んで、一人亡くなっていたっていうね、部屋でね、というふうに言われていますね。
話を戻すと、結局だからもともとはエイミーワインハウスは、ドラッグをやってたとしても大したことしてなかったと思うんですよね。
マリファナス程度だったのに、このブレイクっていうね、後に夫になるこのクズみたいな男なんですけれども、この人と一緒になったことで、すごくドラッグを多用するようになって、
2人で過剰接種して、いろいろな問題を起こしたりとかね、2人で結局リハビリ施設に入院したりとかね、いろんな問題行動を起こしたりとかする、非常に破滅的なカップルだったんですよね。
悲劇的な結末
別れたり、ひっついたりを繰り返したりとか、なんとか結婚するんですけれど、これも長く持たずに、結局このブレイクは別の女性に子供を産ませたりとかしてね、そっちに行くのに、エイミーは捨てられたりしてるんですよね。
このあたりのブレイクを失った失恋の歌とかをたくさん歌ってるんですよ。これによってまたさらにドラッグに依存したりとかね、酒に溺れたりっていうね、このブレイクとの恋愛というか、この結婚というか、これのためにもう天国から地獄を行ったり来たりするみたいなね、そういうことをしてるんですけれど。
ここでね、私はちょっとね、いろいろ思うことがあるんですけれど、これね、だからエイミーはね、このブレイクっていうこのクズの男と出会わなければ、彼女はもうちょっと幸せな人生が送れていたんでしょうか。
あと、彼女はだから今も生きて活躍していたんでしょうか。質問というか、ここでクエッションというね。これね、私、このドキュメンタリーも見たり、あと今回こうやってお話しするにあたって、いろいろね、このエイミーワインハウスの歌をまたちょっと久しぶりに聞いたりとかね、して思ってたんですけれど。
このね、ブレイクっていう男の人は結局、エイミーワインハウスにとって何だったのかっていうね、あの大きなテーマにね、ちょっと挑もうと思うんですよ。これご質問でもね、なんでこんな才能のある人がね、たとえイケメンだったとしても、こんななんか何の中身もなさそうな、こんな男のためにね、破滅していったんだろうっていう質問をいただいたりしましたが。
これね、私はね、わかんないですよ、これ。本当に私の浅はかな素人の考えです、これは。
ですけれどね、これ、この人じゃなくてもね、結局ね、このブレイクのような、こういうタイプの男が結局はね、彼女の人生に現れて、あの結局はね、破滅していったか、もしくはですね、ここまでブレイクほどのクズと出会ってなければですね、果たして彼女はこのバックトゥーブラックっていうね、この今も相変わらずダウンロード数がね、
トップ店内に入っていて、もういまだにですよ、あのビリオンアワードとかね、ストリーミング回数がね、10億回を達成したりとかっていう、そういう聞かれ方しているアルバムが誕生したでしょうか、って思ったりするんですよね。
だからね、これ一概に悪い男だとかね、ゴミだとか、こんな男は、そのエイミー・ワインハウスみたいな天才には釣り合わないんだっていうのはね、うーん、と思うんですよ。
もっといい男ね、例えばちょっと話がそれるんですけれど、エイミー・ワインハウスはね、マーク・ロンソンっていうね、天才プロデューサーと一緒に仕事してね、代表曲を作ったりしてるんですよね、このバックトゥーブラックとか、いくつかの曲をこのマーク・ロンソンと一緒に作ったりしてるんです。
マーク・ロンソンっていうのは、アメリカ人のユダヤ系のミュージシャン、歌手で、プロデューサーで、一番有名なのは、ブルーノ・マーズと組んだ、アップタウンファンクっていう曲がね、数年前に大ヒットしたことでも知られる人ですね。
あとはですね、レディ・ガガとか、最近だとデュアリパーとも曲を作ったりとかしている、今最も売れているプロデューサーの一人だと思うんですよね。この人と一緒に組んで曲作ったりとかもして、マーク・ロンソンはすごい人ですね。
こういうね、これから大ヒットしたりとか、今も大スターになっている女性アーティストの多くと仕事してる人なんですよね。今私、レディ・ガガとデュアリパーいましたよね。あと、アデルもいますね。イギリス人だとアデルとも仕事してます。
アデルは、007の映画があるんですけれど、あの映画でね、必ず主題歌を歌うのはイギリス人のシンガーっていう風にね、ある時期までは決まっていたんですよね。最近なんか違う人が歌ってましたね。
だけど今まではね、必ずイギリス人の女性シンガーが歌う歌うっていう伝統があって、アデルもスカイフォールっていうね、ここ最近では一番多分人気があった007のね、映画の主題歌を歌ってましたね。だからこのエイミーもね、生きていれば絶対にこの007の主題歌は歌っていたと思うんですよね。
まあまあ話を戻してですね。だからそういうイギリスを代表する歌姫、最高の歌姫になっていたであろうエイミー・ワインハウスが27歳で、ドラッグと酒にまみれて激汗してガリガリになって最後はもうちょっと気がおかしくなってですね、ちょっともう気候ばかりが目立つような状態になって、ある時期は笑い者にされて、
ただそこから何とか再生しようとね、もがきながら結局一歩及ばず亡くなったっていう人生で、この彼女のこのね、いろいろ波乱万丈な人生に影を落としたのがこのブレイクなのではないかっていうね、いうふうにこのドキュメンタリーは描いてるんですけれども、どうなんでしょうね。
私はね、分かんないですよ。本当に本当にくどいですけど、分かんないんですけれど、エイミー・ワインハウスにはね、こういうまさにこのブレイクみたいなね、安い男は必要だったんじゃないかなっていうふうにちょっと思いました。
成功と破滅の繰り返し
さっき言ったマーク・ロンソンみたいなね、こういうできる男の人、彼女のキャリアに代表曲を添えてくれるようなね、人はもちろんビジネスパートナーとしてね、クリエイティブな音楽制作のためのパートナーとしては素晴らしい相手だったと思うんですけれど、
実際彼女が恋愛をしたりね、泣いたり笑ったりとか喜びを感じたり、またその人がいるせいでね、悲しい気持ちにもなったりとかっていう相手にはね、このブレイクみたいなね、こういう男の人がね、すごくちょうどよかったんじゃないかなっていうふうに思うんですよ。
なんでそう思うのかって言われるとちょっとうまく説明できないんですけれども、なんだかんだ言ってね、こうやってドラッグやって男の人と遊んで、そして酒飲んでとかやってる合間もね、この人めちゃくちゃ音楽に対しては真摯に取り組んでるんですよ、常にね。
だからもうだんだんだんだん人生の後半になってきて、もうどんどんそのドラッグの影響が深刻になってね、もう自分でもコントロール、自分の感情も体もコントロールできなくなるまではですね、ものすごく音楽に対しては真摯なんですよね。
なので、エイミー・ワインハウスはね、うまくなんて言ったらいいんですかね、これはね、ちょっとややね、言葉が乱暴かもしれないんですけれど、結局ネタ探しだったんじゃないかなっていうふうにも思ったんですよ。
ブレイクとの恋愛ね、恋愛とか結婚とかっていうのは、彼女のインスピレーション、そういうクリエイティブな想像を刺激するための潤滑剤っていうんですかね、潤滑油になるには、こういうブレイクとの浮き沈みのある恋愛とかね、激動の日々、そしてこのドラッグの刺激、こういったものが全て彼女がアーティストとして
開花するためには全てが必要だったんじゃないかなと思うんですよ。これがね、でもすごい皮肉ですよね。だからそれで見事に、ファーストアルバムと、そして最も彼女を代表するセカンドアルバムと、そういう芸術的な作品に昇華できたんですが、
結局はね、あまりにもこのドラッグとか、あとお酒の悪影響の方がより深刻で、なおかつ彼女はこうやって虚飾症でもあったんでね、食べては吐くっていうものすごく悪い習慣も持っていたのでね。
だからこれでもう事実上、これは自分で自分の寿命を縮めたということになりますよね。なのですごく破滅的な恋愛と結婚ではあったんですが、エイミー・ワインハウスの場合は、これがブレイクと出会ってなければ回避できたのかというと、そんなことはなかったんじゃないかなというふうに思うんですよ。
ここもね、ホイットニー・ヒューストンとボビー・ブラウンとは全く違うと思うんですよね。彼らはね、ボビー・ブラウンとホイットニーは全く対等なアーティスト同士、そして対男と女としてね、二人は対等にすごく太く厚く信頼関係を結んでいたように思うんですよね。
ただ、ドラッグの影響が強くて、結局は別れることになったんですけれども、エイミー・ワインハウスの場合はですね、そもそもそういう太い間柄を築くことよりもですね、魅力的なだけど軽薄な男に振り回されて裏切られたり泣かされたり、そしてまた寄りを戻して歓喜の喜びで、わーっとまた愛情を爆発させたりとかね、
そういういろんな感情の起伏を味わうために、どうしてもね、この男が起爆剤として必要だったんじゃないかなと思ったりするんですよね。
なのでね、なんとなくね、この私はドキュメンタリー見てて、このどう考えてもこのブレイクとさえ出会わなければとかね、あとせっかく別れてたのにまた復縁したりするんですよね。
で、この時もね、もう世界中がね、このドキュメンタリー見てやめろーっていうね、戻ってきてーみたいな、エイミーやめろーみたいに多分思ってたと思うんですが、ただね、実際このブレイクがね、ものすごく静かな顔してね、ドキュメンタリーのこのインタビューに答えてたんですよ。
あとでね、これ撮影秘話みたいなの聞くとね、ギャラいくらもらえるんだとかね、どこまでもクズな対応だったらしいですよ、この男ね。
とは言ってもね、とつとつとね、話しているこのブレイクの対応とかを見てると、なんだかんで言ってね、この人ね、言ってもね、このエイミーのことをね、なんか理解してたんじゃないかなっていうふうに思うんですよ。
だから別にね、決してボビーブラウンとホイットニーのようにね、深くパートナーシップというかね、信頼関係と愛情関係があったようには全く思わない。
単にエイミーは金ずるでね、安定的に彼女大金持ちになったんでね、アルバムを当ててね、だから彼女と一緒にいればたくさんドラッグが買えるし、そしてなんだかんで言っても自分に惚れ抜いているんでね、居心地よくいれたのかなというふうにも思うんですが、
実際ね、こんなメンヘラなね、エイミーワインハウスをね、一緒にいるのはね、たとえクズといえどもね、ブレイクは大変だったと思うんですよ。
で、これはお互い様だっていう顔してるんですよ、なんとなく。もう完全に私の個人的な見解ですけれどね、これ私がそう見てるだけなんで全然違うかもしれません。
でもブレイクは、エイミーは俺をネタに散々良い曲を書いたんだから、俺が少々ひもになってね、いろいろ面倒見てもらった。
で、ドラッグもいろいろ買わせていただいた。で、実際彼女に悲しい思いをさせたこともあったかもしれないが、でもその悲しい気持ちも曲にしたんだから、
お相子じゃねえの、みたいなね、なんかそんな顔してるように見えたんですよね。で、それはね、このブレイクがクズだっていうだけじゃなくてね、一理あるような気がするんですよね。
だからつまりね、このエイミーワインハウスという人には、私はすごいね、クリエイターとしての豪を感じるんですよ。
どうやってね、とんがれるか、どうやって人より抜きんでるか。で、確かに歌はみんなから上手いって言われてるけれども、それだけじゃ足りないと。
でも、ルックスも尖らせ、そして歌も尖らせ、そしてライフスタイルも尖らせ、そしていつも、何て言うかな、破天荒な。
ただね、すごくね、パパラッチを嫌っていた様子から見るとね、別にわざとね、いろんなスキャンダルを起こしてね、ゴシップまでもね、
なんていうか、自分の有名になるために、そういうゴシップを利用するような、ふてぶてしいというかね、たくましい上昇志向の人ももちろんいますよね。
エイミー・ワイハウスの死
でもね、エイミー・ワイハウスはね、そういうたぶんことはなかったと思うんですよね。有名になることよりも、本当にね、いいシンガーになりたいっていうね、みんなの記憶に残るアーティストになりたいっていう気持ちがね、強烈にあったのかなと思うんですよね。
あともう一つ興味深いのが、27っていうね、27クラブっていう、27歳でスターがね、特にロックとかね、そういう音楽系のミュージシャンたちがね、27歳で死ぬっていう、ちょっと不吉な言い伝えというかね、言い回しがあるんですよね。
これはね、なぜか知らないですけど、本当に多いんですよね。例えばですけど、ジミー・ヘンとかね、ジミー・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、あと最近だとね、あのあれです、ニルバーナのカート・コバーンも27歳で死んでるんですよね。
なのでね、自分もこのままじゃ27歳で死ぬんじゃないか、みたいなことを思っていたら、本当に27歳で死んじゃったんですよね。だから、なんて言うんですか、この辺もね、意図したわけじゃないですけれども、やはり伝説に結果的になるような終わり方をしたわけですよ。
早く人気が絶頂というかね、若い時にもうぱっと、ふと死んでしまうっていうね、もうこれだけでレジェンドになってしまうっていう、すごく皮肉なことではあるものの、もちろん自分の死に際までね、計算してたとはもちろん思わない。
むしろ早くアルチュート、ドラッグ中毒と克服して、次のアルバムを制作しなきゃっていう前向きな気持ちもあったようなんでね、このドキュメンタリー見てると。新しい曲をね、書こうとしたりとかね、いろいろしてた矢先に今は亡くなってしまってるんでね、非常に無念だとはもちろん思うもののね、
でも今までのこの生き様というか、特にこのブレイクとの恋愛と結婚ね、これはもういい曲を書くためにね、芸の肥やしっていうね、気持ちでなんかね、やってたんじゃないかなっていう気がしてならないんですよね。
それぐらいね、やはりこういう芸術家っていうかアーティストっていうのは、いかにいい作品を生み出すかっていうことがね、もう命よりも健康よりも、ある意味こんな相思相愛のホワホワした恋愛よりもね、何よりも多分大事なんじゃないかなと、大切だと思ってるんじゃないかなと思うんですよね。
芸術の神様に認めてもらうためなら、もう何でも何でも差し出しますみたいになるんじゃないかなってちょっと想像したんですよね。そしたらね、もう何でもいいから私に何かいいネタをくれみたいな風にね、なんか生きてたのかなとちょっと思ったりしました。
なんかちょっと乱暴なね、一人の若い女性が、なんか儚く不幸な恋愛で苦しめられて死んだっていう方がね、なんか収まりがいいんですけれど、そんな生優しいもんじゃないんじゃないのかなってちょっと思ったんですよ。
それぐらいね、その芸術家を目指す、いい芸術作品を作ろうと思っているアーティストっていうのはね、それぐらい貪欲で、もう自分の命をもう本当に差し出すぐらいのことはね、するんじゃないかなってちょっと思ったりして見ていました。
だからね、こんなブレイクなんかね、正直どうでもいいんですよ。ブレイクでも何でもいいから、なんか私に良い曲をインスピレーションをくれるんだったら、もう誰でもいいっていうね、きっとそんな感じだったんじゃないかなと思います。
なのでね、あの本当に若くして亡くなったのは非常に残念なんですけれども、まあでもね、その言い方は乱暴なんですけれども、これによって彼女はもうそのね、だんだんだんだん長生きしてですよ、だんだん歌えなくなって落ち目になってくるっていうことがなくね、絶頂でもうね、若くして死んでいき、ずっと人々の記憶に残るアーティストとして散々と輝き続けるという風になったんでね、
これは芸術家としてどっちが幸せなのかなとね、忘れ去られるまで長生きしているのとね、早く死んで一生惜しまれながらね、記憶に残っているのと、どっちがアーティストとして望ましいと思いますか?
芸術家としての生き様
そんなこともね、いろいろ考えさせられるA・Bワインハウスの一生だったなと思います。はい、というわけでね、今日はこれで終わろうと思います。ごきげんよう。